2014年9月24日水曜日

風布 - 肉汁つけうどん・キノコ汁つけうどん

酒飲み友達であるLewin氏は饂飩マエストロでもありまして、ランチに行ける美味しいお店を教えてって聞いたところオススメ頂いたのがこちら、吉川市の武蔵野系うどん屋さん、風布さんです。


先日、IKEAに行くのに三郷のアホみたいに混むうんこ道路を回避するすべはないかなーって思ってたら、吉川市を抜けて梅郷に抜ければいいんじゃんってなったわけでして、なんともタイムリーな場所にあります。

お昼時は混むし茹で置きになるらしいという話から、遅めのランチを目指して14時頃に到着。それでも数組の待ち客がいる人気っぷりは、否が応でも期待が高まるわけですよ。



そしておまちかねのうどん。

肉汁つけうどんの大盛り。
えぇ、大盛りは800gですよ。ちょっと頭悪いんじゃないかって量なのですが、食べきれない気がしないほど、見た目からして美しく美味しいそう。

とにかくビシッと角が立ったキレの良い麺が最高でして、アルデンテ状態の、なるほどこれが噛みしめると言うことかと納得の食感は、冷たいまま何もつけなくてもめちゃくちゃ美味しい。鼻に抜ける粉味は、もうそれだけで十分な味付けなのです。

そしてまた熱々の肉汁に浸すと、ほんのり周囲が柔らかくなって噛み締め度合いが大きく変化。つるつるで細目の麺はあまりつけ汁に絡まないかなと思ってたのですが、表面の膜一枚が解けて吸ってるという感じでしょうか。十分な味わいになります。

更に浸すこと数十秒、これを待つのがめっちゃ長く感じるのですが、ぐっと我慢して麺の芯まで温めるともう一段変化が楽しめました。キリッとツルッとって感じの硬質の舌触りから、とぅるんって感じのちょっと艶かしい舌触りに。肉汁の美味さもガツンと味わえる状態です。

肉汁の出汁もしっかり濃厚。かなり濃い目なのですが、塩気がキツくないためかいっそ完飲しちゃうかって感じに飲める味。さすがに喉が乾きそうなのでほどほどでやめておきましたが。
後味に香る鰹出汁は、先に立たないからしつこくもなく穏やかで、全体的な印象は実は結構地味な味。いい意味で主張が強すぎず、麺が美味しく食べられる味なのです。今まで食べた肉汁うどんの中では、甘さもかなり控えめな部類だった気がします。

いやー、息をつくまもなく食べ続けてあっという間に完食。これで850円ですか、コスパもよろしく、味も文句なし。素晴らしいお店を教えてもらいました。



奥さんは秋のメニュー、キノコ汁で。

キノコ汁は脂じゃない旨味で満たされていて、あぁ、キノコって肉いらずなんやって感じる味わい。それでも脂が無い分だけくっきりとした味わいで、ちょっとキツ目な印象です。

ちなみにこれが並盛りで450g。見てのとおりというか数字通り、倍近い量なんですが、これでも十分な量。奥さん食べきれるかなーって思ってたのですが、大絶賛で余裕の完食でした。
僕はこれだけ食べればお腹は満腹なのですが、それでも美味しくてもっと食べたくて、奥さん残さないかなーとか密かに期待してたんですけどね。



ホームページにあるクーポンで、磯辺揚げを頂く。見た目よりも衣が厚い、これも衣の粉を楽しめる天ぷら。次回は天ぷらも攻めてみよう。



喜久成さんに出会って以来、我が家はちょっとしたうどんブームがありまして、ちょいちょい探してたのです。なんですが、なかなか近辺にハマれるお店がなくて苦戦しておりまして、やっぱりマエストロは頼りになりますなぁ。夫婦揃って、もうドストライクのお店なのでした。ありがとー。



風布
埼玉県吉川市川藤1805
048-983-2745
火-金曜 11時〜15時
土日祝日 11時〜20時

2014年9月22日月曜日

ランディワ - ランチカレーセット(レンズ豆・パトーラ・いんげん・チキン)

