この味をスタンダードにしてしまうと、なかなか他では満足しないから困りものです。まぁ遠くないから食べたいときに買いに行きますけど。
我が家では勝手にマエストロって呼んでますけど、凄腕職人のご主人が作る肉製品の数々は、癖になって仕方ないんです。
そんなハンス・ホールベックさんの商品は、定番モノなら9割方食べてます。もちろん好みとかもあるので全部に両手を挙げるわけじゃないんですけど、それでも大方の商品は人に薦めちゃうくらい愛せるモノたち。その中でも我が家の定番数種類から、本日はこの3種。
ツンゲンロートヴルスト。
血のソーセージ。我が家的ツートップの片方です。初めて食べた時から虜になりました。豚の舌を豚の血で固めたソーセージ。知らない人に出すと、見た目と血の文字で大抵の人はちょっと引く。けど食べればわかるけど臭みはないんですよね。まぁ言えばスパイスの味自体に合わない人はいるでしょうけど。
サクッとした舌と血のプルプルの二つの食感が飽きません。我が家ではビールはもちろんですが、むしろ日本酒に合わせてます。
お店を訪れてこれを買わない日はあったんだろうか、ってくらい必須アイテムなんですが、一時期売ってないことがありました。もう数年前のことですけど。聞けば材料が揃わなかったんだとか。血とかスパイスとか。最近は必ずあるから安心してますけど、お願いだからこれが作れないなんてことがないことを切に祈っております。
ヴァイスヴルスト(上)とチューリンガーブラートヴルス(下)
ヴァイスヴルスト。
白いソーセージ。皮を剥いて食べるバイエルン地方の名物ソーセージ。燻してないから傷みやすく、本場では午前中に食べるんだとか。
これも我が家では買わないときはまずないツートップのもう片方。後のチューリンガーブラートヴルスの写真にあるように、マスタードを付けて食べるんですよね。甘いマスタード。これもお店で買えます。
一般的なソーセージの印象とは違うふわふわの食感。記憶が間違ってなければ、以前お店の方に氷を入れながら作るからこういう食感になるって聞いたはず。
燻してないから味もちょっと独特。ハーブの香りと肉の味がダイレクトに味わえるですよ。
それにしても上手に皮を剥けるようになったもんですと自画自賛。
チューリンガーブラートヴルス。
ハンス・ホールベックさんでは数少ない焼いて食べるソーセージ。ほとんどのソーセージは茹でて食べるんですけど、これは茹でた後に焼き目をつける。
とにかく焼き目からの味と香りが至高でして、ひっくり返すときに箸に付いた味でご飯食えますよ。
毎年なのかどうかはよくわかりませんけど、ルフトハンザドイツ航空のファーストクラスとビジネスクラスの機内食に採用されてたりします。
通い始めてから5,6年経ちますが、ここ数年の間にスタッフの方も変わられてしまいました。最近独立された方だと、世田谷のファインシュメッカー サイトウさんとか。
そのせいなのかわかりませんけど、最近ちょっと味にブレがある気もします。塩気とか。あ、美味しい範囲には収まってますから、変わらず食してますよ。
でもマエストロも今年で66才。まだまだお元気でいらっしゃいますけど、ちょっとずつこれからを心配してしまいます。てっきり以前いらっしゃった3人の職人さんのどなたかが跡を継ぐのかなーなんて思ってましたから。
そのせいなのかわかりませんけど、最近ちょっと味にブレがある気もします。塩気とか。あ、美味しい範囲には収まってますから、変わらず食してますよ。
でもマエストロも今年で66才。まだまだお元気でいらっしゃいますけど、ちょっとずつこれからを心配してしまいます。てっきり以前いらっしゃった3人の職人さんのどなたかが跡を継ぐのかなーなんて思ってましたから。
わお! 当家もここのがデフォルトになってますw
返信削除チューリンガーは拝読して、今日にも飛んで買いに行きたくなりました(笑)
今はたまたま焼肉家業してますけど、タンは比較的易く良物が入手できますが、
食用の血は異世界の商品ですね(笑汗)> どうQC/QAしてるのか想像できないですw
今度、お店に行ったときに購入してみます(^ ^)
ヨーロッパでは古くから血のソーセージがありますから、多分むこうではそれほど特殊じゃないんでしょうね、きっと。栄養価も高いですしねぇ。まぁ日本ではキワモノイメージが強いですけど。でもハマるとやめられないですよね、あの味。
削除