2013年8月30日金曜日

ゼリーの家 守谷店 - ミルクミックスゼリー

ゼリーの家さんの新作、かと思いきや、以前も作ったことあるよと。えー知りませんでした。お客さんから食べたいってリクエストがあったから久しぶりに作ったんだとか。

底の部分がミルクゼリーで、こうやって写真で見てもミルクっぽい。

牛乳飲めない子なんでさほど興味はないと言いつつも、食べると美味しいから不思議。
でも、以前食べた小名浜バージョンのミルクゼリーは中がチョコレートで、牛乳が苦手な人にはそっちのほうが美味しかったかも、というか食べやすかったかもなのか。

一方で、牛乳が超大好きな人(義妹)はこのミルク部分がたまらないって言ってたから、こっちのほうがシンプルに味わえるのかもしれません。目を輝かせてましたし。




ゼリーの家 守谷店
茨城県守谷市松が丘5-36-5
0297-44-7642

2013年8月28日水曜日

イシガレイを食す、2013夏

夏の平目は猫またぎとか言いますが、先日夏の激ウマ平目を食べたんですよ。でもまぁやっぱり旬のものを食べたいよねなんて思ってたら、夏ならカレイだろと、いつもの魚屋さんが言ってくれます。

そう、イシガレイ。数年前にも一回買ったことがありまして、独特の爽やかさが美味しかった記憶なのです。

そんなわけで今回も喜んで頂いてきました。

活き締めしてもらい、臭みの原因となるヌルヌルを出す石を取ってもらった状態です。締めてから2時間、鮮度に申し分ありません。

ちなみに大きな石は取ってもらいましたが、中央とかヒレの脇とかにまだ小さいのがちょろちょろいます。まぁ気にせずガシガシ包丁でぬめりをこそげ落として5枚におろすですよ。



5枚におろす魚は平目ばっかりだったので、左右が逆になるだけで意外と手こずったんですが、最終的にはちょっとだけ血が滲んだだけで、なかなか上手にさばけました。
上手くなったもんだ。



こんなかんじに骨が残る。平目だと出汁を取ったり骨せんべいにするけど、カレイはどうなんだろうか。でもヒレのヌメヌメも結構臭うし、骨めっちゃ固いからちょっとやめておこう。

ちなみに肝も立派でしたが、活き締めしてても血が回ってたので食すのは断念。そもそもカレイの肝は食べるのだろうかどうなのか。まぁこれだけ新鮮なら、少なくとも火を通して食べる分には問題ない気がしますけど。



ということで薄造り。大して薄くないとか言わないでください。
しかしもう少し白身が映えるお皿は我が家にはないものかねぇ。なかなか気にいるお皿に出会えないから、なんか同系色のぼんやりした写真になります。

味は、えぇ、素晴らしい。コリコリの食感は薄造りにして正解で、ざらつく舌触りの中から旨みがにじみ出てきます。
ちょっと失敗したのは、捌きたてをすぐ刺し身にしたせいなのか、時間が経つにつれて水が出てきたこと。やっぱり少し水抜きをしたほうが美味しかったかもしれません。っていうか、そうなる前に食べきる量だけ刺し身にしろってことでしょうかね。

ちなみに写真は腹側の背側と比べるとちょっと小さい一冊。まぁ十分な量でございます。



翌日は水抜きをして寝かせたお刺身。
こんな感じで包んで一晩水を抜きます。



適当に薄造り。
昨日よりもコリコリ感はないものの、適度に水が抜けてぎゅっと締まった食感。香りもほんのりと青い程度で、今日が正に食べごろという感じです。

ちなみにエンガワも立派に取れるのですが、ここはいかんとも匂いがありまして、いまいち美味しくなかった。うーん、漬けにしちゃったほうが良かったのかなぁ。



最後は昆布締め。4日締めたものです。
適度に水分を吸い、ほんのりの塩と昆布の味が染み渡った状態。



薄造りよりはちょっと厚めにそぎ切る。
ふむ、もう少し塩気を足しておけばそのまま食せるくらいだったかな。足りない風味はスプレー醤油で補うデスヨ。
昆布の旨みが入った分、魚の旨みはちょっと出てしまったのかなぁ。平目ほど昆布締めが美味しくないかもしれない。難しいなぁ。



久しぶりのイシガレイですが、素人が昆布締めとは言え熟成させるのはなかなか難しいようで、平目ほどは美味しさが持ちませんでした。
一方、捌きたてと一晩の水抜きをしたものは、平目とはまた違った香味と食感が楽しめ、夏ならではの味だったわけです。