土曜日にカレーが食べたくなると、マーフレストランさんが休みなのでランディワ一択なのです。

本日もティッサさんが一人でお店を切り盛り。先客あり、後客ありとなかなかの繁盛ぶりです。ちなみにお手伝いしているスリランカの人は初めて見る方で、明らかに急遽呼ばれた助っ人。挙動の一つ一つが不慣れでカワイイのです。


そんなランチのスタートは久しぶりにスープから。
以前にも食べたことがある、お粥チックなスリランカの朝ごはんスープ。

すごく上品な青汁と言ったら語弊があるのですが、でもそれなりに青い香りがあるんですね。でもそれは先に来ることなくて、まず香るのはバター。口に含むと、優しい旨味と塩加減で、喉に落とすと青さがフッと香るんですね。癖になるなぁ、これ。

ちなみに以前シュワさんが作ってくれたときよりも、幾分塩気は柔らかく、ティッサさんらしい味わい。



レンゲで救うとお米の粒が見えます。量はそれほど多くなくて、さらっと食べられる程度。



パリップ。
いつもより汁気が多いのに、味わいは濃厚なパリップ。玉ねぎの比率なんでしょうか。そんな味の割に、他のカレーの中に交じるとさほど主張がなくて、やっぱり安心と信頼の土台なのであります。



パトーラ。
お初にお目にかかりますなお野菜でして、あっさりとした味に食感が楽しいさっぱり野菜です。瓜っぽいような、もうちょっと弾力があるような。調べるとヘチマのことのようですが、どの程度正解なのかはちょっと判らない。

パトーラ本体があっさりのためか、ガツンと青唐辛子が香る味わい。しかも一見似たような形なので、えぇ、間違えて食べたのが運の尽き、さほど残暑もキツくない日にもかかわらず、頭から大汗をかくハメになりました。

そんな目にあっても、美味しくて美味しくてガツガツと食べては辛いってなって、えぇ、毒されるってのはこういうことなんでしょうね。



いんげん。
パリップの玉ねぎとは違って、ダークにローストされた玉ねぎたっぷりのいんげん豆。ちょっと大きくなりすぎて硬いいんげんなのですが、むしろカリって感じの食感のアクセントになって好印象。このところモージュを食べてないなぁと思ってたのですが、それに代わるエロい味なのでした。



チキン。
ランディワのチキンカレーも久しぶりです。チキンの場合はトマトベースになったりと結構味が変化するのですが、本日もランディワチキンでは初めてのタイプ。普段のポークカレーに近い印象なのですが、ちょっとだけ優しいのは豚の脂ほど濃厚じゃないからかもしれません。ガッツリ辛くて、ダークな味は、あっという間に完食なのです。



そうそう、お皿が新調されております。以前よりも大きいんじゃないかって思うのですが、それに並々と盛られていると、あぁやっぱりデブはアホほど食うと認識されてるんですね。他のテーブルとの差が激しすぎてちょっと恥ずかしいでございますよ。まぁそんなこと言っても大部分を完食するから、あぁやっぱりこれくらい盛っても良いんだって思われるデブ循環なのです。

いや、さすがに完食出来ませんよ。いつもそんなで残りを持ち帰らせて貰ってて申し訳ないなぁと思うのですが、やっぱり今日もティッサさんが持ってきなよって言ってくれるわけでして、ついついお言葉に甘えてしまうのですよ。


締めは紅茶。落ち着きすぎて困るほど美味しい。はぁ。



今年のスリランカ・フェスティバルは、例の蚊の奴のせいで急遽場所が変更に。今年は所用で行けないのですが、晴天で盛況に開催されることを切に願うのであります。


ランディワ
茨城県常総市向石下899-3
0297-42-1222

2014年9月18日木曜日

マーフレストラン - チキン

珍しく一人でマーフレストランさんへ。珍しくというか、初めてですな。

この日のスペシャルはチキンカレー。思えば、チキンなんちゃらってカレーはさんざん食べてきてますが、チキンカレーと言われるとどうだったか。

オーソドックスとはこのこと。チキンなんちゃら類と比べると、酸味も辛味も控えめで、オイルの量も明らかに少ない。まぁオイルに関しては、スペシャルは言うなれば日替わりランチなわけでして、毎日食べるような人向けに控えめになってるって可能性もあると思ってますが、どうなんでしょうかね。

