2015年4月30日木曜日

塩レモンを仕込む、2015春。

昨年初めて試した塩レモン。大変重宝する調味料でして、定期的に作らなければというお話です。

これまでの塩レモンの記事:
塩レモンを仕込む、2014夏。
塩レモンを仕込む、2014秋。

これまでの実績なんですが、昨夏に仕込んだ塩レモンはとても成功で、とろとろのねっとり素晴らしい香りに熟しております。ちなみにこんな感じ。
もう皮までトロトロで、素晴らしい香りなのです。



一方、昨秋に仕込んだ塩レモンは、青い若いレモンを敢えてつかったところ、水分が少なくてどうにもちゃんとしない。レモン汁でドーピングすれば良いのですが、なんとなくそれも悔しいので、このままにするとどうなるのか実験しておりました。

が、いかんともどうしようもないので、一瓶はミキサーでペースト状に。まぁ失敗と言いたくはないのですが、成功はしてないですなぁ。



ということで、今回は完熟レモンで次を仕込みます。



くし切りで一瓶1kgくらい。20%の塩分です。やっぱり完熟はいいですなー。速攻水が上がってきます。



おまけに砂糖漬けも。こちらは50%くらいのきび砂糖で輪切りを漬け込みます。えぇ、シュワっと炭酸で飲みたいシロップになる予定。



全部で塩レモンを8瓶仕込みました。数本は友達とかのところに里子にだされますけど、少なくとも2瓶くらいは長期熟成を目指したい所。

ともかく、まずはちゃんと水が上がって発酵しますように。

2015年4月28日火曜日

武双庵 - 牛すじそばセット

ちょくちょく通ってます、無双庵さん。
今回は、当初から気になってた謎メニュー、牛すじそばでございます。

温かい蕎麦に食指が伸びない人ですが、この不可解な一品は攻めずにはいられません。ほんと初めてみましたけど、定番メニューなんですかね、この界隈では。

以前食べた天丼が美味しかったので、セットにしてみました。



うん、意外なというか、初めてこの組合せ考えた人すごいなー。蕎麦の風味と牛すじって合うんですね。蕎麦の粉感ととろとろ具合が合うというのかな。結構これは癖になります。

今までは、蕎麦は蕎麦粉が香ってなんぼって食べ方しかしてきませんでしたから、こういう他のものと混じり合う蕎麦の美味しさって、新たな出会いですなー。


あ、天丼も美味しかったですよ。でも、牛すじの威力にちょっと負けちゃうかもですね。


武双庵
茨城県守谷市板戸井2195-11
0297-48-3181
火曜日定休

2015年4月26日日曜日

マーフレストラン - チキンビリヤニ・チキンティッカマサラ

無性に肉のカレーが食べたくなると、それはパキスタンカレーが足りてない証拠でして、それならとお出かけするわけです。

珍しく昼間から結構な数の車が停まってますが、そういえば今日は日曜日でした。みなさんモスクに来るんですね。レストランの入り口前にカーポートが設置されて、さらに旗を立てるポールも大きくなったため、実は結構車が停めづらくなったんですよね。お祈りのみなさんと被るとなかなか大変です。


そんな本日は、ビリヤニあるよーとのことで、当然のオーダー。
写真で見るとやや色が薄めに見えますが、味自体はいつもどおりで美味しい。今日のビリヤニはチキンで、骨付きぶった斬りがゴロゴロ入ってます。



もう一皿は、なんとなく今日はこれと決めていたチキンティッカマサラ。いつもならチキンとマトンに分散させるのですが、なんとなく決めちゃってたからしょうがない。
毎度のことですが、パクチーの香りとスパイスの香りの相性がたまらんですなぁ。今日もオイル感が少な目だったから、よりクリアにスパイスが刺激する印象でした。辛いっ!



