奄美には美味しいお店が沢山ありますが、他のお店とはちょっとタイプが異なるお店、クラウさんです。
クラウさんの売りは、なんといっても島豚。半頭とかガツッと仕入れて、様々な加工肉に変身するのです。いろんな人からすごく旨いと聞いていたのですが、まぁ当然なかなか行けないわけでして、今回、念願かなっての訪問となりました。この日はシマの友人に付き合ってもらっての食べまくりなのです。
がじゃまめ。
いきなり肉じゃないんですが、これがまた特別ながじゃまめ。
94歳になる方が少量造られている、魅惑のがじゃまめなのです。我が家は以前このがじゃまめを頂いたことがありまして、あまりの美味しさにいやもうなんといいますか、再会を待ちわびておりました。ところが、下さった方曰く、一般に手に入るものじゃない的なことを言ってまして、次はどこで食べられるのかって感じだったのです。でもクラウさんで出してるがじゃまめが多分そうじゃないかって話を聞きまして、っていうか奥さんがどこで聞いたか調べたかそんなことを言ってまして、拙者、今回確認のために注文した次第なのです。
出てきた瞬間にこれでしたっ!と判って、食べたらもう確定です、えぇ。
やっぱり、知ってる人だけが少しだけ分けてもらえる希少品とのことでした。でもまぁ以前のような袋食いはできませんけど、クラウさんに行けば食べられるってことがわかっただけでも良しとしましょう。
海老がオイルに溺れてるやつ。
えぇ、続けて肉じゃなくてすまんです。アヒージョ的な逸品で、シマの車海老。もうほんの少しで塩が効きすぎってなるギリギリの味付けがすばらしくて、奥様が焼いてるというパンを付けて一滴残らず完食してしまうのです。やべー、ほんと癖になる。
豚足と…なんだっけ、テリーヌじゃなくて…なんで黒板の写真を撮らなかったんだろう…。
ともあれ、ほぐしほぐされ、纏めて焼かれた逸品は、黒糖焼酎が染み入る美味しさ。こんがり感とコラーゲン的ねっとり感が同居してまして、こんな食感はエンドレスに食べられるに決まってるじゃないですか、えぇ。
そしてまた付け合せのピクルスがめちゃくちゃ美味くて、後から別に頼めばよかったなぁと後悔なのです。
そしてメインのソーセージの写真を撮り忘れるという失態。
肉味がガツンとくるソーセージは、巷で食べるものとは一味違うわけでして、底に敷かれたこれまた単品で食べたくなるレンズ豆と合わせて食べれば、ようこそ初めての世界へって感じでして。
豚のリエット。
極上ですな。島豚は脂が美味しい豚なので、まさにその脂を存分に味わえる料理。
ハムのサラダ。
激ウマのロースハムは、私的ハムランキングのトップ3に殴りこみです。心の底から、ここに毎日来ることが出来る奄美の人々を羨みます。まぢで。
ここまでは友人と二人でガツガツと。酒は、ビールに続いてひたすら龍宮を。二人で1L弱飲んでますな。
焼酎は、ボトルが無い代わりに500mLのカラフェで出してもらえるんです。なので今日はそれを2回。23時まで付きあわせて、次の用事に行く友人を見送って、残りの龍宮を飲むために再オーダー。
これぞクラウですって料理をお願いしますって頼んだら、田舎風パテでした。
もうね、言うことないですね、ほんと。ギリギリまで攻めた塩加減が肉の旨味をガッツリ引き出してますし、別入れしたというアクセントの脂部分は、肉と塩を繋ぐ味でもあります。
0時前にこれをガツガツ食べられるって、ほんとこれなんでしょうね。幸せすぎるのです。
店内は奥様がレイアウトしたアンティークな風情。情緒たっぷりなので、ぜひぜひおねーちゃんを連れて行きたいお店でございますな。目もくれませんでしたが、ワインも充実してる模様。
あ、店内写真撮ってなかった。
いや、店外も風情たっぷりなのですよ。
架空食堂 kurau
鹿児島県名瀬金久町16−6
070-5817-0493
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