2014年8月31日日曜日

ランディワ - ランチカレーセット(パッションフルーツのマッルン・ゴーヤ・かぼちゃ・ポーク・大豆)

暑さが一段落したためか、庭のパッションフルーツが再び元気になってきまして、蕾が付くわ新芽は伸びるわ。となれば柔らか葉っぱは美味しく食べなきゃいけないわけでして、となればランディワなのです。


パッションフルーツのマッルン。
ほろ苦さと青さが他のカレーへのアクセント。ちょっと固めの葉っぱでも、これくらい細かく刻めはきになりませんな。



ゴーヤ。
思えばちょっと以外なのですが、ランディワではたまにしか見ないゴーヤ。この色は何のスパイスかなーって思ってたらケチャップですな。ケチャップ味自体は強くなくて香りづけプラスアルファ程度。今日のラインナップでは異彩を放ってるんですが、不思議なことに混ぜて食べると馴染むから面白い。



かぼちゃ。
裏の畑のシュワさんが育てたかぼちゃは、ほこほこしっとり柔らかな美味しいかぼちゃでした。実は今日はパッションフルーツの葉だけじゃなくて、この所急激に大きくなったカラピンチャの生の葉っぱも持参してまして、多分作りおいてあったこれに追加投入してくれてます。そのためか、普段のこの手合のカレー味よりも一段厚みのある味。

ランディワには以前からカラピンチャの鉢植えがありますが、一時見見ないこともありました。最近復活して玄関脇に置いてありますけど、まだそれほど大きくなくて、きっとがんがん料理に使えないだろうなぁと思って持ってきたのです。シュワさん喜んでくれてよかったよかった。

カラピンチャ自体はスパイスランカにも売ってる乾燥のものがありますから、それ自体はふんだんに使うことはできるのですが、やっぱり生の香りは良いですなって話なのです。

ちなみにそんな乾燥カラピンチャ、水に浸して戻すことができて、乾燥のまま使うよりも美味しいとのこと。あと、キッチンペーパーとかに挟んで冷凍しておけるよと。冷凍出来る話は聞いたことがありますから、我が家はそっちかな。



ポーク。
今日はマイルド。酸味とは言わないまでも酸味に近い風情。全体的には、野菜なのにパンチがある面子のなかでは大人しい味というちょっと面白いポジショニングでした。



大豆。
以前も一度食べてますが、パリップじゃないときの豆はこれなんですね、最近。スパイスランカにも売ってますし。

バター系の濃厚さがあって、なかなか重たい逸品。その上、レンズ豆よりも確実に豆自体が重いんですよね。炭水化物で炭水化物を食すデブ街道なのです。



シュワさんによる並び替えの全景。今日のパパダンは揚げたてでちょっと厚みがあるバージョン。



後からシュワさん特製のチリペーストも。曰く、いろんな味が全部入ってるね、スパイスたち、魚、エビとか。残ったパパダンにこれをちょっと乗っけて食べると、ビール持って来いって話になりますなと。



紅茶も頂き満足でございます。

この日は全然お客さんが来なくて、のんびりシュワさんティッサさんとおしゃべりをしつつ。と言っても、ちょっとキッチンに戻るとなんだか調理の音。

なんでも、この所は毎週土曜日はシュワさん小山に出張ランディワなんだそうです。そのため、なんだかんだ仕込みあってねと。

マーフレストランも最近は土曜のランチは休みなんですが、そう言えば以前、小山に出店するって話も聞いたことがありますから、これってそういうことなんでしょうかね。


ランディワ
茨城県常総市向石下899-3
0297-42-1222

2014年8月29日金曜日

青竹手打ち佐野らーめん たけざわ - 生姜チャーシューメン

先日行った古河の佐野ラーメン屋さんのたけざわさん、何とも記憶に残る味で再訪したいなぁと思ってたのですが、ちょっと所用でそっち方面へ行くことになり、思いの外早くそんな機会が訪れました。