今思えば、スズキみたいに洗いにすればよかったかもしれないとか思ったり。まぁ来年の課題といたしましょう。


2014/04/08追記:

この記事以降、何度かイシガレイを食しているのですが、刺し身で食べるにはいかんとも青臭さが気になります。ヌルヌルのせいだろうなぁと思いつつ、唐揚げが美味しくて刺し身にしないからまぁいいやと思ってました。

ところがですね、魚屋さんに教えてもらいました。刺し身で食べるなら、スチールウールのたわしでガシガシぬめりを取るといいよと。すべらないから捌きにくくなくなるし、身に匂いも移らないと。



写真は100均で売ってる4個で100円のやつ。めっちゃ強力にヌルヌルが落ちます。その代わり、スチールウールたわしは使い捨てですな。

この一手間を加えたイシガレイの刺し身は、青臭さが皆無です。ほんと心地良い白身の香り。いやすごい。

2013年8月26日月曜日

みずうみ農園 - 甘熟いちじく

鹿嶋の魚屋さんに行く途中の香取市にいちじく農園の看板がありまして、昨年からずっと気になってたんです。読むと8月位から売ってますよと。

ということで8月なので、鹿嶋に行く途中に寄ってみます。

そして行ってみて判った衝撃の事実。予約制なんですね…飛び込みで買いに行っても品物がありません。その日販売する見込み分だけを収穫してるんだそうです。
しょんぼりしてたら、まぁでも1個食べてけと小さめの物を頂いてしまいました。

まぁそんなこんなで次回来れそうな時は事前に電話しますよなんて話してたら、どこから来たのかと。県南からなんですよと。

…ありゃー、それは遠くから来たのにかわいそうだと。それなら特別に、今日初めて収穫した露地物を分けてやるよと。本当の初物だよと。

いいんですか、申し訳ない、でも食いしん坊だからありがたく購入させて頂きました。

っていうか、こちらの農園の脇にハウスがあるから、てっきりいちじくってハウス栽培なんだと思ってました。帰りに見ると、ハウスの向こうには露地栽培の畑があるじゃないですか。なるほどー。

曰く、露地物は甘さは控えめだけど美味いよと。ハウスは甘いなと。
ということで、最初に頂いたハウス物と後から購入させてもらった露地物を比べてみます。

ちなみに皮を剥く前の写真を撮り忘れるという痛恨の失態をしておりますが、ハウス物はスーパーでよく見るサイズで、露地物はめっちゃでかいってなる握りこぶし大でございます。


そして味ですが、違う、確かに違うんですよ。

ハウス物は記憶にある普段のいちじくの味。ただしエグみとか渋みのような、果物ならではの雑味がないから妙に上品。

そして露地物。こっちはもう、別の品種ですかと言わんばかりの上品さ。甘さだけを比較するとハウス物の方が確かに濃いんですが、圧倒的な上品さと清涼感がいちじくってこんなんやったっけってなる。いちじくって爽やかな果物ってイメージはないのですが、このいちじくはそんな感じまである。

露地物は初物だからまだここから味が変わっていくのかもしれませんが、大きくてもぼんやりした感じや大味な感じはないですから、更に熟すと甘みが増すのかどうなのか。というか、正直なところこの上品さを知るとこれ以上の甘みは必要ないなぁと。いちじくにとって甘みはさほど重要じゃなかったんだと実感させられます。まぁ必要にして十分な甘みがあるから言えるセリフでしょうか。

そして共通して言えるのは、雑味の無さ。ほんと、口の中がほんわかいちじく味で染まって、あとは何もないって状態。

いやー、シーズンの間にまたおじゃましないといけません。





ちなみにこれを書いてて調べてたら、香取市はいちじくをブランド農産物にしようとしてるんですね。
こんな記事とか。

みずうみ農園さんは、研究会の会長さんなんだそうです。

追記:別の日に購入した時の写真。5個しか写ってないですけど、この日は8個で1パックでした。あぁ、大きさを比較するものがないから大きいんですよって力説しても意味が無い…




