2013年12月30日月曜日

馬刺し専門店 天馬 - 会津馬刺しロース・桜ユッケ・馬太スジ

千葉県松戸市にある馬肉専門店、天馬さんに行ってきました。

元々馬肉は大好きなのですが、ここ最近、愛する居酒屋のやまんさんで頂ける桜納豆に大ハマリして以来、前にも増して馬肉が食べたくなるのです。

しかし生肉に優しくない昨今、以前は馬肉を置いていたお肉屋さんでも取り扱いをやめていたり、ほんとどうしたもんかと思ってました。
そんな折、奥さんが馬肉専門店を見つけてきまして、松戸ならちょっと足を伸ばして行ってみるかということなのです。

お店というかプレハブというか、ちょっと想像してなかったサイズの店舗。メインは通販なんですね。



本題は桜納豆用のなんですが、せっかくはるばる来たのですからちゃんとした馬刺しも買ってみます。冷凍じゃない、チルドの会津のロース。



適当に切っても美味しそうな佇まいでございます。

そして感動の食感。ただただ滑らかで、とろける繊維。僕は馬刺しは霜降りではなくて赤身派なのですが、ここまでとろける赤身は初めてです。いやー、めちゃくちゃクオリティ高いです。これこそ求める馬刺しでした。すげー。



そして桜ユッケは桜納豆で。
既にたたいてある状態で一人前50gで260円という超破格。馬刺しもあるのに思わず二人前購入してしまった。



それを2パックの納豆とたっぷりの小ネギ、卵黄1個で桜納豆に。
納豆が2パックだと多かったかなぁって話になったのですが、混ぜてみるとどっちかというと馬肉多くね?ってくらいの贅沢な内容に。まぁ最終的には良いバランスでした。

タレが納豆に付いてるやつに醤油で調整しただけなので、味はやまんさんほどじゃないんですよね。でもまぁ家で食べる分には十分美味しく出来ました。
あとは肉の形状かな。このユッケは、ユッケらしく細長く切ってあるのですが、桜納豆にはもう少しブツブツとしてたほうが相性が良いようです。次回は少したたいてからにしよう。



日を改めて、冷凍の馬スジ1kg。
これもやまんさんで食べる煮込みが美味しくて美味しくて、家でも食べたいと奥さんにお願いして作ってもらいます。



アクと脂を取り除いきながら下茹ですること2回。


部位が部位だけに結構アクが湧いてきますが、匂いは思ったほどしないというか、臭くなくていい香りが立ち上ります。まぁそれでもしばらくすると獣臭い感じになるのは否めませんが、まぁ想像よりは遥かに臭わなかったということなのです。

最終的にはこんな感じになりました。すごいですよ、光ってる水面を見ると判ると思いますが、脂が全く浮いてない。すげーよ奥さん。



そして赤味噌と甘い系の調味料で味を付け、コトコト煮込んでは冷ましを繰り返すこと2晩。しっかりと染みた赤味噌と馬肉の旨みが融け合い、それでいて全く脂っぽさがない、でもぱさつくなんて言葉からは程遠い、大変美味しい煮込みが出来上がりました。

味見の時にはトウガラシをかけたんですが、和辛子が圧倒的に相性よかったです。



ということで、今まで購入した馬肉の中でも相当というか一二を争う美味しい馬肉でございました。

我が家から行くのは少々遠いですので、桜納豆用のユッケと煮込み用のスジをまとめ買いするのがよいですかな。また冷凍庫のスペースが埋まってしまいます。


馬刺し専門店 天馬
千葉県松戸市高塚新田588-8
047-330-8348
月木定休 10:30~19:00

2013年12月28日土曜日

ひらめき

鹿児島に行った時に入手したんですが、すっかり書くのを忘れてました。スーパー唐辛子、ひらめきです。

出会いは、菜々かまどさんにお邪魔したときに出して頂いたんです。あまりの香りの良さに衝撃を受けて、なんですかこれは、どこで買えるんですかと、女将さんに伺った次第でして。