とは言ってもスパイス感はちゃんとしっかりで、美味しさはいつもと変わらず。でもなんかアクセントが欲しくなるなぁってのが正直な感想なのです。

というか、むしろ一人で一種類を食べ続けてるからそう思ったのかもしれませんな。他のカレーと並べればそんなことない気もします。



マーフレストラン
茨城県常総市馬場441-8

2014年9月12日金曜日

マーフレストラン - ミックスベジタブル・マトン

定期的にカレーが食べたくなるのはもうどうしようもないことでして、本日もマーフレストランでございます。


本日のスペシャルはミックスベジタブル。

一般的に、ミックスベジタブルと聞くと冷凍のあいつが浮かぶのですが、そんなものを使うわけがありませんな。ベーガン・アルみたいに特定の野菜ってことではなく、適当に数種類の野菜のカレーということなんでしょうね。ミックスって字面の冷凍食品連想力はすごいなぁとか。

味は野菜の甘みがしっかり出て穏やかに辛い。肉成分がなくてもギーの威力はすごいなぁってことなんでしょうね、物足りなさは皆無です。

非常に美味しいんですけど、スパイスの香りが生きるのは野菜よりも肉なんだなぁというのがよく判る味でもありまして、一度これを食べておくと、パキスタンカレーの肉の美味しさが底上げされるという経験値を積めるのではないでしょうか。

まぁ何言ってるのかよく分かんないのですが、美味しかったんですよ。



マトンカレー。
なんとなくマトンキーマをよく食べてるので、久しぶりに塊肉で。スプーンで簡単にブチッと切り分けられるのは、どういう調理をするとこんなにやわらかいのかなんなのか。

スパイスとオイルと混じったマトンの香りは、臭いなんて言わせない独特の存在感がありまして、それを存分に楽しむにはやっぱりキーマの方がリッチなのかなぁという感じです。マトンの塊を楽しむのは、ビリヤニで食べた時のほうが強いのかもしれません。

いやまぁ何言ってるのかあれなんですが、これも美味しかったんです。



美味しかったを連呼するにはわけがありまして、サービスで頂いてスパイスチャツネが良い仕事をしてまして。

これがまた甘くて酸っぱくて、そしてガツンと辛い。味の主体はグリーンチリの味で、ジーンと痺れる心地よさなのです。名前の通りスパイスいっぱいなんでしょうけど、チリ以外にも結構青い香りがして、聞いたらミントとコリアンダー。コリアンダーはパキスタン料理でよく目にしますが、ミントもそりゃ使いますよね。なるほどって爽やかさの元なのです。

これだけをチャパティに付けて食べても美味しいのですが、やはりカレーと混じった時の美味さとスパイスのドーピング感は半端無くて、それほど暑い日でもないのにじっとりと、特に頭皮からの発汗が止まらないのでした。



土曜日のランチがお休みなのは、やっぱり小山市のオークション会場に出店してるからだそうで、ようやく商売気が出てきたのかなぁと。ほんと、ちゃんと儲けてお店が続いてくれないと困りますからねぇ。


マーフレストラン
茨城県常総市馬場441-8

2014年9月10日水曜日

中華蕎麦はざま - 特製鶏白湯そば・丸鶏中華蕎麦

茨城県南で評価が高かった中華蕎麦はやしさん。ご実家を継がれるということで閉店したのですが、その跡地のお店、中華蕎麦はざまさんに行ってきました。

中華蕎麦はやしさんも行ったことあるんですけどね、物足りない薄っぺらい味で、何で人気があるんだろうなぁって思ってたのです。なので、その流れを汲む(と聞いたことがある)無化調スープのお店は、個人的にはちょっとチャレンジだったのです。