みずうみ農園
千葉県香取市八筋川586
0478-56-1055

2013年8月24日土曜日

お茶の木村園 - かき氷緑茶・かき氷ほうじ茶

3度目の正直となるほうじ茶を求めて、木村園さんにおじゃましてきました。

もうお店の方もほうじ茶ほうじ茶言うやつらと認識してくださいまして、先日は品切れですいませんでしたと。いえいえ、遅い時間に来る方が悪いんですよと。

この日はかき氷のお客さんが盛況でして、また食いはぐれるのかとビビるものの、無事未食の2品にありつくことができました。

緑茶。
見た目は抹茶と見まごうばかりの美しグリーン。
一口食べると見た目通り濃ゆい。抹茶と何が違うねんって思うのもつかの間、なるほど、お茶のダイレクト苦味と粉っぽさが少ないんですね。確かに抹茶じゃなく濃い緑茶だ。
苦味自体は、選ばれたのは伊右衛門綾鷹でしたじゃないけど濁りと共にちゃんとあるんですが、抹茶のような舌にダイレクトに感じるのとはちょっと違うんですね。そしてその分抹茶よりもねっとりと感じる甘味。抹茶よりもかき氷シロップという意味合いを強くしています。



ほうじ茶。
ずっと食べたかったほうじ茶、見目麗しい金色の山でございます。
香ばしさ全開の香りが口に入れた瞬間から立ち上がり、じわっと甘味を残して消えていく、おぉ、ドライな味わい。ほうじ茶とかウーロン茶のスイーツって抹茶ほど見ないんですけど、もっと普及すればいいのにとスイーツ業界に物申したくなる次第でございます。多分抹茶よりもコスパもいいと思うんだけどなぁ。



2品とも大変美味しく完食でございますが、個人的にはどちらも少し甘さを控えめにしてもらうとお茶屋さんらしさが増すんじゃないかと思ったり。
三日月氷菓店さんのほうじ茶のほうが、香り自体は薄かったけどバランスよく感じた気もします。お茶シロップとしての贅沢さは木村園さんかなぁと思いますけど。

三日月氷菓店さんと言えば三ッ星氷室さんの氷なわけでして、木村園さんの氷も前回までの松月氷室さんから変更でございます。なかなか十分な量を分けてもらうのは大変なようです。

今日を含め3回めの木村園さんですが、今日が一番氷を柔らかく感じたのはやはり氷屋さんの特徴なんでしょうか。
でも、これまでで一番柔らかく感じたのは松月氷室さんの氷を使う菊水苑に初めておじゃました時なんですよね。でも初回は衝撃度的バイアスがかかってるのかなぁ。

まぁとにかく美味しいかき氷を身近に味わえる幸せを満喫でございます。



2013/08/30追記
今日行ったらちょっとメニューが変わってて、紅茶とかほうじ茶がなくなってた。けど、紅茶はもうないんですか?って聞いたら、メニューにないけどありますよと。
なので、気になる人は聞いてみると良いかもしれません。
ちなみに抹茶も2種類になってました。写真は和三盆仕様の贅沢抹茶。甘さが穏やかで、これまでで一番美味しい抹茶シロップでござった。



茶の木村園
茨城県つくば市春日4-7-9
029-852-7575

2013年8月22日木曜日

CHASKA - ジャガイモとチキンキーマカレー・ベジタブルカレー

つい先日オープンしたばかりのパキスタンレストラン、CHASKAさん。

Handiレストランに行く時に必ず通る、坂東市は矢作の交差点のすぐ側です。スクラップ工場の一画にある海の家ちっくな建物。せめて入り口の向きを逆には出来なかったのかと言いたくなりますが、まぁさほど気にせずスクラップの脇に車を停めてお邪魔します。えぇ、好きなところに停めてくれと言われましたので適当に停めたわけですが、実はお店の裏手も駐車場とのこと。スクラップの脇に車を停めるのはちょっと勇気がいるもんです。

内装はなかなか頑張ってる異国情緒溢れる内装。クーラーもちゃんとありますが、効きはいまいちなのか扇風機もガンガン活躍しています。
お店に方には暑くてごめんなさいと謝られますが、こっちこそ気にして頂いてすいません、汗をかいてるのはデブだからですよと伝えて一同笑い。


まぁそんなこんなでランチメニューから2品。

ジャガイモとチキンキーマカレー。
鶏のコクが良く出て、でも油でごまかすような味付けじゃなくてなかなかどっしりと奥深い味。パキスタンというよりもインドカレーの雰囲気が強いけど、それでも細かく刻まれたピーマンと生姜の千切りがパキスタン味につなぎとめている、といった感じでしょうか。



ベジタブルカレー。
こちらも野菜のコクがたっぷりで濃厚。穏やかで満足度の高い味。こちらも油が少なくて食べやすい。
とにかくカレーのペーストに滲み出た野菜味が美味しくて嬉しい。そして辛さは直接はあまり感じず、後から少しじわりとくる程度。でも気がつくと汗が滲むくらい、このコクが証明する通りのスパイスリッチなんでしょう。とても気に入りました。