開けた途端に香るミカンの香り。ミカンは鹿児島特産の桜島ミカンで、キリリとした香りが心地よい。
辛味はストレート、しっかり辛く鋭い。それをまとめるのがもう一つの香りのゴマ。
三位一体とはこういうもののためにある言葉なんじゃなかろうか、という絶妙の配合です。

結構色々な種類の唐辛子を使ってきましたが、これほど何に使っても相性が良いものは初めてです。かなり主張が強い味なんですけどね。


最近になってようやく熱も落ち着いてきたので大人しく使えるようになりましたが、購入当初はなんにでもこれをかけてましたよ、ほんと。

鹿児島で習った湯どうふにはもう必須でしたし、白眉なのはイカ刺しをこれと少しのレモンで和えるとか。

そんなこんなで、我が家の唐辛子のスタンダードになった次第でございます。



2013年12月26日木曜日

マーフレストラン - ハリーム・アル ゴーシュ

久しぶりのマーフレストランです。

お店に入るとシェフが久しぶりーと。その後、給仕のジャンさんも久しぶりだ、どうしてるのかと思ってたと。食後にもう一人のシェフにも久しぶりですねーと。

3週間ぶりなんですけどね。まぁ自分でも久しぶりだと思いますけど、会う人みんなに久しぶりと言われるとは思いませんでした。そんなに行ってたかな、以前は。まぁそう言って出迎えてくれるのは嬉しい限りでございます。

さてそんな本日、ハリームあるよと。スペシャルはアル ゴーシュね。じゃあどっちも頂きますと。


ハリーム。
今日のハリームは前回よりも粘度が低い。塩分もいつものマーフレストランの味より濃く感じます。

元々今日のメニューではなくて、ジャンさんが確か残ってたはずだから確認してくるよって言ってくれたものですから、おそらく前日とかの品なんだと思うんですよね。なのでよく煮込まれて、塩分もキツ目になったわけです。

レモンも生玉ねぎもありませんでしたが、代わりにパキスタンのチリピクルスを出してくれました。適度な酸味と発酵臭は、レモンで食べる普段のハリームとはちょっと違った風情でなかなか美味しい。いや、元々酸味ナシで美味しいんですけどね。

アクセントはやっぱりコリアンダー。生姜と共に、フッと香る瞬間がたまらなく心地よいのです。

それにしてもハリームはお腹が膨れる。豆だもんなー、スープじゃないからなー。



本日のスペシャルのアル ゴーシュ。
圧倒的に、ジャガイモよりもマトンが多い。多すぎるほどゴロゴロしています。
味は比較的穏やかで、セロリとか人参とか、そんな類の香味野菜の味がスープから感じられます。おかげで、カレーというよりもシチューといった趣。しっかりとした味付けながら、飽きることなく延々と食べ続けられます。



ハリームなのでナンをお願いしたところ、写真ではちょっと見えづらいですが、形が円形から楕円形くらいに変わってました。一般的に知られてるあのビヨーンってなったナンの形ほどじゃないんですけどね。

相変わらずここのナンは好みです。粉っぽさといいふっくら感といい、発酵の香りといい。奥さん的には、丸い以前の形よりも薄いところが出来てるのがいけてないなーって言ってましたけど、まぁ多分気になるほどのことじゃない、っていうか、言われるまでそんな感想を持ちもしませんでした。



おじゃました日はクリスマス。彼らにとってはどういう日なのかなと思ったら、実はこの日12/25は、建国の父であるムハンマド・アリー・ジンナーの誕生日なのです。
テレビでも彼に関する特番が組まれていますし、パキスタンでは祝日なんだそうです。

そんなわけでクリスマスよりも建国の父の日なわけですが、お店に入るなりイマーム(導師)の方に「メリークリスマス」と言われた時は、思わず夫婦で顔を見合わせたものでした。


