2013年3月31日日曜日

ランディワ - ランチカレーセット(ビリヤーニ・レンズ豆・ナス・ジャガイモ・マトン)

年度納めのランディワです。まぁ理由はなんでもいいんですけど。

実は先日、某有名スリランカ料理店に行ったのです。もうそこが残念で残念で、その日以来、近々絶対にランディワに行こうって決めてました。なので今日は意気込みが違いますよ。えぇ。


さて本日、なぜかご飯がスペシャルです。ビリヤーニ。意気込んだだけのことはありました。

スリランカ風鶏肉のカレーピラフとでも申しましょうか。
夜のスペシャルバイキングでは出てたりするみたいですけど、僕が行ったときは違ってましたから初体験です。

これがまた強くないカレー味で、旨味の鶏味。結構味自体は薄いんですよね。でも絶妙にこれだけでも食べられるくらいの味は付いてる。いつもだと、カレーをいっぱい食べるために白米を少なめに食べてるですけど、こんな風に単品でも美味いとくれば米もガッツリいってしまいます。

ちなみにこれを書くためにちょっとビリヤーニのこと調べたんですけど、これって作るの結構めんどくさいらしいですね。そりゃスペシャルディナー用ですな。



定番のレンズ豆。これがないとしっくりこないってくらい、もうお馴染みです。個人的には、これだけで食べるよりも、肉系のカレーと一緒に食べるのが美味しい。今日もマトンと一緒です。



ナスのなんか。味はナスなんだけど、あんまり原型が残ってない。旨味と香ばしさが強くて癖になる。これって何味って言えばいいのかよくわからないけど、すっごく美味い。辛さは控えめなんだけど、唐辛子をガスっと噛んじゃったから痛い目を見た。



ジャガイモ。ココナッツミルクの甘みと芋の甘みがとても相性が良い。同じ系統でブロッコリーの時もあるけど、それよりもほっこりする。さすがジャガイモ。
ココナッツミルクの香りに奥に、妙に爽やか香りもあって、多分ちょっとのカルダモンかな。たまにフッと香る繊細な感じ。
これも辛くなくてマイルド。



マトン。安心と信頼のマトン。程々チリとカルダモン。珍しくこの手合いなのに辛さが控えめ。まぁランディワ慣れしてなければ、それなりにちゃんと辛いんですけどね。

写真撮ったはずなのになんか壊れてたから載せられませんでした。
代わりに全景でも。あ、パパダンはこの後頂きましたよ。サンボルはなかったけど。



そうそう、今日のサラダには玉子が。珍しい。
ランディワで玉子と言えば、随分昔の前のシェフの頃のことだけど、玉子のカレーがあったんですよね。ゴロッとゆでたまごが半割で入ってるカレー。かなりガッツリで面白かったんですけど、奥さんは重くて無理って言ってたなぁ。卵好きには美味しかったんだけど。まぁ余談ですが。



食後にはコーヒー。トルココーヒーみたいにちょっと粉っぽいコーヒー。コーヒーは大好きなんだけど、この手合いには慣れてないから思わず粉まで飲んでしまうあたり残念な子。

美味しいコーヒーだったんだけど、やっぱりここでは紅茶が飲みたいなぁと思ってしまった。すごく濃いのに全然渋くなくて、たっぷり砂糖を入れても茶葉の存在感が消えないあの紅茶。
シェフは紅茶入れてくるねって言って奥に引っ込むから、都度入れてくれるんですよね。あれ美味いなー。


いやー、写真の通りすっごい量なんですけど、辛さが控えめだったこともあり、また日本米の白米よりも長粒種のお米は軽いこともあってか、よもやの完食。ぜったいにあいつらまた全部食いよったって言われてますわ、これ。


そうそう、今日は先客がいらっしゃいました。その方たちは誕生日ランチだったようで、多分それでちょっとスペシャルなオーダーをされてたんですね、ビリヤーニ。ご相伴にあずかりました。まぁ僕の意気込みは全く関係ないわけですけど。

帰り際に少しお話したら、ちょっと辛さは控えめでお願いしたんだって仰ってましたから、今日の辛さはそういうことだったのかと納得。
我が家はもういい加減現地並の辛さが楽しい風情ですけど、今日くらいの辛さは食べ慣れてない人にもちゃんと辛くていっぱい食べられる最適な辛味だったんじゃないかと思ったり。

まぁ少々の辛さの違いなんて関係なく完食してるんですけどね、いつも。


ランディワ
茨城県常総市向石下899-3
0297-42-1222

2013年3月29日金曜日

薩摩笹寿し やまを - 笹寿し(鯛、海老、鮭、穴子)