珍しくサラダなんかがついてきて、なんのサービスかなーと思ってたら…



緑の甘いご飯も登場。

実はこの日は、シーア派にとっては祝日で、イマームの日なんだとか。その日の習わしの一つに、緑色の食事をするというのがあるんだそうで、そのためのサービスだったんですね。

ある意味色から想像できるガッツリとした甘さはなかなかハードルが高いんですが、そうやって食べていいものなのかわかりませんけど、カレーと共に食すと実は意外と美味しいという。いやまぁカレーが辛くて甘いものに手を出したというのが真相なんですが。



ともあれ、偶然にもお祝いの料理のおすそ分けを頂いて、信心の欠片もない人間でもちょっと嬉しくなったのでした。


マーフレストラン
茨城県常総市馬場441-8

2015年4月24日金曜日

ランディワ - ランチビュッフェ(コトゥロティ・アンブルティヤル・チキン・カシューナッツ・レンズ豆・キャベツ)

もう二週間以上前の話ですが…

四月のランディワスペシャルディナーは、毎年新年のお祝いなのです。行きたいんですけど、やっぱりなかなか都合がつかないと。

そんなときは翌日におこぼれを(笑)

と思っていくのですが、そう言えば最近は土日がビュッフェでした。ちょっと期待して訪れた次第なのです。


いやー、昨晩の名残がたっぷりです。超幸せ。


コトゥロティ。
まさかのコトゥロティがビュッフェ入り。先日なぜかサービスで頂いて、それ以来食べたかったんですよねー。でも結局いつも通り特にオーダーしないまま出てくるカレーで満足してまして、嬉しい誤算と言いますか、まぁ幸せなのです。

コトゥロティって、カレーと同じ扱いでご飯と食べても美味しいんですね。ワンプレートに盛ったので、ついついそんな感じで食べてしまいました。

後からコトゥロティだけを食べたら、辛くてパンチが効いてて、あぁそのまま食べたほうが断然美味しいという至極当たり前の話もあったのです。えぇ。



新年の宴に欠かせない料理はいくつかあるのですが、アンブルティヤルもそのうちの一つ。
酸っぱくて滋味深くて、唯一無二の不思議魚料理。日持ちもして大変重宝するお惣菜とも言えます。

シュワさんのアンブルティヤルしか食べたこと無いのですが、今回のは煮込みが浅く、妙に酸味が立っていました。中の身はまだ白っぽい部分が多くて、これが一般的なのか、シュワさんのみたく中まで染み渡ってるほうがいいのか、どっちなんですかね。

美味しかったけど、思い出すのはシュワさんの味でした。というか、煮込みが浅いと日持ちしないんじゃないかなー。大丈夫なのかなー。



チキン。
安心と信頼のオールドスタイルは、いつもより大量に作るためなのか、味わいの濃さがたまりません。スリランカのチキンカレーってそんなにしっかり煮こまれたって印象がないんですけど、今回は芯までしっかり味がしみております。日本人はこういうのの方が好きというかイメージしやすい美味しいさかもなーとか思ったり。



カシューナッツ。
これもお祝いのカレー。これとポロスカレーが新年の定番な気がします。毎度、濃厚まったり、それでいてカシューナッツの香りが爽やかさのような感じもある、贅沢な一品ですなー。

アンブルティヤルは新年の席でしか見ませんけど、カシューナッツはたまにスペシャルディナーで登場するので、それを狙うのが密かな楽しみでもあります。



パリップ。
今日のパリップは好みです。汁気が少なく、穏やかで全体をまとめる味。同系統の味になるカシューナッツに負けてる気がしないでもないですが、いやいや、やっぱりパリップはパリップで必要ですね。その場合は、こういう粘度でお願いしたいものなのです。



キャベツはマッルン。
マッルンも色々な葉物で作りますけど、キャベツのような甘味がある野菜とココナッツの甘味を重ねるタイプは、他のカレーが辛い時に真価を発揮するなーと思う優しさです。



