(このスペシャルディナーより前に行ったランチの記事が溜まってるんですが、昨日の話なのでとっとと書いておきます)
19時過ぎ到着とちょっと出遅れたら、亀仙人街が車で溢れてるというびっくりな状況。週末の夜はこんなもんなんでしょうか。
店内に入ると、かろうじて空きテーブルがひとつ。出遅れたと言ってもまだまだ序盤なんですが、この日はスリランカのお客さんが多かった。スペシャルディナーのこの時間帯は、日本人客が多い印象だったんですけどね。
そしてスーシェフが帰国中の今、料理はシェフ1人なので大変そうですが、笑顔で迎えてくれました。
スープ。
Mulligatawnyという名のインドのスープ。胡椒に効きが強烈で、胡椒好きの僕にはご褒美状態。
でも塩気もちょっとキツイんだよなぁ、シュワさんのスープ。
ポタージュ状の正体はよくわかりませんが、Wikipediaを読むとご飯でとろみをつけるとか。へー。
ギーライス。
未だにギーそのものを購入したことがないんですが、まぁ要するにバターライスの系譜と思えばいいんでしょうかね。今日のギーライス、それほど強く油な感じはありませんでしたが、手食するとポロポロとまとまらないあたり、手食素人にはなかなかの難敵でございました。
えぇ、よく見ると手食してるの僕だけじゃないですか。まぁバイキング形式なので、取りに行く度に手を洗うのもめんどくさいですし、なによりギーライスは手食に向かない。2皿目からは大人しくスプーンで食べましたとさ。
ビーフシチュー。
シチューというか、まぁランディワのカレーというか、汁気の多い炒めものというか。私的には本日イチオシのカレーでございまして、ランディワで初めて食べた味な気がします。見た目の油ほどこってりしてなくて、まぁサラッととは言いませんけど、ちょっとの酸味と相まってぱくついてしまいました。
鰤のカレー。
こちらはいつもの鰤カレーと同じ系統。いつもより鰤が大きめでミルキーな印象。
魚の出汁がウマすぎて、他の料理の味を圧倒します。
ミックスベジタブルカレー。
数種類の野菜ですが、人参の甘さが中心となった優しい味。味が染みまくったブロッコリーが激ウマでございました。
ジャガイモの炒めもの。
ちょっとしっとりした炒めものと言いましょうか。これもまたもう一つのイチオシでして、絶妙に香るカルダモンにヤラれっぱなしです。しかし芋はお腹に溜まるから極力少なめにしたいもの、とは言えこの美味しさには抗えない悩ましい一品でございます。
空芯菜のカレー。
裏の畑でシェフが育てた空芯菜。味が濃くて桜海老との相性が非常に良かったです。最初に取りに行ったときはちょうどこのカレーが品切れ状態で、次に新しく運ばれる時にシェフと話してたら今新しいカレーが出るよって言ってくれたんですよね。なのでこれはカレーなんですよ。うーん、カレーと炒めものとの違いは何処らへんに線引があるんでしょうか。カレーとはなんぞや、奥深い命題でございます。
シーニサンボル。
甘く煮詰まった玉ねぎベースのもの。結構甘いんだけど、それ以上に焦がしたというか煮詰めた玉ねぎの旨みがすごくて、これは常備してほしい一品。見るからに作るのがめんどくさそうなものですが、どうなんでしょうか。日持ちするなら瓶詰めとかで売ってくれないかなぁ。
ルヌミリス。
変わってこちらは爽やか生玉ねぎベースのさっぱり辛いもの。ちょっと調子に乗って食べると激辛なんですが、酸味が辛さを単純にさせないからついつい食べてしまう。
スリランカではキリバットと一緒に供されるのが一般的なようですが、今回のメニューだと鰤カレーとの組合せは最強でして、魚出汁+辛さ+酸味+爽やかさという並べて書くと全く想像が付かない味になったわけです。
そんなこんなで盛ってみた。明らかにジャガイモを取りすぎてるのが判ります。
サラダは2種類。それにチキンロールとワデ。
奥に見えるのがココナッツロティ。こういうのもロティって言うんですね。3,4mmくらいの厚さで、結構しっかりとした食感。まぁタイミングが悪くて冷め切ってたせいもあるんでしょう。できれば熱々の、もっとココナッツが香る状態で食べたかったですが、まぁバイキングとはそういうものですね。
スイカジュース。
いやもう、スイカ。もっと青臭いかと思ってたらそんなこともなく。でもひねりも何もない、正にスイカでございます。思ってたよりと言うと失礼ですが、スパイスで刺激された口にはさっぱりとして美味しゅうございました。いや、美味しいとまでは言わないのかなぁ。
デザートは2品。
スリランカ風パンケーキ。
中身は甘いココナッツ。ワタラッパンと同じ雰囲気がします。これがまぁ美味しくてたまりません。普段デザートはほとんど食べないんですが、これはいっぱいあったのをいいことに2本食べてしまった。そして結構お腹に溜まる…
いいんです、悔いはない。
フルーツサラダ。
リンゴ、パイナップル、バナナとか。このシロップが妙に懐かしい味で、昭和な風情。まぁそれは僕だけかもしれませんが。
これも当然かなりしっかりした甘さなんですが、リンゴが強烈に酸っぱいおかげでむしろバランスが良い。
いつもどおりコーヒーと紅茶があり、珍しく両方飲んでしまった。えぇ、パンケーキのせいですよ。お腹タプンタプンです。
相変わらず満足度の高いディナーでございました。ごちそうさまでございます。
2皿目からはスプーンで食べたのですが、やっぱり手食のほうが旨さ増大であることを確認した次第でして。とにかく、複数種類のカレーを混ぜるのがスプーンだとなんとも上手くいかないというか味気ないというか単調な味になる。もちろんそれぞれのカレーは美味しいですから、単品で食べても単調という言葉は似つかわしくない。でもでも、やっぱりスリランカカレーは混ぜてなんぼ、味の奥行きが段違いです。手で、なんとなくの感覚でつまんで混ぜるあの感覚が重要なんですねぇ。
ランディワ
茨城県常総市向石下899-3
0297-42-1222
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