鹿児島に行って来ました第4弾。持ち帰り専門の笹寿しのお店、やまをさんの笹寿し4種類です。

奈良の柿の葉寿司が大好きな子なので、まぁ基本的にこれは好きなんだろうなぁと思ってましたが、いやいやどうにも反芻する味でして。


とにかくまず開けると笹の香りがすごい。鮮烈で食欲をそそるんですよ。
そういえば、昔神戸の中華街で食べた笹の葉のジェラート、好きだったなぁ。笹の葉でくるんだ麩まんじゅうも大好きだなぁ。そもそも僕は笹の葉の香りが好きなんですね。



鯛。一番さっぱり。おぼろ昆布の味が良いアクセントなんだけど、鯛が淡白な分ちょっと物足りない。実は最初にこれを食べて、美味しいけどまぁ普通やねって思ったんですよね。すいません、大間違いでした。
今振り返れば、これ食べる直前に地鶏の炭火焼とか結構ガッツリ濃い脂の味を食べてたんですよね。そりゃあっさりに感じるわ。



海老。いやー、ガツンとやられます。海老の旨味と酢飯のバランスが良くて、あっという間に食べてしまった。しまったなぁ、一瞬で食べてしまったから、今書いてて写真に写ってるご飯と海老の間のものがなんなのかわからない。



鮭。一番予想出来た味。柿の葉寿司で食べ慣れてる感覚なんだけど、笹の葉の香りは爽やかさが一段上だなと思う。柿の葉か笹の葉か、いやー甲乙つけ難く愛せますなぁ。



穴子。真打ち登場。穴子の脂とタレと笹の葉のコンビネーションが三位一体。一番印象深かったです。とにかく笹の葉の香りとの相性が一番よかった。うなぎに山椒を振るじゃないけど、まぁそんな感じに薬味的アクセントが笹の香り。



いずれもものすごく特徴的な味という訳じゃなくて、多分写真から想像できる味なんですよ。でもどれもまとまりが良くて、つい2つ目、3つ目って手が伸びる安定の美味しさなんです。
また大きさが調度よくて、鹿児島にいるときは、ちょっと小腹が空いたらこれが食べたくなりました。中心部からはちょっと外れてるから、市電で行ってちょっと歩くんですよね。なので気軽に買いに行けなくて再訪できなかったのが心残り。

ちなみに鹿児島の笹の葉寿司は、美浜さんというお店が老舗なんだとか。こちらのやまをさんは、その美浜で修行された方らしい。へー知らなんだ。美浜さんのも食べてみたかったなぁ。


薩摩笹寿し やまを 真砂店
鹿児島県鹿児島市真砂町78-6
099-251-8337

2013年3月27日水曜日

天文館むじゃき - 白熊

鹿児島に行って来ました第3弾。超有名店の天文館むじゃきさんです。
一応食べなきゃいけない気がしてた白熊。練乳が得意じゃないからそれほど興味なかったんですけどね。まぁ観光客としては…

でもですね、すいません、これ美味かったです。しっかり甘いんだけど、もたれなくて食べ進む。まぁかなり大きいですからなかなか食べきるのは大変なんですけど、それでも飽きないまま完食。
かかってるシロップの味が美味しいのもそうなんですけど、氷自体がすごく軽くてさくさくと食べ進むんですね。きめが細かいと言いますか。

甘いものだめかもって思ってる人は、意外といけるからチャレンジしてみるといいですよ。えぇ、僕は結局二回目も完食してしまいましたし。夏ならなおのこと美味しいんだろうなー。

ちなみに鹿児島に人と話すと、あそこの喫茶店が美味いとかまぁいろいろ好みがあるようで。そういうのを追いかけるのも楽しそうなんですが、まぁ追いかけるにはお腹が持つか不安でございますな。




そうそう、一回目に行った時はなんにも言われなかったんですけど、二回目に行ったら上から見ると白熊の顔に見えるから白熊という名前になったんですよと。
へー。うーん。よくわからない。



しろくまといえば、鹿児島市内の市電もしろくま。一回だけ乗れたなー、しろくま電車。
そりゃ話題にもなります。

天文館むじゃき
鹿児島市千日町5-8
099-222-6904

2013年3月25日月曜日

大安 - 鳥刺し、もも焼き

鹿児島に行って来ました第2弾。地元で愛されるさつま地鶏のお店、大安さんです。

鶏好きにもほどがありますから、自分。鹿児島は天国の一つですよ。


鳥刺し。
こちらの鳥刺しはたたきのように表面が炙ってあります。一見、というか一口目は結構この炭っぽい部分がえーとか思わなくもないんですが、これがまた癖になる風味でして。赤みが強いお肉は生とは思えないコク。そしてちょっと炙ってあることで食べやすく、且つ旨味が出やすい皮。

