2013年10月31日木曜日

マーフレストラン - ポテトビリヤニ・ナハリ・ダールフライ・チキンティッカマサラ・チャプリーカバブ・チキンパコラ・フィンガルフィッシュ

ウルドゥー友人が来てたのでマーフレストランへ。


今日のスペシャルは?って聞くと、ポテトビリヤニだよと。
ほぉ、それは初めて品です。是非是非とお願いしました。

見た目は普段のビリヤニと変わらず、美味しそうなまだらなお米。一口大に切ったジャガイモが結構入ってます。味付けは鶏やマトンのビリヤニと同じく、でも油っぽさがないからどこか穏やかで食べやすい。

後からシェフと話してたら、パキスタンでビリヤニと言えば鶏かマトン。野菜のビリヤニはインドの方が多いねと。カリフラワーとか。
パキスタン料理を食べる度に思うのは、この人達は豆系以外の野菜をいつ食べてるんだろうということなんですが、やっぱり肉が中心なんですね。まぁそのおかげで肉料理が美味しいわけですが。



ナハリ。
初回以来です。前回の記憶では脂と獣の感じが強くて奥さんはそれほど得意じゃなかったみたいなんですが、僕は久しぶりに食べたいので人数がいるときにお願いしたわけです。

前回ほど脂がなく、肉の感じも獣感は薄くてスパイスと交じり合った濃厚な出汁。ねっとり感は前回通りで、冷めてくるとコラーゲンふるふる。この状態を見たらコラーゲン女子はきゃふきゃふ言いそうなもんですが、実際にきゃふきゃふ言って食べたのはおっさんでした。えぇ。



ダールフライ。
これも初回訪問以来。穏やかな豆の中にぴりりと刺激のスパイスたち。妙にコリアンダーが香り、まったり感を揺さぶります。美味いなぁ。



チキンティッカマサラ。
お初です。その名の通り、チキンティッカを更にカレーにしてあるわけでして、肉汁ワイルドな一品。辛さもキツく刺激的ですが、鶏の肉汁とスパイスが溶けたオイルは辛さを忘れさせてくれる旨みに満ちあふれています。
スパイスの香りだけじゃなくて焼いた肉も香り、リッチなカレーでございます。



チャプリーカバブ。
なんだか最近行く度に勧められるので食べてますが、結果的に美味しいから癖になってます。メニューに載せればいいのにと思いつつ、メニューを作り直すのもめんどくさいんでしょうね。
もっちりもぎゅっとした、日本だと魚の練り物で感じるような食感。肉だけでこうなってるのか、つなぎが入っているのか、はてさて。後で聞こうと思ってたのに、食べ終わって満足したら忘れてました。

ちなみに毎回登場するやる気のない付け合せの野菜。ウルドゥー友人曰く、現地でもこんな感じだったと。みんなポリポリ食べてるそうです。なのでパキスタンスタイルとしてはきっと正しい。やる気のないなって言ってごめんなさいです。



家用のお持ち帰りは2品。
チキンパコラ。野菜のパコラもカレーパコラも食べてますけど、そういえばメニューに載ってるパコラは食べてなかったなと。
ちょっと塩気がきつかったですが、香るスパイス衣はやっぱり美味い。ムネ肉はジューシーさがあまりなく、でもぱさつくかと思いきゃ、スナックというかなんというか、おつまみ感覚では食べるには重くなくてむしろ美味い。



フィンガルフィッシュ。これもかなりはまってます。風味豊かなスパイスは、淡白な白身にたまらん相性ですって毎回同じコメントになってます。



ちなみに今日のカレーはナンで頂きました。
これにはナン、これにはロティと、やっぱりなんか決まりというか習慣があるわけです。ジャンさんに色々教えてもらったのですが、途中で話が逸れたこともあって、結局よくわかんないままでした。
メニューを作りなおすことがあったら、その相性も一緒に書いてねって頼もうかと思った次第で。


マーフレストラン
茨城県常総市馬場441-8

2013年10月29日火曜日

大河 - チャーシューメンこってり・醤油ラーメン

割りとマイナーな場所にあるのに行列が絶えない有名店、大河さんにようやくお邪魔して来ました。

存在を知ってから早数年。ちょっと遅目に行くともう閉まってるし、お昼時は行列。なかなかおじゃま出来なかったんですが、この日はちょうど開店時間頃に近くにいたので、これならそんなに並ばずいけるんじゃなかろうかと。

