レストランいざき - 牡蠣のオイル漬けと白身魚のカツレツ

ちょっと縁があってずっと行きたかったお店、柏のレストランいざきさん。ようやく年明けに行ってまいりました。

角地というか、鋭角の敷地にカウンターだけのオープンキッチンのお店は、長年ホテルでシェフを務められた方が開いたお店。内装外装は、一級建築士の娘さんデザインで、木目が優しいおしゃれなお店でございます。ちょくちょくこの前を通るので、以前の焼き鳥屋さんを改装してる時から知ってましたが、なんやこじゃれた店ができるのぉとか思ってたんですよね。

そんなお店の料理は、見た目だけじゃなくて味も素敵。

温野菜と冷たい野菜のサラダ。
健康のために多くの種類の野菜を入れているというサラダは、温かさとパリッと鮮度の冷たさが同居してて、それをいっしょに食べると初めての印象です。ドレッシングも塩気は軽やかなのに酸味の存在感が心地よくて、なんならパンをもらって舐め取りたいものなのです。

メインはこの月のお薦めの、牡蠣と白身魚のカツレツ。
やっぱりプロが作る牡蠣のオイル漬けは美味いなぁ。家でも何度か作ったことがありますけど、まぁ燻製してからですけど、やっぱり火の入りが絶妙ですよね。どうしても素人は火を入れすぎてしまうと。これくらいぷっくりふっくらだと、牡蠣の味も染み入ったオイルの味もよくまとまります。

白身魚のカツレツは、まさかのソースにマヨネーズ。なのになにこれ知らないって感じになる不思議な下味。衣の厚さがこれまた不思議で、ガリッと硬めなのに硬すぎず、衣だけでお金が取れるって感じです。フライじゃなくてカツレツとなる理由がよく分かる感じです。

写真撮り忘れたので載せてませんが、奥さんはロブスターのカレー。これもまた見たことのない盛り付けに、優しいにも程がある深い味。

全体的に塩気はかなり控えめなので、一口目はやや物足りない印象を受けるかもしれません。でも奥に潜む複雑な味が次第に脳裏に残りまくって、いつのまにか虜。また行きたくなる魔性のお店です。

がっつりを求めて行くには不向きかもしれませんが、プロの料理の奥深さをまざまざと見せつけられる、そんな愛して止まないお店になりました。


レストランいざき
千葉県柏市明原2-2-16

04-7145-3737

火水曜日定休

コースは2日前までに予約