2014年6月8日日曜日

さかな卸センター - 魚介類色々

鹿児島には朝市があってねって話を教えてもらったので、朝もぼちぼち、鹿児島中央駅までやってきたのです。

なるほどーと眺めつつ、いまいちどこで買ったらいいもんかと決めかねているところで、こちらのさかな卸センターさんに出会ったのです。朝市として纏まってる店舗のすぐ脇に単独であるお店。ずらりと新鮮な魚が並んでおります。

少量から買えますし、大体の魚の処理もしてもらえます。

切るだけの状態にしてもらった首折れ鯖。
首折れ鯖って、とある漁場のとある海流に乗ってる鯖しかやらないんだそうです。脂が少ない引き締まった鯖じゃないと美味しくないんだとか。ちなみになんで首折れ鯖だと刺身で食べてもいいのか、アニサちゃんはどこいったって話は未だに謎なんですけど。

切れない包丁だったのでずいぶんグズグズなのがイケてませんが、まぁ旅先のことですからしょうがない。それでもキュキュッとなる食感は、なかなか他では食べられない。そして鹿児島の甘い醤油がとても合うわけなのです。



シイラは切り身にしてもらったので、ソテーしてタンカンソースで。
ズシッと重たいでっかいシイラでも800円とかだったり、食いしん坊じゃなきゃ4,5日持つ量なのです。そして新鮮で美味いんだから言うことないですな。



奥は別の日の首折れ鯖。
手前はタカエビ。これも殻を剥いてもらうというなんとも楽ちんでした。タカエビは鹿児島甘エビとか言ったりもしますが、正式名はヒゲナガエビ。一般的な甘エビよりも身がプリっとしてて、甘さも濃いけどエビ味自体が濃い。
大きい海老も売ってたのですが、鹿児島で海老の刺身を食べるならこれってお薦めしてもらったのです。山盛り一杯で500円とかだったかな。あり得ない値段で激ウマでした。



首折れ鯖でタタキを造ったり。



とまぁ鹿児島滞在中はずいぶん楽しませてもらったのですが、なんとかして持って帰りたいと思って、お店の方に相談したのです。

残念ながら、宅急便だと関西よりも東だと1日で着かないからダメだと。ハンドキャリーだねと。

ということで、首折れ鯖は頭と内臓を取ってもらい、氷たっぷりで梱包。
自宅に帰り着いたのは午後10時とかでしたが、それから捌いてお刺身に。少しだけ身が柔らかくなってたものの、皮目に近づけばブリっとしたあの触感がちゃんと残っており、美味。いやー、茨城の内陸部で食べられる味じゃないなと。



キビナゴはまるごと唐揚げに。塩をして少し置いて水を出し、片栗粉をまぶして揚げるだけのお手軽さ。

キビナゴって、火を入れたほうが美味しいって教えてもらったことがありますけど、正にその通り。刺身でも骨付きの方が美味しかったのですが、やっぱりこの骨周りの旨味はこの魚の真骨頂なんじゃないかと思うわけですよ。内臓のほろ苦さと合わせて、濃厚な魚味を楽しめるのです。

余談というかあれですが、キビナゴって干してもあんまり良い出汁はでなくて、出汁をとるなら生のまま使ったほうがいいとか書いてあるのを見たんですが、本当なんでしょうか。確かに、これだけキビナゴが売ってても、煮干し的なものとしては全く目にしなかったんですよね。おつまみ的な干したものは見ましたけど。なので本当なんだろうなと思いつつ、にわかには信じがたい美味しさなのであります。



ホント、鹿児島ってうらやましいなー、魚あり、鶏あり、酒あり、鶏あり、豚あり、牛あり、野菜あり。


さかな卸センター
鹿児島県鹿児島市中央町12-18
099-253-4876

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