ナンはオイルありの甘いやつ。
でもあんまりオイルが塗ってないのと甘さもギリギリしつこくないから、このタイプのナンにしては美味しかったです。飽きちゃうんですよね、甘いと。焼き加減はふんわりをキープで冷めても美味しいかったですし。



チャパティ。ナンしかメニューにないからちょっとしょんぼりしてたら、チャパティもいいですよと。
Handiレストランともマーフレストランとも違う、粉味が強く感じられる一枚でした。とても美味しい。でもマーフレストランの方が好みだったかなぁ。何が違うんだろうか。まぁ単なる好みな気がしますってくらいには美味しかったし。



ランチメニューはナンもチャパティもお代わり自由で、チャパティをもう一枚頂きました。熱々最高です。

あとドリンクも付いてきて、紅茶かラッシー。ラッシーは塩と砂糖どっちも選べて、先日のマーフレストランのラッシーよりヨーグルトリッチ。やっぱりあれは薄かったんじゃないかと笑いつつ、濃いと美味いけどしんどいなぁと。あと、砂糖も塩もどっちもキツすぎだったので、次回は砂糖で砂糖控えめ、塩で塩控えめと注文すべきなんでしょうね。


ちなみにランチタイムだから出来ないメニューもあるだろうなと思いつつ、最初はお約束のようにマトンビリヤニをお願いしたんですね。ところが一旦オーダーを通した後に戻ってきて、あるけど実はちょっと水加減をミスったからイマイチなんだけど…と。えぇ分かりました、じゃあチキンは?と聞くとそっちはまだ仕込んでない。じゃあプラオもダメかねぇと聞けば、えぇ夜にお願いしますと。
ということで大人しくランチメニューだったわけです。

そんなわけでして、今のところパキスタン感は少なくて美味いインドカレー屋さんなんですが、まぁ次は夜に言って肉と米を食べてみたいものです。

個人的には、巷に蔓延るインドカレー屋がどうにも美味しくなくて残念感満載だったんですが、ここのランチはインドカレー屋と捉えてもかなり好みでございました。
巷のインドカレー屋さんって、妙にコクが足りなくて、それを油で補って、辛さを増してパンチを出すって印象で、というか結構な割合でそういうお店にあたってまして、最近はめったに行かなくなってたんですよね。

なので、カレーを食べたいと思った時に、ランディワ、Handiレストラン、マーフレストラン、CHASKAと、新たな住み分けが出来て嬉しい次第でございます。


給仕のおじさんは日本語ペラペラで、結構色々とお話してくれました。
とにかくパキスタンの家庭の味をそのまま出したいんだと。日本風にアレンジする気はないと。なるほど、それは期待が高まります。
そしてもし味が変だったり気になったことがあったら、是非言ってくれないかと。熱心ですねぇ。でも現地の味を守るんだったら、あんまり日本人の言うことは聞かないほうがいいと思いますが、ぜひこの先は、日本に受け入れられる味と現地の味の境目を上手に見つけて欲しいものです。
個人的には全く日本人のことは考慮しない味付けでいいので、現地の味でお願いしますとお伝えしたわけですが。

お会計の時にシェフの方にも挨拶して待ってたら、僕らの食器を下げてきた店員さんを厳しく叱責。多分、お客さんがいるときに前を通って下げたりするなって感じのことを言ってたんだと思いますが、なかなかシェフはサービスに厳しそうです。
まぁ日本人のお客さんだと、現地テイストのゆるい接客を嫌がる人もいるでしょうから、そういうことに気を使いたいんでしょう。ぜひ地元の日本人客にも愛される本場のお店であってもらいたいですと偉そうに言ってみますw


CHASKA
茨城県坂東市矢作3071-1
0297-38-1680

2013年8月20日火曜日

マーフレストラン - マトンキーマ・パレパニール・タンドリーチキン

ラマダン明けの日には行けなかったのですが、その翌日にどうしても食べたくなって行ってきました。マーフレストラン。

給仕のおじさんにまた来たよーって言うと、おぉー元気だったかと。えぇあれから数日です、元気ですよ。ちなみにおじさん、今日はパジャマじゃありません。

昨日がラマダン明けだったんだねーって話してたら、お祭は3日間続くんだそうです。今日はその中日。っていうか、見た目は何も変わらずめっちゃ平常運転に見えます。
前回来た時にも、まぁクリスマスみたいなもんだよって説明だったんですが、どっちかって言うと正月の方が正しい気がします。ラマダンって暦上の月の名前ですし。

