2014年7月30日水曜日

マーフレストラン - マトンプラオ・チキンカラヒ・スワイヤーン・チキンチャルガ

ラマダン、開けましたねと。イード・アルフィトルなのです。

ということでのマーフレストランさん。結構久しぶりなのですが、なんとなくラマダン中は行くのが悪い気もしててご無沙汰でした。


シェフもパリっと下ろし立てのシャツ。お祈りの人たちがいっぱい来るから大変だよーと、それでもラマダンが明けて嬉しそうです。


マトンプラオ。
今日のスペシャル。塩気が少なく、スパイスはたっぷり。何と形容していいのか、夫婦揃って始めての味やねぇと。美味しいけどやや物足りない塩気、でもカレーを少し付けると風情が大きく変化してなお美味い。なんて言えばいいのかなぁ、一番近い感覚は、餅をつく前のもち米を蒸したときのあんな香り。もち米のシンプルな香りではなくて、複雑に色々なスパイスの香りが持ち寄られて、結果あんな感じという、いやもうほんと不思議なんですよ。



チキンカラヒ。
トマトの酸味が心地よく、しっかり辛くて深い味。チキンがゴロゴロ、いつも以上に盛りが良い気がします。



チャパティは今日も香ばしくて美味しい。マーフレストランさんのチャパティは愛して止まない逸品です。



ふぅ、満腹って頃に、甘いモノだよって頂きました。スワイヤーンという、細いパスタ(バーミチェリ)をスパイスやナッツと共に牛乳で甘く煮たお菓子。イードの時の定番なんだそうです。

すっごく甘いんだろうなぁと思ったら、思ったほどでもなく。いやまぁ甘いですよ、かなり。でもなんか意外といけてしまう味。牛乳飲めない子にはぎりぎりのミルク感でしたが、ちょいちょい香るナッツがいいアクセントで、なんだかんだサラリと完食。奥さんはドハマりして瞬殺で食べ終えてましたが。



お土産はチキンチャルガ。
夕飯に頂ききましたが、いやもうこれは辛かった。これまでで群を抜いて辛くて、でも辛いだけじゃないから唇が痺れようがかぶりついてしまうのです。いやー、辛くて美味いの極地でした。



シェフはなんとなくテンションが高くて、やっぱりラマダン明けは嬉しそう。特に食を扱う人たちはしんどいですよね、食べられないもの作るんだし。

始めてマーフレストランに行ったのは昨年のラマダン明け直前。早いものでもう1年経ちましたか。これからもお世話になりまする。


マーフレストラン
茨城県常総市馬場441-8

2014年7月29日火曜日

ゼリーのイエ 小名浜店 - 16種類詰合せ

ちょっと前から、ゼリーのイエさんの16種類詰合せがネットで販売されるようになりました。

聞けば、これが真っ先になくなってしまうんだとか。

まぁそうですよね。通販だと種類は選べませんから、そうなるとあれが入ってるかとか考えるくらいなら、その時の全種類が入ってるのを買っちゃいますよね。どうせどれ食べても超美味しいんだし。


そんな幸せの16色。



ちなみに、作るのが16種類ってだけで、レシピはもっともっとあります。季節に合わせてちょっとずつラインナップが変わるんですね。

あぁ幸せ。


ゼリーの家 小名浜店
福島県いわき市小名浜寺廻町7-16
0246-54-2431

2014年7月28日月曜日

燻製日記:ショルダーベーコン、2014梅雨

4月に今年1年分のベーコンのつもりで4kgのベーコンを仕込んだのですが、人にあげたり飲み会で使ったりしたら結構減ってしまいました。まぁ予想通りなので、そもそも1年分とか言ってるのが間違いなのです。

今年の1年分だったはずの記事:
燻製日記:ベーコン一年分、2014春


そんなこともあり、欲しいという人ありなので、夏も近い梅雨の最中に再度ベーコンを仕込んでみたのです。今回は奥さんのリクエストで肩肉を使ったショルダーベーコンに初挑戦でございます。


とは言っても特に作り方は変わりません。いつも通り塩漬けして塩を抜いて乾燥して燻すだけ。
一応日時をメモって置きましたので、今後の参考に残しておきます。

バラ肉2860g、肩ロース2080g。

7/07 23:30 ピックル液漬け開始。
7/18 10:00 塩抜き開始。
7/18 19:00 乾燥開始。屋内、クーラー、扇風機。
7/20 10:50 燻製開始
7/20 16:00 燻製終了
7/20 17:00 ショルダーベーコンの追加燻製終了