そしてこの量。525円ってありえませんよ。



もも焼き。
こちらも真っ黒。ところがやっぱりこの黒いの香りが癖になる。不思議やなぁ。炭っぽくて嫌になるかと思うんだけど。
火を通した肉はぶりぶりでしっかりとした食感。皮目はより強い食感となり人によっては固いって言うかもですけど、これをわしわしと噛み締めると延々と旨味が出てくるからやめられませんですよ。

そんでまたこの量。525円とはうぉっふる。あ、この写真はちょっと食べちゃってますけど。でもねぇ、食べても食べてもまだまだあるんですよ。ほんと遠慮無く鶏を食べ続けられる幸せ。



ちなみに持ち帰りも出来て、鳥刺しともも焼きと鶏皮サラダをまとめて盛ったセットがあります。半々ってセットがこれで、1050円。バラでも注文できるんだと思いますけど。
なので、二回目はおみやげにしてホテルでお気に入りの焼酎と共に食しました。
さらに、鹿児島を離れる前日、後悔してなるものかと再度お持ち帰り。

全景。まぁ結構無理やり盛ってます。



鳥刺し。醤油とにんにくがついてます。醤油は鹿児島のというのか九州のって言っていいのかいまいちわかってませんが、まぁとにかく濃厚甘いやつ。魚の刺身だとこの醤油が合うのと合わないとあると思ってますが、鳥刺しにはこの甘い醤油の一択ですねぇ。
しかしなんでこんなにボケてんだろ。



もも焼き。底には炭と脂のこってりスープが溜まってますが、肉自体はそんなにしつこくない。っていうかやっぱりこの食感は反則ですな。ぶりぶりで噛み締めるから、油っこいとかそんなんは噛んでるうちに中和するですよ。
こちらにはマヨネーズと唐辛子がついてます。



鶏皮サラダ。たっぷりのキャベツとのりと鶏皮。こりぷりの食感とキャベツのシャキシャキが美味しい。ドレッシングはお酢の香りが効いたかなりさっぱりなもの。なのでグズグズになるまで浸してもしつこくなくて、むしろもも焼きの脂を流すさっぱり感です。



とまぁ、都合3回食べたんですけど全く飽きないし癖になる。鶏好きをこじらせてるだけかもしれませんけど。

っていうかね、鹿児島の鶏料理の充実度がもうたまらんですよ。大安さん以外にも、持ち帰り専門の唐揚げ専門店や焼き鳥のお店で買い食いしたり、いやー、もう鶏好きは鹿児島に集合です。


赤鶏炭焼 大安
鹿児島県鹿児島市山之口町9-1 野添ビル 1F
099-224-6611

2013年3月23日土曜日

菜々かまど - 魚料理いろいろ

鹿児島に行って来ました第1弾。鹿児島に来て初日。いろいろ調べた中で、まずはここが一番美味しそうだなーと菜々かまどさんにお邪魔しました。




いやー、僕の嗅覚も捨てたもんじゃないというか、鍛えられたというか。ほんと大当たりでございまして。近所に欲しいなぁ。


お通しの酢豚。ちょっと食べちゃったんですけどね、写真を撮った時は。これがまた美味しくて。冷えててなおアテとしてすごく美味しい。いやー、ここからもうこのお店は当たりだと気づきましたですよ。



お刺身を盛り合わせでお願いしました。絶妙。新鮮さのコリコリやプリプリはありながらも、熟した旨味が出るぎりぎりの状態。すっごく美味しい。今までの人生でほんと5本の指に入る激旨お刺身。
ちなみに鯖は首折れ鯖。盛り合わせですがこれだけは入れてとお願いしました。いやー、お初な味でございますよ。



トビウオのさつま揚げ。



割るとこんな感じ。
お願いしてから結構時間がかかって、オーダーが通ってるのか心配になっちゃいましたが、時間がかかるのもうなずけるサイズです。ぶりぶりでふわふわ。
骨まで練られたこく旨の一品。鹿児島のさつま揚げはしっかり甘いのが一般的って言いますけど、これは甘くなくて魚の旨味で終始します。
添えられてる大根おろしから想像するに、お好みで醤油をつけるんでしょうけど、全くそんな必要はない充実の味です。



鹿児島に来たら食べなきゃいけないきびなご。



食べ始めてしばらくしたら、大将がサービスと言って出してくださいました。開いてない版のきびなご。

きびなごのお刺身は開いてある形が一般的で、それはもちろん美味しい。爽やかな魚の香りとツルッとした食感で、なかなかこの感じを味わえる魚は他にはないよねーって思った次第なんですが、いやまぁこの開かない骨あり版がまたすごい。