そういえば、前回来たときはモスクの入り口に望遠鏡が置いてありました。これで月を見て、新月になったらおしまいなんだよーって。
曇ってたらどうするの?って聞いたら、世界各地と連絡取り合ってるから大丈夫とのこと。それは現代だから出来る方法だろうけど、昔はどうしてたんでしょうね。


雑談もそこそこに、適当にオーダーして待ってると、サービスだよーと。
見た目かき氷ですが、なんて名前?って聞くとGola Gandaだよと。調べるとパキスタンのかき氷なんですね。そう言えばHandiレストランのレジの脇に、なんか毒々しい色のシロップが売ってますが、もしかしてこれですか。なるほど。

味は何かしらのベリー系のシロップにチョコレート。妙に懐かしい組合せです。ベタベタに甘いかと思いきや意外とさっぱり。サラサラと頂いてしまいました。



しばし待つとカレー。今日はマトンキーマです。
挽いたというより引きちぎったような肉。八角っぽい本体の香りと、上に乗るコリアンダーの香りが非常に相性良く食べられます。
辛さは大したことなく、家庭料理的にはこんなもんなんでしょうか。前回もこんな感じでしたし。



ロティ。
写真を撮る前に引きちぎってしまった。しかしここのロティは美味しい。私的には現時点で最も美味しいロティです。カレーを浸けてよし、そのまま食べてよし、肉を挟んでよし。もちもち感と粉感と香ばしさと、いやぁ好みでございます。



パレパニール。
頼んだら、おぉ、これはトラディショナルな一品だよと。へーそうなんですね。
この乗っかってるチーズは何のチーズなの?って聞いたら、牛だよーと。意外と普通w

それにしてもこれはしっかり辛い。後からジワジワと辛さが立ち上がり、ヒーって感じじゃなくてジトッと辛い。でも美味しい。



ナンよりロティを偏愛していますが、一度くらい食べようとシンプルナンをオーダー。
一応、今日頼んだカレーにはどれがいい?って聞いたら、ガーリックかシンプルだねと。じゃあ初回位はシンプルにいこうかというわけです。

甘くもなく、オイルもなく。あの感じがそんなに好きじゃなかったから、これは非常に美味しい。でもやっぱりロティには負けるなぁ。単なる好みでしょうけど。



そしたらまたサービスだよーって。フルーツカスタード。
バナナとリンゴとマンゴーのみじん切りがカスタードで敢えてあります。ちょっともっちゃり感が強すぎるのはご愛嬌としても、甘さ控えめでほっとする味。
ラマダン明けで細々こういうものが作ってあるんでしょうか。それとも時間がかかってるタンドリーチキンまでのつなぎなんでしょうか。



タンドリーチキン。
バーベキューメニューは順に食べていこうということで、とりあえずは定番の品から。えぇ、漬け込みから開始してるんでしょうね、1時間以上経ってからの登場です。
想像通り、漬け込んだ感じは浅いんですが、意外と味は染みています。でもちょっと尖った風情。これはこれで美味しいけど、最近食べたのだとHandiレストランのほうが美味しかったかな。

付け合せの野菜は恐ろしくやる気がありません。きっとラマダン明けの食事で食材があまりないんでしょう、とフォローしておきます。



ラッシー頼める?って聞いたら笑顔でオーケー。塩か砂糖か、何故かこの質問だけは執拗に日本語。それぞれ1杯ずつ頼んでゴクリと。

甘さが控えめで薄めのクドくないタイプ。そんなにラッシーを飲んだことないんですが、こんなもんなんでしょうか。以前飲んだ記憶はもっと濃かった気がしますが、食後ですからクドくないほうが飲みやすくむしろ好みです。

味は、これくらい甘さ控えめなら砂糖の方が好みでした。塩は美味しいけどちょっとドライ過ぎるかな。というか、これ飲んだ後に喉乾きそうな気がします。


そんな頃に持ち帰りでお願いしておいたチキンビリヤニが登場。めっちゃ量あるなぁ。こんどからなんか容器を持って来よう。

夜、写真を撮るものも忘れて食べちゃいましたが、チキンビリヤニは先日のマトンビリヤニよりも辛く軽く、クミンの香りがたっぷりの味。食べても食べても飽きません。
美味いなぁ、なんでこんなに美味しいんだろう。


