2014年10月18日土曜日

鳥房 - 揚げ鶏

各所で取り上げられている名店、鳥房さんに行ってきました。まぁ鶏好きならいかにゃーいけん店でございますな。

僕がこのお店を知ったのは…

いつなのかよく分かんないんですよね。なんですが、随分前からメモに残ってるのです。最近はdancyuで吉田類さんが行ってるのを見て、やっぱり行きたいなぁと思いを新たにしておりましたが、ようやくその希望が叶ったのです。

表は精肉店。直ぐ脇で名代の揚げ鶏を揚げてます。



脇に回ると入り口。お店は16時に開きますが、直ぐに満席になるという話なので15分前くらいから並ぶ。この日は全然混まなかったから並ばなくても良かったというオチがつくのですが、まぁどうせ鶏肉を前に平静を保つことなんて出来ませんからいいんですよ。



カウンターに座って、お姉さまにオーダーをお願いして、噂のお通し。鶏皮の生姜煮。とろとろで旨い。見た目は脂がすごいんですが、本体は生姜が染みてるからそれほど重く感じません。延々とこれで飲める一品です。



揚げ鶏を待つ間、もう一つの名物的なポン酢刺しを。ネギと唐辛子の香りがたっぷりで、かなり濃い目の醤油なのに醤油感が強く立ちません。たっぷりの唐辛子はちょっとビビるのですが、辛味が出きって香りだけって感じなので、ネギと合わせて良い薬味です。このタレは家でも真似しよう。

刺身というかタタキ自体は、まぁ普通。というか、最近の鳥刺しの基準値が鹿児島の美味すぎる奴らなので辛口評価になりますが、関東で食べる分には十分美味しいものでした。



おしのぎでお新香も。ちょっと食べちゃってから写真を撮ってるので少なめですが、元々は結構たっぷり盛ってあります。鶏好きな自分は気になりませんが、鶏の脂が重く感じる人も多々いるでしょうから、ここでは貴重な鶏以外のおつまみなのです。



真打ち、揚げ鶏半身。この日の一番大きなサイズをお願いしました。時価って書いてありますが、600円強から800円弱って感じなので、まぁ大きいのをいっとくが良いでしょうな。



この半身の鶏は正しい解体方法がありまして、丁重にお姉さまに頼むとバラして貰えます。まぁちゃんと覚えなさいってお叱りもついてきますけど。

そしてバラされた身がコチラ。熱々の間にポリポリと食べる首やアバラは、ここでしか食べられない味。どの部位も適度に付けられた塩味がジューシー肉汁と混じり激ウマ。塩系の味って後から味付けかと思ってましたが、これは下味しっかりのスタイルなんですね。めちゃくちゃ旨いです。

奥さんは2/3ほどで大きすぎてギブアップしてましたが、その残りを食べてなおもう半身食べたい美味しいさですよ、これ。

随分昔のことですが、留学している先輩を頼って中国に旅行したことがあるんですよ。案内のお礼に北京ダックの専門店で豪遊したときのこと、あまりの旨さに「鳥、1人1羽いけるな」って名言を頂戴したのですが、えぇ、今回はナチュラルにそれが出てきます。



巷のレビューとかでは、お店の接客が云々とかいろいろ書かれてますけど、まぁ気に入らなきゃ出てきゃいいだけですからどうでもいいとか思ってたんですね。でも普通にしてたらなんてことなくフレンドリーなお姉さま方でした。まぁそれでもビビってましたけどね、僕は。

お店のスタイルとしてまったり飲むってのは似合いませんから、さっと食べてクイッと飲んで次に向かうのには最適なお店。家の近くにあったら、ケンタッキーを買うことなくここに通うんだろうなぁという、鶏好きには噂通りの聖地なのでした。


鳥房
東京都葛飾区立石7-1-3
03-3697-7025
火曜定休

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