開店10分前に到着。まだ誰もいない。並ぶ。次第に人が増える。おぉ、みんな開店時間を狙ってくるんですねぇ。

最近は滅多に食べないこってりを、開店後しばらくで売り切れるというチャーシューメンで。奥さんはスタンダードな醤油を。


チャーシューメンこってり。

浮きまくる背脂。これは、ちょっとなかなかおっさんには厳しいかと思いきや、意外とベースのスープはあっさりしてる。まぁあっさりは言い過ぎにしても、表面の油+背脂がコッテリさを演出しているタイプなんですね。
ベースのスープも単純な醤油味ではなく、若干の濁りと共に奥深い味わい。醤油辛いわけじゃないけど、味全体はかなり濃い目。白眉は焦がしネギですね。この香りがスープを飽きさせない。
かなりの油/脂の割に、結構な量飲めてしまう、というかご飯欲しかったなぁ。

麺は中太の縮れ麺。程よくスープが絡み、かと言って重たくならない若干細め。湯で加減がかなり好みでした。

チャーシューがすごいと評判でしたが、確かに人気があるのは判るですよ。柔らかだけどホロホロとも違い、ワイルドだけどぶりぶりの食感とは縁遠く。ちょっと他店の有名チャーシューとは違うタイプでした。
チャーシュー自体の味付けは非常に薄く、単体で食べると塩気のない豚味全開。これをスープと絡めると柔らか食感の隙間にしみたスープと肉汁がいい具合にマッチします。なのでチャーシュー単品を食べたらそんなに?っていうか味は…って感じるんですけど、あくまでラーメンの中のチャーシューとするとなかなかよそにはないタイプでございました。
しかしちとコッテリにチャーシューは、脂的に厳しい物があるのも事実。次回は醤油ラーメンか味噌ラーメンのチャーシューを食べよう。



醤油ラーメン。
こってりから背脂を抜いたバージョンなんでしょうか。こちらのほうが醤油辛さが立ってしまうので、スープはコッテリの方が美味しく感じる。
とは言え、全体としてはこちらのほうが食べやすく、スープの味もよく分かる。エビ系のような芳ばしい出汁なのかな、コッテリでは判らなかった味も出てくる。



ここ最近、おっさんになったせいか、こってり系のラーメンはどこで食べても再訪しようというほど美味しく感じられなかったんです。
ですが、こちらは非常に好みでして、コッテリガッツリいきたい欲求を叶えつつ、本質的には多分それほどコッテリじゃないというバランスの良さが好みなんでしょうか。

しかし奥さんは完全にアウト。食の好みはかなり近いので、ダメな時は大抵2人共ダメなんですけど、こちらは珍しく完全に意見が割れましたね。化調系の味が目立ったからスープの時点で無理と。うーん、コッテリを先に食べたからなのか、気にならなかったなぁ。

再訪は一人寂しく行くことになりそうです。
(´・ω・`)ショボーン


大河
茨城県つくば市片田23-15
029-836-4772

2013年10月27日日曜日

バンセンストア - カオマンガイトー

久しぶりのバンセンストアさんです。

12時開店ってどっかで見た気がしてて、すぐに混むから開店と同時を狙って行ったんです。そしたら15分前に着いて、ちょっと待つかなーと思って車を降りて店内を見ると、既に数組のお客さん。そしてもう食べてます。一体何時から開いてるのでしょうか。まぁ深く気にしないことにします。

さて本日は、前回美味しかったカオマンガイの揚げたバージョン、カオマンガイトーを食べてみます。

相変わらず激旨なご飯。そこにどーんと乗っかるのは揚げた鶏もも。
しっかりサクカリの表面は香ばしく、カオマンガイが鶏臭いという人にはこっちをオススメしたくなります。

肉のふっくら感はどうしても通常のカオマンガイに劣るのですが、タレが染みこんで表面が少し柔らかくなったこの味は、カオマンガイトーならではのものです。

今回は別添の唐辛子がありませんでしたが、それがなくてもガッツリ辛いタレ。でも複雑で正体不明。そして美味い。癖になるなぁ。



一緒についてくるスープは鶏出汁のあっさり味。これがまた滋味滋味濃厚な出汁で、でも塩加減は絶妙に優しい。熱いスープなのに火照った舌を癒してくれそうな気がします。
まぁそれは妄想でして、実際には熱い時に飲めば相応に辛さを倍増してくれちゃうんですが。