塩漬けはいつも通りのなので割愛と言いたいのですが、肩ロースはがっつりブロックの塊なので何時もよりも長期の塩漬けにしてみました。10日間。

下の写真は塩抜き。今回はなみなみと水が入るコンテナを用意して、たっぷりの水で塩を抜いていきます。




乾燥もいつも通りなので割愛。ちょっと屋外だと気温と雨が怖いので、室内でクーラーの下とか扇風機の前とかに放置です。ラップしないで冷蔵庫って手もあるのですが、如何せん場所がない。


燻製。これもいつも通りのリンゴのウッドで5時間ほど。60℃から70℃くらいでのんびりと。



ついでにオリーブオイルの燻製も試してみました。この手合は本来は熱が入らないように冷燻なんでしょうけど、まぁお試しということです。



前回好評だった醤油も。これも本当に燻煙を楽しむなら熱は加えないほうが良いと思うのですが、まぁ気にしない。

ただ、今回は結構多めに作ったため、数回かき混ぜて2時間ではいまいち香らなかったので、結局4時間近く燻製することに。豊かな香りが付いた代償は、明らかに火が入った醤油になったってことでしょう。まぁどうせ火を入れる料理にしか使わないからいいか。



ショルダーベーコン。
温度が低いのか、厚みがありすぎるのか、切ったらやや生っぽい感じが残ってます。うーん、ちょっと怖いから追加で1時間。チップでギリギリ温燻の温度である75℃あたりをキープ。

良い感じでございます。



今回の総括。

  • ショルダーベーコンは大きすぎると塩の入りも燻煙の入りも悪いので、500gくらいのサイズに切り分けてやったほうがよいですな。今回の塩加減は最高でしたが、普段よりも長く塩漬けしてもちょうどいい程度だったわけですし。
  • バラ肉のベーコンはやや塩気がきつかった。塩抜きの際、もう少しなんとかならんもんかって感じですな。でもまぁ燻製後2日目の味見なので、この先寝かせれば塩気が落ち着くことは知ってます。まぁそれほど気にするところでもないのかもしれません。
  • オリーブオイルはまぁまぁの出来。でもやっぱり冷燻で煙だけを触れさせた方が美味しいだろうなって感じの熱によるもったり感もある気がします。まぁこれはお遊びですな。
  • 醤油は美味い。熱のせいで火が入った醤油感が強いものの、美味しさは十分。お手軽にやるならこんなもんでしょう。
  • 写真すらありませんが、実は燻製塩も挑戦しております。が、うーん、取り立ててって感じですな。もう少しなんとかならんもんか、要研究か要諦めなのでした。

しかし燻製はやり始めるともっとやりたくなりますな。夏が終わったら早々に再開しよっと。

2014年7月26日土曜日

支那そば一麺 豊里店 - 塩ラーメン

つくば市でも中心部からはかなり距離がある場所ですが、いつもお客さんであふれる人気店、支那そば一麺さんです。

かれこれ5,6年くらい前から何度も行っていますが、ここしばらくご無沙汰でした。2年ぶりとか。

塩ラーメン。

名代は塩ワンタン麺ですが、ワンタンがどうでもいい人なので塩ラーメンを選択。一麺さんは塩と醤油の二本立てなのですが、個人的には圧倒的に塩が美味しい。

恐らく鶏ベースの澄んだスープはコクがありじみじみと美味しい。欠点は塩がややとがることでしょうか。今日はかなり丸くて美味しかったのですが、たまに舌に刺さる味になるせいでちょっと足が遠のくのです。でも基本的には美味しいスープ。久しぶりに行ったら、ちょっと油が増えた気もします。揚げにんにくがスープに溶け込みよく香るのが特徴でしょうか。

麺は細めのほぼストレート。喉越しよく、かなり固めに茹で上げられた麺は非常に食べごたえがあります。ちなみに写真は大盛りですが、普通盛りでも麺の量に不足はない。

チャーシューは大きめ薄め、ややぱさつくタイプなので食感は好みではないものの、しっかり染みた味は豚味と相まって相当美味い。スープに味が溶け出すというよりは、スープでこの肉を食えって感じのチャーシューです。
チャーシュー麺にしてもいいんですが、塩ラーメン680円に対してチャシューメンだと1000円くらいの価格になるのが二の足を踏ませるなぁと。