サラダは二種類。
パイナップルと玉ねぎのサラダがさっぱりで超美味しい。今思えば、それもカレーに乗せてもよかったかもしれません。



全景。
えぇ、ちょっと冷静さを失って盛ってしまったのがよくわかります。



サービスだよーと、カトゥレット登場。
毎度のことですが、ティッサさんの揚げ物は大好物です。今日も美味い。



締めはワタラッパン。
思えば結構久しぶりのワタラッパンです。カルダモンの香り高く、ちょっと甘さがいつもより軽めに感じたのですが、満足度は変わりない上品な味。紅茶と共に、幸せでございました。



行けるものならスペシャルディナーに行きたいのですが、だめならせめて翌日に、という執念が実ったランチでございました。贅沢でしたねー、今回のランチビュッフェ。


ランディワ
茨城県常総市向石下899-3
0297-42-1222

2015年4月22日水曜日

バンセンストア - パッシーイーウー・ガイパッキン・ガパウムー・ヤムウンセン

久しぶりのバンセンストアさんです。

無性に食べたくなるタイ料理、思い出すのはこちらの味です。いやまぁ他にも美味しいタイ料理屋さんはありますけど、要するに好みなんですね、ここの味。


パッシーイーウー。
いつもいつもセンヤイ・パッキーマオを食べてますから、ちょっと違うのをと。でも太麺は食べたいっって欲求には逆らえず、今回はパッシーイーウーとなりました。

具の違いはあれど、味は同じ系統。ただ辛さが無いので万人向けの味ですな。辛さがないから物足りないかと思えばそんなことなく、センヤイ・パッキーマオとはちょっと違う厚みのある味が楽しめます。辛くない分だけ野菜の味がよく出てるせいなのかもしれません。

テーブルに置いてあるピーナッツをかけると最高なのでした。でもセンヤイ・パッキーマオの方が好きかなー(笑)



ガイパッキン。
鶏肉の生姜炒めでございます。これはそこそこ辛くて、鶏の旨味がたっぷりな炒めもの。ご飯がすすむ味ですなー。我が家が適当にやる炒めものと系統は同じなんですが、やっぱりプロの味は、色々なハーブとかスパイスの効きが強くて美味しい。濃くてなおバランスが取れてるってところに中毒性があるのですな。



ガパウムー。
ガパオを食べるといつも、ホーリーバジルを常備したいなって思うのですが、茶色い指の子はなかなか実行に移せません。
でもなー、今年は植えるかなー。この味とは言わないまでも、新鮮なホーリーバジルたっぷりで炒めものが作れるって幸せだろうなー。

ガイパッキンのときよりも、半熟卵が大事な気分です。オイスターソースと半熟卵の組合せがたち悪いんですね、ご飯食べ過ぎ的に。



ヤムウンセン。
なかなか夫婦二人でくるとここまで手が、というか胃がまわらないサラダ類。でも人数が多い時には外せないさっぱりものです。

それにしても魚介の盛りがよくて、ちょっと玉ねぎが大きすぎてキツイというオチはありつつも、激辛さっぱりでたまりませんな。

まぁ食べ終わってからしばらくの間、唇周辺が使い物になりませんでしたけど。えぇ、ほっかほか。



久しぶりのバンセンストアさんは、あまりこれまでオーダーしてこなかったものたちをたっぷり食べられて幸せでございました。

それにしても、タイ料理って食べた側からまた食べたくなるんですね。スパイスものなカレー類とかも、美味しくて連日食べても平気ですけど、でもやっぱり翌日に進んで食べたいというか渇望はしないんですよね。油の満足度が高いですし。

それに対してタイ料理の一度火が付いたら止まらない感じって危険ですなー。今日も明日も食べたくなります。バンセンストアさんが近くないのが悔しくもあり、エンドレスにならなくてよかったと思ったり。