もう一品は最早定番となったセンヤイ パッキーマオ。
ここに来ると、どうしてもこれを食べなきゃいけない気がするくらいハマっております。
これのせいで、もう一品別のを食べられないという罠。でも食べずに帰ると後悔するんだろうなぁ。



バンセンストア
茨城県水戸市平戸町367-1
029-267-0273
月曜定休日

2013年10月25日金曜日

手打らあめん丸山 - チャーシュー麺

佐野ラーメン詣、今回は初めて佐野市以外を訪問しました。足利市にある手打らあめん丸山さんです。

写真を撮っておけばよかったんですが、和食屋さんと見まごうばかりの佇まい。そして店内もめっちゃ綺麗で落ち着いてます。


チャーシュー麺。

スープはちょっと濃い目の醤油色。味もこれまでの佐野ラーメンの中では一番醤油味がした気がしますが、それでも一般的な醤油ラーメンよりははるかに仄かな味わいです。醤油の風味と色に反して、酸味は落ち着いたほんのり程度ですし、塩気をそれほど強く感じません。出汁とのバランスも良く、喉が渇くだろうなぁと思いつつ完飲しても、それほど喉が乾くことなく。大変美味しいスープでした。

麺は佐野ラーメンらしいもちもち感がありつつ、アルデンテな湯で加減が粉感を強く出します。すこし幅広い麺は、すする喉越しよりも噛みしめる粉の旨み優先といった感じでしょうか。麺の量は多くもなく少なくもなく、なので空腹で行った僕には若干少なく感じるデブバイアスでございます。

そしてチャーシューがこれまた独特な一品でした。小ぶりなんですが、きめの細かい刺しが入った肉が適度な厚さで噛みごたえがあります。わりとしっかりと味を染み込ませてる印象で、肉臭さはあまり感じずとても上品な佇まい。たっぷり食べてもくどくなくしつこくなく、肉の感じは十分なのにワイルドさはなく、正にお店の雰囲気を表現したチャーシューと言えるのではないでしょうか。

メンマもしゃっきり小気味よい食感で、このところ当たりが続いてるなぁと嬉しくなります。



奥さんがノーマルのラーメンを食べたのですが、珍しくサクッと完食したので食べられませんでした。ラーメンに関しては、どんなに美味しいと言ってもめったに完食しない人が食べきったわけですから、こちらのはよっぽど気に入ったのか空腹だったのか。まぁ両方だったんでしょうけど、満足したというのは事実なのでございます。

この日はココ・ファーム・ワイナリーに向かう途中でして、これからもそのルートの時はお邪魔したくなるなぁと思う良店との出会いでございました。


手打らあめん丸山
栃木県足利市田中町957-7
0284-72-5154

2013年10月23日水曜日

マーフレストラン - 豆のカレーとバスマティライス・お持ち帰りの揚げ物達

ハリームを食べにお邪魔して以来なので、結構久しぶりです。えぇ、2週間を久しぶりと言うのかどうかは人それぞれですが。

さて、マーフレストランさんもなんだかんだで結構いろんなメニューを食べてきました。最近判ったのは、手早くサーブするためのカレーがメニューとは別にあるということ。

なので今日はスペシャル何?って聞いてそれをお願いしたわけです。


山盛りのバスマティライス。ちなみに写真が一人分です。

マーフレストランで味のついてないご飯を頂くのは初めてです。まぁ味が付いてないというのは語弊があって、スパイスライスなわけですが。

クミン、クローブ、フェンネルあたりでしょうかね。バスマティの元々の香りに絡まるスパイス風味、これだけで食べても満足度が高いご飯です。

給仕のジャンさんと話してたら、やっぱり日本のお米はべたついていまいちだと。バスマティが美味いよねって。

ランディワで手食するときは、日本米の方が粘ってくれるおかげで食べやすいという手食初心者ならではの理由があります。スリランカカレーが手食の方が美味しい理由の一つに、混ぜて食べるのが重要ということもあるんですね。混ぜるには、スプーンでやるよりも圧倒的に手のほうが簡単だし上手にできるんです。

そんなわけで、スリランカカレーだと結果的に日本米でも美味しく食べられるんですが、混ぜて食べないパキスタンカレーだと、やっぱり気分的にはバスマティが嬉しいのであります。
というか、混ぜて食べないのかな?どうなのかな?