メンマは太めで食感がしっかりのタイプ。これも味付けは濃く、主張があって美味しいタイプ。主役級ですな。



塩ワンタンスープ。
奥さんは麺よりワンタン。でも量が半減したとご立腹でした。



毎度美味しくて、今日は特に塩味が丸くてよかったのですが、それでもスープは飲み干すにはいささかハードルの高い塩味の強さ。美味しいんだけ疲れるから間が開いちゃうのかもしれません。まぁ美味しすぎるというのも毒なのかもしれませぬ。

そういえば支那そば一麺さんは豊里店しか行ったことありません。本店(でいいのかな?)にも行ってみないといけんですな。


支那そば一麺 豊里店
茨城県つくば市高野361-1-2
029-847-7728

2014年7月24日木曜日

コート・ダジュール - 抹茶のジェラート

つくばで一番有名なお店かもしれません。コート・ダジュールさんです。

まぁいろんな人が色々書いてると思いますので、詳細はどうでもいいのです。我が家的には、佐野のサンタルチアさんに行くにはちとしんどい時のジェラート屋さんでして、本日もそんな目的で行ってきました。

ちなみにこれまでも何度も食べてるのですが、書くほどじゃないというか、巷の評価ほどすごくないとか思ってるんです。でもこの抹茶のジェラートはなかなかの一品でした。

ポイントは求肥が練りこまれてるところ。これは珍しい上、相性も非常に良くて面白い。抹茶自体も以前よりも濃厚になった印象で、満足度の高い一品でした。

ちなみに下のはなんちゃらカフェだったか名前は忘れたカフェモカなやつ。美味しいけどやっぱりなんか行ききらんというか、もう一歩感が拭えないんですよね。大抵のジェラートメニューがそんな感想なのです。すまぬ、全然褒めてない。でもまぁこの抹茶は一食の価値ありでございます。

え?ケーキとか?高いから買わんですよ。



コート・ダジュール
茨城県つくば市東新井19-26
0120-58-3094

2014年7月22日火曜日

お茶の木村園 - かき氷濃厚抹茶・かき氷ミルク紅茶

今シーズン初の木村園さんのかき氷です。台風明けからあまりにジトッと暑くて、これはかき氷の季節ですなと行ってきました。昨年の9月末以来でございます。


メニュー、結構変わってます。今回は食べたことあるけどリニューアルした味の二品。


濃厚抹茶。
正確な名称は忘れましたが、二種類ある宇治の濃い方です。

いやもう、えげつない濃い色。尋常じゃない。

そしてもう口に含むと、ほんのりの甘さとめっちゃ濃い抹茶。すげーよ、ここまでの濃厚な抹茶味は人生初でございます。

最近の抹茶味のお気に入りはゼリーのイエさんの抹茶なのですが、それと並んで愛する抹茶スイーツ。

終盤、冷たさと慣れでほとんど甘さは感じなくなり、ただひたすらにお茶を味わうことに。抹茶好きにはたまりませんけど、一般的には練乳や小豆で甘さを補った方が美味しいかもしれません。シロップそのものが甘くないので、トッピングで好きなように甘さを調整するほうがよろしいようでございます。

いやー、それにしてもこの味はお茶屋さんだからこその味。次回は他の味を食べたいけど、この抹茶を振りきれるのか…。

氷は昨年よりも細かく均質に。非常に美しい削り具合です。ふわふわ感はやや少なくなりましたが、トロリと舌にまとわりつくように溶ける感覚は昨年以上。そしてやっぱり頭がキーンとならない。まぁ他にいたお客さんは頭痛いって言ってましたから、相応に人それぞれではあるんですね。



奥さんが食べたのはミルク紅茶。
昨年は練乳をプラスしてますが、今年のメニューは予めミルク入り。奥さん曰く、紅茶味の美味しさは言わずもがなだけど、ちょっとミルクが多いかなと。

味見しましたが、牛乳だめな僕にはリッチすぎるミルク感でしたから、好きな人にはこれはこれでたまらんでしょうな。



お店は改装されてイートインスペースが10席ほど増えてましたから、結構な人が来ても大丈夫そうです。今年も通うんだろうなぁ。


茶の木村園
茨城県つくば市春日4-7-9
029-852-7575

2014年7月20日日曜日

ランディワ - ランチカレーセット(ポーク・いんげん・かぼちゃ・人参の葉のサンボル・ナスのペヒ・大根)

出張ランディワのせいでカレー食べたい熱が高まってたのですが、ただいまラマダン期間。なんとなくイスラームなお店は申し訳なくて、やっぱりそれならランディワだねとなるのです。