マーフレストラン
茨城県常総市馬場441-8

2013年12月24日火曜日

ランディワ - ランチカレーセット(カニミックススープ・パイナップルサラダ・ブリ・ローストチキン・キャベツ・大豆・ソイミート・クリスマスケーキ)

クリスマスビュッフェには所用で行けなかったのですが、翌日ならなんとか。そんな感じでスペシャルディナーを逃し続けてるランディワでございます。

お店に入ると、ランディワポロシャツを着たティッサさんが。そして奥からシュワさんが。
帰ってきたよーと握手してハグ。元気そうで安心しました。

ティッサさんのことを、日本語出来なくで大丈夫だったか?みたいなことを言ってたのですが、いやいや、それを日本語でちゃんと言えてないシュワさんが、日本語忘れかけてます。
向こうじゃ日本語話す人いないからねぇって、話してるうちにいつもの感じに。大丈夫です、もう戻ってますよ。

スペシャルディナーの昨日に日本に着いて、そのままランディワに着たんですね。おかえりなさいませ。それならさぞ昨日は盛り上がったことでしょう。行けなくて残念でした。


さてそんなスペシャルディナーの翌日です。昨日のおこぼれに預かります。

カニミックススープ。
ティッサさん作の優しいスープ。カニの味が存分に引き出されてて、それでいてゴロゴロ入ってるカニにはたっぷりの身がジューシーにつまってます。どこか中華で、でも中華だけじゃない風情は、ティッサさんの味なんでしょうね。寒い日に体が芯まで温まる美味しいスープでございました。



パイナップルサラダ。
爽やか酸味が嬉しい一品。よくよく考えてみると、パイナップルと生のピーマンを一緒に食べるって経験は初めてな気がします。生玉ねぎまではサラダであり得た気もしますけど。
そんな不思議な組み合わせは意外とよく合ってて、単調に甘くならず、酸っぱくならず、よく判らないタイミングで苦味が走るという奥深い味のサラダでございます。
めっちゃ量があって最後は飽きましたけどw



ブリのカレー。
魚のカレーは久しぶりです。ティッサさんが仕切るランディワには結局4回しか行けなかったのですが、その間に魚系のカレーは初回のイカゲソだけでした。
なのでガッツリ魚のカレーはホント久しぶりなんです。やっぱり独特の美味しさがありまして、これはここでしか食べられないなぁとしみじみ。そんなしみじみを吹き飛ばす辛さ。魚のカレーは辛いことが多いのですが、今日のは辛かった。こうやって写真で見ると確かに辛そうですな。



ローストチキン。
こればっかりは昨日の残りはちと固い。温め直しのせいなんでしょうね。香りも結構飛んじゃってます。でもカレーを付けて食べると、硬くなった繊維に染み入るスパイスたち。なんとも不思議に美味しいんですから面白い。でもやっぱり、昨日のうちに食べたかったなぁと来れなかったことを後悔なわけです。



キャベツ。
冬になるとシュワさんのキャベツ料理がよく登場しますが、多くはマッルンなんですね。なのでカレーは珍しい。甘くてクタッとしたキャベツは全体をまとめる味なのです。



大豆。だと思う。多分。
見た目は大豆なんですが、こうやって写真を見ると黒い所が大きいですな。豆も種類が多いですから、実は違うのかもしれません。まぁいいんです、美味しかったから。
ランディワの豆カレーは基本がレンズ豆でして、違う豆のカレーになることはめったにないんです。ひき割りになってない分だけ粘度が低く、さらりとあっさりした感じのカレーになってました。



ソイミート。
見た目は前回のしいたけ地獄が蘇るのですが、いやまぁ地獄は言いすぎですが、今回は食べてみるとそんなこともなく。ソイミートって自分で買ったことないからよく知らないのですが、あのしいたけ味は元々の味なのか何か足したのか、今回の味は下処理とかであの味を抜いたのか元々こういうものなのか、意外と奥深い素材なのかもしれません、自分的には。



