無性にうどんが食べたくなって、どこかないかなーと探していたお昼時、つくばみらい市の喜久成におじゃましてみることにしました。
つくばみらい市。
数ある残念な自治体名の中でも上位争いの常連たる名前だと思ってますが、その名前が決まる過程もかなり残念。ぜひぜひwikipediaのつくばみらい市を読んで頂きたいものです。
そういえば、つくばみらい市の「みらい」の部分は「未来」じゃなくて、水海道市の「み」と谷和原村の「ら」と伊奈町の「い」が元だって聞いことがあるのですが、本当でしょうか。谷和原村の「ら」にはかなり無理がある気もしますし、そもそも水海道市はこの合併から抜けて常総市に入ってますから、仮に由来が本当だとしても公には出来ない残念さなのです。
閑話休題。
そんなつくばみらい市の水海道寄りにあるお店、喜久成さんです。知らなければ行くことがないであろう立地。小さな集落の中にあるお店でして、僕はたまたま抜け道的に知ってたので迷うことなく行けますけど、初めて行くのはなかなか難しかろう。
そんな場所ですが、通る度に結構お客さんが入ってるように見えてて気になってたのです。この日は奥さんがネットで見つけて、良さげじゃないかということで訪問なのです。
そして満席。やっぱり混んでますなぁ。
鴨南うどん。
少し甘みが判りやすい、素朴な出汁。酸味とのバランスも良くて、濃い目の味の出汁ではかなり好みです。美味い。そこに鴨肉の味が溶け込んで濃厚さも。
うどんは、コシは控えめで喉越し重視のツルツル麺。いや、この舌触りは美しい。噛みしめるよりも啜る心地よさを楽しめます。
鴨肉はふんわり柔らかく、肉汁が出た分だけ出汁を吸ってジューシー。特筆すべきは鴨肉のつくねで、ここからの味が重要だったんだなぁと食べて納得なのです。
鍋焼きうどん。
食べてる人が多いらしいということで奥さんの選択。こちらは色々な具材からの味が溶け込み複雑な旨み。鴨南うどんに比べて印象が随分優しくなります。
それにしてもたっぷりの具。たけのことか季節のものも入ってますから、きっと時期で内容が変わるんだろうなぁと。
鮮烈な印象というよりは、ほっこりしみじみする美味しさ。食べてすぐの印象よりも、数日後にまた食べたくなって味が蘇ってくるのがこの店の真骨頂だなぁと、これを書きながらまた食べたくなっているわけです。
お蕎麦も美味しそうだし、そもそもメニューも多いですから、気長に順番に食べていこうかなと。
あ、今回はなんとなく温かいうどんにしたのですが、この喉越し最高な麺は、きっと冷たいうどんだとさらに真価を発揮するんじゃないかと思ったり。とりあえず次回は冷たいうどんかな。
喜久成
茨城県つくばみらい市細代295-2
0297-52-6266
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