バンセンストア
茨城県水戸市平戸町367-1
029-267-0273
月曜定休日

2015年4月20日月曜日

ホヤを食す、2015春

いつもお世話になってる魚屋さんにおじゃましたところ、おまけで頂きました。ホヤ。

海のパイナップル、ホヤ。

大好きなんですよねー、我が家は。とは言え、実は今まで自宅で捌くのには手を出せずにいました。

スーパーとかでたまに売ってますけど、あんまり新鮮に見えなくて、というかホヤって自身の持つ水分をガンガン出すんですよね。それがちょっと濁ってて、それに浸かった状態でぐずってるのを見るとなんとなく…

ですが、今回のは違いますよ。今朝揚がったばかりの超新鮮なやつらです。初めてのホヤ捌きにはまたとない素材なのですよ。


見ての通り、でかい。そしてパンパンに張ってます。



捌き方を調べると、口の片方、プラスを切って水を出せと。


…プラス?

おぉ!確かにプラスだ。

プラスを切って、中の水分を抜いてから捌くんだとか。この水分はホヤ内部に貯められてたホヤ出汁たっぷりな水でして、取っておいて料理に使うといいんだそうです。

まぁ今回は流しちゃいましたけど。



で、もう一方の口?はマイナス?

おぉ!めっちゃマイナス。

なんでも、こっちを切ると、うんことか内蔵とかがでろーんてなっちゃってえらいことになるんだとか。



水を抜いた後は、おしりというか付け根というかを適当に切って開くわけです。するとこんな感じに。

ちなみに付け根側についてる身はプリっと感が最高でして、ホヤの中でも一番美味しいんじゃないかと思う味でした。捌くものの特権ですなー。



後は適当に指を突っ込んで引っ張りだして、開いて内蔵とかうんこをこそげ落とせば下処理完成。

酢の物にしようか天ぷらにしようか、色々悩みましたが、酒飲みならこれを作っとけってことで、塩辛。このわたが入ればばくらいになるんですけど、入らなくてもばくらいって呼んでいいのかはちょっと不明。

まぁとにかく、水気を切って細切りにして、塩をして数日。





うん、めっちゃ美味しい。美味しいけど塩がキツイ…。

まぁ塩辛ですからそんなもんと思えばそうなんですが。

実は、作り方を調べた時に、最初に出てくる水を使うレシピと使わないレシピがありまして、今回は使わないレシピにしたんですね。なので塩ダイレクト。

食べて思うのは、確実に旨水を使ってマイルド塩で汁しるしく浸けた方が美味しかっただろうなと。まぁなんとなく初めてだったから、水分たっぷりで作るのが怖かったんですよ。


ということで、大変美味しい肴となりましたが、次回は更に美味しく出来るな、と思った次第でして、新鮮なホヤ募集中なのであります。

2015年4月18日土曜日

オ・パッキャマラド - パンケーキ

オ・パッキャマラドさん、二回目も日曜日でして、本当ならオムレツの日。でも今日はクラウのマスターは貸切営業のため、オ・パッキャマラドさんが平日営業となっておりました。

そんな本日はパンケーキ。パンケーキかー、今までの人生で特段興味を持ってないからなーとか、不届きなことを思いつつ。


スープはミネストローネ。
ランチの、そしてこの価格で言うことではないんですが、めっちゃ美味しいからどんぶりでくださいという話でして、えぇ。



そしてパンケーキ。
ベーコンとブリーチーズが挟まっておりまして、甘くなくも食べられる。というかベーコンもチーズも量が多すぎ、盛り良すぎ。

そして付け合せのもろもろが、いちいち気が利いてて嬉しいんですよね。いろんな味の方向性がちょっとずつワンプレートって、家ではめんどくてやらない贅沢なんです。



でもパンケーキには甘い味も、ということで、バンシロウのジャムと蜂蜜。チーズと蜂蜜って合いますからなぁ。バンシロウはちょっと知らない感じの酸味もありつつ、結構たっぷり使ってしまったですよ。



昼からビール飲んで、満腹になるまで食べて、いやぁ、完璧な日曜のランチですな。

4月に入ってからは夜の営業も始められたんだとか。また奄美に行かなきゃなのであります。


オ・パッキャマラド
奄美市名瀬伊津部町17-24 1F
070 5817 9185
11:00~19:00
(ランチタイムは11:30~14:00)