ぐびぐびお酒を飲んでたからなのか、こっちのほうがいいかなって頂いたんですが、もうね、骨の旨味がすごい。骨自体は気になるほどの強さじゃないんですけど、噛み締めると旨味がジュワジュワ。上品だけじゃない濃い旨味がございます。

ちなみに一般的にはきびなごのお刺身は酢味噌が供されるのですが、お好みで生姜醤油でもって薦めて頂きました。きびなご自体の香りと味を楽しむなら生姜醤油をほんの少しがいいなーって結論です。
大将と話してても、新鮮なのなら生姜醤油、匂いが気になるなら酢味噌だとか。だからうちのは生姜醤油のほうが楽しめるよと。もうほんと仰る通りでございますよ。



カツオの腹皮。
皮目のパリパリと、しっかりと余分な脂を落とした身の旨味がたまらんです。もう心の底から酒の肴バンザイでして。



そろそろお暇しようかなって思ってた時に、おとなりの常連さんが頼んだ真ツブ貝。ここのは鹿児島で一番だと。百個食えと言われたら百個食うよと。いやーそんなん聞いたら食べなあかんですよ。

一般的に出されるつぶ貝よりもしっかりとした味付け。でも磯の香りが強く残ったまま、そのくどい部分が濃い目の味付けでキレイに消されているといった塩梅で。確かに百個食えるわ。ほんと。あっという間に食べてしまったですよ。

ちなみに奥の菜の花もサービスで頂きました。ほろ苦い緑の味とほんのりの出汁、ゴマ。これもまた大変美味しかったです。



焼酎は三岳と八幡だけ。それぞれお湯割りで頂きました。どちらも馴染み深い銘柄ですけど、こんなに食べ物と合うのは初めてですな。個人的には八幡のほうが合ってた気がします。優しさよりも軽く一癖合ったほうが魚のコクに合うといいますか。

鹿児島に来て知ったのは、お酒、焼酎の話をすると大部分の方がお湯割りって言うんですよね。僕は普段はロックかストレートでしか飲まないんで、今回はお湯割りにこだわってみようと思ったんですよ。それがまた正解でして。まぁお湯割りの奥深い話はまた別途ありますけど。



後日っていうか数日後、その間他の居酒屋さんも何軒か回っていずれも美味しかったのですが、ここの味が忘れられず再訪しました。
やっぱり、こうなんて言いますかしっくり来る。雰囲気とかそういう面ももちろんあるんですけど、味の定まり具合がとても好みなんでしょうね。あぁ三回目も行きたかった。


菜々かまど
鹿児島市山之口町10-18
099-225-7588

2013年3月21日木曜日

燻製日記:牡蠣のオイル漬けはどれくらい持つのか

初めて牡蠣の燻製を作ってから早一月。寝かしておいた牡蠣達の様子を見る。


オイルからちょっとだけ飛びてちゃってたところにカビらしきモノが…
(´・ω・`)ショボーン


なんかちょっと酸味というか、まぁ正直に言えば腐敗臭の一種みたいな香りがするやつもある。
(´・ω・`)ショボーン


まぁ初期の温燻のやつはもともとそれほど持たすつもりもなかったんですけど、まぁなんとなくオイルに漬けてるしとか思って熟成させたのが運の尽き。
こうなっちゃってるのよりも数日前に作ったやつが全く問題ないことを考えると、やっぱり塩をキチンとしたかどうかが大きなポイントのようです。あたりまえですね、はい。
2回目以降は茹で汁で割って塩分濃度が低くなってるうえに、長時間塩を入れてないからなぁ。

その意味だとここ2回の冷燻は薄めたとはいえ一晩塩分を入れてるし、だから塩抜きもしてるし、うーん、どうなんだろう。冷燻だから腐りにくいはずだし。でも一回しか燻してないしなぁ。数日にわたって燻すとかやってないし。

あぁ、考えると良い要素も悪い要素も満載で悩ましい…


まぁとりあえず今の時点でわかったことは、温燻なら賞味期限は2週間と思ったほうがよいということ。

やっぱり予想通り奥が深いなぁ。いや奥が深いとかそういう次元じゃなくて、基本はちゃんとしようよって話なんですけどね。まぁ来年の冬はこれを反省点に、ちょっと少量ずつ研究しないといけんですよ。