そもそも、パキスタンでは現在はどれくらいの人が手食するのでしょうか。都会の人とか若い人は段々手食をしなくなってるとかあるのでしょうか。
スリランカでも段々少なくなってるという話を耳にしましたが、はてさて各国の事情はどんなもんでしょうかね。

そう言えば、初めてマーフレストランに行った時にビリヤニを全員で手食で食べたことを思い出しました。
ジャンさんが、手食の方が美味いから良いことだみたいな感じで、日本人集団が(割りと)慣れた手つきで食べるのを嬉しそうに見ててくれたんでした。今回はスプーンで食べちゃったからもったいなかったなー。



カレーは豆カレー。
ひき割りを更に潰した感じです。見た目にはつぶつぶが残ってるのですが、口に入れると溶ける柔らかさ。青いチリが結構はいってて、実は結構辛いからクセモノです。
それほど一杯かかってるわけじゃないコリアンダーが、たまにフッとアクセントとして香ってくれて、たっぷり使わなくても効果的だなぁと感心しきり。

オイル感じがなくて、食べてて判るお腹への優しさ。スプーンが止まりません。

明らかにご飯に対してカレーが少ないわけですが、ジャンさんわかってます。おかわりはサービスするから遠慮なく言えと。えぇ、遠慮なく頂きましたよ。2杯目。

バスマティライスだと日本米より圧倒的に軽くて、意外と山盛りでも食べきれてしまいます。



まったく味に飽きることなく食べ進めてたんですが、途中でジャンさんがピクルスを持ってきてくれました。

人参を中心に、マンゴーとチリが混ざったミックスピクルス。
あまり日本ではあまり馴染みがないタイプの発酵臭。結構強烈ですが個人的には嫌な感じではない。

味は辛くて相当酸っぱい。単体で食べるには梅干しクラスの酸味耐性が必要です。ところがこれを適当に細かく切ってカレーと一緒に食べると、いやまぁこれがなかなかどうして癖になる組合せでして。別に2杯目でも豆カレーの味に飽きてはないのですが、これはこれで新しい味。ちまちま刻んで食べてました。まぁ奥さんはドハマりしてめっちゃ食べてましたけど。

ジャンさん曰く、パキスタンでは女性が大好きなものなんだと。なるほど、こういう酸味は万国共通で女性が好む味ですな。

しかし書いてる間にも思い出してジュワって唾液が出ます。えぇレモン効果の条件反射でございます。




日本語のラベルが貼ってあるということは、ジャンさんこれは日本で買ったんですね。



ちなみに訪れた日はムスリム社会では重要なイードゥルアズハーの前日。テレビにもLive中継でその様子が移されています。

そんなわけで、翌日は関東圏のムスリムの皆さんがここに集まるんだとか。なるほど、だから訪れた時にみんなで掃除してたんですね。そして表も裏も、みんな駐車場になるとか。

そうそう、新しいシェフがいらっしゃってました。すいません、名前を伺ったのに忘れてしまいました。今度もう一度聞こう。
新しいシェフはアフマドさんと同じく新宿のカラチで働いてたんだとか。そのころ、NHKの取材でテレビにも出たんだって写真を見せてくれました。

