2014年3月30日日曜日

アルカラム - ハリーム・チキンティカボティ・チキンビリヤニ

カラチの空さんと共に八潮パキスタン料理界のツートップを形成するお店、アルカラムさんに行ってきました。

カラチの空さんの記事:
カラチの空 - ハリーム・マトンコルマ・マトンビリヤニ

めっちゃ近くなんですね、この2軒。徒歩10秒とか。八潮のみなさんがうらやまし限りです。

店内はカラチの空さんと同様に完全なるパキスタン仕様。でも若干こちらのほうが日本語と英語が多いような気もします。多分。

メニューは日替わりらしいのですが、聞けば結構なんでもあるっぽい。ということでハリームとチキンティカボティをオーダー。
普段はあまりドリンクを頼まないのですが、ドリンクは?って聞かれた勢いに飲まれてラッシーをお願いしたのです。そして持ち帰りにチキンビリヤニを。えぇ、フルコースですよ。


サラダ。
普通に美味しい。インドパキスタン料理屋さんのスタイルです。



ラッシー。
それほど色々なラッシーを飲んできたわけじゃありませんけど、ここのラッシーはこれまでで一番、激好みです。
奥さん的には若干甘すぎるって言いますけど、まぁその言い分も判りますけど、濃さが絶妙に好みでして、この濃さならこれくらい甘くても全体の調和がとれているなぁと。



ハリーム。
壁のメニューはにはラホリハリームと書いてあります。ラホリってラーホールのこと?ってウェイターさんに聞いたら、そうだよと。なるほど、ラーホール風ということなのでしょうか。

しっかりと煮こまれた豆と肉は完全に粒子となって一体化しています。これまで食べたハリームの中では最も細かいタイプでしょうか。
味は肉が強く、ほんの少しだけ獣臭がします。ウッとくるほど強くないので、むしろ旨みとなる感じです。奥さんは獣臭には感じないって言いますから、まぁその程度。全体としては旨みが強いです。

肉の旨みと調和するのは、トッピングのフライドオニオンと生姜。特に焦げてるに近いくらい芳ばしいフライドオニオンとの相性は素晴らしくて、もっと乗っけたかったですな。
ちなみにレモンが付いてなかったのですが、これがラーホールスタイルということなのかどうなのか。聞きそびれてしまいました。レモン、聞けば出てきたのかな。

そしてオイル(ギー?)がたっぷりなのも特徴でしょうか。肉+油はなかなかのボリュームに感じます。いや、感じるというよりも、実際に量が多いんですけど。似たような値段の一皿としてはこれまでで一番多かったんじゃないでしょうか。それでも最後まで飽きないんだから、パキスタン料理は奥が深いですなぁ。

しかしカロリーはどれくらいなんだろうか。気にするなら食うなって話ですけど。



チキンティカボティ。
こちらはやや酸味があるペーストに、これでもかという量のチキン。そして見た目にもわかるオイル満載。そしてめっちゃ旨い。オイルがたっぷりなこともありかなり派手目な味を想像するのですが、意外と重たくないしクドくない。
ほろりと解けるチキンはオイルもペーストも含みまくりで、大ぶりの肉片を細かく砕いて食べても一口分でめっちゃ満足します。鶏好きには至福でございます。

味は濃いのですが、塩気というよりはスパイスが骨太という印象。ハリームはフライドオニオンのせいもあったと思いますけど、それを差し引いても両皿とも焦げたような濃厚なスパイス味が楽しめます。



ナンが無くなりかけるとおかわりは?って聞いてもらえましたので2枚目を。
どこかの記事でナンは食べ放題って見た気もしますけど、実際はどうなのかよく判りません。ざっと計算するとお会計は200円多かったようですので、おかわりしたナンは別会計だったのか、それとも他のものの値段が違ってたのか。

そんなことよりも、このナンがまた曲者でして、ふっくらともっちりの両方が詰め込まれています。ふかふか感が表面の層にあり、むわっと粉の香りが立つのですが、その先にある中心はもっちりもちもち。弾力が堪りません。噛みしめると広がる粉の旨みと甘みです。巷のナンのようにたっぷり甘いということはなく、粉の甘みが自然に広がります。

いやー、このタイプのナンは(ふかふか感が少ないという意味で)賛否がありそうな気がしますけど、僕は相当好みです。パンが好きというより粉が好きという人にオススメなんじゃないかと。

そしてこのナンの食感が、カレーとよく合っています。オイルを吸い込み過ぎないから、これだけカレーがオイリーだって言ってても、口に入れる時はそれほどでもなく。



もちろん完食です。上述の通りバランスのよい味付けとナンのおかげで、クドくなったりすることなく食べ進んだわけです。見た目よりも派手な味付けじゃなかったですなぁと。


夜はテイクアウトしたチキンビリヤニ。
適度に色もバラけてて、見るからに美味しそう。そして量がすごい。マーフレストランのビリヤニが800円ですごく盛りがいいのですが、ここも同じくらい。そして鶏肉の量が半端ない。お店で食べたカレーもそうですけど、とにかく盛りがいい印象です。別に大盛りが売りじゃないと思いますけど、でもまぁ食べ足りないってことがまずなさそうな量なのです。

