2013年8月16日金曜日

マーフレストラン - ナハリ・パヤ・マガズ・ベーガンアル・チキンカラヒ・マトンビリヤニ・パラタ

こちらのブログで見て以来、行かねばいけんと思いつつハードル高いだろうなぁと思ってたマーフレストランさん。以前この辺りを通った時に、沢山の外国人が集まってたあそこかなーなんて思ってた場所。

ランディワから車で5分程度なので、どちらに行くか悩ましいのはカレー好き共通の苦悩になりそうです。

さて、この日は奇跡的なことにウルドゥー語に堪能な友人がいましたので、これは行くしかないだろうというお話です。

行ってみたら思ってた場所とは違ってたんですけど、確かにモスクがある謎の風情。
そしてモスクの前には数人のおじさまたちがだらだらと。これはハードル高いと思ってたら、全く臆することなくウルドゥー語で話しかける友人。一瞬で談笑。
言語に堪能というのは羨ましいことですねぇ。拙者日本語も不自由ですから。

さぁさぁと給仕のおじさんに案内されて奥に進むと、尋常じゃなく建増し臭がする一室へ。

ウルドゥー友人にお薦めのオーダーをお願いしたんですが…
そう、今はラマダン期間。完全に失念していましたが、いいよいいよーなんでも作るよーって。
ちなみにおじさん、パジャマです。だってラマダン期間だもん、仕事せずに寝てるよと。

あぁ、申し訳ない。じゃあというわけじゃないですが、申し訳ついでに現地の人が食べる味付けでお願いしてもらう。

待ってる間、モスクを案内するよーって言われてついて行きました。いいんですか、こんな宗教心の欠片もない日本人達を連れてって。
ちなみにこちらはシーア派のモスク。いろいろ手作りの内装とか、お祭りの写真とかを説明してもらい、今まで知ることもなかったイスラム文化に触れておぉっとなるウルドゥー友人以外の面々。ラマダン明けまであと2日なんだよーって嬉しそうでした。

席に戻り程なくして料理が。

パラタ。
モッチモチ。粉物人にはまぁたまらない風味。
ロティも大量に頼みましたが、こちらも激旨な焼き加減。Handiレストランのロティよりも美味しかったなぁ。



ナハリ。
ウルドゥー友人曰く、朝食べることが多いカレーだとか。浮きまくる油、天一のスープのような謎のドロドロ本体。
一匙すくって食べると、えー、何この美味さ。スパイスの旨みは少なく、煮こまれた、いや煮出された肉の旨み。かなり獣感もあり、女性陣はさほどでもって感じでしたが、いやいや、これは癖になるなぁ。
辛さはあまり感じず、でもじんわりと喉に残る感じもありつつ。



パヤ。
ウルドゥー友人がこれ食わなあかんとお薦めの羊の足牛の足の煮込み。
ナハリとは代わりサラッとしていて洗練された味。見た目の骨ゴロゴロとは縁遠い上品な旨み。スパイスが香りそれなりに刺激的。
骨髄をすすってと教えられ、ちゅるりと。狂牛病とかの規制が入る前は焼肉屋とかでも食べてた骨髄、煮込みになると更にとろけんばかりのフルフル感。平たく言えば脂を食べてる感じ。でもスパイスと混じってカレー本体にはないコクを楽しめます。まぁ1皿1名様限定ですけど。



マガズ。
羊の脳みそ。超食べたいって速攻オーダー。中華な食器と相まって正に麻婆豆腐w
白子ですよって言われてて、食べるとあぁなるほど。食べてる時は白子よりこれじゃね?って会話をした記憶があるのですが、それを何と例えたか書いてる今思い出せない。歳はとりたくないものでございます。
ウルドゥー友人曰く、現地でも下手な店で食べると生臭くて美味しくない言ってましたが、ここのは全くそんなこともなく、肉とはまた違う独特のコクを楽しめます。



ベーガンアル。
じゃがいもとなすのカレー。野菜のカレーとは思えない濃厚さ。そして酸味が味をぼんやりさせず。
大層な名前のカレーじゃなくて、単純にじゃがいもとなすのカレーですよって言ってましたが、まぁ単語を並べただけということですね。



チキンカラヒ。
ビリヤニをマトンで頼んだから、カラヒはチキンで。
強い刺激。スパイスとオイルの共演がたまりません。めっちゃ美味い。パンチがすごい。最近のカレーの中でもトップクラスのお気に入りです。いやー、ガツンと来ます。ランディワやHandiレストランほどスパイス感が表に出てこないんだけど、コクと香りは確かにスパイスリッチなんですよね。奥深いスパイス味。あぁ、ご家庭の味ってことなんでしょう、きっと。



マトンビリヤニ。
ホロホロのマトン。ジューシー。そして香るお米。美味いですよ。相当美味しいですよ。
ところどころに赤くなってるお米があって、これって何なんだろうって話してたら、ウルドゥー友人曰く、聞けばサフランって答えると思うけど、多分ちょっと違ううそんこサフランだと思うと。サフランって高いからそんなに使えないけど、なんだそれっぽいものがあるんですねぇ。深く突っ込んでいいのかどうなのかw



ここまでで気がつくと2時間以上経過。次の予定もあり、満腹になり、お会計しようかと思ったらまだダールフライとマトンチャンプが。頼んだ本人たちも完全に忘れてました。残ってるロティと共にテイクアウトをお願いしたら、いいよーって。ここもジップロック必須で行くのがよろしいかもしれません。

家に帰って写真を撮るのも忘れてがっつきましたが、どちらも大変美味しかったでございます。

余裕がなくてデザート類に行けなかったのが悔やまれますが、まぁどうせこれから何度も行くことになります。次回の楽しみとしておきましょう。

スパイス感がすごく強いわけではなく、肉の旨みを中心に組み立てている味なのかなという印象。ウルドゥー友人曰く、パキスタン料理は肉を美味しく食べさせる料理だと。納得でございます。
さんざん現地で食べてきてる友人をして、これは本場だ懐かしいと言わしめる味。というか本場より美味いなぁと。いやー、茨城はディープでございます。

ちなみにラマダン明けの日はお祭りだからおいでよって言ってくれましたが、残念ながら予定が。というか、ウルドゥー友人抜きでそんな濃ゆいところに行っていいのかとビクつく次第で、もう少しゆっくり馴染ませて頂きたいと思いますよ。



マーフレストラン
茨城県常総市馬場441-8

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