特製鶏白湯そば。

スープ。
いやー、素晴らしいですなぁ。濃厚でも舌にしつこくないのは無化調のいいところ。鶏味と魚介味のブレンドでしっかりとした厚みがあり、どっちの味もよく味わえるので二度美味しいし、混沌とした印象がないからとろみがあるスープでもさっぱり感もある。
塩分とのバランスもよく、しっかりとした味でも飽きが来ない。正確には、飽きない工夫があるんですな。トッピングの生玉ねぎとの相性がよくて、その玉ねぎの分量で味が良い具合に揺れ動き、一本調子じゃない。
レモンはノーマルの鶏白湯そばだと付いてこなくてオプションのトッピングなのですが、これがまた程よく味を変えられるアイテム。レモンを絞った後は、胡椒をガツンと効かせるとなお面白かったです。余裕の完飲、そして喉が乾かない。
唯一欠点を言うなら、この美味しくなる要素の生玉ねぎは胃に残り、いつまでもゲップが臭くなるということでしょうかね。

麺は細めん。
スープが濃いこともあって粉はそれほど香りませんでしたが、キリッと切れの良い麺。固めに茹でてもらったらすごく好みでした。次第にじわじわ緩くなっりますが、伸びた印象はなくて、本質的に美味しい麺なんだと思います。なので固めを頼まなくても美味しく最後まで食べられそう。太さも濃厚なスープと合ってましたなと。
大盛りにしたので当然すごい満足感なのですが、多分普通盛りでも不足のない量が入ってそうです。

チャーシュー。
豚と鶏がそれぞれで、特製にすると鶏チャーシューが2枚になります。この鶏チャーシューが素晴らしい出来で、フワッと柔らか、しっとり肉汁、鶏味が濃くても臭くなくて、めちゃくちゃ高評価です。以前我が家でも塩麹で鶏ハムがブームだったことがあるのですが、タイプはそんな感じでもやっぱりプロのクオリティはすごいなと。
豚チャーシューも輪郭がはっきりしたタイプ。脂部分のプリっと感は好みなのですが、肉部分がややぱさつくタイプなのは好みが別れるところです。主役にはならないけど、トッピングとしては美味しい豚チャーシューでした。

メンマは穂先メンマで柔らか。丸い味のスープには固くないタイプがよく合いますな。味は普通に美味しいレベル。味玉は普通。海苔は悪くないけど必須なほどの主張でもなかったかな。

全体的にすごく高評価です。無化調を謳って物足りないスープってのには何度も出会ってますが、ここのスープは無化調を言う前にちゃんと美味しいから素敵です。
このクオリティを食べると、化調のスープは旨すぎて後味の記憶が濁りますな。あれはあれで好きなんですけど、美味いと旨いの違いみたいなものなのです。



丸鶏中華蕎麦。
ノーマルの中華蕎麦よりも鶏出汁を押したタイプのスポット商品の模様。

スープは色から想像できるしっかり目の醤油ダレ。八角?って感じの少し独特の香りと、キツくないけど後味をまとめる酸味のバランスが面白い。でも、魚介成分が強いほうがこの醤油タレには相性が良いかもしれないという印象もありつつ。

麺は細麺と平打中太麺が選べたので、平打を選択。こちらも固めでお願いしております。
プリっとモチっとした麺はなかなか美味しいけど、このタイプだと香月の麺が如何に美味しいかってのが分かりますな。でも細麺よりはきっとこの太さの方が相性は良かったと感じます。

トッピングでは、かいわれと玉ねぎの両方は要らないかなという印象。辛味が混じってもったいない気がします。玉ねぎの印象が良いし、鶏白湯スープでも使ってるんですから、お店の味のポイントとしては玉ねぎイチオシでございます。



中華蕎麦はやしの印象を引きずってたのでハードル高めでスタートしたのですが、結果、そんなのは物ともしない非常に美味しいラーメンでした。鶏白湯スープのほうが現時点では完成度が高いと思いましたが、中華蕎麦の方もスタンダードの味を食べてみないといけんなということでして、遠くない日に再訪をしなければいけません。