味はこれまで食べたことのあるビリヤニよりも酸味が立ち、カレー感が薄いやや独特のもの。美味しいけど好みかと言われるとちょっと物足りない。お店で食べたカレーとはちょっと趣が違うのは意外でした。



ライタも付いてきます。これもまた初めてのタイプ。きゅうりとかの野菜は一切なく、胡麻とスパイスが入っている緩めたヨーグルトという状態。
ビリヤニにかけるとと酸味が混じって濃い味になり、ライタ有りの味で完成形だったんだなと納得なのです。



ということで、丸一日どっぷりとアルカラムさんの味を楽しんだわけですが、好みで言えばカラチの空さんよりも好きな味でした。塩気とスパイスのバランスがポイントだったわけです。

八潮方面はまず滅多に用事がないのですが、それでもなんか理由を作って再訪必死な美味しさ。また行きたいなぁ。


アルカラム
埼玉県八潮市中央1-8-10
048-949-6878

2014年3月28日金曜日

マーフレストラン - チキンカレー・フライドダールカレー

正直な所、もうここに書く前振りが浮かばないわけですよ、これだけカレー食べに行ってれば。えぇ。そうなんですよ、月に何度もカレーが食べたくなるんですよ。しょうがないじゃないですか。

なので、またマーフレストランさんに行ってきたのです。

スペシャルは?って聞くと、チキンカレーだよーと。そう言えば、今までプレーンな(という言い方がいいのかどうなのかわかってませんが)チキンカレーって食べてませんでした。じゃぁそれと。

めんどくさいからメニューも貰わず、豆カレーが食べたいって伝えると、じゃあダールフライでいいかと。えぇえぇ、それですよ、ちょっと前に食べて美味しかったですし。


チキンカレー。
なにこれめっちゃうまい。味の奥行きがすごくあって、鶏の旨みとスパイスのまとまりがめっちゃ好みです。まぁ大体が好みなんですが。
最近のマーフレストランの味の特徴である、ちょっと酸味のあるスパイシーさが、濃厚でもしつこさを出さずに心地よいわけです。

写真で見ると結構オイルが浮いてるように見えますが、食べてるときは適量だねって印象。最後まで重たくなりませんでした。

チキンは骨なしのものがごろりと。ふかふか柔らかで、これだけチキン出汁が出てるのに、まだまだしっかり旨い。

王道だな、このチキンカレーは。鶏好きでカレー好きには、毎日食べたい、食べても飽きない味なのです。



ダールフライ。
豆カレーは美味しくないお店で食べるとスカスカな印象になるのですが、もちろんマーフレストランではそんな心配もなく食べております。それでも普段のフライドじゃない豆カレーは表面が解けてそれなりにゆるゆると優しい味に。でもダールフライはその表面がシャープなままで、むしろ染みこんでた油が戻り旨みとなってるエロい豆なのです。

前回のダールフライと豆は同じだけど汁気は随分違います。前回はねっとり濃厚。今回はしっとり濃厚という感じでしょうか。その分食べやすく、スタンダードな印象です。

緩くならない豆の表面に合うのは、同じくエッジの効いたしっかりとした辛さ。以前は豆カレーって物足りなかったんですけど、ここで食べてからはそんなことを思わなくなったのです。本日ももちろん満足でして、敢えて不満を言うならお代わりしたかったってことくらいでしょうか。それはマーフレストランのせいじゃないだろって話でして、まぁ単にデブはよく食うというだけのことなのです。



途中でサービスだよって頂きました、人参の甘煮。
しっかりと甘くてデザートなのかなんなのかよくわからないものなのですが、意外とカレーと一緒に食べても合間に食べても美味しいから面白い。味はシンプルで、人参味と人参の甘さと砂糖の味。人参のグラッセをもう一段階シンプルにしてマッシュしたと言えば遠くない気がします。

この料理、まだマーフレストランに通い始めた頃に、ジャンさんやシェフのアフマドさんとパキスタン料理の甘いもの話をしてたときに話題にでたことがあったのです。あれが旨いんだって力説されたので気になってたのですが、覚えててくれたんですね。確かに美味しかったです。



先日行った時にみんなで組み立ててたカーポートが完成して、レストランの入り口は雨に濡れなくなりました。その分、屋外に貼ってあるメニューが若干見づらくなった気がしないでもないですが、まぁそいうことに頓着してはいけないんでしょうね。だって、道路沿いの電光掲示板には、Pizzaとか表示されますし。えぇ。


マーフレストラン
茨城県常総市馬場441-8

2014年3月26日水曜日

奄美たんかん

我が家では、柑橘類の王様はこれです。奄美たんかん。

佐野のジェラート屋さんのサンタルチアさんについてのポストでも書いてますが、ほんと我が家のソウルフルーツ。2月中旬から3月にかけては、もう毎年心騒ぐ待ち遠しい季節なのです。