まぁこないだアルカラムさんに行ってますから、どの口が申し訳ないって話ですが。


ポーク。
ザ・ランディワスタイルのポークカレーは深いスパイス味。シュワさんと話してたら、スリランカのポークカレーでは、玉ねぎは後入れで、肉と一緒に入れて調理してはダメなんだそうです。手間がかかるから安いお店は一緒に入れちゃうけど、あれは美味しくないと。手間がかかっても美味しさが大事だから、シュワさんはちゃんと作るねと。

日本ではむしろ真逆の玉ねぎ最初にどれだけ炒めますかって感じなので、所変わればってことなのでしょう。



いんげん。
本日の名バイプレーヤーって感じでしょうか。特徴的な味というよりも、全体をまとめる味。珍しくパリップがありませんでしたので、必然的にそういう役割だったのです。スパイシーでも穏やか、スープとしても食べられる一皿でございます。



かぼちゃ。
ココナッツミルクとフライドオニオンが絡むと、かぼちゃの甘さが一層引き立つマイルドカレー。往々にしてこういうタイプは油断すると辛いのですが、今日はひたすらマイルドな優しさ。



人参の葉のサンボル。
ゴトゥコラサンボルのようなフレッシュタイプ。レモンが軽く効いて、さっぱり美味い。けっこう多めにかけても、ニンニクが入ってないから強くなくてアクセントとしては使いやすい味です。

これはなんて名前のサンボルなの?って聞くと、サンボルというかこういうのはサラダだねと。ん?ゴトゥコラサンボルも…サラダ?そうだね、サラダみたいなもんだねと。うーん、切り分けが難しい。ココナッツ使うとサンボルねって言うけど、これもココナッツは入ってますし、でもまぁサラダみたいなもんだと押し切られますw



ナスのペヒ。
ランディワの向かいというか道を挟んだとなりというかの焼肉屋さんから、ナスをいっぱい貰ったから作ったんだそうです。なすと玉ねぎのモージュみたいな味のマリネというか。モージュとは違うの?って聞くと、モージュはもっと色々入るね、これはナスと玉葱だけねと。

ペヒって言うんだよってのはわかったのですが、ナスのペヒというのは正解なのか、ナスと玉葱のこれをペヒと言うのかまではよく判らず。他のペヒがあり得るのかどうなのか、スリランカ料理はまだまだ奥が深いですな。



後から追加でも頂きました。出来立ての大根カレー。大根は実も葉っぱも両方で、ほろ苦く、そして大根自体も辛味大根のような辛さがあります。シュワさんが裏の畑で育てた大根で、シャキシャキの食感が美味しい一品でした。

掘るのが難しくて、半分は土の中ねーとw



パパダン付き。



いやー、今日のバリエーションの豊富さはいけませんな。美味くて飽きなくて、久しぶりにご飯おかわりをやってしまいました。

これを書いている現在22時を回っておりますが、まだお腹が減りません。でも後悔はないっ。


ランディワ
茨城県常総市向石下899-3
0297-42-1222

2014年7月18日金曜日

ハリオン 取手店 - マトンビリヤニ

取手方面に用事があって、でも車じゃないから駅周辺しか動く気にならないデブには嬉しい立地のカレー屋さん、ハリオンさんです。

名前は聞いてたのですが、車生活な田舎者にとって駅前というは縁がない場所でして、こんな機会じゃなきゃ行かないかなと。

ちょっと早めのお昼時、ビリヤニとランチのカレーセットをお願いしました。


マトンビリヤニ。

えーと、コレジャナイ感が半端ないです。
以前某カレー屋さんでありえないほどマズイビリヤニを食べたことがありまして、ちょっとそんな記憶が甦ります。見た目はその時と違いますけど。

と思いきや、これがなんとも美味しい。ビリヤニじゃないけど。
スパイスがちゃんとしっかり使ってあって、カレーのムラはないけどスパイス感はそれなりに強弱が楽しめます。

安く仕入れたのかなぁと勘ぐりたくなる見事な破砕米の長粒種は、クスクス?って印象。というかクスクスじゃね、実はw。でも美味しい。ビリヤニじゃないけど。

カレー部分は明らかに後から混ぜただけのチープな感じなんですが、全体では何故か癖になる不思議。ビリヤニじゃないけど。

違うのかなぁ、こういうビリヤニもあるのかなぁ、地方によっては。でも食べた印象で料理名を付けるなら、クスクスのピラフ風カレーソース、みたいな感じなんよねぇ。そもそも米じゃねぇし。