数時間後、再訪。えぇ、ちょっと忘れ物をしましてね…ご迷惑をお掛けしました…


ちなみにお店はほとんど居抜きに見えますが(まぁはやし時代に1回しか行ってませんから記憶もあやふやですが)、看板もある意味居抜き。「ざま」だけが後乗せしてあってフォントサイズが違うというちょっとおもしろ看板。先日、スペイン料理店を居抜いたインド料理屋が、「スペインド」ってやってたのをちょっと思い出した次第でw



中華蕎麦はざま
茨城県取手市野々井1582-8
0297-84-1479
水曜、第四木曜定休

2014年9月6日土曜日

BREAD & BAGEL Ordinary - ブロートヒェン

茨城県南はわりとパン屋さんが多いのですが、ハマれるほど美味しいと思えるお店はなかなかなくて日々困っておりました。

なんですが、最近オープンしたこちらは、久しぶりにドハマりできるパンがありまして。パンとベーグルのお店、Ordinaryさんです。

こちらのお店のパンは、守谷駅のコーヒーファクトリーさんでパンを焼いてた方が独立してオープンしたお店なんだそうです。まぁ僕はコーヒーファクトリーさんには行ったことないんですけど。


お店は民家の別棟を改装した感じ。



ショーケースの中にパンが並んでて、店員さんに取ってもらうスタイル。いわゆる調理パンは見当たらず、ハード、セミハードなパンとベーグル、少しの甘いパンが並んでます。



僕はたまたまオープン初日に近くを通って存在に気付いて、幸いな事に初日の最後のお客になれました。そのときの唯一残ってたのがこのブロートヒェン。

ブロートヒェンはドイツパン的には小型パンの総称なので、こちらのお店のスタンダードなパンなんだと理解しています。



皮はセミハードでしっとりしっかり。中はモチっと粘度のある生地。そのまま食べても美味しいのですが、軽く焼いて食べた日には、粉とローストされたひまわりの種が堪らなく香り、いやもう至福。



オープンしてまだ一週間、そのうち2日は休みですから、5日間の営業日中、3回このパンを買いに行くくらいハマっております。いや、すげー美味しい。

他にもバケットとかの、プレーンでハード系統のパンが特に美味しいお店と認識しております。


お気に入りのパン屋さんはいくつかあります。鉾田の大堀パン店さんとか、龍ケ崎のクレッセントさんとか、我孫子のPathさんとコッコパンさんとか、えぇどこも遠いんですよ。その点、Ordinaryさんは家から一番近いお店。そのお店が、日々の食事に最適なパンが美味しいって幸せでございます。

願わくば、朝早くから開いてくれないかなー。朝食に焼きたてを買いに行くってのが出来ないのがもったいないんですよね。


BREAD & BAGEL Ordinary
茨城県守谷市百合ヶ丘2-2767-1
11:00-19:00
水木定休

2014年9月4日木曜日

華商点心房 - 岩塩と黒胡椒の肉まん・肉シュウマイ

中華街をぷらぷらしてたらですね、路地でこんな案内板を見つけたのです。持ち帰りの点心のお店のようです。

奥さんは以前もこの看板を見たことあって、気になってたって言いますけど、僕は全く記憶に無いんですね。まぁ注意力散漫な子ですから。



ともあれ路地の奥へ…ドアは閉まっております。インターホン的なものがあって、買い物客は押してくれと。なるほど、製造してるから必要なときだけ開けるんですな。

ピンポンして待つこと数十秒、ドアが開きまして、お買い物です。

奥に厨房というか作業場があって、まさに直売所。メニューは看板に書いてあったものの他にも結構種類。

オススメを聞くと、岩塩の肉まんはイチオシとのことで、これとファンが多いとネットで見たシュウマイを購入。中華街も何度か通うと定番のお店しか行かなくなっちゃいますから、たまにこうやって新店にで会えると嬉しいですな。