2015年4月16日木曜日

架空食堂 kurau - 2015年冬の宴、その四

今回の奄美訪問でクラウさんにおじゃまできるのも今日が最後。なので、友人と飲む約束もクラウさんなのです。

緑のサラダ。
すまん、がっついてもうた。この野菜を山盛りたっぷり食べるって感覚は、ぜひ家に帰ってからもやりたいんですけど、ちまちま色々な野菜を用意するところからもう無理。外食ならではのサラダなんですね。



牡蠣ときのこのブルギニオン。
二大旨味が出ます食材を掛けあわせれば、そりゃ美味しいに決まってるのですが、やっぱり決めてはクラウさんらしい塩加減なんですね。ぼんやりしない、それぞれの味がくっきり出る、そんなインパクト。



今日もがじゃまめ。



ムロアジと野菜のチーズ焼き。
メニューにないものだけど、こんなあるよと。そりゃ頼むよと。ムロアジの旨味と香りはもちろん美味しいのだけど、それを吸った野菜たちがやばい。これやばい。
しかし、この手合の焼き物は層にして重ねていくのが常なのですが、斜めに立てて並べると全ての食材が均等に焼けるですな。まぁ同じタイミングで火が入る厚みにしておく必要はありますけど。真似しよう。



他にも、ソーセージを2回食べたら付け合せが異なってて、2度美味しいならぬ3度美味しいだったり、今日もトリッパが激旨だったり、リエットってエンドレスに食べられるよねとか、えぇ、写真も撮らずにがっついたのであります。

いやー、満足ですよ。後悔しないように、ガッツリとお世話になりまして、次回の奄美行きが今から楽しみなのであります。


ふぅ、今回はこんなところで勘弁しといてやるか。ゲッフ。


架空食堂 kurau
鹿児島県名瀬金久町16−6
070-5817-0493

2015年4月14日火曜日

架空食堂 kurau - 2015年冬の宴、その三

本日は次の予定があるので、前菜だけを食べに行こうというお話。

えぇ、そんなら我慢しろよとか思うのですが、食べられるときに食べておかなきゃ後悔するわけなのです。

パテ・ド・カンパーニュ。
最近我が家で(作るのが)ブームのパテカン。初めてクラウさんにおじゃましたときも、これぞクラウっての出してってお願いに登場した、いわばスペシャリテなわけですよ。
今回もいつ食べようかと思っておりましたが、満を持して3回目の訪問で登場です。

粗めの肉とプリっとした脂が、みっしりねっとりとつなぎこまれています。溶ける脂がそのままソースと言いましょうか。まぁとにかくいうことのない一品です。これまで食べてきたクラウさんの料理たちにも満足してるのですが、この一皿の満足度は僕の中で常軌を逸した感覚でして、えぇまぁ一言でいうならば、一本買って帰りたいということなのです。



パンに乗せるとまた幸せ度が増すですな。



砂肝と落とし卵。
砂肝の柔らかさが尋常じゃなくて、ホロホロという言葉で表現する砂肝って食べたこと無いなー。コンフィの極限なのか、圧力鍋系なのか。それをまとめるきのこの香りがまた鮮烈で、汁の一滴までパンに吸わせたい、というか吸わせた一皿なのでした。



ビールを一杯飲んで、前菜(だけじゃない気もするのは気のせいですよ)を食べて、次の予定に向かうのでありました。ちょっとお腹が膨れた気がしないでもありませんが、気にしない、デブは気にしないんだよ( ー`дー´)キリッ


架空食堂 kurau
鹿児島県名瀬金久町16−6
070-5817-0493

2015年4月12日日曜日

架空食堂 kurau - 2015年冬の宴、その二

へとへとになって徳之島から戻った21時、もうね、まっしぐらにクラウさんへ向かうわけですよ。一応そんな時間に行きますとは伝えてますが、ちゃんと予約したわけじゃないから満席だったらどうしようとか思うわけでして、じゃあちゃんと予約しておけって話なんですが。