これは完全に贔屓目なんだと思いますけど、屋久島産や種子島産、沖縄産のたんかんよりも、奄美大島産のたんかんは美味しい気がします。濃いんですよね、味が。

とは言っても、もともとたんかんの味はフレッシュで濃い。wikipediaによれば、ポンカンとネーブルオレンジの自然交配種なんだとか。へー。

でもまぁその説明が納得の味でして、ポンカンの甘さはあれどキリッとした酸味がある味に、ネーブルオレンジの濃ゆい甘さを加えたという感じでしょうか。まぁポンカンってそんなに食べたことないですけど。

外皮は意外とと薄くて、ちょっと頑張れば手でも向けます。そして内皮はみかんと一緒でそのままパクリと食べられる薄さ。というか内皮自体もほんのり甘くてツルッとして美味しいんですよね。

下の写真は、割りと小さめのモノたち。自宅消費用なので、見た目はそれほどいいものではありませんが、味は変わらず美味しい。
新聞紙を敷いて、ぎゅうぎゅう詰めにならないように並べなおしておくと、結構な期間腐らず保存できます。



こちらはジュース用として売られている少々見た目の悪い子達。でも味は全く問題がない上に、無農薬なので皮まで使えるんですね。

そう、たんかんは皮も美味しい。ゆず皮のように使ったり、乾燥させてから使ったりとなかなか万能です。

食べる以外にも、カラカラに乾かした外皮を細かく刻んで火を点けると、蚊遣りになるんだとか。柑橘類の皮は全般的にそうやって使えるらしいんですが、たんかんは火を点けた時の香りが良いから嬉しいということなんだそうです。今年の夏はやってみようということで、外皮を捨てずにせっせと干しております。



こちらは戴き物の美品。これでも一番美しいものではなくて、二番目のランク。大きさは2L。でっかいなぁ。
頂いた時点ではまだちょっと熟成が足りてないかなという感じなので、焦らずのんびり放置しようかと思います。



奥さんが聞いてきた話ですが、熟して食べごろになる目安は「酸が切れた」状態なんだとか。しばらく置くと酸味が落ち着いて甘さとのバランスがよくなるんでしょうね。

そして更に置けば水分が抜けて外皮がしわしわになります。そうすると濃縮された甘みが堪らないスーパーたんかんに。

写真は食べごろから二週間置いたもの。シワがかなり寄ってきてます。奥の方はぎゅっと縮こまって、つぶつぶが浮き出ているような感じ。どちらもかなり固くなってますが、中は濃縮されてとにかく濃くて美味しい。この写真のたんかんはLサイズくらいありますからこれくらいのシワの寄りですが、MとかSサイズになるともう一段進んでもっとカサカサシワシワになるんです。素敵。



たんかんは、もちろん普通に食べて美味しい果物ですし、絞ってジュースにすればまぁ贅沢な飲み物。でもそれだけじゃなくくて、柑橘系のソースに使ってもとても優秀です。味が濃いから、酸味や柑橘風味って程度の役割だけじゃなくて、たんかん味としてちゃんと存在してくれるんですね。

下の写真は、たんかんと奄美大島の島味噌のソースでブリの刺し身を和えたもの。奥さんが島でごちそうになった料理の再現なのです。
島ではカンパチだったそうで、個人的にもブリほどの香りがあるよりは、カンパチくらいの方が相性が良い気はします。まぁいずれにしても、爽やかな酸味と甘みは魚の脂との相性が非常に良くて、心地良い後味にしてくれるわけです。



もっと全国にこの美味しさが広がって、奄美たんかんブームとか起きちゃったりしないかなー。

2014年3月24日月曜日

まるしょう - スパイシーカレーソース焼きそば

ちょくちょく思い出しては食べたくなる焼きそば専門店のまるしょうさん。毎回ソース焼きそばと何かって組み合わせで食べてるのですが、ソース焼きそばに匹敵するくらいお気に入りが出来ました。

スパイシーカレーソース焼きそば。

写真の通り、ちょっとだけ黄色くて、ちょっとだけ具が違う。でも間違えるなんてことはありません。運んでくれてる最中から、プンプンとカレーの香りが漂ってきます。すっごいカレー。

スパイシーと付いている通り、結構しっかり辛いです。そしてなんちゃってカレー風味ではなくて、かなりしっかりカレー味。スパイスが効いてます。

カレー味のモノって、本体の味がどうこうというよりもカレーだけの味になっちゃうことが多いので、カレーは大好きでもそれほどカレー味には食指が伸びなかったんですね。

でもまるしょうさんの麺はガッツリと小麦が香り、カレー味によく合います。負けてないというか、カレーを食べるときのナンとかチャパティーとかの役割という感じでしょうか。まぁ食感から何もかも違うんですけど、そんな気分にさせてくれるくらい麺が主張してくれるから美味しいのです。

ちなみにこれで中盛。お腹は十分に膨れますけど、まだまだ食べたい魔力に襲われます。



おまけ。特製ソース焼きそば。大盛り。
お腹一杯にも程があるくらい満腹になるのですが、でもまだ食べたい魔性の麺。



まるしょう
千葉県柏市豊四季167-34
04-7189-7018

2014年3月22日土曜日

ミルク工房もりや Pasar守谷店 - 完熟トマトソフトクリーム

先日、というかこれを書いてる日(3/20)の昨日の3/19に、常磐自動車道の上り線の守谷SAがPasar守谷として生まれ変わりました。
東日本大震災を受けて作られた災害対応拠点になるサービスエリアのためか、全国区のニュース番組とかでも結構取り上げられてますから、関東圏にお住いなら知ってる人も多いかもしれません。