前回の記事:
青竹手打ち佐野らーめん たけざわ - 手打ちラーメン・手打ち生姜ラーメン


ということで、本日はイイトコ取りで、生姜ラーメンのチャーシューメンで。

こちらのお店は、麺の大盛りはサービスなんですよね。特盛りは200円ですけど。本日、この後2度目のお昼が待ってるので、えぇなに言ってんだって話なのですが、まぁともかくそんな事情なので大盛り厳禁って思ってたわけですよ。でもサービスって言われるのがこの美味しい麺だと抗えない魅力ってあるわけでして。

チャーシュー、前回1枚の時はもう少し厚みがとか思ってましたが、チャーシューメンだとそんなことなくて、適度な厚さでした。やっぱりここはチャーシューも美味い。

先日の生姜ラーメンは奥さんが食べたのをちょっと貰っただけなのですが、改めてガッツリ食べてみて思うのは、いやー、このラーメンの完成度は高いなぁと。

前回に比べてちょっとスープが濃かったので、その点はぎりぎりまで薄めというか繊細な味の方が好みではありますが、とにかくバランスが良いんですね。その肝は生姜の量。少なければ物足りず、多ければ辛くなりそうなものなんですが、その境目にビシッと乗ってくれてるわけなのです。



単純に美味しいってのはもちろんなんですが、この生姜味は妙に記憶に残って中毒性がありますな。今年食べたラーメンの中で、美味しさだけならここよりすげーってお店があるんですけど、食べたさって意味だと一番なのです。また行っちゃいそうだなぁ。


青竹手打ち佐野らーめん たけざわ
茨城県古河市大山959-16
0280-33-7822
火曜定休


2014年8月27日水曜日

萬来亭 - 上海焼きそば・拌麺

中華街で麺を買うのはいつも東成軒製麺所さんなんですが、もう一軒気になってる製麺屋さんがあるのです。それが今回おじゃました萬来亭さんの向かいにある製麺所。

名前を知らないのですが、その製麺所が経営するのが萬来亭さんなのです。なので麺を食べなきゃいけないお店ということで、麺好きはいそいそと出かけたのでした。


上海焼きそば。
唯一の太麺にして、多分名代の逸品。
青菜と細切り豚肉だけのシンプルな具材で、正に麺を食えという一皿。そしてまぁ素晴らしい麺の美味しさ。結構甘めの中華醤油がベースの味付けはそこそこ濃いのですが、麺から粉が香るから丁度良い塩梅。延々と食べられます。

とにかく噛みしめる麺が美味くて、麺の味、粉の味込みの味付けだなぁと。



拌麺。ごまだれの冷麺。
こちらは細麺。ちょっと冷えが甘くて食感がややもったいなかったのですが、喉越し重視のつるつる麺。肉が妙に濃くて美味くて、本気のカップヌードルの謎肉っていう感じ。あ、褒めてますよ。奥さんには違うって言われましたが。



海鮮焼きそばは平麺らしいので、次はそれを食べなきゃなのですが、これを書いててすでに上海焼きそばがまた食べたいという状況でして、あぁもうこれどうしたもんかって話なのです。

製麺所でこの麺を買って帰ろうとしたら、細麺と平麺は売ってたけど、この焼きそば麺はなかったんですよね。まぁ表に貼ってあるメニューを見ただけですけど。次回はやっぱり寄って、あるのか聞かなきゃなのです。


萬来亭
神奈川県横浜市中区山下町126
045-664-0767

2014年8月25日月曜日

小川港魚河岸食堂 - 海鮮丼・まぐろホホ肉塩コショウ焼き定食

焼津界隈で美味しいお魚朝食が食べられるお店はないかと調べると、小川港魚河岸食堂さんがすごく高評価で出てきます。ということで、朝食目当てで行ってみました。

えぇ、臨時休業でしたよ…
予定は午後からなんですが、このために早朝っていうか深夜に家を出て向かったのに、臨時休業でしたよ。(´・ω・`)。

近くいた漁港関係者のおじさまに、こういうお店が他にないか聞いたのですよ。でもねぇ、ないねぇの一言でございまして、もうそうなればリベンジするしかないじゃないですか。
泊まった翌日、ホテルの朝食を食べた後に再訪したのです。