えぇ、そんな時間でも8割方埋まってますよ。さすがです。

とりあえず、さっぱりしたくてピクルス。
前回は付け合せで食べてまして、別途ガツガツ食べたいなぁと思ってた味。意外と浅めの浸かり具合なんですね。その分シャキシャキ、心地良い。



野菜に飢えてるので緑のサラダ。
いやね、盛りが良いってのの見本のような一皿ですよ。あふれんばかり、こぼれんばかり。
ちょっと塩がキツイ気もしますが、グイグイ食べさせます。野菜をがっつく、野菜で腹が満たされる、幸せですなぁ。



ちょっとブレイク、豚のリエット。
豚の脂の美味しさを存分に喰らうという一品は、エンドレスに食えるですよ、ほんと。



本日のシメは、鴨モモ肉のコンフィ。
えぇ、コンフィって、こういうサイズで出てくるとは思いませんよね。もうね、恐ろしいほどの満足感です。
濃ゆく凝縮された鴨の味はしっとり上品。そこの合わさる野菜達の旨味がまた濃い。特にじゃがいもは、今が旬の徳之島産。濃いもの同士がぶつかり合わず、組み合わさって見事に新しい味になってくれます。

あと、コンフィにマスタードってよく合うんだ。家でもやってみよう。



今日もパンが美味い。



23時に近くなっても、まだお客さんが途切れません。あっという間に満席。隣客がタバコを吸い始めたので、いいタイミングと退店でございます。

ふぅ、今日もこんなもんで勘弁しといてやるわい。

架空食堂 kurau
鹿児島県名瀬金久町16−6
070-5817-0493

2015年4月10日金曜日

オ・パッキャマラド - オムレツ

架空食堂kurauさんの2店目は奥様のお店、パンと煮込み料理のお店です。ランチタイムがあって、それ以外はカフェ、でいいのかな?

ともあれ、念願かなってのランチです。今日は日曜日、オムレツの日。つまり、作るのはkurauのご主人なのです。

まずはサラダ。
盛りっとお野菜に、副菜二品。それぞれ異なる食感が楽しい。ヨーグルトも美味しい。すでにこのプレートで幸せです。



スープもついてくる。なんとか豆のスープ。ガツンと色々濃い味。願わくば、丼いっぱいなのですよ。



パンも二種類。キメが細かい生地は、強く香るというよりは柔らかく佇む感じで芳ばしい。



メインのオムレツ。
トロトロトロトロ、ふわふわふわふわ。軽めで酸味の残ったトマトソースは、リッチなオムレツを引き締めるというか窘めるというか、そんな素敵な組み合わせ。そんでまた大きんですよね。アホかと言うくらいのサイズ。ランチなのに、もう食えないって満足感なのです。



これで700円のセット。えぇ、もう反則。近所にあったら毎日のお昼になりますよ、まぢで。

他にも、火曜日はカレーの日、木曜日はキッシュの日があって、今回カレーは行けないんんですよね。残りは通うことを決意するのでした。


オ・パッキャマラド
奄美市名瀬伊津部町17-24 1F
070 5817 9185
11:00~19:00
(ランチタイムは11:30~14:00)

2015年4月8日水曜日

架空食堂 kurau - 2015年冬の宴、その一

念願叶っての、くらうさん二回目です。いやー、嬉しい。本当に嬉しい。ここ最近の外食美味しいリストの上位でして、なんせ奄美まで行かないと食べられないという点でも渇望度ナンバーワンなのです。

開店と同時にお邪魔して、ガッツリと食い散らかします。

生ハムのサラダ。
前回は自家製ハムのサラダだったんですが、たぶん自家製ハムがないときはこれなんでしょうかね。
生ハムの盛りがよく、何よりドレッシングがたまらん美味い。クスクス?が入った酸味の強いドレッシングは、容赦なく野菜の味を引きずり出すという感じです。