ちなみに前からいるシェフのアフマドさんも、もちろんいらっしゃいます。


さて、マーフレストランに行った日は夜ご飯も買って帰ります。

マトンビリヤニ。今日はちょっと味が薄かった。



チャプリーカバーブ。前回に比べて具だくさんで、揚げた感じが薄い。これはこれで美味しい。



魚のフライ2種。
相変わらずここの魚フライは衣が美味いなぁ。でもやっぱり揚げたてがいいから、揚げ物は行った時に食べよう。



そんなわけで、1日どっぷりマーフレストランな食事でございました。満足満足。


マーフレストラン
茨城県常総市馬場441-8

2013年10月21日月曜日

夏の名残のパッションフルーツ、2013秋

昨年から我が家でもグリーンカーテンを始めました。昨年はゴーヤ。まぁ適当に実がつきまして、グリーンカーテン本来の役目は何処へやら、単なる食材だったわけです。

それに気を良くした今年は、ゴーヤに加えてパッションフルーツも挑戦したのです。えぇ、食べられる実がなることが、グリーンカーテンの要件なんです。

そんなわけで6月半ばに苗を植え、暑い日差しの夏を過ぎ、えぇ、ちっとも大きくなりませんでした。
毎日水をあげて、定期的に追肥をしてたんですけどね…

これが植えた時。でっかい写真から切り抜いたからしょぼい画像ですけど。



1ヶ月半後…



そんな中、まぁ50cmとかしか伸びてないのに、1つだけ実がついたんです。下というか裏の方に。
それはもう大事に大事に見守ってきたのですが、一向に色づきゃしない。

そんな悲しみに暮れた夏も終わりの頃、とても良い肥料を頂いたのでタップリと追肥したんですよ。
そしたらもうぐわーって伸びてわっさーってなって、短い残暑が終わった頃、めでたくグリーンカーテンが完成したわけなのです。えぇ、結局は肥料が全然足りてなかったという話なんですよね。


茎が伸びて葉っぱが茂りだしてからは、花も大量に咲いてくれまして、朝の受粉が日課になるくらいでした。



まだまだ残り20個以上が青い実のまま残ってますし、色づき始めたのもチラホラと見えます。



ともかくそんな感じで全体が元気になったら、最初の1個もあっという間に色づいてくれました。
そして数日後、ようやく実が落ちて食べ頃までもう少し。2,3日で写真のようにシワが寄ってきましたから、今が食べ頃でございます。



切るとたっぷりの果肉。
パッションフルーツってもっとスカスカだった気がしますが、まぁスカスカは言い過ぎにしても、これはよく身が詰まってたと言っても怒られないでしょう。



甘み、酸味も十分で、濃い味わい。いやー、待ったかいがある絶品のパッションフルーツが楽しめました。

夏の盛に食せなかったのは残念ですが、秋の味覚ということでしばらく楽しめそうです。


ということで、肥料はケチっちゃだめですよということがよーく判りました。
来年は是非とも暑い時期に爽やかパッションフルーツを楽しめるように精進しようと思います。

2013年10月19日土曜日

ランディワ - ランチカレーセット(ポーク・レンズ豆・かぼちゃ・発酵魚・マッルン・ポルサンボル・ワタラッパン)

スペシャルディナー明けの週、遅めのランチにやって来ました。

シュワさんがいない。聞けばこの日はお休みなんだとか。月曜日がシュワさん休日だと思ってましたが、まぁそんなのが一定なわけもなく。


ポーク。
今日のポークはコッテリ濃厚。いつもより油増量といったパワフルタイプです。とはいえカルダモンの効きは毎度のことで、油がしんどいと思う前にパクついてしまうわけです。
しかし豚肉の量がすごいなぁ。思春期男子は大喜びだろうとか思ったり。



安定のパリップ。今日は豆の固さといい塩加減といい、正に王道と言った趣。いつもより若干汁気が少ない分だけ、どっしりとしています。



かぼちゃ。
そろそろ秋野菜のカレーが登場しますね。この時期の定番。濃厚な甘さを美味しく感じられるようになったということは、秋ですねーと、四季の移り変わりを実感するわけです。



発酵魚のなにか。
わりとお店がバタバタしてたので、料理名を聞きそびれてしまいました。なんて言うんだろう。発行発酵した塩漬け魚のパンチが半端無く、うっかり多めに食べるもんなら塩辛さと唐辛子辛さで口の中が苦行です。ところが上手に少しづつ他のカレーに乗せると、これほどまで滋味深くなるかという変化が素敵です。単品で食べちゃダメな、正に混ぜて食べるスリランカカレーならではの一品なわけです。



何かのマッルン。
多分、ムクヌワンナだと思いますが、これも確認できず。でもまぁ美味しい。めっちゃ美味しい。
先日レシピを教えてもらったので、最近は奥さんが家でもマッルンを作ってくれます。結構近い味なんですよね。作るのが簡単なのか、奥さんの腕が良いのか、まぁ後者ですと言わなきゃいけません。

ちなみにこのマッルンはちょっとチリも入っててぴりりとする。教えてもらったレシピにチリは無かったのですが、ちょっと辛味を香らせても美味しいんですね。



ポルサンボル。
めっちゃご無沙汰です。そういえばここしばらくサンボルがご無沙汰やねーって話してたら、その瞬間にスーシェフ登場です。バレてましたか。
久しぶりのサンボルはやっぱり美味しく、正直これ単品でご飯が進むわけですが、だからと言って、目の前のカレーをよそにこればっかりで米を食う奥さんを見ると、ちょっと残念な人なんじゃないかと思ってしまいます。



パパダン。今日のはちょっと作り置いたせいかしっかり目の味。とは言え、他所で食べるパパダンよりは軽い気がします。というか薄いのかな?