開いてた。異常に嬉しいw


お店は漁港の中。これといって明確な駐車場もありませんが、関係者の車のじゃまにならないあたりに適当に停めておきます。



こういうお店に来たら食べなきゃいけない海鮮丼。
良いですなー、新鮮だしネタの数は多いし、これで1000円はかなりお得です。首都圏で食べる1000円の海鮮丼でも、いいお店だとこれくらい頑張りますが、ネタのサイズが一回り大きいって感じでしょうか。



まぐろホホ肉塩コショウ焼き定食。
以前だとムキになってなまものを注文してましたが、大人になると火が入った料理が食べたくもなるのです。焼津と言えばまぐろ。頬肉ステーキでございます。

メニューの写真は3切れくらいしか乗ってないのですが、実際に来たものは6,7切れ?結構な量です。そして肉汁すげー。もうこれ完全に肉やん。魚じゃないやん。
まぐろの頬肉は食べたことはありますけど、こんなに大きかったり肉感あったっけなぁというちょっと異次元な感じでして、いやもうめっちゃ美味い。

定食ものは単品でも頼めるみたいなので、思わずツマミにおかわりしようかと思うくらいでしたが、さすがにまだ朝の7時台、自重しておきました。



壁にはこんな感じでメニューが一杯。水揚げの関係なのか、朝一でも販売してないメニューもありますけど、こんだけあれば食べたいものも見つかるはずなのです。



他にも漁港関係者専用のメニューがあったり、そんなみなさんの注文は食券じゃなくて専用の紙に書いてたりと、完全に地元の方々と観光客の両方が使えるお店なのです。えぇ、明らかに漁港関係者の皆さん、魚食べてる人は皆無です。

港に併設された食堂って美味しいに決まってるじゃないですか。だから漁港近くに行った時は必ず行くのですが、こちらは民間のお店じゃなくて組合(焼津市魚仲水産加工業協同組合)が運営するお店。なのでか幾分というか相当安めのお値段。朝はともかく昼は近隣のサラリーマンの皆さんでごった返すんだとか。そりゃ毎日でも通えますよ、ここ。


小川港魚河岸食堂
焼津市小川3392-9
054-623-9200

2014年8月23日土曜日

ななや - 抹茶ジェラート No3,5,7

藤枝市にあるななやさんのジェラートを食べに行ってきました。

ここのウリは、抹茶好きには堪らない濃厚な抹茶ジェラートが、7段階の濃さで楽しめるというありそうでなかった展開。

No3が標準で、これがハーゲンダッツの抹茶と同じかちょっと濃いくらいって噂です。

写真で見ても判る色の違い。



シングルとダブルが選べます。



ということで、標準のNo3と究極のNo7のダブル。

No3。
十分美味しくて、やや甘みを抑えたハーゲンダッツって感じです。確かにスタンダード。

No7。いやもう、生チョコ食べてるみたいで、ジェラート的なクリーム成分が明らかに足りてません。いやもうねっとりこってり。

抹茶を普段から飲んでる人にとっては別に苦くありませんが、濃さという意味では点てて飲む抹茶よりも濃いですなぁ。

先日、お茶の木村園さんで食べた宇治のかき氷がたいそう濃かったのですが、それよりも一段濃い印象です。



No5をシングルで。

濃厚でありながらもやり過ぎた感がなく、秀逸なバランス。(゚д゚)ウマー。



No7を食べたあとは、No3は言うまでもなく、No5でも薄く感じる凶悪さ。No7だけは値段も高いのですが、まぁやり過ぎなネタ的な印象もあります。

とは言え、No7を食べてしまうとNo5でも物足りないことは確かでして、次回はひとまずNo6を楽しみたいものなのです。


余談ですが、この日はほうじ茶とか玄米茶のジェラートがなくて、マンゴーとかだったんですね。まぁ夏だからしょうがないのかもしれませんが、ほうじ茶を楽しみにしてた奥さん的には、マンゴーとかに色気出すんじゃねぇってご立腹でございました。こんだけ抹茶が美味しかったら、他のお茶も楽しみだったんですよねー。なのでそれがちょっと残念。


ななや 藤枝店・自家製菓子工房
静岡県藤枝市内瀬戸141-1
054-646-7783
10:00~18:00
水曜定休(祝日の場合は営業)