マーフレストラン
茨城県常総市馬場441-8

2013年8月18日日曜日

お茶の木村園 - かき氷生メロン

前回食べられなかったほうじ茶を求めて再訪の木村園さんです。

が、ほうじ茶どころかお茶系のシロップが全滅。まぁ夕方ですしね。しょんぼりと思いつつも、それなら生果実のシロップを試さねばいけんですよとメロンをお願いしました。

いやー、これがまた秀逸なシロップでございます。前回の抹茶と紅茶よりも、随分甘さが控えめで、メロンの生感と爽やかさが存分に生きています。口悪く言えば青臭いくらい。もちろんいい意味でございますよ。
べたつく感じがなく、サラサラと新鮮メロンを齧るが如く完食。生果実シリーズは他にも数種類ありますので、これは順番に制覇しないといけないなぁと思いつつも、お茶系シロップの誘惑に勝てる気もせず悩みは尽きないのでございます。



ちょうどお店に戻られたご主人とちょっとお話してたら、ちょうど今日、三ッ星氷室さんの氷が届いたんですよと。天然氷は全国でも5軒しか作っていないため、なかなか簡単には十分な量を分けてもらえないんだとか。
でも三ッ星氷室さんからも分けてもらったから、この夏大丈夫そうですと心強いお言葉でして、これは我々も存分に通うことができるなぁとほくそ笑んだわけでございます。

※ちなみにもう2週間くらい前の話ですので、今はもう三ツ星氷室さんの氷です。


お茶の木村園
茨城県つくば市春日4-7-9
029-852-7575

2013年8月16日金曜日

マーフレストラン - ナハリ・パヤ・マガズ・ベーガンアル・チキンカラヒ・マトンビリヤニ・パラタ

こちらのブログで見て以来、行かねばいけんと思いつつハードル高いだろうなぁと思ってたマーフレストランさん。以前この辺りを通った時に、沢山の外国人が集まってたあそこかなーなんて思ってた場所。

ランディワから車で5分程度なので、どちらに行くか悩ましいのはカレー好き共通の苦悩になりそうです。

さて、この日は奇跡的なことにウルドゥー語に堪能な友人がいましたので、これは行くしかないだろうというお話です。

行ってみたら思ってた場所とは違ってたんですけど、確かにモスクがある謎の風情。
そしてモスクの前には数人のおじさまたちがだらだらと。これはハードル高いと思ってたら、全く臆することなくウルドゥー語で話しかける友人。一瞬で談笑。
言語に堪能というのは羨ましいことですねぇ。拙者日本語も不自由ですから。

さぁさぁと給仕のおじさんに案内されて奥に進むと、尋常じゃなく建増し臭がする一室へ。

ウルドゥー友人にお薦めのオーダーをお願いしたんですが…
そう、今はラマダン期間。完全に失念していましたが、いいよいいよーなんでも作るよーって。
ちなみにおじさん、パジャマです。だってラマダン期間だもん、仕事せずに寝てるよと。

あぁ、申し訳ない。じゃあというわけじゃないですが、申し訳ついでに現地の人が食べる味付けでお願いしてもらう。

待ってる間、モスクを案内するよーって言われてついて行きました。いいんですか、こんな宗教心の欠片もない日本人達を連れてって。
ちなみにこちらはシーア派のモスク。いろいろ手作りの内装とか、お祭りの写真とかを説明してもらい、今まで知ることもなかったイスラム文化に触れておぉっとなるウルドゥー友人以外の面々。ラマダン明けまであと2日なんだよーって嬉しそうでした。

席に戻り程なくして料理が。

パラタ。
モッチモチ。粉物人にはまぁたまらない風味。
ロティも大量に頼みましたが、こちらも激旨な焼き加減。Handiレストランのロティよりも美味しかったなぁ。



ナハリ。
ウルドゥー友人曰く、朝食べることが多いカレーだとか。浮きまくる油、天一のスープのような謎のドロドロ本体。
一匙すくって食べると、えー、何この美味さ。スパイスの旨みは少なく、煮こまれた、いや煮出された肉の旨み。かなり獣感もあり、女性陣はさほどでもって感じでしたが、いやいや、これは癖になるなぁ。
辛さはあまり感じず、でもじんわりと喉に残る感じもありつつ。



パヤ。
ウルドゥー友人がこれ食わなあかんとお薦めの羊の足牛の足の煮込み。
ナハリとは代わりサラッとしていて洗練された味。見た目の骨ゴロゴロとは縁遠い上品な旨み。スパイスが香りそれなりに刺激的。
骨髄をすすってと教えられ、ちゅるりと。狂牛病とかの規制が入る前は焼肉屋とかでも食べてた骨髄、煮込みになると更にとろけんばかりのフルフル感。平たく言えば脂を食べてる感じ。でもスパイスと混じってカレー本体にはないコクを楽しめます。まぁ1皿1名様限定ですけど。