帆立貝柱とタンカンのセビーチェ。
この季節ならではの、タンカンの楽しみ。タンカンと海産物は我が家でも鉄板の組み合わせですので、美味しさは当然なのです。

タンカンは、甘みというか味全体が濃くて、少々の酸味を加える分には余計に丸く感じる印象があるのです。クラウさんの味でも、他の味付けよりもは丸い印象になるあたり、タンカンの味の深さがよく分かるのでした。



島豚のハラミのカツレット。
トリッパをお願いしたら本日は品切れとのこと。代わりがこれですと。

えぇ、拙者、島豚のとんかつを食べたいなーって思ってて、クラウさんに行ったらダメ元で頼んでみようかなとか思ってたんですね。まさかの、夢、叶うなのです。

そしてもう感服。ローズマリーがしっかり香る肉は、その香りに負けないくらい豚の香りも立ち上ります。あぁ、ハラミってホルモンカテゴリやったなってことを思い出す味でして、一歩間違えると臭いと言われるんじゃないかってギリギリの、豚肉好きのための味なのです。
食感はぶりぶりで、一瞬固い?って思ったのも束の間、ぶりぶり、ぶつぶつっていう効果音が吹き出しに出てますよ、今って感じで噛み切れて、この触感が美味さを増しているなーと、わかりやすく体感出来たのでした。(゚д゚)ウマー。

そんでまた、付け合せのじゃがいもが反則級の美味しさ。
5mmくらい暑さがあるんですよ。でもカリカリ。初めて食べる食感は、味というよりもじゃがいもの香りを存分に楽しめる、これだけで一品としてお皿になる味。いやもう、すっごい美味しいの。いいじゃろ、うらまやしいじゃろ。



外ガリっ、中もっちりのパンは、ちょっと懐かしい印象の粉の香り。ブンブン香るってのとはちょっと違って、しみじみと香りが漂うような味でした。粒子が細かいって感じでしょうか。



必須のがじゃ豆。95歳になられてました。
なんか、ちょっと軽めに感じたのは、最近奥さん謹製の徳之島は徳南製糖さんの黒糖で作る濃厚がじゃ豆を食べつけたせいかもしれません。

それにしても、不思議な存在感のがじゃ豆です。その場で主張がないんですよね、あんまり。でも味の記憶はしっかり残るというか。



鶏レバームース。
軽めの物を。えぇ、軽めですよ。
ムース状の食感だと、鶏レバーの味が強くてもしつこさが無いんですね。鶏レバーのパテも大好物ですが、ちょっと重たいと思う時もあるんですよ。でもこのタイプだと常備したくなりますなぁ。えぇ、常備すべく、作るか、頑張って。



じゃがいもとブルーチーズのグラタン。
本当はひたすら肉を喰おうと思ってたんですけど、どうしても黒板の文字から目を離せなかったのがこれ。そしてそれは正解なのです。
たっぷりのブルーチーズはじゃがいものの芯まで香りを移してて、どこを切ってもこってりほろほろの幸せの味。塩加減がたまらなく絶妙で、攻め切った印象で大好きです。



今日のシメはソーセージ。
パテ・ド・カンパーニュと迷ったのですが、今日はこれ。
前回も食べてますけど、今回の方がワイルド。まさにうまい肉を喰らうという味。
付け合せの野菜とモツの煮込みは、スパイスたっぷりの香るお野菜。いやー、これも別に一皿として云々ですよ、ほんと。



終盤、吐きそうなくらいお腹いっぱいになるんですよね、盛りがよすぎて。でも種類を食べたいから頑張る、俺。いやまぁなんの勝負をしてるんだって話ですけど、たまにしか食べに来られないんだから、悔いは残さないという決意なのでした。

ふぅ、一日目はこんなもんで勘弁しといてやるわ。


架空食堂 kurau
鹿児島県名瀬金久町16−6
070-5817-0493