2014年8月19日火曜日

らーめん三丁目 - 黒そばチャーシュー

再訪したかったのになかなか行けなかったらーめん三丁目さんに行ってきました。お目当てはもちろん黒そばなのです。

初回訪問の記事:
らーめん三丁目 - とりとんこつラーメン・とりしおラーメン


マー油が特徴的なラーメン屋さんだと、僕の場合は下妻市にあるとんこつらーめん黒竜さんを思い出すのですが、こちらの味は海鮮出汁ベースの醤油味。どんなのか楽しみだったのです。

そのマー油たっぷりのスープは、見た目はかなり厚めのオイル層。でも意外と重たくなくてしつこくない。まぁそれでも油のコーティングはスープの熱々さを維持出来てるくらいなので、ラーメン食べに来てヘルシーさが云々とかいう人は食べない方が無難かもしれません。
ベースの海鮮出汁は魚粉がよく香り、混濁した醤油ダレとも非常に相性良いのですが、如何せんマー油とは香りがぶつかり過ぎてる気もします。ちょっと迷っちゃうんですよね、これってどっちの味なのかなって感じで。個人的にはマー油をもっと立たせた方がインパクトが強いんじゃないかと思った次第です。

今回の麺は太麺を選択。もぎゅって噛みしめる麺は相変わらず美味しいのですが、このスープだと細麺の方が良かったかもしれません。濃い二つの香りに麺の香りまで重なると、ちょっと混沌としすぎた気がします。

本日はチャーシューを増量で。ここのチャーシューは歯ごたえが残る私的好みな逸品でして、とくにこの濃厚なスープの相性は最高でした。うまー。



横浜家系が好きな人には、ちょっとタイプは違うけど満足度は高いんじゃないかなという感じの一杯でした。僕の活動範囲内の横浜家系ラーメンはどこもいまいちだった過去があるので、そんな感じを攻めたいときには最適なのかもしれません。

なんだかあまり褒めてませんけど、美味しかったし満足度も高かったんですよ。でも出来れば塩とんこつにマー油増量ってのほうが好みかなーとか思った次第なのです。


らーめん三丁目
茨城県取手市戸頭3-2-9
0297-78-4303

2014年8月15日金曜日

マーフレストラン - チキンティッカマサラ・マトンキーマ

先日の土曜日に振られたので、リベンジのマーフレストランへ。無性に、あの肉が中心のカレーが食べたくてしょうがなくて、飢えるってのはこういうことなんだなと。


チキンティッカマサラ。
酸味が程よく、鶏肉たっぷり。なんかこう、ビシッと味が決まっててめちゃくちゃ美味しかった。マーフレストランさんで食べるチキン系のカレーでは、これが一番好きな気がします。



マトンキーマ。
マトンだと最近はこれになりますな。今回の粗挽きというかぶつ切り系の肉は、塊肉とひき肉の美味しさのいいとこ取りって感じでしょうか。以前、パキスタンのカレーでひき肉といえば、ちぎったようなそんな感じのが本場でよく見るって聞いたことがありますし、前回のマトンキーマもそんな感じ。あれはあれで好きなんですが、今回のスタイルもまた格別なのであります。

肉の形状のせいなのか、いつもよりややオイリーなおかげでエロい味。マーフレストランの味は家庭的な印象が強いのですが、ちょいちょいエロくなるのも楽しみの一つなのであります。まぁこれでもHandiレストランさんの味に比べればオイリーじゃないんですけど。



久しぶりにナンを食べたら、形が円形じゃなくて涙形になってた。日本人受けを考えたのかどうなのか。


それにしても、食べたいものと食べたものの味が完全に合致するって、食事における最高峰の幸せでございました。(゚д゚)ウマー。


マーフレストラン
茨城県常総市馬場441-8

2014年8月13日水曜日

ランディワ - ランチカレーセット(ポーク・レンズ豆・じゃがいも・ししとう)

マーフレストランに向かった土曜のお昼、えぇ、完全に失念しておりました。最近のマーフレストランは、土曜日のランチはClosedだということを。

でもいいんです、近所にはランディワがありますから。

店内には二組のお客さん。その後も立ち代わり入れ替わりと、なかなか混んでおります。でもシュワさんは小山に出張ランディワ。ティッサさんが奮闘しております。ちなみによくランディワを手伝ってるお兄ちゃんもいなかったので、きっとスタッフでついていったんだと思いますが、代わりに手伝うのはスパイスランカのおじさま。つまりはスパイスランカは閉めてるってことですね。