守谷ってなかなか知名度は低いですから、人に説明するときは取手と筑波の間って言ってますが、これでちょっとは通じるようになるならありがたいのです。

そんな守谷サービスエリアは一般道からも入場可能です。各地のサービスエリアが同じようになっているのかは知りませんけど。
そんなわけで、小雨のぱらつく夕方、ニュースでやってた昨日ほと混んでないだろうという予想のもと、ちょっと寄ってみました。


高速道路を走ってて寄った場合なら別なんでしょうが、地元民からすれば全てのものがサービスエリア価格なのでなかなか高い。まぁこんなもんやねーって感じでしたが、お遣い物を買いに行くにはいい場所が出来たなんて思ってたわけです。

ぐるりと見物して帰るかって思ったところで、ミルク工房もりやさんのお店を発見。ここの飲むヨーグルトは非常に美味しい。ということできっとソフトクリームも美味しいはずだなと、値段にめげずに挑戦したのです。


完熟トマトソフトクリーム。

すごい絶妙の濃いトマト感。トマトジュースほどえぐい感じはなくてさっぱり。甘さも控えめで重たくない。青さと甘さのバランスがとても好みです。

こういう甘さに頼らない美味しさって、ツボにハマると延々と食べられますなぁ。このソフトクリームを目当てにここに来てしますなぁというくらい美味しかったです。

奥さん的にはコーンが甘すぎて合わないんじゃないかって思ってたそうですが、食べてみるとそんなことなくてなかなか良い相性。

でもなー、390円はなー、いくらなんでもちと高い。すぐ側に野菜の直売所があるのですが、トマトが3,4個入った袋が350円だったからなぁ。でもこの味ならまた食べちゃうなー。でもなー、悩ましい。

まぁいずれにしても、近場で美味しいソフトクリームが食べられる場所が増えたのは嬉しい限りです。

ちなみに、夏の間は守谷駅でもミルク工房もりやさんのソフトクリームは食べられるらしいんですが、コッテリ濃厚ミルクのソフトクリームとのこと。牛乳飲めない僕はたべられないんですよね。なのでこういうフレーバーは大変ありがたいのです。

あ、写真は思わずがっついてしまったあとでございます。すまぬ。
あと街頭の下で適当に撮った写真なので、色味はひどいものです。実物はうっすらトマト色のぼやけたピンクとオレンジの中間でも言いましょうか。あれ、全然美味しそうに伝わらないですな。



ミルク工房もりや Pasar守谷店
茨城県守谷市大柏166(常磐自動車道上り線守谷SA)
0297-48-5271

2014年3月20日木曜日

中華街ラーメンセット

ラーメンは大好きですが、中華街では全然食べません。なぜなら代わりに麺を買って帰るからなのです。

東成軒製麺所さん。
お手軽に中華街の麺を楽しめる製麺所です。細ちぢれ麺がお気に入りでして、茹でたてで香り立つ小麦と玉子の香りは、ご家庭でもお店の味ってコピーがピッタリです。大好きです。

なんですが、スープは普通。美味しいですけど格別すごいってほどでもないのが私的にはちょっと残念。以前は鶏ガラスープを作ったりなんてこともやってましたが、まぁそれはそんなにしょっちゅうやることでもありません。お手軽ラーメンですから、まぁどこかでは妥協しなきゃなのです。



そんなことを思いつつも、麺喰てぇとなって買ってかるわけですが、今回は一味違います。

肉とメンマがあるのです。

毎回モツを買ってる金陵さん。いつもはメニューを見ることなくモツ盛り合わせ大でって頼んじゃうのですが、今回たまたまちょっとだけ外で待ってたんですね。そしたら貼ってあったのが肉入りメンマ。それは試さないといけないのです。

モツと同様に八角がほんのり香るメンマは、ぷりぷりジューシー。食感が心地よく残ってるのに、スジっぽかったり硬かったりは全くしないから不思議です。
肉はよく煮込まれホロホロ。スープに肉汁が出きってるという感じで、肉自体はクドくなくスカスカになる絶妙に一歩手前。むしろスープをよく吸っていい味になってます。

おつまみとして食べるのに最適でして、個人的には粉胡椒を一振りで完成した印象です。奥さんは胡椒いらないって言ってますから、これはまぁ単なる好みでございます。



ということで、茹でた麺を付属のスープに泳がせて、メンマと肉を載せれば完成です。完成もなにも麺を茹でただけやがなって話ですが。

やや物足りなかったスープに、メンマと肉の味が染み出してきて、なかなかどうして充実の味へと変化してくれます。見た目的にはなんか野菜を茹でろよって思わなくもないのですが、麺好き男子ならこれくらい潔くていいんじゃなかろうかと。



いやーお手軽でいいですなー。麺はセットのだと8玉で1100円(化粧箱付)。メンマは500円。なので1食200円で美味しいラーメンが頂けるわけです。このコンビは素晴らしいなぁ。