大分暖かくなってきたから、大丈夫だった瓶は冷蔵庫へ。さて、冷燻はどれくらい持つのかなぁ。

追記:
冷燻したものを冷蔵庫で保存して2ヶ月。若干酸味っぽい感じが出てきてるから、なんちゃって冷燻では1ヶ月強が美味しく食べられる限界というところでしょうか。

2013年3月19日火曜日

燻製日記:牡蠣、冷燻で

この冬大ハマリしてる牡蠣の燻製のオイル漬け。再び。

また作ってしまいました。というのもですね、これまでは温燻でやってたんですね。ところがところが、牡蠣なら冷燻だろってのも結構見かけるんですよね。というか冷燻だろ普通って感じで。

そうですか、そうなんですか、勢いで作ったからあんまり調べもしてませんでした。

冷燻ねぇ…単に温度を上げなきゃいいだけなのか、他にもコツがあるのか…まぁやってみないとわかんないですよね。ということで、初めての冷燻です。

温燻でやるときは、そもそも日持ちをそれほど気にしなかった、というかまぁそんなに保たないよねって前提だったので、塩漬けもキツメとはいえ短時間、塩抜きもあんまりしなかったんですよね。
でも今回は冷燻。なんとなくちゃんと塩を入れて抜かないとな~とか思ったり。いやー、なんか必要以上にビビってます。

とりあえずいつものように塩水で洗った後、湧いたお湯にボチャンと投入。再沸騰させないように弱火で7,8分。ぷっくりキープで引き上げます。

ピックル液を茹で汁で割ること1:2くらい、塩分濃度は5,6%といったとこでしょうか。薄めすぎたかなー。まぁいいや、これで一晩、と言っても8時間くらい冷蔵庫で漬け込みます。

朝、味見。おぉ、芯まできっちり塩。さて塩抜き。抜きすぎてもなー。鯖と違って小さいからなー。とりあえず30分くらいで様子を見る。まだちょっと辛すぎる。もう30分後。いいじゃないか。

ということで並べて乾燥。5時間くらい。あんまり風がなかったけど、表面はまぁカサッと。時間もないからOKとします。

さて、冷燻。久しぶりのウッドです。まぁ温度を上げなくていいから放置するだけですけど。あ、今回は忘れずオリーブオイルを軽く両面に塗っておきました。小さいからめんどくさいなぁ。

今回は手元にあったリンゴのウッド。鶏肉用に買ったんですけど、甘目の香りがお気に入りなのでこれで。牡蠣には本来なにがいいのかな?

燻すこと5時間。3つに切れてるウッドを全部使った。1個あたり約1時間半って書いてあったけど、もう少し時間がかかったなぁ。結構風が吹いてたから、直接当たる訳じゃないにしてもよく燃えたと思ったんだけど。温度は15~20℃くらいをキープ、って放置してたけどまぁそんなもんでした。

色づきも穏やかながらしっかり。良い感じじゃなかろうか。




うーん、写真で見るとすごく色が薄いなぁ。肉眼ではもうちょっと濃かったんだけど。

一個味見してみる。すげー、中がチーズみたいな濃厚さ。牡蠣から完全に別物に進化してる。おぉ、冷燻すげー。

ともあれオイルにドボン。オイルを吸ってからの味見が楽しみだなー。



二日経って味見。えぇ、もう一日くらい置きたかったんですけど、いやはや待ちきれませんでした。

いやー滋味が深い。違うなー、温燻とは。塩味も牡蠣味も丸くなって、一枚煙の皮があるみたいな。

時間と手間?というかビビリの分だけ、冷燻はさすがですなぁ。気温が高くならないうちにもう一度やりたい。いや、やらねばいけんですよ、これ。



えー、春一番も吹いてしまいましたので、これから気温は上がってきますねぇ。そうですよ、冷燻に向かない時期になってしまいます。なんてさぞ経験者のように言ってますけど、まだ一回しかやったことありません。

まぁそんなわけで、名残の牡蠣、名残の冷燻をやってしまいました。1kgの牡蠣。後悔はしてない。

基本的に前回と同じやり方です。ピックル液も残ってるのがあるので同じものですし。
ただ、今回はウッドがくるみです。

燻すこと6時間。でも使ったウッドは前回の2/3の量。なんでだろうなぁ。この燃え方の差は。よくわかりません。あと、やっぱり気温が前回より高いせいか、25℃強まで温度が上がってしまった。いろんな本やサイトで冷燻の定義?を見ると15℃以上30℃以下ってなってますから、かろうじてセーフと思いたい。煙を冷やす術が今のところ無いしなぁ。

オイルに漬ける前を味見したけど、前回並にいい出来な気がするですよ。えぇ、もう正直自家製の贔屓目がすごいバイアスになってるので、客観的に美味しいのかよくわかんなくなってますけど。