ポーク。
油が少なくビターさが強いポークは、手食に厳しい熱々っぷり。こういう熱々なのって、皆さんどうしてるんですかね。躊躇してるようには見えないから、慣れってことなのかなぁ。



パリップは甘みが強い穏やかバージョン。玉ねぎがフライドじゃなくて入ってるとこういう傾向ですな。癒しの一品。



じゃがいも。
沈んで見えませんが、形を留めて食感も残るじゃがいもなのに、異常に味が染みてて不思議。どうやってるんだろう。ホールのシナモンがゴロゴロで、スパイシーというよりオリエンタルって感じです。まぁ何言ってるのかよくわかってませんけど。



ししとう。
甘長唐辛子というべきなのか。ゴロッと大きなやつが一杯。一緒に入ってるのは裏の畑で栽培している長い豆でしょうかね。味は魚出汁が強烈で、そして今日一の辛さ。相当辛い。その上、焦げたにんにくがガツンと効いてて全体のパンチがハンパない。いやーめっちゃ美味い、けど辛い。じゃがいもとパリップの2つの箸休め?が無いければ厳しい一品でしたが、また食べたい、尾を引く一品でもありました。



店内はずっとお客さんが数組いて忙しそう。本日はお茶もデザートもなく退店でございます。こんな辛さの後にはワタラッパンが食べたくなるのですが、そうそう上手くは行きませんな。


ランディワ
茨城県常総市向石下899-3
0297-42-1222

2014年8月11日月曜日

塩水野菜を仕込む、2014夏。

塩レモンを仕込むのと同時に、塩水野菜も仕込んでみました。こっちは僕がやりたかったもの。

デブの汗っかきには夏場は地獄。水分も塩分も採りたくなります。とは言えほんとに塩辛いものは体によろしくありませんし、適度で、そしてそれがツマミになれば言うことないなぁという品なのです。


野菜を適当に切って、瓶に詰め詰め。
今回は、実家から送られてきたナスやきゅうりやピーマン、戴き物の江戸崎かぼちゃ、買ったのに存在を忘れてた金時人参など、まぁあるものを適当に。

そこに塩レモンを仕込むときにでたレモンのヘタの部分を一つ入れて、ちょっとだけさっぱりしたレシピにしてみます。



塩水は6~8%って書いてありましたが、これも腐ると嫌なので8%の濃い目で。ひと煮立ちさせて冷めたら、ひたひたになるまで注いておきます。野菜は浮いてきちゃいますから、ラップをくしゃっと丸めたもので栓をして、どうにか全部が浸る状態。





これで5日とか、まぁ漬かり具合がいい感じになったら引き上げる予定。

引き上げた野菜は冷蔵庫で保管になりますが、残りの塩水は常温保管が可能。そのまま次の仕込みに使えて、野菜の旨味が溶け出した美味しい塩水なのです。ぬか床のように育てていけるんだとか。



2日経過。

ナス、入れるんじゃなかった。色が出てきちゃった。




7日目。引き上げ。

実は5日目に味見をしたところ、8%は塩がキツイ、そしてまだ発酵の始まりって感じでしたので、もう少し置いてみることにしたのです。ずっと常温、っていうか直射日光じゃないってだけで特に冷所でも暗所でもない場所に放置です。この頃には、フタを開けるとブシュってガスがしっかり。


そして7日目で引き上げとなったのです。しんなりした野菜たちは、しっかり発酵して程よい酸味。キツ目とはいえ発酵のおかげで幾分丸くなった塩気。

そのままポリポリ摘んでもいいんですが、刻んでドレッシングに入れたりピクルスの代わりに使ったりって感じがよろしい気がします。



そして見事な色。これ以降、漬けるもの全てにこの色が付いてしまうのか、というちょっと残念な感じもあるのですが、表面には酵母が湧き、香りは爽やかな酸味。いやー、確かにこれは継ぎ足して育てていきたくなりますな。