デザートはクリスマスケーキとチャイ。
クリスマスケーキはシュワさんがスリランカから持ってきたものだそうで、スリランカのクリスマスケーキといえばこれなんだそうです。なかなか高い贅沢なものだから、クリスマスくらいしか食べないよと。

味は、たっぷりのドライフルーツ、でもアルコール感はありませんから多分砂糖漬けのものがたっぷりで、粉は何処行ったってくらいねっとりの贅沢味です。何か懐かしい感じがするスパイスがほんのり香り、見た目以上に濃厚な味。
これとチャイの組み合わせは最高です。もう最高なのです。すっごい美味しかった。



以前まではティッサさんが料理をすることはそんなに多くなかった印象ですが、今回のお店を任されたことで、シェフ2人体制が確立するんでしょうかどうなんでしょうか。少なくとも、今日はティッサさん料理してませんでしたが、まぁ昨日たっぷりスペシャルディナーの料理をしてますからねぇ。まぁ何にしても贅沢な陣容が復活したランディワは、来年もお世話になることこの上ないわけでございます。

まぁそんなこと書いてても、もう一回くらい年内に行きそうな気もしますが、こういうこうと書いちゃうと行けないってのがフラグってもんでしょう。

新春のスペシャルは1月4日。早いよ、新年過ぎるですよ。さすがに行ける気がしませんがどうなんでしょうか。



ランディワ
茨城県常総市向石下899-3
0297-42-1222

2013年12月22日日曜日

レストラン294 - ランチカレーセット(キーマ・ポーク・野菜)・カツカレー

初めての訪問から、かれこれもう6年くらい経つでしょうか。水海道にあるインド・スリランカレストラン294です。

僕のスリランカカレーとの出会いはこちらのお店なんです。

なんですが、この6年間行く度に味が違うって感じでして、まぁそれはさすがに言い過ぎなんですが、結構シェフが変わってる気がします。そのせいで途中結構行かない時期があったりしてるんです。

ここ数年はお母さんの味、美味しいんですけどね、どうしても普段がランディワに慣れてるせいで、スパイス感が物足りないって感想になってしまってました。

ただ、こちらで販売しているスリランカの塩は我が家の定番塩でして、それを仕入れる際にご飯も食べてたって感じだったのです。


そんな294、以前勤めてたシェフが再登板し、そしてオーナーが変わるとのこと。たまたまリニューアルの日に外出しておりましたので、それなら行ってみるかと相成った次第なのです。

ちなみに正式なお店の名前は294から変わるらしいんですが、メニューその他、以前のままでございます。


ランチカレーセット。
キーマ、ジャガイモ、ポーク。

以前からそうなのですが、こちらのカレーはサラサラスープ感が強いんですね。そのため、近隣のスリランカ料理店とはちょっと違うスタイルに感じます。これってスリランカ内の地域差とかなんでしょうか。

キーマは肉汁由来の柔らかいコクが美味しい。ポークはこの店ならではのビターな謎スパイスが支配的で、妙に癖になる美味しさ。ジャガイモは、うん、ちょっと優しすぎですか、でもまぁ肉2品に合わせるには悪くない。



カツカレー。
スリランカカツカレーと言ってもいい不思議なカレー。カツカレーに合うように若干ジャパニーズカレーっぽくもあるんですが、スパイスはスリランカカレー。

そのまま食べてもオリジナリティある美味しいカレーなのですが、さらに面白いのはカツに辛子をつけてカレーを食べると、辛子との相性が非常に面白い。もちろんスリランカ料理ではマスタードシードを使うわけですから、辛子自体と合うのは不思議な話ではないのです。でも、その雰囲気が正に日本のトンカツを食べてる時に感じる辛子とソースの相性を、カレーの中で味わえるという点なのです。

