鹿嶋の魚屋さんに行く途中の香取市にいちじく農園の看板がありまして、昨年からずっと気になってたんです。読むと8月位から売ってますよと。
ということで8月なので、鹿嶋に行く途中に寄ってみます。
そして行ってみて判った衝撃の事実。予約制なんですね…飛び込みで買いに行っても品物がありません。その日販売する見込み分だけを収穫してるんだそうです。
しょんぼりしてたら、まぁでも1個食べてけと小さめの物を頂いてしまいました。
まぁそんなこんなで次回来れそうな時は事前に電話しますよなんて話してたら、どこから来たのかと。県南からなんですよと。
…ありゃー、それは遠くから来たのにかわいそうだと。それなら特別に、今日初めて収穫した露地物を分けてやるよと。本当の初物だよと。
いいんですか、申し訳ない、でも食いしん坊だからありがたく購入させて頂きました。
っていうか、こちらの農園の脇にハウスがあるから、てっきりいちじくってハウス栽培なんだと思ってました。帰りに見ると、ハウスの向こうには露地栽培の畑があるじゃないですか。なるほどー。
曰く、露地物は甘さは控えめだけど美味いよと。ハウスは甘いなと。
ということで、最初に頂いたハウス物と後から購入させてもらった露地物を比べてみます。
ちなみに皮を剥く前の写真を撮り忘れるという痛恨の失態をしておりますが、ハウス物はスーパーでよく見るサイズで、露地物はめっちゃでかいってなる握りこぶし大でございます。
そして味ですが、違う、確かに違うんですよ。
ハウス物は記憶にある普段のいちじくの味。ただしエグみとか渋みのような、果物ならではの雑味がないから妙に上品。
そして露地物。こっちはもう、別の品種ですかと言わんばかりの上品さ。甘さだけを比較するとハウス物の方が確かに濃いんですが、圧倒的な上品さと清涼感がいちじくってこんなんやったっけってなる。いちじくって爽やかな果物ってイメージはないのですが、このいちじくはそんな感じまである。
露地物は初物だからまだここから味が変わっていくのかもしれませんが、大きくてもぼんやりした感じや大味な感じはないですから、更に熟すと甘みが増すのかどうなのか。というか、正直なところこの上品さを知るとこれ以上の甘みは必要ないなぁと。いちじくにとって甘みはさほど重要じゃなかったんだと実感させられます。まぁ必要にして十分な甘みがあるから言えるセリフでしょうか。
そして共通して言えるのは、雑味の無さ。ほんと、口の中がほんわかいちじく味で染まって、あとは何もないって状態。
いやー、シーズンの間にまたおじゃましないといけません。
ちなみにこれを書いてて調べてたら、香取市はいちじくをブランド農産物にしようとしてるんですね。
こんな記事とか。
みずうみ農園さんは、研究会の会長さんなんだそうです。
追記:別の日に購入した時の写真。5個しか写ってないですけど、この日は8個で1パックでした。あぁ、大きさを比較するものがないから大きいんですよって力説しても意味が無い…
みずうみ農園
千葉県香取市八筋川586
0478-56-1055
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