空いた瓶にはすでに次の野菜が漬かってます。次は塩水を足さないと足りなくなりそうですから、6%の塩水にしてちょっとずつ薄めていこうかな。

2014年8月9日土曜日

塩レモンを仕込む、2014夏。

最近よく目にする塩レモンの話。奥さんが作ってみようと言いますから、国産の無農薬ノーワックス訳ありレモンを通販で取り寄せてみました。5kgですから、えぇ、アホですかって量入ってます。

訳ありの理由はそれなりにキレイじゃなかったり形が不揃いだったりなわけですが、黒いつぶつぶなんかは洗えば結構取れますし、切れば形も気にならないので十分な品質です。

まぁ奥さんが洗ったんですけど。



上下のヘタを落としてくし切りに。キッチンがめっちゃ爽やかな香りです。

えぇ、奥さんが切ったんですけど。



よく水を拭いて塩漬け。

巷のレシピは10%の塩で途中から冷蔵庫に入れるパターンが多いようです。塩辛くなりすぎず、料理に使うときに使いやすい塩分濃度なんだとか。

とは言え5kgのレモン、ヘタを取ってダメな実を弾いても4kg弱。えぇ、冷蔵庫にそんなスペースはありません。

なので、1瓶だけ10%で仕込み、残りは20%で常温というか冷暗所で夏を乗り切りたいレシピでございます。

1瓶あたり1kgのレモンと200gの塩。
水分が上がってこなくて、塩とレモン汁でドーピングする人た多いみたいですが、ちゃんと切った断面にしっかり塩を付けて詰めていけば、すんなりと果汁が溢れ出てきました。写真は詰めた直後ですが、その後あっという間に3cmぐらいは浸りました。




24時間後。
半分くらいまで浸るようになりました。いい感じですなー。

毎日、振ったり揺すったりひっくり返したりと、全体が馴染むように手を入れつづけます。




丸2日経過。

レモン自体がしんなりしたこともあり、8割方浸かってます。これならレモン汁ドーピングは不要ですな。

水分にはやや濁りが出てきて、レモン自体もトロっとし始めてます。




1週間経過。

写真は、手前が20%塩分、奥が10%塩分のモノ。どちらも完全に濁った汁になり、見た目も表面がとろとろ。




10%の方は長期熟成させるつもりがないので、そろそろ使い始めます。
刻んで叩いてペースト状に。オリーブオイル等でソースに。まぁ奥さんが作ってくれてますから、レシピはよく分かりませんが。



お試しの相手はアオダイ、ウンギャルマツでございます。

半身のカルパッチョ。バジルとの相性は最高です。ほろ苦さがこんなにもアクセントとして優秀なんだなぁと。個人的には胡椒をもっと振っても美味かろう。



もう半身は蒸し焼き。
身の下にもレモンがしいてあります。塩気は魚とレモンのものだけ。

いやー、白身魚との相性は最高ですなぁ。そして火が入った方が塩レモンの美味しさは際立ちます。レモン果汁の糖分が引き出されて、種々の味がまじりあうのです。酸っぱくて、塩気が旨味で、甘味が風味で、苦味がアクセント。

魚や肉を焼くときにレモン汁でマリネしてからってのはジェイミー・オリバーのおかげでよくやる手なのですが、塩レモンはそれともまた全然違う味なんですね。特に皮の存在が素敵です。これは定番の調味料になりそうです。



20%の方はもっと発酵させる予定なので、このまましばし置いておきます。まぁグリングリンひっくり返したりはしますけど。

でも、10%塩分でも結構な塩気なので、20%は使い方が難しそうでもありますな。まぁ奥さんに頑張ってもらいましょう。

2014年8月7日木曜日

錫蘭食堂 COJI COJI - スリランカプレート・ランプライス

茨城のカレー好きにはお馴染みの、水戸のコジコジさんに行ってきました。

コジコジのシェフは元ランディワのワジラさん。我が家がランディワに通い始めた頃のシェフでして、とても好きな味でした。

実は1年くらい前に、そんなワクワクと共にコジコジさんに行ったことがあるのですが、正直えーって感じの味でがっかりだったのです。もっともその日はスリランカプレートがなくて、インドカレー的なメニュー。なので、久しぶりにおじゃまするからには、がっつりスリランカといきたいのであります。