カツはチキンカツとトンカツが選べるようですが、鶏好きは迷うことなくチキンカツ。サックサックにそのまま食べても美味しい下味がついてて、カツだけでもレベルが高いなぁと。



実はシェフ再登板後にも行ったことがあるのですが、やっぱりちょっと物足りないねぇって思って書かなかったんですね。でも今日の味は前回よりもガツンとスパイスが聞いていて物足りない感じはかなり減ってます。スープタイプのカレーが好みかどうかってことで物足りなく感じる部分も多い気がしますので、きっとこのタイプにハマる人も多いんじゃないかと思ったり。

あ、物足りないって話とは違うのかもしれませんが、ご飯に対するカレーの量が少ない気はします。少ないっていうか、スープ状だからすぐに吸っちゃうんですよね。それが難点、いや、それは食べ方の問題かw

ともあれ、美味しいスリランカカレーが近くで食べれるのは嬉しい限りです。噂ではスパイスの販売もするとかしないとか。早く本稼働するといいなぁと思う次第でございます。


レストラン294
常総市水海道山田町1130-1

2013年12月20日金曜日

Handiレストラン - ハリーム・サーグ サルソ

久しぶりのHandiレストランさんは、久しぶりのハリームなのです。

以前、カラチの空さんの記事のコメントで教えて頂いたのが、Handiレストランさんの月曜日はハリームなのだと。でもなかなか月曜日に時間が取れず、ずっと行けないままでしたが、ようやくなのです。

今日に限って無かったらどうしようとか思いつつ入店するも、普通にメニューにあって一安心。


ハリーム。
今年食べたものの中で、トップ3に入る愛すべき料理、ハリーム。ご無沙汰しております。

Handiレストランさんのハリームは、コメントで教えて貰ってた通りで重さは控え目。控え目と言ってもハリームですからもっちりねっとりではあります。
肉の破片もなく完全に煮込まれて溶けているのですが、少し肉の形が残ってたマーフレストランのハリームよりも肉の味が強く出ます。粉よりも肉の溶けた粒子を感じるのです。

付け合せはレモンと生姜。唐辛子はついてませんが、まぁ辛さを求めるものじゃないということでしょうか。フライドオニオンは最初から乗ってますが、やっぱりハリームのオニオンは生が良いなと思う次第です。現地ではどちらがスタンダードなんでしょうかねぇ。



もう一品はサーグ サルソ。
日本語で菜の花ってちゃんと書いてあります。サーグ、サグ、日本語メニューではほうれん草と書かれてることが多い気がしますが、正しくは菜の花なんだって教えてもらったのは何時の事だったか。今回のサーグ サルソも、ほうれん草ではなくてちゃんと菜の花。そしてめっちゃ盛りがよくてジトッと辛い。姿は見えませんが、青唐辛子系の後から効いてきて、その余韻が長いあの辛さがジワジワと迫ります。というか唇付近がアツアツです。
味は派手さがなくて優しい味。味と食感だけなら今日のオーダーは割りと病院食でもいけるんちゃうかって気がしますけど、まぁそれはなかなか難しい肉と唐辛子でございます。



本日はロティで。ロティでって言った直後に、ハリームにはナンじゃね?って思いだして聞いた所、別にどっちでもいいですよって言われる。そんなに厳密な話でもないんでしょうね、きっと。

掟破りと言えば、お皿にハリームとサーグ サルソを取って食べてたので、必然的に少し混じっちゃうんですよ。またそれが美味しくて、終盤は相盛状態で食べてました。
スリランカカレーは混ぜてなんぼって教わったのですが、相変わらずパキスタンカレーは混ぜるのがマナー違反なのかどうなのかもよく判ってません。今度聞かなきゃいけませんな。