東成軒製麺所
横浜市中区山下町202
045-681-7455

金陵
神奈川県横浜市中区山下町132
045-681-2967

2014年3月18日火曜日

ランディワ - ランチカレーセット(ポーク・ほうれん草・オクラ・かぼちゃ・レンズ豆)

久しぶりのランディワって気分でランチに行ってきました。
まぁ実際には二週間空いてないんだから、ただの中毒なんだと思います。

サラダ。
いつもの野菜が新鮮じゃないって意味ではありませんが、今日の野菜のシャキシャキ感は素晴らしかったです。珍しくパプリカなんかが乗って色味も素敵。

そう言えばこのランディワのサラダのドレッシングは、シュワさんのお手製なんだろうかどうなのか。聞こうと思って毎度忘れています。やや辛味のあるちょっと独特な味が非常に美味しくて、家では滅多にドレッシングを使わないんですが、これならちょっと欲しいなと思っております。
ビュッフェの時なんかはボウルに入って置いてありますから、お手製なのかと思ってますけど、実は市販品をボトルでは出したくないシュワさんの美学なのかもという気もしなくもないわけです。次回こそは聞こう。



ポーク。
今日のポークはカルダモン系じゃなくてビターな一皿。スパイスリッチな、もはやカレーペーストと呼んでもいいんじゃないかくらいの汁、というかそのペースト部分が恐ろしいほどリッチで激ウマ。
ランディワのポークカレーはカルダモン系の方が好きなのですが、ここまでリッチでダークなのだとこれはこれで大ハマリしてしまいます。



ほうれん草。
ほうれん草の香りたっぷりの汁なしカレー。カレーリーブスの香りとほうれん草の相性はとても良く、奥深く濃密な味です。実は今日一番辛い一皿でして、チリの刺激を中和するほうれん草の甘みがこれまた旨いという、野菜が旨い(と勝手に思ってる)スリランカ料理の真髄といった感じでした。
うまー。



オクラ。
前々回と同じスタイルのオクラ。今回の方がやや汁気があるというか煮込まれているというか、オクラが崩れてとろとろネバネバの美味しさです。
オクラのカレーは夏場だと汁ありスタイルでよく食べた気がしますけど、個人的にはこの汁なしスタイルの方がオクラ好きには好みかなぁと思ったりしてます。まぁ夏に汁ありを食べたらまた違うこと言うんだと思いますけど。



かぼちゃ。
優しくて甘くて、辛味を休めるポイント。まぁこれが全然辛くないわけじゃないんですけどね。っていうか油断して青唐辛子を噛んで半泣きになりましたし。それでもかぼちゃとココナッツミルクの甘さは舌を休ませる美味しさでございます。



レンズ豆。
遅れて登場して直ぐにがっついちゃったので、写真を撮り忘れてました。なので大分食べてからの写真です。
今日のパリップは、なんか分かんないですけど持ってきてくれた瞬間にめちゃくちゃ美味しそうで、奥さんともだよねって言ってたのですが、期待を裏切らず激ウマです。バターリッチなパリップはそれほど好みじゃなかったのに、なんだか今日はすっごく美味しい。何が違うんだろうなー。そしてやや固めで汁なしの火の通りがまたシャッキリとした食感になって、赤唐辛子の軽い刺激と合わせてコクとキレの一皿でございました。



パパダン。
本当の揚げたてで、ジュワーって音と共に登場。熱々パパダンは別格のスナックですな。カレーにかけて食べるよりも、パリパリポリポリつまんでしまいます。
そう言えばここ最近のクミンシードが入ったちょっと厚めのものじゃなくて、以前の薄く軽いパパダンに戻ってました。どっちのタイプも美味しいんだけど、そんなことより今日の揚げたては反則級の美味しさなのでした。



久しぶりにワタラッパン食べたいなーって思ってたら、以心伝心なのかワタラッパン登場。
色からコーヒーだと思ってたら紅茶でした。スリランカティーだけどどう?ってティッサさんが聞いてくれましたが、いやもう素晴らしい香りですよ、美味しいですよ。いつもの濃い紅茶とはちょっと違って、澄んだ味わいの紅茶でした。まぁ十分に濃いんですけどね。

ワタラッパンは相変わらずの美味しさです。ところでワタラッパンの上のベージュの部分は何で出来てるのでしょうか。蒸した結果がこうなるのか、なんか別の素材を乗っけるのか、シュワさんに聞こうと思ったのですが、ちょうどお客さんが来て忙しくなっちゃったので断念。これも次回の宿題なのです。



毎度満腹でございますが、今日はキレイに完食でした。いや食い過ぎです。

普段の楕円形の器じゃなくて一回り小さいお皿だと、完食できるくらいの適量なんだなーとか思ってましたが、他の二人連れのお客さんのお皿を見たらもう一回り小さいやつでした。

えぇ、あいつらめっちゃ食うデブやねんって思われてるランクが一つ下がったって程度でして、特盛りから大盛りになったということでしょうか。まぁ完食してるからそう思われますわな。