スリランカプレート。
スペシャルの方ですが、メニューにあったパイナップルのカレーを作り忘れてたのでそれは抜き。

上の紅いやつから時計回りに、ビーツ、キャベツのマッルン、ポルサンボル、空芯菜、パリップ、ゴーヤ、中央に玉子。

下のカレーは、右がチキンで左がイカ。

いずれも、懐かし味よりもずいぶん洗練されてるなぁという印象。ランディワでシュワさんの料理を初めて食べた時は、ワジラさんの方が随分ワイルドな印象だったのに、今や完全に逆なのです。大学の側という客層から、おねーちゃん受けの良い感じにシフトしていったのかなぁ。少なくとも、油の量は減ったなと。

という意味では、ワイルドさを求めるにはいささか物足りなくもありつつ、スマートに纏まった美味しさは、ぜひぜひここからディープスリランカカレーにハマっていってくださいって案内にピッタリなのであります。

常連の方々はスパイス増しなオーダーをされてるような話も読んだことがありますが、もう一段ガッツリといきたいのであればそれは必然なんでしょう。



ランプライス。カレーの蒸し物。
スパイスなご飯にチキンカレー、カシューナッツと枝豆のカレー、ナスとジャガイモのカレー、シーニサンボル、カトレット、玉子を盛りつけて、バナナの葉で包んで蒸してあります。



開くとムワッと美味しい香り。いやもう、渾然一体となっておるわけですよ、香りが。スリランカカレーは混ぜてなんぼって教わりましたが、蒸すことによって香りまで混ぜまくってるんですね。バナナの葉の香りがそれらを繋ぎまとめてるわけです。

味はこちらもやや上品。それでもプレートと比べると、蒸された分だけ濃度が増してる印象があります。色々美味しかったのですが、カトレットは絶品でした。また食べたい。



なんの迷いもなく手食してたのですが、途中でフィンガーボウルを持ってきてくださいました。ありがたやー。

そういえばバナナリーフで手食してた時も、気づいた店員さんがフィンガーボウルを持ってきてくれたなぁ。ちゃんと用意してあるんですね。そんなに手食する人って多くなさそうですけど。


水戸はそんなにちょくちょく行かないのですが、それでもあっち方面に行ったらまた寄りたくなりますな。


錫蘭食堂 COJI COJI
水戸市渡里町2305-6
029-353-8620

2014年8月3日日曜日

ドゥルセ・ミーナ - マンテカード・ポルボロン

スペイン菓子専門店のドゥルセ・ミーナさんです。たまたま奥さんがネットで見て興味を持ったので訪問してみました。

スペイン菓子ってなんぞやって感じなのですが、こちらのお店では、マンテカードというアンダルシア地方のお菓子と、その派生バージョンのポルボロンがメインの商品のようです。

ということで、マンテカード4種類とポルボロンを頂いてみました。



いずれも、ほろっと砕けてふわっとくちどけの、いやはや初めましての口当たり。口に広がるのは粉の香りを中心にそれぞれのフレーバー。とにかく粉々しくて美味しいんですね。粉物好きには至高の食感でした。


マンテカード、アーモンド味。
ローステッドなアーモンドの香りが芳ばしい。美味しさという点では一番わかりやすい印象です。



マンテカード、オリーブ味。
マンテカードはラードで練ってあるのですが、代わりにオリーブオイルを使ったバージョン。奥さんはちょっと青い香りが気になるって言ってますが、僕は今回の5種類の中で一番好みでした。オリーブオイルの香りと粉の香りの交じり合った美味しさがたまらんですよ。



マンテカード、チョコレート味。
このチョコレートがまためちゃくちゃ上品で濃厚。粉のホロホロ感は他のと同じなのに、チョコレートがなんでこんなに濃厚になるんだろうかという不思議な印象なのです。いやー、チョコレート食べてるようなクッキー食べてるような、実際には全然違う印象で素敵。



マンテカード、ヘーゼルナッツ味。
穏やかに香り、粉の香りが一番楽しめる印象でしょうか。全体としてはちょっとぼやけたかもしれません。ある意味、粉物としてはそのぼんやりとした粉っぽさが真骨頂でもありますが。



