この日のランディワは、ランチタイムにお客さんが既に3組入ってまして、繁盛するのは良いですなぁとこっちまで嬉しくなります。そういえば今日は火曜日、今まではランディワの定休日と思われていましたが、今ではオープンしているどころか混雑するとは、時代も変わったものですw
(といっても、10月のスペシャルディナーより前の話なんですが)
さて、いつもどおりランチカレーをお願いして暫し待ちますと、今日はサラダと共にスープがやってまいりました。
最初はなんの葉を使ったスープか判らなかったのですが、後で調理前の葉っぱを見せてもらうとフウセンカズラ。先日お邪魔したときに畑で色々話してたんですが、スリランカではいろんな葉っぱをいろんな食べ方で食べるよって教えてもらったんですね。その時、フウセンカズラは少し粘り気があるからマッルンには向かない、スープだねって話でして、そんなわけで今日作ってくれたんだと思います。
見た目の青々しさほど青臭くなくて、ニンニクと塩のシンプルな味でなかなか美味。写真では見えませんが、底の方にはご飯があっておかゆのようでもあります。
後でシュワさんから聞いたのですが、スリランカではこういう葉っぱのスープというかおかゆを作って、朝食として食べるんだそうです。葉っぱはゴトゥゴラとかムクヌワンナなんかもメジャーだとか。
本当はスリランカの粘らないお米でやるらしいんですけど、今回は赤米を使って粘りの少ないものに仕上げたんだとか。
ココナッツを入れてもっと炒めたバージョンだとこんなに鮮やかな色にならないんだけど、これはキレイな色を残すためにココナッツを入れないスタイルなんだとか。
なるほど、日本人には見た目はちょっととっつきにくい風情ですよね、青汁のせいで。
レンズ豆。
今日は葉っぱ入りバージョン。豆の粉っぽさが少なくなって、実は食べやすくなるんじゃないかと思ったり。
チキン。
今日のチキンはセロリの香る不思議ちゃん。セロリが苦手な人にはキツイだろうなぁ。我が家は2人共大好きだから美味しく頂けましたけど。
空芯菜。
これがまぁ辛くて強烈な味。空芯菜の香りもたっぷり残り、鼻に抜けるあの独特の青さがめちゃくちゃ美味しいんですが、いかんとも辛かった。
モージュ。
何かのモージュというよりは、色々入ってるモージュ。パイナップルの酸味と甘みが強烈で、思えば初めてこれを食べた時にスリランカ酢豚と思った味。懐かしいなぁ。
パパダンとサラダもありまして、相変わらず満腹を超える量でございます。
いやー、久しぶりに刺激的なランディワを食べた気がします。なんかこう、尖ってましたね、味が。
重厚なスパイスに酸味と辛味は、このところの王道スリランカ味とはちょっと違うシェフの遊び心といった感じでしょうか。これもまた美味しいからランディワはやめられません。
さてそんなランディワですが、近々、シュワさんがしばらく帰国するとのこと。帰国中は、スーシェフのティッサさんがお店を守ることになります。
彼、聞けば5つ星レストランに長く勤め、結構いろんな国の料理が出来るんだとか。シュワさん曰く、彼はタイ料理がメインだとか言ってましたが、はてさてどうでしょうか。また新しい味にありつけそうです。
ランディワ
茨城県常総市向石下899-3
0297-42-1222
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