カレーのセットは、左が本日のカレーでチキンなんとか。右はマトンキーマ。

甘いなぁ。まぁこれは予想通り。マズイわけじゃないけど、あぁ日本のインドカレー屋さんの味ですなと。



サラダはカレーに付いてきます。やたらターメリックが効いた謎のドレッシングは、まぁ特筆するものじゃない。



ナンはしっかり発酵で甘みが強い日本インド料理のスタンダード。でもオイルは少なくて焼き加減もふわふわ加減も美味しかったので、たまに食べるにはいいですな。でも二枚目で飽きたけど。



とまぁおよそ褒めてない内容でして、当初はここで書く予定もなかったのですが、ビリヤニの不思議な味は後からじわじわ思い出してきて面白かったんですね。魔ビリヤニというかビリヤニ改とでも言いましょうか。

わざわざ食べに行くことはないと思いますが、取手駅界隈で徒歩圏内のランチの時には思い出しましょう、あの味。


ハリオン 取手店
茨城県取手市取手3-4-8 海方ビル103
0297-77-1201

2014年7月16日水曜日

ファームさとう - いちじく、ザ・キング

昨年の初体験の美味しいモノたちは色々ありますが、果物部門では間違いなく蓬莱柿といういちじくでした。

蓬莱柿の記事:
ファームさとう - いちじく、蓬莱柿


ファームさとうさんでお話を伺うと、こちらでは3種類のいちじくを栽培されてるんですね。桝井ドーフィンと蓬莱柿は昨年頂きましたが、来年の楽しみだったのがこのザ・キングという品種。早生なので初夏の内しか採れないと聞いてますから、今年は6月になったら電話して状況を伺ってたのです。

7/10頃からだよという話でしたので、台風明けというのは気になるものの、7/12に予約して行ってきました。

この青さで甘熟状態。かなり小さいのですが、本来はもっと大きくなるんだそうです。



この青々とした様からは固くてえぐそうな印象しかないのですが、持つと柔らかくて確かに皮まで食べられそう。いや、普段慣れ親しんだいちじくよりも一段柔らかい印象です。確かに甘熟。

お尻の方からかぶりつくと、いやなんでしょうか、この甘くて爽やかな感じ。酸味というには控えめなのですが、ネーブルオレンジを食べた時の甘くても一応柑橘だからちょっとは爽やかさもありまっせ的な感じで奥の方で爽やかさが隠れてる感じなのです。甘くてもベタつかない。

言葉にして書くと蓬莱柿と似たような感想になってますけど、味は確かに別物。何が違うのかなぁ。甘さはキングの方がある気がします。酸味はキングの方が控えめ。蓬莱柿が大味だったわけじゃないですけど、キングの方がぎゅっと詰まった印象も。

冷凍して食べるとバニラアイスのようとも聞きましたから、3時間程度冷凍庫で冷やして食べると、なるほど、甘さが増してねっとり感が湧きます。中心部の糖分のねっとりが強くなるんじゃなくて、周囲の白いというかベージュ部分がねっとりするんですね。中心はむしろ控えめになる。



7/10から出荷というか販売が始まって、多分7/20には終わるとのこと。いやー、旬は短いですなぁ。

ちょっと調べると、元々早生品種として栽培されてたんですが、ハウス物が早くから出まわるようになったからイマイチ広まらなかったそうです。それにまぁ皮が柔らかくてふかふか。運送にはめちゃくちゃ不向きですし。

さらに聞いたところ、この品種は昨年の枝にしか実をつけないんだそうです。剪定して伸びた今年の枝は来年じゃないと実がならないから、収穫量も上がらないんとか。さとうファームさんでは、夏の間に一度剪定することで、来年に向けて擬似的に昨年の枝を作り出すというのも試してるんだそうですが、木には負担が大きくて、そのせいで実も小さいのかなぁと、やっぱりなかなか難しい品種なんだそうです。

でもこれは食べてみる価値がある味。なんとか来年以降も作り続けて頂きたいものです。


ファームさとう
千葉県香取市中洲132
0478-56-0147

2014年7月14日月曜日

韓国家 - ビビン冷麺・冷麺

南守谷駅の側にある韓国料理屋さん、韓国家さんです。

基本外食はランチな人間なので、こちらのお店はランチが(確か)変則的なせいで随分久しぶりの訪問です。でも茨城県南界隈では上位に入る、美味しい韓国料理屋さんなのです。

