2014年1月15日水曜日

優華 - チャーシューメン・塩ラーメン

新年明けましての佐野詣でございます。

昨年はさのまるがゆるキャラグランプリで1位を獲得したりしまして、まぁ佐野ラーメンの時代がやってくること必死なわけです。そんな波に乗り遅れないように、今年もさのまるに会いに行かねばいけないわけなのです。

そんな新年一発目の佐野ラーメンは、佐野駅のすぐそばにある優華さんです。


チャーシューメン。

スープは非常に優しく、塩も出汁もバランスがすごく良い。チャーシューがいっぱい入ってるためにやや肉の匂いが強く感じられますが、多分普通のラーメンならそんなことないんじゃないかと。濃くもなく薄くもなく、中道を行くお手本のようなスープでした。

麺はこれまで食べた佐野ラーメンの中でもダントツに細く、ぱっと見は頼りない。ところがかなりのコシがあり、最後までまったく伸びることなくツルツルの喉越しが楽しめます。箸で持った時点では、佐野ラーメン特有のふんわりぴろーんとした感じよりは中華麺に近い感じなのに、口に含むと、そして喉越しまでやっぱり佐野ラーメンらしいというか正にこれって感じになるからすごく不思議で美味しい。
細い分だけ量もたっぷりで、大盛りにする必要がまったく無かった一杯です。細さの代償は粉の香りが薄まることでしょうか。噛んで咀嚼すれば香りますが、この細さだと喉越し優先になってしまいます。蕎麦で同じように喉越しを楽しんだときほど香らないというのが惜しい点でしょうか。でもこれが欠点かと言われると、美味しさが十二分に上回ってますからそんなことないわけなのです。

そして見た目から好みのチャーシューがたっぷりです。肉の部分も脂の部分も、もう食感は好みのどまんなかです。どまんなかと言えば、佐野にある道の駅は「どまんなかたぬま」とい言いまして、日本列島の東西南北を線で結ぶとこの辺りなんだそうですね。僕が小学校の頃、本州島の重心は岐阜市にあるって聞いたことがありまして、岐阜人のささやかな誇りだったんですけど、どう考えてもこのどまんなかの方がインパクトも価値もありそうな気がしますが、そもそも重心の件は本当なのかどうなのか。

閑話休題。

チャーシューは量も食感も申し分ないのですが、味と香りがちょっとだけ惜しい。味は塩気がやや強く、スープに浸すほどにスープも濃くなってしまいます。そして香りがやや豚の匂いが強いのです。まぁ塩気がもっと少なければもっと豚が臭ったかもしれませんけど。惜しいなぁ、めっちゃ好みだったのですが。

メンマは小さめでもたっぷり入ってます。柔らかくシャキッとした食感。スジが残ることもなく、美味しく頂けましたが、激ウマというほど特徴があるわけではありません。要するに普通に美味しいメンマです。

そんなわけで、チャーシューが非常に惜しいなぁと思った以外は申し分なく美味しかったのです。いや、チャーシューの件を含めても、かなり好みの一杯でした。



塩ラーメン。

スープは正に醤油味のラーメンから醤油の香りを抜いたという印象。香ばしさがない分だけ更に優しい味です。見た目の美しさそのままのスープは、ここ最近食べた塩ラーメンの中で間違いなくトップクラス。奥さんに喉が渇くからと止められなければ、確実に完飲したですね。

麺、チャーシューの感想はチャーシューメンと基本同じなんですが、麺に関しては醤油の香りがない分だけそのまま美味しく食べられた印象です。醤油のスープも美味しかったから、どっちを選べばいいのか悩ましいですなぁ。



ちなみに餃子も美味しいと評判ですので食べてみました。写真を撮るのを忘れてがっついちゃったのですが、噂通り美味しい餃子でした。肉が極々少なく、でも肉汁には十分で、やや大ぶりに刻まれたたっぷりの野菜がよく香るという他店とはちょっと違う餃子。これも満足度が高かったです。


ということで、新年最初のお店の優華さん、とてもとても満足度が高い良店に出会うことが出来ました。


佐野市内、色々なところでさのまるを祝うポスターが貼ってありました。写真は道の駅で撮ったものですが。おめでとう、さのまる。



まぁ投票するの忘れてたんですけどね。


優華
栃木県佐野市若松町178
0283-22-0557
木曜日、第二水曜日定休

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