2014年10月16日木曜日

モンティー - スコータイ風油そば・バミーモンティ

東武浅草線の浅草駅には地下街がありまして、えぇ今回初めて行ってきました。お目当ては絶品タイ料理、モンティーさんです。

地下に降りるやいなや、なかなかの雰囲気が漂います。何も知らずに、目的なしに行くにはハードルが高い風情ですが、ちょっと奥に進むとここだけタイの屋台って感じに光っております。そしてドーンとメニューが。我々が訪れた時は遅めのランチでしたが、それでも数人が待ってる人気っぷりなのです。



席が空いて、謎の音楽がガンガン流れる店内へ。なんかよく分かりませんが、癖になる音楽が延々とループ。そんな強制的異国情緒の中で選んだのは、スコータイ風油そばとバミーモンティ。


スコータイ風油そば。
スコータイってタイの古い都だったっけって程度の知識ですが、これまでタイ料理屋さんでスコータイ風ってのは見たことありませんでした。何を以ってスコータイ風なのかは聞くタイミングもなかったので謎ですが、まぁともかく食べるのです。



写真で見るとあんまり大きく見えませんけど、結構なボリュームです。麺もトッピングもたっぷりで、そこにたっぷりのタレがかかってます。レモンを絞って酸味を足して、よーく混ぜて頂きます。

うん、爽やか辛い。えぇ、魚醤の香り高く、キリリと唐辛子、青い奴の香りです。配合が絶妙なのか、辛いのにスカッと抜けていく感じはいっそ心地よく、辛いのに箸が止まらなくて困るんですよ。

タレ自体は結構濃い目なのですが、野菜と砕いたナッツが良い具合に中和してくれて、麺に絡むときにはミンチ肉から溢れる肉汁と相まって、原型からは一段も二段も美味しくなってくれるのです。いやー、感服。めっちゃ美味しかった。



そしてバミーモンティ。噂では、めっちゃ辛いらしい。



テーブルに来た瞬間から、イエローカレーの香りがすごい。これで食欲中枢を刺激されない人がいたらお目にかかりたい魅惑の香り。見えてるのは揚麺だけですけど、この下には卵麺がこれまたしっかりしたボリュームで鎮座しております。これまよく混ぜて頂きます。

まぁ辛い、えぇ辛い。辛いものは好きですが決して得意ではない僕的には、多分CoCo壱番屋の5辛以上。まぁ普段は3辛なので、そこからの推測なんですが。そんな辛さなのに、このカレー含めて全体の味わいはちゃんとわかり、というかそんな激辛のくせして辛味が味の一部にちゃんとなってるから不思議なもんです。

辛さをちょっと忘れさせてくれるのは食感の妙。カリカリの揚麺、シャキシャキのキャベツ、ポリッとアクセントの漬物、ザクッと玉ねぎと、口の中が落ち着きません。それがまた癖になってしまうから、辛いのについつい口に運んでしまうのです。

めちゃくちゃ美味しかったけど、食べてから1時間位は唇がヒリヒリしてました。それでもまた食べたいと思う、不思議な辛さなのでした。



全体的に、容赦無いって感じの味付けで、ちょうどいいと感じる一歩向こう側って印象です。一歩手前だと物足りないのですが、向こう側だとやり過ぎ感よりも妙な満足感があるから高評価になりがちなのですが、まぁそんなことを差し引いても非常にクオリティが高いお店でした。

洗練されているようでワイルドで、ワイルドに見えて繊細なバランスという、なんとも美味しいタイ料理屋さんに出会うことが出来た次第です。

あと、ここはコスパがすごくいいんですね。茨城県南にはタイ料理屋さんは結構あるのですが、如何とも高い。ちょっと寄って食べるかって気分を損ねる値段のお店が多いんですね。そんなことを思うと、浅草という場所で恐るべきボリュームと価格、そしてクオリティ。


ちなみに、どういう基準なのかよく分かりませんが、ランチは結構早めに閉まるようですので、多分のんびりは行かないほうがよいですな。


モンティー
東京都台東区浅草1-1-12
03-3841-8668
火曜日定休

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