食後にチャイのサービスが。めっちゃ美味しい。お茶の濃さとミルクの濃さのバランスがとても好みでした。

唇が唐辛子で辛いから、熱々のチャイはそれはそれで厳しいんです。なんですが、砂糖を入れて甘く優しくしたこの味は、熱さにめげず冷めないうちに頂きました。



久しぶりののHandiレストランさんでしたが、やっぱり美味しく頂きました。
なんですが、マーフレストランの味に慣れてると、やっぱりここの味は外食の味だなぁと感じます。今日は相当その気配が薄いメニューだと思うんですけどね。こればっかりは好み、嗜好ってことですなぁ。


Handiレストラン
千葉県野田市目吹1508-1
04-7157-1142

2013年12月18日水曜日

滷味を楽しむ、2013晩秋

滷味、ルーウェイ、るーうぇい。なんでしょうか、無理やり言うなら台湾風おでんとでも。えぇ、多分違うって怒られますが。

イマイチ定義が判ってません。具は何が入るのが定番なんでしょうかね。私的には金陵さんのモツなんです。

そんな滷味のベースとなるスープには、種々の漢方というかスパイス達が入っています。台湾に行くと色々なお店で独自の調合だったりするんだそうですが、最近はお手軽に使える出汁パック的なものとして売られてるんだそうです。
そんなわけで、奥さんが台湾の友人に頼んで入手したのがこちら。
カルフールのやつだから特別なものでもないし、言うならトップバリューとかそんな程度のものだそうです。それくらい台湾では一般的なんですねぇ。




お茶パックみたいなもんです。



ということで、自宅で滷味を楽しむのであります。まぁ僕は一切何にもしてませんけど。

今回の食材は、豚の耳、豚の舌、豚のハツ、牛のハチノス、鶏砂肝、鴨肉、タマゴでございます。
奥さんがじみじみと下茹でして臭みを抜いて、煮込んだかわいこちゃん達。たまらんですなぁ。



細かく切ってみたところ。タマゴから時計回りに、豚耳、鴨肉、豚舌、ハチノス、豚ハツ。真ん中に砂肝。

金陵さんの味とはまたちょっと違いますが、軽く八角が香り、そしてヒトコトでは言い表せない独特の漢方スープ。醤油ベースの味付けですが、それはあくまでベースであって味の主役は漢方達なんです。



他にも、鶏手羽や鶏ハツなんかを追加したり、締めには豚ミンチを煮込んでお手軽魯肉飯を楽しんだりと、スープの最後の一滴まで楽しめます。

作った本人は早々に飽きてましたけど、僕は全く飽きないしめちゃ美味い。内臓類でも脂が多い部分はありませんし、浮いた脂は取り除いてますから、実は結構あっさりとしてるんです。

日本酒に良し、焼酎に良し、もちろんビールにも良しと、言うことナシの名おつまみでございます。
しかも豚の内臓って安いんよね。たっぷり作っても2000円もかからない。これで2週間くらいのおつまみになるわけですから、是非にも常備菜にして頂きたいものでございます。

まぁ食べるだけだからこう言えるのかもしれませんが、下茹でからやると結構めんどくさいですからねぇ。

2013年12月16日月曜日

Path - スコーン・サンドイッチたち

Pathさんのお気に入りはクリームパンだけじゃなくて、他にもいくつかあります。

まずはスコーン。
左がプレーン、右が全粒粉。なんとなく全粒粉の方が美味しいだろうと思って優先してたんですが、並べて食べ比べると実はプレーンの方が粉々しくて好みだったというオチ。

ホロホロとした優しい食感に、粉の甘さがしっとりと広がります。輪郭が解けるような感覚でとても癒やされるんです。取り立てて激ウマってインパクトが強いものじゃないんですが、妙にハマっているのはこのパン屋さんの方向性がよくわかるからでしょうか。



サンドイッチ。
ひっそりと売られているサンドイッチ。この日はバジル、トマト、クリームチーズ。フレッシュなものが挟まると、粉の美味しさが妙に浮き出てきます。なんでなんだろうなぁ。



