2013年4月6日土曜日

魚貞 - 刺身盛合せ

海無し県に生まれた身でございますれば、魚に対する憧れは人一倍。なので出先では必ず魚屋さんを探してしまいます。

でもこういっちゃなんですが、佐野市は海無し県友達の栃木県。期待はしてませんでした。が、めちゃくちゃ美味しい魚屋さんを見つけてしまいました。佐野駅前の魚貞さんです。

古い街には昔からの魚屋さんがあるもので、まぁ大体はそういうところを目指していくわけです。でもそんなにあたりを引くわけじゃないのが現実でして、まぁぼちぼち程度のところはここに書く気もありませんでした。

でもでも今回は、久しぶりにその土地の人を羨む魚屋さんですよ。


刺身盛合せ2000円で頼んでこの内容。色目には黄色を入れたかったんだけと、今日は卵焼きがなくってごめんねって言われちゃいましたが、いやいや大将、2000円でこの盛りは予想外でございますよ。質量共に大満足でした。



まぁ盛りがいいだけならこれまでもありました。けどこちらは違います。クオリティが高いんです。

イカは二種類、マイカとそのエンペラ。ダレてない、硬くない、しっとり旨味の身に、コリプリのエンペラ。それに旬のホタルイカ。ホタルイカは富山湾内の一級品でして、もう見るからにぷくぷくでどうしたもんかって感じで。

なまなましいワイルドホタテ。なんですかこの存在感。ホタテの甘味に磯の香り。そして艶かしい食感。いやー酒が進みます。

甘エビがまた大きくてぶりぶりの食感でして。臭みなんて欠片もない。そんで身が固いんですよ。甘エビの甘けりゃいいだろなって感じじゃなくて、プリっと食感から楽しめる。

好みの生生しいしめ鯖と違ってしっかり締まってるんだけど、濃厚な脂と締り具合がよく合ってて好みじゃないなんていうもんじゃないですな。

そしてカンパチ。ちょっと前に鹿児島に行ってましたから、本場のカンパチを食べてきてるわけですよ。でもまぁ負けない。程よい熟成具合が、鮮度で食べさせる刺身とはまた違った旨さを見せてくれます。

えー、タコもマグロも美味しかったです。でも、タコは鹿島の地ダコになれてることと、マグロはきらいじゃないけど得意じゃないから、これがどれくらい美味しかったのかがよくわかんないので割愛。でもそんなこと言ってる割にさっくり完食してますから、十分美味しかったんですよ。

とにかくまぁ美味しかった。我が家は刺身を食べたければ基本角上魚類さんに行くんですが、質と鮮度は同じだとしても、こちらのほうが刺身としての出来がいいって感じなんですよね。
仕出しをされてるお店ですもん、魚屋の刺身じゃなくて料理屋の刺身なんですかね。


聞けばこちらは500円から刺身を盛ってもらえるとか。えぇ、2000円って4,5人前なんですね。すいません、夫婦二人で食べてしまいました。だってこんなに盛られると思ってませんでしたから。

ともあれ、年に数回しか佐野には行きませんけど、また再訪必須のお店を見つけてしまいました。


全くの余談なんですけど、こちらの魚貞さんがある佐野市の市街地には、佐野市のゆるキャラの「さのまる」がそこかしこにいるんですよね。
僕は佐野ラーメンもいもフライも大好きなのですが、佐野には他にも耳うどんなる郷土料理があるって聞いて、この時買って帰ったんですよ。粉々しくてもっちもちで、粉物大好き人間にはたまらん一品だったんですよね。まぁ分厚いワンタン中身なしって言われりゃまぁ確かにそんな感じですけど。

で、はたと気づいたんですよ、さのまるの耳って耳うどんじゃないんやって。なんでやねんって。
なので佐野市の観光課に以下のようなメールを、
とつぜんのメール、失礼致します。 
佐野市民でもないのですが、佐野ラーメンを食べにたまにおじゃましてます観光客です。
先日佐野には耳うどんなる郷土料理があると耳にして食べてみました。とても美味しくて、次回佐野に行ったらまた買って帰ろうと思った次第なのですが、、、
さのまるの耳って、なんで耳うどんじゃないんですか? 
書いた所で我に返って送らなかったんですけど、耳うどんなんて名前なんだしさー、ラーメンと芋ばっかり優遇して腑に落ちんって気分です。

えぇ、魚貞さんとは全く関係のない話しなんですけど。

でもいいですよね、名物がいろいろある街って。アド街に来てもらえるし。でもなー、もう大江アナじゃないからなー。
(´・ω・`)ショボーン


魚貞
栃木県佐野市万町49
0283-22-0542

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