こちらのお店、調べてみると結構ファンは多くて、その理由は所謂中華街の味が自宅で楽しめるというウリ文句。というのも、こちらのお店から点心を仕入れているお店も結構あるんだそうで、味はある意味中華街のお店のお墨付きってことなのだそうです。


岩塩と黒胡椒の肉まん。

おぉ、美味いですな。分かりやすい肉と中華出汁の味。想像よりもあっさりというかしつこくなくて、品が良い。

肉はよく練られてプリっとした食感。他の具材は控えめで、あくまで肉汁を楽しむタイプ。

皮もなかなかですが、この部分は聚楽さんの肉まんはすげーなーって感じになります。





肉シュウマイ。

おーすげー、これは美味い。シュウマイは自宅でもたまに作りますが、やっぱり中華街の味はご家庭のものとは違って旨し。

こちらの肉もよく練られてて、ふんわりジューシーという感じ。ちょうどこれを書いてる数日前に551のシュウマイを食べたのですが、美味しいけど油脂がすげーなーって感じだったんですね。それと比較すると、脂っぽい印象もなくて、でも肉汁というか肉味はリッチで、健康的に美味しい。




どっちもすごく安いわけじゃないですけど、ちょっとお土産にするにはとても良い品ですな。

個人的にはシュウマイの方が美味しかった印象なんですけど、思い出すと岩塩と黒胡椒もよかったなぁとか反芻するわけでして、やっぱどっちも美味しかったんですよ。えぇ。


華商点心房
横浜市中区山下町192
045-681-7115
木曜定休

2014年9月2日火曜日

美よしの - コロッケパン・コッペパン

古河のソウルフードと言われるほど愛されている美よしのさんのコッペパン。奥さんが以前から食べたいと連呼してまして、この度いそいそと出かけたのであります。

調べると、古河に住んでる人でも、あの店はいつもしまってるって思っちゃうくらい速攻売り切れてしまうお店だそうで、平日だとかろうじて昼までなら買えるとか。えぇ、遠方から向かうにはハードルが高いのであります。

とか何とか言っても、我が家はお昼ごはんに佐野ラーメンを食べに行くわけですから、そんな調子で向かった11時過ぎ、えぇ、コロッケパンが数個、コッペパンも数個ってありさまでして、いやもう人気ありすぎでしょって話なのです。


ということで、どうにかありつけたコロッケパン。写真の右側です。
コロッケパン用の形のパンなんですね。長崎で食べた角煮まんじゅうを思い出します。

コロッケ自体は美味しくも普通、なんですが、パンとの一体感がすごくて、コロッケパンってこんなに美味しかったんやって、ちょっと目を覚まさせられます。
なんでしょうかね、柔らかさが絶妙で、コロッケ本体との境目がなくなるって言えばいいんでしょうか。うん、これは美味しいなぁ。

ちなみに左側は、こちらも信奉者が多い古河のベーカリー、昭月堂さんのコロッケパン。食べ比べてみたのですが、我が家の軍配は美よしのさんでした。
昭月堂さんのはパンがしっかり目で、美味しんですが、美よしのさんと比べてしまうと普通に美味しいコロッケパンの域は出てないのでした。



コッペパン。

これがまたすごい。持った感じはふっくら柔らかなんですが、3本のパンがこんなに重いってどういうことやねんってくらいのボリューム。



それもそのはずで、たっぷりべっとりの中身。写真はバター(とういかマーガリン)とこしあん。
甘すぎてオイル過ぎて、中身についてはちょっと年取ったおっさんには厳しい面が多々ありましたが、パンが本当に美味しい。ぱさつかずしっとりで、ふんわりで柔らかで、今度からは中は何も挟まずに買って帰ろうかなと。



売り切れすぎることからなかなか買えないかもしれませんが、このお店のパンはわざわざ買う価値のある、ちょっと他では食べられないパンでした。次回、もっと早く行って他のパンも入手しなければいけないなのです。


美よしの
茨城県古河市本町3丁目2-17
0280-32-0748
月曜定休