こちらも二日経って味見。おぉ、なんか生々しいというか牡蠣牡蠣しい。ウッドをクルミにしたから、香りが強くない。確かにクルミを食べた時に感じる油と香りはするんだけど、リンゴで燻したときほどのわかりやすい香りは少ないなぁ。好みはりんごだったようで。

2013年3月17日日曜日

クロサワ - 手羽先

心のカレー屋さんであるランディワがある茨城県は石下ですが、ここにはもう一つソウルフードがありまして。
クロサワの鶏です。醤油と八角が香る若鶏のローストのお店。石下界隈では超有名店です。遅くに行くといろいろ売り切れてます。

定期的に無性に食べたくなって買いに走ってまして、これまで何度買ったことか。

名代は丸焼き。若鶏なのでそんなに大きくありません。あと手羽(胸)とかモモとかの大きいパーツと、手羽元や手羽先の小さいパーツがあります。
ローストといっても表面はしんなりしっとりでして、どれを食べても柔らかジューシーなお肉。濃い目の味付けがしっかり染みて美味しい。まぁ食べ過ぎると喉が乾きますけど。

我が家、というか僕のお気に入りは手羽先でして、皮目がフルフル、モモ肉近いプリっとしたお肉、そして一本70円というハイコストパフォーマンス。
モモとか胸とかも美味しいですし、丸焼きはそれはそれで楽しいですけど、酒のつまみにはちょっと食べるのが面倒でも手羽先が一番でございます。

今回は20本買って来ましたが、ぐっと堪えて一晩10本で我慢。ちょっと遅目に行ったからなぁ、もう残ってなかったんですよ。
(´・ω・`)ショボーン

昔50本買ったときは奥さんの目を見れませんでしたけど、後悔はしていない。


ちなみにどれくらいソウルフードなのかって言えば、Chromeのテーマを作ってしまうくらい愛してます。写真が大きくないから、解像度が大きい画面で使うとかっこ悪いんですけどね。

Chromeテーマ:クロサワテバサキ

先日サービスが終了してしまった、googleのトップページに写真を載せるサービス、あれでもこの写真を設定してたんですよね…Google開くと手羽先、あの頃はよかったなぁ。
でもまぁGmailの背景はこの手羽先の写真ですけどね。






2013年3月15日金曜日

多賀谷 - 大判焼き(京小倉)

下妻市にあるイオンショッピングモールの中にある大判焼き屋さんです。

それにしても情報が出てこない。下妻店のHPにも載ってないし。
でもでもとても美味しいお店です。いろいろ餡のバリエーションがあってどれも基本的に外れはない。僕はスタンダードなつぶあん、京小倉に大ハマリです。

甘いもの欲求はそれほど強い人間じゃないんですけど、ここの大判焼きは下妻方面に行くと必ずと言っていいほど買ってしまう。

とにかく餡が美味い。品がよい。きっちり甘いんですけど、小豆の風味が強くて甘さ自体がしつこくならない。皮と餡のバランスもよくて、香ばしさと甘さが混じった香りが楽しめます。

この手合いのものは、大抵一個食べるとお腹いっぱいの甘さになるんですけど、コヤツはついつい食べてしまう。

行列が出来るほど混んでるのは見たことないですけど、切れ目なくお客さんは来てます。なのでタイミングが悪いと結構待つこともありますけど、そこそこの時間なら待つ価値あります。



多賀谷
茨城県下妻市堀篭972-1 イオン下妻店1F

2013年3月13日水曜日

香月 - 塩チャーシュー麺・餃子

下館市筑西市の中心部からちょっとだけ離れたところにあるラーメン屋さん。自家製にこだわるお店。

我が家では、ラーメンといえばここというくらい夫婦共に大ハマリしております。そもそもラーメン好きじゃなかった奥さんが、ここならいいよって言うし。味というよりラーメンとか餃子の存在そのものに癖があるので、ダメな人は評価しないだろうけどツボった人には尋常じゃない中毒性なんじゃないかと。

麺は手打ちの太めもっちり。でもこの一年くらいの間にちょっと細くなった。
以前は細めのうどんと思う人もいるかもしれない位だったので、評価の別れるところだったかも。すする、というよりも、噛み締めるという感じが似合う強面の麺で、粉物好きにはたまらなかったんですけどねぇ。まぁ今のほうが万人受けするっちゃそうですが、僕は以前の太さのほうが好きだったんですよね。せめて、今の太さになったのならもう少し固めに茹でて欲しいなぁと。
いやまぁ今のも美味しいですよ。っていうか、多分今のほうが一般的な麺に近づいたのでダメな人が減ったと思いますし。