サラダも。ドレッシングがかかりすぎやねんって突っ込みたいのですが、そうか、手伝ってたおいちゃんがかけたのかな?加減が適当なわけですと、違ってたらゴメンナサイな決めつけであります。



デザートにワタラッパン登場。
昔は甘すぎて一口でお腹一杯だったワタラッパン。最近はお代わりしたくなるほど大好きです。先日のスペシャルディナーの時も思ったのですが、最近のランディワのワタラッパンは甘さが気持ち控えめな気もします。その分香り高く、上品な仕上がりと言いましょうか。

というか、最近のなんて言うほど、ランディワのワタラッパンにありつけてるわけじゃありません。もっと頻繁に作ってくれないかなぁ。

ちなみに写真を撮り忘れて、奥さんの食べかけを撮ってます。これで半分くらい食べた所。結構なサイズだったんですが、願わくばおかわりしたい。紅茶欲しいw



途中でシュワさんが顔を出して、少しだけ雑談。この記事が公開される頃は、久しぶりの帰国を楽しんでることでしょう。

さて本日は食べきれずにテイクアウト。それはそれで、家でもランディワが楽しめるからよしとします。
それにしても今日の味は、なんというか王道と言うべきどっしりとした味。ズーンと体に染み入る奥深いスパイスの味と素材の味。こういうのをヤラれると、またすぐに来たくなるからこまります。えぇ、これ以上頻度が上がると益々太りそうですし…


ランディワ
茨城県常総市向石下899-3
0297-42-1222

2013年10月17日木曜日

ファームさとう - いちじく、蓬莱柿

鹿嶋方面に行く途中にみずうみ農園さんを見つけて以来、急にいちじくが我が家に馴染みの果物になりました。

久しぶりの鹿嶋行きとなったこの日もみずうみ農園さんは予定の一つだったわけですが、ちょいと遅めに電話をしたら、今日の分はもう終わっちゃったと。しまったなぁと、一旦は諦めたんです。

ところが帰り道、何故かいつもとは違った道を通ってみたら、あるじゃないですか、別の直売所が。

香取市はいちじくをブランド化しようと試みてまして、このページにも3軒のいちじく農家さんが紹介されています。今回おじゃましたもその中の一つ、ファームさとうさんです。

遅い時間なのでそれほど多くのいちじくがあるわけじゃありませんが、その中に見慣れないいちじくが。

やや小ぶりですが、色がまだ青いんですね。それなのにバックリと割れて甘熟しているんです。
聞けば、蓬莱柿という品種。普段目にする品種は、桝井ドーフィン種というものが一般的なんだそうです。

この蓬莱柿、寛永年間に中国から入ってきた歴史ある品種で、あまり赤くならないことから白いちじくと呼ばれたりもするんだとか。また写真のとおり割れやすい品種のため、輸送方法が改善される最近までは地元消費が多い幻の品種だったんだそうです。

珍しいもの好きですから当然購入。お店の方は、ジャムを作るのにいいよと教えてくれましたが、もちろん生食も美味しいとのこと。




大粒のしっかりとした果肉。
食べると、これまでのいちじくじゃ感じられなかった酸味が。もちろん甘みも濃くて濃厚なんですが、それ以上に酸味が印象的なんですよ。
もちろん酸っぱいとかそういうことじゃないんですが、いちじくのねっとりした甘みをサクって切るような味わいで、これはいくつでも食べられる味です。食べ過ぎるとお腹こわしますけど。

いちじくは甘熟すればするほど甘みも強くねっとりしますが、その分単調な味にもなりがちでして、だから生ハムいちじくなんて食べ方にもなるわけです。

そんなわけで美味しくても果物のさっぱり感とは無縁だと思ってましたが、いやはや、これはびっくりの爽やかいちじくでございました。



ちなみにこちらの農園では、他にもザ・キングという品種も扱ってるそうです。少し調べると夏しか食べられない品種で、しかもこれも青いまま甘熟すると。そして皮まで食べられるため、甘熟するととても出荷出来ないくらいトロトロになるんだとか。
なのでこちらも地元でしか食べられない味らしいんですよね。ということで、来年を楽しみにすることにします。



