元がつぼ八だけあって、キャパは広い。でも駐車場のサイズがそれほどじゃないというか、未整備に近いので、人気店になるとちょっと困るだろうなと。
噂では数種類のパキスタン料理があると聞いてましたが、本日あるのは2種類。チャナチキンとOJRI。一人ビュッフェでも良い?って聞いたら大丈夫とのことなので、それぞれ試してみました。
ランチビュッフェ、本日は3種類のカレーとデザート、サラダ。
豆カレー。
しっかりスパイスで、甘さも控えめでなかなか美味しい。正直、適当なインドカレーのお店のカレーは近年酷さを増す一方だと思ってますが、ベジカレーだけは美味しいことが多いので安心なのです。偏見かな。
チキン。
思ったよりは甘くないからまぁまぁなんですが、やっぱりジャパニーズインドな味。肉が固くていまいち一体感がないのが残念。
シーフード。
絶対にいまいちだろうなと思ったら、意外と面白い。謎の化調な雰囲気に後入れのシーフードミックス。でもカレーのベースは蟹味満載で、やっぱり甘いというカオスな内容。怖いもの見たさで癖になるというか、ちょっと褒めようがないというか褒めないことがすでに賛辞というか、えぇ。お代わりしたんですけどね、実は。
あ、食べるの忘れてた、デザート。
本日のメイン、OJRI。
OJRIって食べたことなかったのですが、聞けばこれはマトンの胃袋。OJRI自体がマトンの胃袋限定なのか、単になんか胃袋なのか、どっちなんですかね。
味は、やや風味が単調ではありながらもスパイス自体はしっかり。でも塩気が少々物足りないのは、こういうものなのかどうなのかは初回なのでわかりません。
オーダーの時に、辛さはどうします?って聞いてくれたので、パキスタンの現地の辛さでお願いって頼んだだけあり、食べ続けるじみじみ辛くなってきます。と言っても大したことはない。
そして油がすごい。辛さを聞いてくれたのだから、油の量も聞いて欲しかったってくらいの油まみれ。ナンで食べるとオイルでコーティングされてカレー本体に辿りつけず、胃袋も滑って掴めないというオチ。
ちなみにビュッフェはナンとご飯があって、ご飯と胃袋の組み合わせが実は一番美味しかったりしたのです。
とは言え、油の量を含めて現地スタイル。ファーヤとかよりも一段食べやすく、でも一癖ある味は好みでございました。
ナンもジャパニーズインドスタイル。甘くオイルたっぷり。パキスタン料理につけるナンはパキスタンスタイルでお願いしたかったなー。
ちなみにパキスタンメニューのセットは、ナン1枚かロティ2枚の選択制でして、OJRIにはどっちがいいの?って聞いたらナンだねと。そんなメニューだからお代わり出来るとは思ってなかったのですが、減ってくるとお代わりはって聞いてくれて、頼んだら持ってきてくれたのかどうなのか。一応遠慮しておきましたが、ビュッフェの白米食べてるから遠慮してないじゃんって話でして、えぇ。
今後はパキスタンメニューが増えるの?って聞いたら、メニュー全体をいま作り直してるんだとのこと。色々予定が変わっちゃったけど、もうとりあえずこれで始めたんだと。今後マニアックメニューが増えることを期待したいものです。
個人的には、ビュッフェはもう頼まないかなと思いますが、パキスタンメニューは追っかけてみたいところ。でもオイル感がこの調子だと、なかなかしょっちゅう行く気はしないなぁ。
あと、近隣に比べてやや割高感があります。マーフは安すぎるから置いておいても、HANDIレストラン、チャスカ、チャエカナなんかと比べても、1000円にしては量が少なく付属の品もない。サラダはまぁどうでもいいのですが、ドリンクくらい付いて欲しい気もします。150円でドリンクバーって言われてもなー。
とは言え、現地の音楽がゆるく流れて、広く明るく快適な店内は日本人客には過ごしやすい雰囲気。のんびりまったりデザートでも…
…といきたかったのですが、ビュッフェを頼んでるのに持ってこさせて、挙句ノートパソコンで録画した番組をスピーカーで結構なボリュームで流しながら見ちゃうというなかなか田舎な日本人のおっさんが来ちゃいまして、あまりの不快さでそうそうに脱出なのでした。
アジアなお店で客の会話がうるさいとか言うのは野暮なのですが、あのおっさんはないなー。あれはさすがにお店が注意して欲しいなと思った後味の悪さなのでした。
ハンディマサラ
茨城県 坂東市 岩井4293-13
0297-38-7191