スープは醤油、塩、味噌とあって、いずれも食べたけど我が家はでは塩が定番。
日によって少々濃さ、塩の丸さに若干のばらつきがあるもの、しっかりとした鶏出汁をベースにとても美味しい。油は少なめだと思うけど、出汁と塩で結構パンチがあるスープなので見かけよりも飲み干すのは大変。でも結構飲んじゃう飲めちゃう。

ノーマルラーメンだと小さめの角切りチャーシューが数個。チャーシュー麺だとスライスが3枚。このチャーシューが曲者で、ラーメンの具じゃなくてメインになるほどの存在感。食感はしっかりと残ってるけどザクザクと噛み切れる焼き加減に、ラーメンのチャーシューにしてはキツ目のスパイス。チャーシュー麺とノーマルラーメンではスープのコクが変わってきます。もうこれが美味しくって、必ずチャーシュー麺にしてしまい反省。
ちなみにおみやげのチャーシューもあって、家呑みのつまみに最適でございます。

写真は上が塩チャーシュー、下が塩ラーメン。




あとメンマ。メンマがすごくすごくいいなーってラーメン屋さんはめったにっていうかここ以外知らない。メンマも濃い目の味付けでしっかり太い。ホロホロとほぐれるタイプなので、太くても食感がじゃまにならない。欠点は歯にはさまりやすいことくらいかな。
こちらもおみやげで買えて、家呑みの以下省略。

餃子も評価がわかれるタイプ。もっちり厚めの皮は、もちもちと言えば聞こえもいいが、もっさりと感じる人もいると思う。粉物大好きな僕はもちろん大好きですが。餡も野菜の甘さたっぷり且つ肉汁たっぷり。3個の皿と5個の皿とありますが、普段は3個で十分な大きさ。久しぶりに5個皿食べたら完全に食べ過ぎでした。まぁ美味いから食べちゃうんですけどね。
こちらもおみやげで買えて以下省略。



餃子の時のラー油もちょっと独特。ラー油も自家製でこちらも購入可能ですが、ちょっと独特の香り。食べるラー油みたいな軟弱なのじゃなくて、辛さと香りのオイルと、粉になって沈むスパイスたち。塩ラーメンにちょっと垂らしても美味しい。個人的には胡椒を振るより美味しいと思う。

以前は塩チャーシュー大盛りバタートッピングと早死しそうなオーダーを繰り返してましたが、年をとったので最近はただの塩チャーシュー麺にしてます。が、塩スープとバターの相性は凶悪なので、肥えてもいい人はぜひぜひ。

とまぁ、最近変わった麺のせいで以前より個人的評価は下がったものの、まだまだ我が家ではぶっちぎりのNo.1ラーメン屋さんでございます。


香月
茨城県筑西市二木成1820
0296-25-7775

2013年3月11日月曜日

ランディワ - ランチカレーセット(レンズ豆・キャベツ・ブロッコリー・鯖・マトン)

月が変わってのランディワ。
先月は危うく週一ペース(これとかこれとかこれ)になるところでした。太るよなー、ほんとこれ続けると。

でもまぁいいんです。美味しいは正義なんです。多分。

レンズ豆。ここ最近、来る度に汁っけが減っていく。今日は豆自体もアルデンテ付近の固茹で。個人的にはこれくらいの硬さと濃度は好きだなぁ。そして久しぶりの辛めの豆。チリ味が効いてます。



ブロッコリー。ココナッツミルクとマスタードシードで冬の定番。滋味深くて香り高い一品。ココナッツミルクの甘みが中心ではあるけど、野菜の甘みが複雑に絡んでるから全く飽きが来ない。しみじみ美味しい一品でした。



鯖。辛い。来ました本場の辛さ。いやー辛い。でも辛さが単純じゃないから一口で癖になるですよ。鯖はやっぱりそれなりに臭うんだけど、ほんとスパイスって偉大やなーってくらいの匂い消し。鯖の魚臭さはコクになって残ってるだけ。



キャベツ。これも冬の定番なのかな。シャッキリ甘々で本日の癒しの一品。これと鯖の組合せは最高。辛さを中和して、甘みが味全体を押し上げるようなコクを足して、でもスパイス感は変わらないまま。ご飯いらないくらいのマッチング。



サンボル。今日のは前回と違って作りたてじゃない(と思う)から味がよく馴染んでる。どれかの味が突出することなくバランスがいい。



パパダンパパダンパパダン。久しぶり。



サラダ。なんか今日の写真はぶれてるなぁ。
ドレッシングがいつもと同じやつなんだけど辛味がプラス。チリパウダーらしきものが浮いてる。すごく辛いわけじゃないけど、後からじんわりと刺激が来る。