ファームさとう
千葉県香取市中洲132
0478-56-0147

2013年10月15日火曜日

SHIBUYA CHEESE STAND - 東京ブッラータ・出来たてモッツァレラ・出来たてリコッタ・カチョカヴァッロ

東京渋谷にある、出来立てチーズを楽しめるチーズ専門店、SHIBUYA CHEESE STAND(渋谷チーズスタンド)さんです。

と言っても食べに行ったわけじゃなくて、セットで頂いたのをお家で食べたんです。

チーズは4種類。
  • 東京ブッラータ
  • 出来たてモッツァレラ
  • 出来たてリコッタ
  • カチョカヴァッロ



まずは賞味期限が短いブッラータから。



日本初の国産ブッラータなんだそうです。繊維質で溢れるクリーミーさが特徴なんだとか。

開けるとこんな感じ。ねっとりしっとりといった雰囲気でしょうか。



桃とミントでサラダ仕立て。
レシピが同梱されてましたので、そんな感じで作ってみました。ミントは自家栽培のフレッシュなスペアミント。

いやぁ、料理全体として非常に美味しかったんですが、それよりなによりチーズそのものがとても美味しい。

そのままで味見したんですが、ホロホロとした繊維の解ける食感に、確かに中からじゅわっとクリームが出てくるんですよ。ミルク臭くなくて濃厚で、思わず噛み締めて一滴残らず味わうといった感じになります。
食べる前まではモッツァレラチーズと何が違うんやろねーなんて思ってましたが、なんでしょうかこのしっとりじっとり感。

濃厚さが溢れ出るチーズですから、桃の甘みにもミントの香りにも負けないというか、このチーズがそれらをまとめて味を包み込むという感じなんです。



お次はモッツァレラ。



プリンプリュンって感じでしょうかね。まぁこれはお馴染みの感じです。



カプレーゼにしようかなと思いつつ、庭のバジルがちょっともう固くなってきてたので、残りの桃と生ハムに、少し酸味のドレッシングで。

弾力がたまりません。明らかに強い。ぎゅむって感じの擬音が浮かびます。
これもとっても味が濃く、酸味や甘みの中にあっても存在感は十分です。

ブッラータと似たような食べ方をしたわけですが、料理の中におけるチーズの立ち位置の違いが面白いですねぇ。まとめるブッラータと負けじと主張するモッツァレラみたいな。

普段はスーパーとかで適当に買って食べることがありますけど、比べてみると存在感がありますねぇ。



お次はリコッタチーズ。



ホロホロっとした見た目はお馴染みの姿。まぁ言うほど馴染んだことありませんけど。



こちららはトマトとミントでサラダでございます。ドレッシングの中身は奥さん秘伝の味付けなので詳細はよくわかりませんが、まぁオリーブオイル+酸味なものでございます。

リコッタチーズって久しぶりに食べたんですが、こんなにふわふわでしたっけ。もっとぼそぼそした印象が残ってるんですが、なんか別のものと混同してるんでしょうかどうでしょうか。

優しい口当たりに優しい味わい、しっとりほろっとした質感がドレッシングを適度に纏い、トマトとミントをつないでくれます。優しい味わいとか言ってますが、なんでしょうか、軽い感じなんですね。軽いと言っても物足りないとか薄いとかそんなんじゃなくて。

普段リコッタチーズを食べ慣れてるわけじゃないので、巷のものとの比較は出来ないんですが、まぁどうにも美味しかったのでどうでもいいかと思った次第でして。



最後はカチョカヴァッロ。
ちょうど先日、このチーズをテレビで見て食べてみたかったので、なんとも嬉しい偶然でございます。



ふむ、焼き方が難しい。ちょっと溶けすぎてしまった。
でも味と食感はたまらん美味しい。濃いチーズの味にブリっとした食感で存在感がとてもある。ハード系のパンに乗せて食べたんですが、チーズから出た油までごちそうの美味しさでした。



いやー、頂いたどれもがとても美味しくて、癖になる味わいです。
実はカチョカバロは賞味期限が結構長かったので、フレッシュチーズたちを食べてからちょっと時間をおいてたんですね。その間にブッラータとリコッタは買いに行ってしまいましたし。

お店はNHKの真ん前ですので、渋谷界隈に用事がある時の定番お買い物になりそうです。


SHIBUYA CHEESE STAND
東京都渋谷区神山町5-8 1F
03-6407-9806