で、作りおきされてるサンドイッチも美味しいんですが、その場で作ってもらえるサンドイッチが更に絶品。たっぷりの鶏、分厚いトマトとチーズがリッチです。そしてパン自体も結構厚め。なのでガッツリ頬張って、口いっぱいで贅沢を味わえます。

Zopfさんもコッコパンさんもサンドイッチが美味しいお店なんですが、挟む物が特別というか、惣菜パンの延長といった感じ。こちらはパンを含めてシンプルなんだけど、サンドイッチとしてのパワフルさは圧勝するから不思議なもんです。満足度が高いんですね。



というオーソドックでありながらお店の個性がガッツリ詰まったこの2品、お気に入りの中でも一歩抜きん出た存在でございます。


Path
千葉県我孫子市泉11-1
04-7170-0617
日月定休

2013年12月14日土曜日

龍宮で梅酒を作る、2013初夏 梅を引き上げる

龍宮で梅酒を仕込んで早5ヶ月半。3ヶ月位で味見をして、一体何時梅を引き上げるべきなのかって悩んだまま、特に案もなくここまで引っ張ってしまいました。

以前の記事:
龍宮で梅酒を作る、2013初夏 漬け込み

どうしたもんかと味見をすると、結構酸っぱい。そして濃い。甘さが足りないのは糖分を控えたからですが、まぁこれ以上梅を入れておいてもエグミが出そうな気配。

ということで引き上げて、瓶詰めして熟成させることにします。

いい色、なのかな…やり過ぎたのかな…

炭酸で割ると、甘味はかなり控えめながらもさっぱり爽やかで軽く飲めます。ロックで甘さを楽しむみたいな感じからは遠い味ですなぁ。

そして何より問題なのが、黒糖焼酎感がない。龍宮らしい切れ味はありますから、まぁそれでよしとしましょうか、と慰めておきます。

成功なのか失敗なのか、まぁまだ熟成するまでは判りませんよね、ね、ね。




2013年12月12日木曜日

ランディワ - ランチカレーセット(ミックスベジタブル・カシューナッツ・マトン・しめじ・ワタラッパン)

今年最後のスペシャルディナーに行けなかったので、翌日おこぼれを目指してランチに行ってきました。ランディワでございます。

予想通りスペシャルディナーのメニューが並びます。そしてお客さんも妙にたくさん来ますが、皆さんスペシャルディナーに行けなかった組なのでしょうか、それともおかわり組でしょうか。


ミックスベジタブル。
野菜の甘味たっぷりのサラっとしたカレー。翌日のカレーはスリランカカレーでも美味しさが染みこむんでしょうかね。って昨日のスペシャルディナーのカレーと決めつけてますけどそうですよねw。



カシューナッツ。
以前スペシャルディナーに登場してて食べ逃した一品。マイルドコッテリでめっちゃ美味い。カシューナッツの優しい甘さと香ばしさは癖になります。もっとコッテリになるかと思ってましたが、食べてると意外とそうでもないんですね。カシューナッツカレーはお祝いごとなんかで作られるちょっと高級カレーという話を聞いたことがあります。確かに贅沢な味ですなぁ。



マトン。
ビターなマトン。この手合の肉のカレーでも、ティッサさんだと油分が少ない気がします。決してそれで物足りないこともなく、女性にも優しい味付けなんじゃないかと。
噛みしめるほどに湧き出るマトンの肉汁は、スパイスと絡まると濃厚で奥深い味。苦手な人もいるだろうなぁと思いつつ、魅惑的だからもっと日本でマトンが流行ればいいのに。



先日もあったしめじ。
これ妙に癖になるんですよね。ちょっと毛色が違うといいますか。これだけで食べても美味しいですが、やはりアクセントとして他のカレーと合わせるほうが美味しく頂けます。



デザートも期待通りのワタラッパン。前回よりも少し柔らかく、個人的には前回の方が美味しかった。いや、今回のも美味しいんですけどね、あまりに前回のが好みだったんですよ。