この日はなんだか疲れてて料理をする気力が湧かないダメ夫婦でして、なんかさっぱりしたもん食べたいねーってことから久しぶりのディナー時間帯での訪問だったのです。

とは言えさっぱり冷たい主食は冷麺系なわけでして、汁あり汁なしのそれぞれを頼んでみました。


ビビン冷麺。

写真では麺が見えませんけど、細くてぎゅっと締まった麺は見た目以上に量があります。長いままぐるっと巻いた状態で提供されますので、タレと混ぜるにも切らないといかんともしがたい。もちろんハサミも一緒に出してくれていますので、適当にぶつ切ってまぜまぜ。

タレはガツンと辛く、冷たさと歯ごたえの中でもカッと熱く主張します。いやー、求めてた爽快感でござる。

麺は素晴らしいコシと風味で、タレの中でも野菜の中でも香りが楽しめる美味しさ。いつまでも食べていたい麺なのです。



こちらは汁あり、いわゆる冷麺。

氷状のスープは程よい酸味と甘味。冷たさ故にやや薄めに感じるのですが、実際にはちゃんと出汁の味があって、物足りない感じは皆無。さっぱり感はビビン冷麺よりも一段強く、思わずスープを飲み干したくなる心地よさでした。奥さん的には、アクセントにキムチとかがあればなーと。次回食べるときはキムチを頼むですかね。



惜しいのがなー、これで1080円という価格。その価値はあるんだけど、3桁に収まってると印象が良いなぁと思うんですよね、たとえそれがスーパー的998円でも、トイザらス的999円でも(苦笑)


韓国家
茨城県守谷市けやき台2-10-1
0297-45-2616

2014年7月10日木曜日

アルカラム - ハリーム

所用で埼玉方面に来たので、それなら寄りたいのはアルカラムさん。ラマダン期間中なのが気がかりではありますが、取り敢えず向かったのです。そして開いてたのです。

出張ランディワに寄ってきたのでお腹はかなりのところまできてるのですが、それでも食べたいのがハリーム。えぇ、昨年初めて食べてそしてどっぷりハマったハリーム。カラチの空さん、マーフレストランさん、Handiレストランさん、アルカラムさんと4店で食べてきて、振り返ってみればアルカラムさんのハリームが一番好みだったのです。

ということで、二人だけど実は二軒目のランチだから一皿でゴメンネと断って、ハリームをオーダー。

でもサラダは二人分出してくれて申し訳ない。その代わりというわけじゃないですが、ラッシーを追加で注文。ちなみにラッシーも僕的にはアルカラムさんのが一番好みなのです。

奥さんは甘すぎるって言うので、塩ラッシーはあるか聞いてみたところ、あるよと。写真のラッシーはその塩ラッシーなのです。えぇ見た目で違いないだろうって思うのですが、ちょっと黒っぽいつぶつぶが浮いてます。ローストしたクミンシードなんですね。塩ラッシーだとこれをトッピングするんだそうです。

僕も味見させてもらいましたが、しっかり塩味だけど塩辛くなくて、でも濃くて、どういう配合をするとこの味が出るんだろうという不思議な印象。そしてクミンシードの香りがとても良く調和します。奥さん大絶賛。

塩ラッシーのことは、「ナムキンラッシー」って頼めばいいよと。ちなみに甘い普通のは「ミーターラッシー」だよと教えてもらいました。実際にはまぁこんな片仮名な発音じゃないですけど。特に「ミーター」の「タ」は、タとハの間みたいな音で、日本の言葉では表せないねって。なるほど、やっぱりウルドゥー語を勉強しないといけませんな。

さてハリーム。やっぱり今日もレモンは付いてこなかったので聞いてみると、了解っと持ってきてくれました。レモンを絞ってよく混ぜると、えぇ、もう激ウマです。前回よりも若干油分が少ない印象なのと、そこにレモンの酸味が加わりますから、重たいと感じるよりも濃くて旨いが勝る味。やっぱり激ウマでございました。

しかしハリームってどういう経緯で生まれた料理なんでしょうね。煮崩れるまで煮込むって聞くと、ついつい忘れちゃってたうっかり系の話なのなと思うのですが、実際には混ぜ続けないと行けないわけですからねぇ。煮込みまくってみるかって思って作ったんでしょうか。まぁとにかく偉大な料理を発明してくれた人に感謝でございます。



相棒はナン。アルカラムさんのナンはよく発酵してて甘さたっぷりなんですが、砂糖を足したようなベタつき感はなくて粉の旨味。オイルもかかってないから非常に好みなのです。



正直なところ、ちょっと食べきれるかどうか心配だったのですが、いやはや美味いものって都度都度別腹なんですね。何の問題もなく完食。やっぱりアルカラムさんは非常に好みでございました。