ランディワ
茨城県常総市向石下899-3
0297-42-1222

2014年3月16日日曜日

山東 - 水餃子

横浜中華街の有名店なので今更感満載ですが、水餃子で有名な山東さんです。

何時行っても行列がすごくてなかなか食べられなかったのですが、以前一度意を決して結構な時間並んで食べたことがあります。
まぁ美味しいけど、こんなに並んでまで食べるほどかなぁと思ってたんですよね。
思い起こせばその日は雨。並ぶ人には喫煙者がいて、狭い路地で苦行状態だったのです。それだけ待ったから尚更美味しい、とはならず、もはや一周回ってムカついたぐらいの勢いだったのです。


ところが先日、お昼を食べ逃したまま昼食時間帯を過ぎて、どうしたもんかとぷらぷらしてたら思い出しました。久しぶりに行くかとお店に向かうと、お店がない。

と思ったらちょっと先にある。移転されたんですね。もうすぐ1年くらい経つらしいのですが、その間側を通っても全く気付いてませんでした。

時間も時間ですし、客席数も増えたおかげで、待つことなく中へ。以前のアヤシイ雰囲気は皆無で、店内はとってもキレイで明るくオシャレなカフェのよう。


二種類の餃子をオーダーです。

こちらは普通の。山東さんはタレが独特で、ココナッツがたっぷりはいってるんですね。それがこうやってテーブルにどんと置いてあって使いたい放題。赤いオイルが辛そうに見えますけど、食べてみるとココナッツの甘さと絡んでそれほど強い辛さはありません。

たっぷりココナッツをかけて食べると、肉汁を溜め込んだ餃子の中のスープがまた違った顔を見せてくれます的な変化が楽しめます。



こちらはセロリの餃子。
言うほどセロリは強くなく、むしろ一癖程度のアクセントで美味しい。我が家的にはセロリの方が好みです。まぁ家で餃子を作るときにも、香草とかセロリが定番ですから。



以前はこんなに美味しいと思わなかったんだよなぁと、しみじみ当時を思い出しつつ完食。まぁあれですよ、並ぶ時間が長いほどハードルは上がってしまいますからしょうがなかったんですよ、きっと。

我が家にはココナッツは常備されていますから。今度お家餃子をするときのたれは、山東さんのココナッツタレを真似してみよう。


山東
神奈川県横浜市中区山下町150

2014年3月14日金曜日

マーフレストラン - ジャガイモとゆでたまごのカレー

遅めの朝ごはんを食べ、お昼をちゃんと食べるにはまだお腹が減ってない。でもなんか物足りない感じもしつつなんて時は、当然カレーが食べたくなるわけです。そうですよね、みなさん。

まぁそんなわけで軽めにカレーをと思えば、マーフレストラン一択です。

今日のスペシャルは?って聞くと、ジャガイモと玉子だよと。じゃあそれで。チャパティーでとあっさり選択です。

一皿しか頼んでないんですが、二人で来てるからかジャガイモも玉子も2つずつ。多分本当は1つずつだろうなぁと思いつつ、ありがたく頂きます。

細かく油分が浮いているように見えますけど、油っぽさは殆ど感じない。そしてめっちゃコクがあるし結構辛い。このコクはなにベースなんだろうなぁと思いつつ食べ進むと、あぁこれって日本のカレーの味に近いのかと。もちろんスパイス感はたっぷりありますし、鼻に抜ける香りはマーフレストランの味なんですけど、舌だけで味わうというかじっくり口の中でスパイスの香りの後を味わうと、どこか日本人にはお馴染みの感覚にたどり着くんですね。
ジャガイモのせいでそう思うのか、でもベーガンアルを食べててもそんなことないですから、やっぱり今日のベースの部分がそういう雰囲気だったんだろうなと。

まぁ色々言っても、そりゃカレーだからそうだろうって言われてしまうとそりゃそうですねって話なのですが、きっと解ってくれる人もいるはずです。



パキスタンからちょうど前日に日本に着いた方のお土産だよと、甘いものをお裾分けで頂きました。四角い方が牛乳を煮詰めて作った甘いお菓子。手前はドーナツ的なもの。どちらも激甘です。

下さった方も、ちょっと日本の人には甘すぎてだめかもねーって仰ってましたが、甘さが強くても同じくらい風味も強くて、どちらも美味しく頂きました。ごちそうさまなのです。



一皿のカレーだけじゃ申し訳ないなぁとか思ったりしません。なぜなら本命はチキンチャルガのテイクアウト。二日間食べ続ける予定で2つオーダー。
「まぢで?1個で十分だろ」って言われましたが、超好きなんだからいいじゃんって言ったら苦笑しつつもオーダーを通してくれました。すまんことです、いきなり大量のオーダー。


そういえば、4/13(日)の第14回水海道千姫まつりにマーフレストランが出店するらしいとのこと。もう少し日付が近づいたら、本当に出店するのか確認しないといけませんけど。
何を出すのかなぁ。個人的にはBBQモノはお祭りという状況を考えても人気になると思うんですけどどうなんでしょうか。