全景。珍しく今日は肉なしか。



っと思ったら、遅れてマトン登場。なかったらなかったでちょっと残念って思うくせに、来たら来たで食べられるのかこの量とか思っちゃう天邪鬼。
マトンも今日は辛かった。カルダモンじゃなくてトマト系。それにしても肉が柔らかくてジューシー。なんでこんなにパサつかないんだろうなぁ。



締めの紅茶まで頂いて完食。いやー今回も満足した。質も量も。
ごちそうさまでした。


と、思ったら、さらにお会計の時にはお土産までもらってしまった。サモサ。



家に帰ってから頂きましたよ。ちょっとオーブンで炙って温めて。

もうね、すっごく美味しいの。ジャガイモが中心だからそれほど濃い味には感じない、と思った矢先にスパイスブワーって辛ってなる。いや、実際の辛さはほんのり辛いよねって程度なんですけど、味自体の濃さとスパイスの濃さがなんかずれているっていうか違和感みたいな不思議な感じを受けるから、辛さもそうだし香りも必要以上に強く感じてしまう。

あれ?なんか褒めてないような書き方になってますけど、ちがうんですよ、美味しくて不思議でおぉって感じなんですよ。



ランディワ
茨城県常総市向石下899-3
0297-42-1222

2013年3月10日日曜日

備忘録:福萬醤油 - スプレー醤油

平目を食べてる時に、スプレーの醤油がないかなーって思ってたんですけど、あるんですね、世の中には。この記事で知りました。

福萬醤油さんのスプレー醤油シリーズ

いいなーほしいなー。

しかし、やっぱり醤油が詰まるってところはだれしもが思う問題点。
へー、濾過するんですねぇ、そうするとなかなかつまらないんだ。

いいなー、ほしいなー。

と、そのうち買うために書いておきます。

2013年3月9日土曜日

燻製日記:牡蠣、オイル漬けを大量に

前回の試作が思いの外上手にできてたので、牡蠣が美味しいシーズンにガスっと作っておきました。まぁ作ってから随分日が経ってしまったんですけどね。


下茹で。沸騰間際のお湯にドボンと。再沸騰させないようにユルユルと。まぁ奥さんが茹でてくれたんですけど。

写真は茹でた後の牡蠣汁。見た目はどす黒い怪しげな液体ですけど、すっごく贅沢な旨味たっぷり。捨てるなんてとんでもありません。

我が家では、牡蠣汁を使った炊き込みご飯、茶碗蒸し、うどんと、その後の食卓で大活躍です。思ったより牡蠣の匂いは強くなくて、濃厚な旨味が詰まった出汁。だからそんなに癖なく使えます。炊き込みご飯は、牡蠣が入ってないのにすっごい牡蠣味ってのを期待してので、ちょっとビックリ裏切られました。あ、美味しかったんですよ。



軽く洗って汚れをとって、拭いて水を切って、ピックル液に漬け込み。30分くらい。

長期保存を目指すのならもっと長い時間付けこんで、芯までしっかり塩を入れるべきなんでしょうけど、そこまで保存食を作りたいわけじゃないので。あと、醤油ダレに漬けて炙ったり茹でたりしてオイル漬けを作る人もいるみたいですので、そこまで神経質にならなくていいかなという適当さ。まぁオイル漬けにするということ自体保存ですし。

前回のちょっと塩がきついという反省を踏まえ、ピックル液だけじゃなくて茹でた際の牡蠣汁も少し合わせて漬ける。まぁ奥さんが漬けてくれたんですけど。



並べて乾燥。雨が振りそうだったから屋内。あんまり乾かないだろうなー、と思いつつ放置すること5時間。ほどほどに乾燥してる。気になるところはピンポイントでドライヤー。邪道なんだろうなぁ、このやり方。まぁ奥さんがやってくれたんですけど。



そして燻す。60℃から65℃くらいをキープして二時間半。今回はクルミのチップで。ちょっとやりすぎた気がしないでもない。二時間でよかったかなぁ。
なんだろう、唯一自分でやった工程が失敗する残念感。ついでに写真も撮り忘れてる。
(´・ω・`)ショボーン


出来上がったら瓶に詰めてオリーブオイルをドバっと。まぁ奥さんがやってくれたんですけど。



角上魚類でパックになってる加熱用の牡蠣を3パック、合計750g程度。すごく小さいやつを除いたり味見でちょっと食べたりとかでちょっとだけ減ってますけど。
なので一瓶220~230g程度の牡蠣でしょうかね。諸々のコストを入れても一瓶400円強ってとこ。素敵。



この後、調子に乗って4パック、4瓶追加しましたとさ。この春くらいまでは楽しめますかね。