アルカラム
埼玉県八潮市中央1-8-10
048-949-6878

2014年7月8日火曜日

ランディワ@出張 - フライドライス・ベジタブルロティ・牛肉ロティ・チキンロール

もう毎度のことですが、土曜日のスペシャルビュッフェには行けなくて、翌日ランディワに行くかどうしようかってなるのですが、この日は用事で埼玉方面へ行かねばだったのです。ということはランディワには行けない。まぁじゃあ八潮界隈でカレーを食べるかと思ってたのですが、Facebookに八潮に出張ランディワの話が流れてるじゃないですか。それなら寄って行きますかというお話なのです。

今回の出張ランディワは、やしおコラボフェスタ実行委員会フリーマーケット。遅めの昼食くらいの時間に着いたのですが、結構な賑いでした。

が、ランディワは一番奥でお客さんが居ない。シュワさんもティッサさんも居なくて、ちょいちょい見かけるおにいちゃん達が売り子をしています。ちょっと立地がいまいちだったかもしれませんな。道路からは見えないし。

まぁ我々はそんなことを気にすることもなく、さくっと注文です。おぉカレーがない。代わりにフライドライスですか。


ということで、フライドライスとロティ2種、チキンロールをお願いしました。


フライドライス。
たまにランディワに来てるスリランカの人たちが食べてるのを見かけますが、実はスペシャルビュッフェの時以外では食べたことがない品。スペシャルビュッフェの時はカレーに合わせるから薄味でしたし、ここで本気のフライドライスにありつけるとは想定外の嬉しさです。

おぉ、謎の旨味がしっかりで、塩気は控えめでもガッツリとした味。でも長粒米だとその味も軽く感じて、さくさくとお腹に収まっていきます。付け合せ的な二品はなんとなくチャイナな雰囲気が漂いますから、もしかしたらティッサさん作なのかもしれません。非常に美味しかったです。



包物3種。
ベジタブルロティと書いてありますが、実際には魚のほぐした身も入ってて旨味が強い味。結構辛いポテト主体の餡がぎっちりです。いやこれすっごいお腹膨れる。

牛肉のロティはややパイ生地のような皮。これまたしっかり辛く、でも肉味中心でガツンと美味い。そしてやっぱりポテト入りなので結構お腹に来る。

チキンロールは以前食べたものよりもややしっとり。まぁ単に揚げたてじゃないからですけど。そしてやっぱりというかこれもかって思うくらいしっかり辛い。っていうかこれはかなり辛い。チキン味よりもたっぷりのスパイス味が楽しめる一品でした。

個人的にはこの3種ではチキンロールがイチオシ。奥さん的にはベジタブルロティだったそうです。



座れるところが無かったので、買って車に戻って食べてたのですが、運んでる我々をみた出店者の人たちから、「あれ美味しそう!」って声が聞こえたので、「そうなんですよ、美味いんですよ実際!」って言いたかったのですが、まぁそんなことをとっさに言えるわけもない引きこもりなおっさんでございました。まぁでも興味を持ってくれたようですから、その後買ってくれたのならよかったなー。

それにしてもランディワはお忙しですな。前日夜はビュッフェ、翌日昼は出張。シュワさんが満面の笑みで忙しいと言ってる姿が浮かぶですよ。


ランディワ
茨城県常総市向石下899-3
0297-42-1222

2014年7月4日金曜日

三日月氷菓店 - 宇治金時のかき氷

18時に開店するお店を目指して柏へ。それまで何処で時間を潰そうかと思ってたのですが、ここには美味しいかき氷屋さんがありました。1年ぶりの三日月氷菓店さんです。

昨年の記事:
三日月氷菓店 - ほうじ茶のかき氷

ラストオーダーがまもなくの17時過ぎ、それでも満席の店内ですが、さすがに昨年ほど待つこともなく座ることが出来ました。この時間は狙い目かも。

本日はまったりと宇治金時で。練乳はサービスなのですが、甘くなりすぎるから要らないオーダー。温かいお茶に手を付けることなくしばし待っております。


相変わらずのごっついボリューム。まぁ700円代ですし。

抹茶味はなかなか濃い目の贅沢味。でもちょっと甘すぎるかな。木村園さんのゴリッとお茶のシロップよりはちゃんとシロップしております。でもまぁ巷の平均よりは甘さ控えめの濃厚お茶味。写真でみるとあんまりかかってないように見えますけど、シロップを掛けては氷を重ねるという感じなので、足りないってことはありません。