マガズ。
羊の脳みそ。超食べたいって速攻オーダー。中華な食器と相まって正に麻婆豆腐w
白子ですよって言われてて、食べるとあぁなるほど。食べてる時は白子よりこれじゃね?って会話をした記憶があるのですが、それを何と例えたか書いてる今思い出せない。歳はとりたくないものでございます。
ウルドゥー友人曰く、現地でも下手な店で食べると生臭くて美味しくない言ってましたが、ここのは全くそんなこともなく、肉とはまた違う独特のコクを楽しめます。



ベーガンアル。
じゃがいもとなすのカレー。野菜のカレーとは思えない濃厚さ。そして酸味が味をぼんやりさせず。
大層な名前のカレーじゃなくて、単純にじゃがいもとなすのカレーですよって言ってましたが、まぁ単語を並べただけということですね。



チキンカラヒ。
ビリヤニをマトンで頼んだから、カラヒはチキンで。
強い刺激。スパイスとオイルの共演がたまりません。めっちゃ美味い。パンチがすごい。最近のカレーの中でもトップクラスのお気に入りです。いやー、ガツンと来ます。ランディワやHandiレストランほどスパイス感が表に出てこないんだけど、コクと香りは確かにスパイスリッチなんですよね。奥深いスパイス味。あぁ、ご家庭の味ってことなんでしょう、きっと。



マトンビリヤニ。
ホロホロのマトン。ジューシー。そして香るお米。美味いですよ。相当美味しいですよ。
ところどころに赤くなってるお米があって、これって何なんだろうって話してたら、ウルドゥー友人曰く、聞けばサフランって答えると思うけど、多分ちょっと違ううそんこサフランだと思うと。サフランって高いからそんなに使えないけど、なんだそれっぽいものがあるんですねぇ。深く突っ込んでいいのかどうなのかw



ここまでで気がつくと2時間以上経過。次の予定もあり、満腹になり、お会計しようかと思ったらまだダールフライとマトンチャンプが。頼んだ本人たちも完全に忘れてました。残ってるロティと共にテイクアウトをお願いしたら、いいよーって。ここもジップロック必須で行くのがよろしいかもしれません。

家に帰って写真を撮るのも忘れてがっつきましたが、どちらも大変美味しかったでございます。

余裕がなくてデザート類に行けなかったのが悔やまれますが、まぁどうせこれから何度も行くことになります。次回の楽しみとしておきましょう。

スパイス感がすごく強いわけではなく、肉の旨みを中心に組み立てている味なのかなという印象。ウルドゥー友人曰く、パキスタン料理は肉を美味しく食べさせる料理だと。納得でございます。
さんざん現地で食べてきてる友人をして、これは本場だ懐かしいと言わしめる味。というか本場より美味いなぁと。いやー、茨城はディープでございます。

ちなみにラマダン明けの日はお祭りだからおいでよって言ってくれましたが、残念ながら予定が。というか、ウルドゥー友人抜きでそんな濃ゆいところに行っていいのかとビクつく次第で、もう少しゆっくり馴染ませて頂きたいと思いますよ。



マーフレストラン
茨城県常総市馬場441-8

2013年8月14日水曜日

Handiレストラン - ブラック チャナ チャワル・チキンコルマ

暑気払いにスパイス、でも遠出はしたくないって時に最適なのはHandiレストランさん。まぁランディワより近いってだけでして、そこそこ距離はあるんですけど。

まぁともかく今日も日替わりのメニューから頂きます。

ブラック チャナ チャワール
小粒の黒い皮のひよこ豆のカレー。チャワルはお米のことなので、これは米で食うカレーだぞと。
サラサラのスープにゴロゴロと豆。写真じゃ見えませんが、底は豆がが敷き詰められてます。
そして香るコリアンダー。味自体も濃度が低くきりりとさっぱりと、という印象。写真で見ると結構油が浮いてるけど、食べてる時は気にもならなかった。



米は長粒種だけど特に香らず。パキスタン米ってのはどういうものなんだろうか。
いい具合にスープが米に染み込み、表面に残るスパイスがガツンと鼻に抜け心地よいですなぁ。
ちょっと調べると、チャワル自体はこうやって炊いただけのものから、いろいろ味が付いてるものまで幅広く言うらしい。へーそうなんだ。



