2013年12月26日木曜日

マーフレストラン - ハリーム・アル ゴーシュ

久しぶりのマーフレストランです。

お店に入るとシェフが久しぶりーと。その後、給仕のジャンさんも久しぶりだ、どうしてるのかと思ってたと。食後にもう一人のシェフにも久しぶりですねーと。

3週間ぶりなんですけどね。まぁ自分でも久しぶりだと思いますけど、会う人みんなに久しぶりと言われるとは思いませんでした。そんなに行ってたかな、以前は。まぁそう言って出迎えてくれるのは嬉しい限りでございます。

さてそんな本日、ハリームあるよと。スペシャルはアル ゴーシュね。じゃあどっちも頂きますと。


ハリーム。
今日のハリームは前回よりも粘度が低い。塩分もいつものマーフレストランの味より濃く感じます。

元々今日のメニューではなくて、ジャンさんが確か残ってたはずだから確認してくるよって言ってくれたものですから、おそらく前日とかの品なんだと思うんですよね。なのでよく煮込まれて、塩分もキツ目になったわけです。

レモンも生玉ねぎもありませんでしたが、代わりにパキスタンのチリピクルスを出してくれました。適度な酸味と発酵臭は、レモンで食べる普段のハリームとはちょっと違った風情でなかなか美味しい。いや、元々酸味ナシで美味しいんですけどね。

アクセントはやっぱりコリアンダー。生姜と共に、フッと香る瞬間がたまらなく心地よいのです。

それにしてもハリームはお腹が膨れる。豆だもんなー、スープじゃないからなー。



本日のスペシャルのアル ゴーシュ。
圧倒的に、ジャガイモよりもマトンが多い。多すぎるほどゴロゴロしています。
味は比較的穏やかで、セロリとか人参とか、そんな類の香味野菜の味がスープから感じられます。おかげで、カレーというよりもシチューといった趣。しっかりとした味付けながら、飽きることなく延々と食べ続けられます。



ハリームなのでナンをお願いしたところ、写真ではちょっと見えづらいですが、形が円形から楕円形くらいに変わってました。一般的に知られてるあのビヨーンってなったナンの形ほどじゃないんですけどね。

相変わらずここのナンは好みです。粉っぽさといいふっくら感といい、発酵の香りといい。奥さん的には、丸い以前の形よりも薄いところが出来てるのがいけてないなーって言ってましたけど、まぁ多分気になるほどのことじゃない、っていうか、言われるまでそんな感想を持ちもしませんでした。



おじゃました日はクリスマス。彼らにとってはどういう日なのかなと思ったら、実はこの日12/25は、建国の父であるムハンマド・アリー・ジンナーの誕生日なのです。
テレビでも彼に関する特番が組まれていますし、パキスタンでは祝日なんだそうです。

そんなわけでクリスマスよりも建国の父の日なわけですが、お店に入るなりイマーム(導師)の方に「メリークリスマス」と言われた時は、思わず夫婦で顔を見合わせたものでした。


マーフレストラン
茨城県常総市馬場441-8

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