金時部分は氷の中心にありまして、これがまぁ秀逸。宇治系のスイーツを食べるときは、普段は甘くなり過ぎないように金時を外すのですが、なんでか今日は宇治金時で頼んでました。ところがこちらの金時はまぁ甘くない。豆の香りと自然の甘さってくらい穏やか。おかげでより一層抹茶シロップの美味しさが引き立ちますし、全体ではしつこくなり過ぎない。

ここまでは素晴らしい。というのも、すっかり忘れてました。底にミルクアイスがあるんですよね。前回食べてこれはイケてないから次回は外してもらおうって思ってたのに、さすがに一年ぶりでは完全に失念。

ところが宇治金時、というか宇治の濃さだと思ったより普通に食べられました。まぁ僕が牛乳飲めないからそもそもが苦行ってことなので、それが中和されれば大丈夫って話なだけですが。でもやっぱりせっかくのさっぱり感が中途半端になるから、好みはない方がいいなぁと思うんですよ。

せっかく練乳の有無は聞いてくれるんだから、ミルクアイスの有無も聞いてくれればいいのに。



とかまぁ最後は文句を垂れ流しておりますが、かき氷自体はとても美味しい逸品でして、ほうじ茶よりも宇治は更に美味しかったのであります。

並ばない時間帯ならまた来たいなぁ。


三日月氷菓店
千葉県柏市柏1-5-5 谷澤ビル2F
04-7162-3404

2014年7月2日水曜日

青竹手打ち佐野らーめん たけざわ - 手打ちラーメン・手打ち生姜ラーメン

所用で古河方面へ。
もう少しで佐野なんだけどなぁと後ろ髪を引かれる思いなのですが、古河市は県は違えどおとなりです。古河にもさのまるの手は伸びております。ということで、たけざわさんに行ってきました。


手打ちラーメン。
わりと濃い目のスープの色。実際に口にするとしっかりした醤油味。薄めの醤油ラーメンと言う感じです。ベースの出汁からは鶏とか魚とか明確な主張はなくて、旨味だけが下支えして醤油を香らせている印象。そのままでも美味しかったのですが、胡椒を一振りで全体が更に纏まった印象でした。

麺は細めのほろほろ。コシがあるというほどではないんですが、輪郭はわりとはっきりししていて、そして優しい喉越し舌触り。無料で大盛りにしてもらえるのですが、またその量がかなりしっかりのボリューム。でも食べきってももっと食べたいんだから、頭で思う印象以上に美味しかったんだと思うのです。

チャーシューはプリっとした食感がやや残るしっかり目のタイプ。味は薄めでスープがよく絡むからまとまりがよい。かなり好みで美味しいチャーシューだったのですが、個人的にはもうちょっとだけ厚みがあると、食感が残って好きなんです。でも次回来るときはチャーシューメンにしようと思う美味しさでした。

メンマがコリッとタイプで、このラーメンの中では一番主張する食感。味は標準的でしたが、何処か懐かしいコリ旨メンマでした。

その他のトッピングの中では、この醤油スープにはワカメがすごく好印象。ワカメがよく香り、そしてその香りとスープの相性がとても美味しかったのです。普段だと、ラーメンのトッピングのワカメには興味がないですし、むしろ一歩間違えると変な主張をする邪魔者って印象なのですが、ちゃんとスープと合うときには美味しいトッピングなんですなぁ。



手打ち生姜ラーメン。
おすすめはこっちのようでして、スープは塩系。そこにかなりたっぷりのすりおろし生姜と千切り生姜。

このスープがまた絶品で、生姜が溶ける前も後もじんわり優しく美しい。塩気がそんなに立たない割に味としての物足りなさはなくて、主張しない出汁がじっくりと味を支えております。

醤油スープの手打ちラーメンもとても美味しかったのですが、次回は確実にこの生姜ラーメンだなと決意するに十分なお気に入りだったのです。すっごい美味しい。



古河市は佐野に向かうときに渋滞するムカつく場所って程度の印象なのですが、実は歴史も古くてちゃんと散策したい気もするのです。そしてこんなに美味しいラーメン屋さんもあるわけでして、そのうちちゃんと遊びにこようと思うんですよ、えぇ。でも、あのゆるキャラが頭によぎるとやっぱり見なかったことにして通過しようかなとかなっちゃうので、もうちょっと考えて欲しい次第なのです。いやまぢでさのまる見倣えって。


青竹手打ち佐野らーめん たけざわ
茨城県古河市大山959-16
0280-33-7822
火曜定休