チキンコルマ。
コルマって何?って奥さんに聞くと、ヨーグルトの濃厚なカレーって以前も食べたでしょって怒られます。えぇ、カタカナは覚えられないんですよ。
濃厚でありながら酸味のおかげでしつこくは感じず、ホロホロのチキンにたっぷり絡めてロティで包む幸せですって、食べるたびに言ってる気がします。

前回のプラオに入ってたナッツがこれにも入ってまして、店員さんにこれってなんてナッツ?って聞いたら、ちょっと逡巡の後にアーモンドだよと。えー、まじっすか、日本のアーモンドとは全然違う食感だなぁ。まぁそもそもどういうふうに加工してあるものかもよくわかんないしなぁ。でもあの一瞬の逡巡が怪しいから、いまいち信用しきれないw

そして同じかどうかはともかく、何がしかのナッツ系のものがペーストとして少し入ってると思われるコクがありまして、ねっとり美味いとがっついた次第で。
あ、コルマってあんまり辛くないタイプってwikipediaに書いてあるけど、これはじんわりとしっかり辛かったなぁ。すくなくともひよこ豆のよりも辛かった。



完食した頃、紅茶飲む?って突然のサービスが。喜んでーって頂きました、チャイ。牛乳飲めない子にはちとハードルが高いミルクっぷりですが、砂糖を入れれば飲めてしまうエセ好き嫌い。刺激された舌を癒してくれます。

癒やし度はミルクの分だけランディワ紅茶より高いんですけど、やはりランディワ紅茶のほうが満足度が高いなぁなんて思う当たり、サービスで頂いたにも関わらず罰当たりでございます。



毎回料理名を忘れそうになるから、入り口の本日のカレー看板を撮っておいた。いつもは6,7品あるんだけどなぁ、今日は少なくてお米ものがない…そうか、ラマダン期間だからか。納得納得。

それでもチャワル食べてるから、やっぱり米デブ認定されるんだろうな。



Handiレストラン
千葉県野田市目吹1508-1
04-7157-1142

2013年8月12日月曜日

ランディワ - ランチカレーセット(チキン・トマトと空芯菜・レンズ豆・ジャガイモ)

ジメッとうっとおしい湿度を払うには、辛いもの。ということでランディワ。
お昼まっただ中に行ったのに誰もいないなぁ。大丈夫か?

チキン。
粘度が低いさらさらのスープ。辛味、塩気、コクのバランスが良くて非常に美味しかったんだけど、さらさら過ぎて手で食べるにはちょっといやん。



トマトと空芯菜。
独特の香りがプンプン立って、これがまたとても美味い。癖が強い香りじゃなくて、異国情緒って感じなんだけど、トマトの酸味がアクセントになるから正直どこの国の食べ物かわからなくなる。
これとジャガイモの組合せは最高でした。



レンズ豆。
今日も安心の美味しさ。オニオンのトッピングがかなりダークで、ちょっとバターが効いたマイルド濃厚な本体のアクセントに。
こちらはチキンとの相性がたまりません。相変わらず、レンズ豆は肉との相性がいいなぁと。



ジャガイモ。
穏やかなふりして地味に辛い、毎度騙される一品。今日は辛さはそこまでじゃないけど、スパイス感がたっぷりでどこか枯れた香りが漂う。



名前失念。聞いたのに。
干した魚のチリ炒めとでも言いましょうか。非常に塩気も旨みも強くて、シェフがちょっとずつねって言ってました。確かにそれなりにキツイ味なんだけど、それ以上に旨みにヤラれて反芻したい一品。辛いんだけどなぁ。
そんで噛むと濃厚な魚介の風味が満載で、サンボルと一緒に食べなと言われて素直にそうすると、これは日本人が好きなおかか的な何かをベリーハードにしたといいますか。



シュワさんのサンボルはパンチが効いてるなぁ。



締めの紅茶。
写真で見ると最早コーヒーだなぁ。今日は濃くてちょっと渋かった。いつもは濃くても渋くないから、ちょっとミスったんじゃなかろうかw



今日もがっつり完食ではちきれそうであります。
でも手で食べるとほんとするすると入るんですよね。そして親指と人差し指、中指の3本で食べてたら、別に5本使ってもいいんだよってシェフからの指導が。
まぁ、5本で食べるのはエレガントじゃないけどね、特に女性はって。なるほど、お外では3本で、家なら構わんって感じなんでしょうかね。

高々数回手食をしてるだけなのに、そう言われて5本使うと違和感があるから人間の学習能力というのか慣れってすごいですねぇ。

でも、スーシェフには上手に食べるようになったねって言われた(雰囲気だった)からまぁよしとしよう。


ランディワ
茨城県常総市向石下899-3
0297-42-1222