マーフレストラン
茨城県常総市馬場441-8

2014年3月12日水曜日

ゼリーの家 小名浜店 - ブルーハワイゼリー

守谷店の再開日程も発表されました、ゼリーの家さん。嬉しい限りでございます。えぇ、それが例え期間限定であっても、閉店が予告されていてもなのです。

復活の日を待ちきれませんから、久しぶりの小名浜バージョンです。

なんせメニューの数が多いことは存じておりますので、なかなかコンプリート出来ないのですが、それでも定番的な商品はこれでひと通り食べられたんじゃないかなと思っております。

ブルーハワイゼリー。

鮮やか爽やかなブルーハワイ。子供受けがいいんだろうなぁと。
食べると懐かしいブルーハワイの香り。中のムースがヨーグルトベースのさっぱりムースで、中に刻んだゼリーが入っています。

いや、なんでしょうか、この美味しさ。人工的な味というと語弊があるのですが、駄菓子とかそういう感覚の延長にあるリッチな味です。ある意味、ゼリーの家さんのラインナップの中では、一番尖った味なのかもしれません。



守谷店は2014/3/29(土)に再開、以降土日のみの営業で、6/15(日)で閉店とのこと。

身近に食べられる時期はこれだけなのですが、小名浜店のゼリーの通販は告知後数分で売り切れる人気っぷりですから、買いに行って食べられるだけでも幸せなことなのです。


ゼリーの家 小名浜店
福島県いわき市小名浜寺廻町7-16
0246-54-2431

ゼリーの家 守谷店
茨城県守谷市松が丘5-36-5
0297-44-7642

2014年3月10日月曜日

とびんにゃと奄美の仲間たち

黒糖焼酎の龍宮から始まった奄美好きは、奄美に行ってからますます加速しています。

その理由は色々ありますが、ひとつは食の美味しいさ面白さ。ほんと皆さんに食べてもらいたいものがたくさんあります。
2月後半の奄美、食いしん坊には堪らない時期です。観光シーズンじゃありませんけど、美味いものシーズン。

ギリギリまだ採れる(らしい)田芋、これからが出荷の最盛期を迎えるたんかん、そろそろ終わりが見えてくるフル(葉ニンニク)などなど。

そして、とびんにゃ。南の方ではティラダとか言いますし、高知ではチャンバラ貝と言うんだとか。関東では見ないですね。

小さな巻き貝です。シンプルに塩ゆで。



爪楊枝でさしてクルッと引き出すと簡単に取れます。なれると楊枝も要らない。



とにかく味が濃くて、噛めば噛むほど旨みが出てきます。サイズが小さいこともありおつまみに最適。黒糖焼酎は本当に何にでも合う素晴らしいお酒ですが、とびんにゃに合うお酒は黒糖焼酎が一番な気がします。日本酒でも美味しかったんですけど、やっぱりこの塩の香りは奄美の香り、シマの香りである黒糖焼酎が恋しくなるのです。

ほんと冗談じゃなくて延々と食べられます。初めて奄美に行った時に山盛り出されて、いやこんなに食えんやろって思ったのも初めだけ。おかわりするとはなー。

漁港ではその場所の海水で茹でたりするんだとか。めっちゃウマそう。

我が家では冷凍した袋で購入して、家で茹でて食します。熱々でも美味しいですし、冷めても美味しい。茹で時間が5分から10分とまぁ大雑把に書いてありますが、5分では火は通ってても身離れが悪い気がしますから、7,8分は茹でたほうがいいんじゃなかろうかと。
でもなんか出汁がでちゃいそうな気がしてもったいないんですよね。

そんなとびんにゃ、最近知りましたが喜界島ではあまり食べないんだとか。食も文化も島ごとに違いがあって、全部の島をめぐりたいなぁと思うことこの上ありません。


他にも奄美なものたち。

フルと魚味噌。いやもう酒が欲しくなります。このレシピは某蔵元シェフのモノ。



キーウンギャル。一般的にはウメイロ。
グリルではなくてホイル蒸し。それにハーブなオイルをじゅわっと。イメージは柏のやまんさんなんですが、なかなかそこまで上手には出来ない。けど美味しかった。



ブリの島味噌たんかんソース。
これも某蔵元シェフの味。元はカンパチだったそうですけど。ブリだと美味しくてもちょっと魚の匂いがしつこくて喧嘩する感もありつつ。カンパチ、確かにそのほうが美味しかったんだろうなぁ。



えぇ、僕は今回行ってないんですよ。これはみんなおみやげ。魚だって持って帰ってこれます。

奄美ばんざい。

2014年3月8日土曜日

らーめん三丁目 - とりとんこつラーメン・とりしおラーメン

取手市の中でもかなり守谷市寄りにあるラーメン屋さん、らーめん三丁目さんです。

我が家がとてもお世話になってる中村酒店さんの近くでして、そのため存在はかなり前から存じておりました。なんですが、近くに愛する味噌ラーメンのお店である麺屋玄徳さんがあることもありまして、これまでずっと未訪問だったんです。

メニューは醤油、味噌、とりしお、とりとんこつ。他にも壁に気になるラーメンが。まずはグランドメニューの中から、とりとんこつととりしおを食べてみることにします。鶏肉大好きですから、必然的にこうなるわけです。

