禁断症状が出てきたのでランディワへ。
お客さんがいない店内に入ると、ティッサさんが笑顔で迎えてくれます。あぁ、持ち帰りの料理をしてたんですね。だから美味しい香りなんですね。
開口一番、寒いですねーと。そうだねーなんて話しつつ、暫し待つとスープが。なるほど、寒いからですよねー。
コーンスープ。
極々わずかなとろみと、コンソメ系のベースに胡椒が軽く香る美味しいスープ。中華っぽい雰囲気なんだけど、コンソメがそうはさせないし、なかなか無国籍感があります。
熱々でなかなか冷めず、飲み終わる頃にはカレーがまだなのに体がぽかぽかです。
ポークカレー。
今日も、肉は鶏か豚か羊かどれがいい?って聞いてくれましたので、久しぶりのポークでお願いします。
めっちゃゴロゴロですよ。ポークカレーというより、ポーク(カレー風味)ってくらいほぼすべてが肉です。脂身がかなり大きいのですが、脂っぽくならずサクッとした食感でスパイスを絡めて頂けます。いや美味しいんですよ、脂身。太るだろうなぁと思いつつやめられません。
スパイス感は十分ながらもやはりどこか穏やかで、豚味が充実しています。でも前回よりも塩気がやや濃く感じますが、一方で辛さ自体は穏やかで、食べた瞬間のパンチよりも食べ進めていく最中の旨みを重視する味といいましょうか。大変美味しく頂きました。
レンズ豆。
こちらも穏やかな味で、ややバターがアクセントとして香ります。
バター味が入ると、単品として食べる分には濃厚さが増して満足度が上がるんですが、スリランカカレーの醍醐味である混ぜて食べるという食べ方になると、若干バターの香りは異質な存在感になることに気づきます。
バターを全く使わないってことはないと思いますが、バランスは重要なんでしょうね、きっと。
ミックスベジタブル。
いんげん、人参、玉ねぎが充実の甘味を出してくれます。野菜味が本当に濃厚で、スリランカカレーの真骨頂は、肉でも魚でもなくて野菜なんじゃないかと思ってしまいます。
そうなんですよね、スリランカ料理って野菜がたっぷりですから、女子受けも良いと思うんですよ。もっとみんな食べたらいいのにと宣伝したくなります。
モージュ。
何を中心としたモージュなのかはよく判りませんでしたが、辛さが印象的な一品でした。もちろんあのチャツネ的な野菜と果物の甘酸っぱい味がベースにあるんですが、今日の料理の中では一番チリ辛かったですな。
それにしてもモージュの郷愁を誘うようなこの風情は癖になります。
なんとなくなんですけど、ティッサさんの味が定まったんじゃないかという気がします。全体を通して塩加減が共通で、とても完成度が高いと感じる内容でした。
毎度、これで1人980円なのかとしみじみしてしまいます。充実しすぎですな。
ランディワ
茨城県常総市向石下899-3
0297-42-1222
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