今日しみじみ食べてて思ったんですが、シュワさんはご自身がベジタリアンなためか、メニューの野菜比率が高かったなぁと思います。一方、ティッサさんは、なんとなく肉比率が高い気がします。っていうか魚のカレーもあまり出してもらってないような。そして野菜も少ない気がするんですよね。出てくるバリエーションとかも。

なんですが、一方で全体的にヘルシーな印象を受けるのはティッサさんの料理なんですよね。油を派手に使わないし、塩気を攻め過ぎないという印象でして。

共通するのはリッチなスパイス。スパイスランカ万歳なわけです。


店内にはクリスマスディナーのメニューが。それほどスリランカ満載ではないようですが、心惹かれるメニューも色々と。行けるのか行けないのか…。



ランディワ
茨城県常総市向石下899-3
0297-42-1222

2013年12月10日火曜日

Path - クリームパン

最近コッコパンさんを目指してちょくちょく我孫子に出没するようになったのですが、もう一軒タイプの違う美味しいパン屋さんがあるとのことで行ってみました。天王台のPathさんです。

こちらのパンは粉の味を存分に楽しめるタイプ。でも大好きな大堀パン店さんとはまた違った、穏やかなパンなんです。色々美味しいパンがあるのですが、今もっともハマっているのはこちらのクリームパン。いやー、ちょっと反則的に美味しいです。

そもそも僕はクリームパンに興味がないというかむしろキライでして、甘ったるくて周りはぼそぼそでって印象が支配的でございました。

一方奥さんはクリームパン大好きなので、今回も奥さんが買ったんですね。まぁ一応一口もらうわけですよ。そんでハマるわけですよ。



中のクリームはもう上質なプリン。フルフルとろとろで、濃厚な風味を楽しめるにも関わらず、一般的なカスタードクリームに比べると至極あっさり、というかフレッシュだからかもったりしない。

Zopfさんのアンパンのように、ぎりぎりまで薄くした生地は美味しい粉の香りをクリームのアクセントとして添えてあるようです。そう、主役は完全にクリーム。



うれしいことに、これまで焼きたてばかり買うことが出来てます。この焼きたてを調子に乗って食べると、ガッツリ舌を火傷することこの上なしでございます。お店の方もめっちゃ注意してくれるんですけど、この美味しさには我慢できません、えぇ。

冷めたらどうなるんだろうなぁ。冷めてもそれはそれで美味しいとは思いますが、じゃあ熱々があるのに冷めた方を買うかと言われると、まぁそれはあれですよ。そのうち熱々がない日を楽しみにしておきます。


Path
千葉県我孫子市泉11-1
04-7170-0617
日月定休

2013年12月8日日曜日

夏の名残のパッションフルーツ、2013晩秋

夏の名残とか言ってパッションフルーツを食べてから、早いものでもうすぐ2ヶ月。この間、色々なことがありました。

10月半ば、季節外れの台風に恐れ慄き、グリーンカーテンの解散を言い渡したのです。
短く刈り込んで越冬用の形に仕立て直された愛すべき子どもたち。



切り離されたかわいそうな果実は追熟という名の神頼みになったわけなのです。なんですが、待てども全く色は変わらず。

そんな折、リンゴを一緒に入れるとリンゴから出るエチレンガスが追熟を促すとの話を奥さんが調べてきたのです。ということでリンゴ投入。

放置すること数週間。えぇ、確かに色づいたんですよ。



シワも寄ってきて、いい感じじゃないですか。



敗北。正に敗北。完全なる敗北。

甘くなく、青臭さすらも薄く。



結局のところ、ちゃんと生きてる状態じゃないと追熟してもダメなんですね。
(´・ω・`)ショボーン

冬用の鉢にはまだ3つの果実がぶら下がってます。ここ数日でほんのり色づいてきましたが、彼らの中はどうなってるんでしょうか。楽しみでもあり、再びの敗北を恐れつつ、暫し待つことにします。