ポルボロン。
シナモン、アニス、そんな香りがたっぷり。素朴さはこれが一番でしょうか。



まず食感が面白くて、その後に上質の粉を楽しめるちょっと贅沢なお菓子でした。しょっちゅう食べるには値段含めあれなんですが、定期的に食べたくなることは必定。そしてお遣い物にもとてもよい商品と出会えた次第です。

でも夏の食べ物じゃないな。秋から冬にかけて、温かい飲み物と共に頂きたいものです。ちょっと調べると、クリスマスが近づいて、ポルボロンがお店に並び始めたなんて話も目にしますから。


ドゥルセ・ミーナ
茨城県守谷市ひがし野3-11-2
0297-45-2740

2014年8月1日金曜日

ランディワ - ランチカレーセット(パッションフルーツのマッルン・ポーク・かぼちゃ・ナス・レンズ豆・魚)

我が家のパッションフルーツもグリーンカーテンになってきてまして、そろそろ込み入った葉っぱを除かなきゃな時期。そうなると、これはもうパッションフルーツでマッルンの季節なのです。

そんなわけで、パッションフルーツの葉っぱを持ってランディワへ。

昨年のパッションフルーツのマッルンの記事:
ランディワ - ランチカレーセット(ポーク・四角豆・レンズ豆・空芯菜のマッルン・パッションフルーツのマッルン)


パッションフルーツのマッルン。
細切りのパッションフルーツの葉はほろ苦く、それでいて独特の青さが爽やか。今年はちょっと全体的に硬めの葉が多かったのですが、火を入れれば十分大丈夫なレベル。



ポーク。
玉ねぎが多めで、あまりビターじゃないタイプ。ランディワではちょっと珍しいかもしれません。あと肉に脂が少なかった。だから味付けも違ってたのかな。暑い日には脂が少ないほうが美味しく食べられます。



かぼちゃ。
マイルドクリーミー。かぼちゃは甘味が強くホクホクで、そのものが美味しい。かなりおおぶりに切られてますが、中まで柔らかく、それでいて煮崩れしていない絶妙の火の通し方。お腹に溜まるから芋かぼちゃ系は若干敬遠したくなるのですが、それを許さない美味しさでした。



ナス。
前回のペヒとは違って野菜が豊富。でもモージュの味じゃなくて炒めもの的な。料理名を聞きたかったのですが、本日シュワさんもティッサさんもお忙しでして、ゆっくり話が出来なかったので不明なのです。モージュに近いコクがありつつもちょっと違うんですよね。きのこ類が入るからかなぁ。超美味しい。



パリップ。
少なめのパリップはやや細かめというか煮込まれた感じで粘度も高め。そのためかいつもよりも味が濃く感じられる、濃厚とはまたちょっと違った美味しさ。



盛ってみた。貼ってみて気づきましたが、ひどいボケかた。ありゃー、全然美味しさが伝わらない。

ちなみにサラダとパパダンもありました。



と、ほどほど食べ進んだタイミングで出来立ての魚の奴が登場。
ご飯おかわり要る?って聞いてもらえますが、いやもうマヂ満腹ですからとお断り。じゃあ持って帰るといいよとテイクアウトをオススメされます。ありがたやー。

とは言え出来たてのこの料理は始めてなので、ちょっと味見。熱々の魚は、塩味がキツくても印象が柔らかで、旨味の強さがいつも以上。いつもは冷たいのをほぐしてちょっとずつ食べますけど、熱々だともうちょっと多めに食べても大丈夫って感じでしょうか。正直、これだけでどんぶり飯いけますなって感じの濃厚魚味、日本人も好きな味なのです。



なんだかずっとバタバタとしててゆっくり話せませんでしたが、そんな中持ち込みをして申し訳ない次第でした。まぁそれでも裏の畑で育ててたパッションフルーツはダメだったって聞いてたこともあって、シュワさんも喜んでくれたからまぁいいか。

きっと残った葉っぱはスリランカの皆さんに供されたのではないかなと思うのでした。


ランディワ
茨城県常総市向石下899-3
0297-42-1222