こちらのお店では、太麺と細麺が選べますので、コッテリしてそうなとりとんこつラーメンには太麺を、それよりはあっさり目だろうというとりしおラーメンには細麺でお願いしました。


とりとんこつラーメン。

香ばしく焦げたオイルの香りがとても素敵です。壁に貼ってあるメニューにマー油たっぷりの黒そばがあるのですが、これは次回は試さなきゃという気になります。

スープ全体はややあっさり目のとんこつといった感じでしょうか。鶏の部分はそれほど判りませんでしたが、コッテリなり過ぎてない辺りは鶏のおかげなんでしょう。
やや塩気がキツ目ではありますが、前述の芳ばしい香りと、ミネラルっぽい青い風味が奥にあって、なかなか食べたことない新しい味です。

太麺を選択した麺は、茹で加減は固めで粉が良く香ります。噛みしめる程に粉の香りが立ち上がり、スープと絡んで充実の味わいとなります。相性いいなぁ。

チャーシューは、店内にも貼ってありましたが煮豚ではなくて焼豚。それが周囲を炙ってあるこれまた香りを加える美味しさです。焼豚だけあって肉汁が充実、食感もぶりぶりで噛みごたえがよい。味付けは実は結構あっさりで、豚肉の味がとても楽しめますし、スープに浸して肉汁との組み合わせで楽しむことも可能。かなり好みの一枚です。あ、二枚入ってたか。

メンマも薄味で柔らか解けるタイプ。こちらも素材の味がよく香ります。この軽い感じのメンマもなかなか見ないタイプかもしれません。

終盤、ネギの香りと味がスープに移り、これがまた趣を変えて美味しい。キリリと塩が効いているので、美味しくてもそれほど飲めないだろうなぁと思ってたのですが、なんだかんだで完飲近くまでのんでしまったんだから好みだったんですね。ご飯が欲しかったけどお腹がいっぱいだったしなぁ。



とりしおラーメン。

スープは白濁鶏出汁の塩味。とりとんこつと同様に塩気のエッジが効いたスープですが、とんこつ部分がない分だけもちろんあっさりっぽい。こちらもかなり好みのスープです。

細麺は喉越しよく、見た目以上に舌触りが細く感じます。程よくスープが絡み、滑るように口の中を進むのは蕎麦に近い感覚でしょうか。細麺の中ではめちゃくちゃ好みの麺です。

奥さんが食べたので僕は一口貰っただけなのですが、とても完成度が高かった印象です。美味しいラーメンでもめったに完食しない奥さんが、さっくり食べきったんだから、私的にはお店の好感度が高くなります。



どちらもとても美味しいかったですし、オリジナリティが高い一杯でした。振り返ると、麺もスープも主張するとりとんこつはガツンと美味しくおかずっぽい印象で、ご飯が欲しくなるなと。一方のとりしおは全体のまとまりがよく、単純にラーメンとしてどっちが美味しかった?って聞かれると、とりしおって言っちゃうかなという感じです。

もう少しだけ、塩気の立ち方が丸いほうが僕は好みですが、印象深い味という意味ではこれくらいの効き方もありなんでしょうね。夏に食べるとこれくらいでもいいかな。冬だからそう思うのかもしれません。

まぁいずれにしても再訪したいお店でして、次は黒そばにするか、創業時の味の醤油にするか、今から悩ましいですな。


らーめん三丁目
茨城県取手市戸頭3-2-9
0297-78-4303

2014年3月6日木曜日

サンタムール - チョコソフトクリーム

茨城県南の有名なパティスリーの一つ、守谷市のサンタムールさんです。

我が家もケーキ等々を買いに何度もお邪魔していますが、密かな楽しみだったのがこちらのソフトクリームなんです。
小さめのサイズで、ミルク味と季節で変わるもう一種類のフレーバーがありました。これまで、黒ゴマ、チョコレート、マンゴーがあったはず。

ところが先日ひさしぶりにソフトクリームを求めておじゃましたところ、しばらくお休みですと。えー。

で、しばらく経ってから再訪したところ、チョコソフトクリームの一種類で再開されていました。

なんていいますかね、見るからにチョコレートが濃いんですよ。チョコレートの油分がテラテラとしてるって感じでして、ソフト「クリーム」というよりもソフト「チョコレート」といった感じでしょうか。

甘さはかなり控えめでカカオの味が強く感じられますが、苦いという感じにはならずただただひたすらリッチ。
以前のチョコレートはもう少し滑らかでミルク感もある味、正しくチョコソフトクリームだったのですが、これはもうチョコレート。チョコレートの粒子がややざらつく舌触りは、これは好みの問題かもしれませんが、個人的にはチョコレートシャーベットみたいで嫌いじゃない。

今後もチョコだけなのかなー。また他のフレーバーも復活するのかなー。個人的には、黒ゴマがめちゃくちゃ美味しかったから、あれがまた食べたいんですよね。



お菓子の家サンタムール
茨城県守谷市久保ヶ丘2-17-1
0297-47-0030
不定休

2014年3月4日火曜日

ランディワ - ランチカレーセット(チキン・じゃがいも・マッシュルーム)

3月最初のランディワです。
スペシャルディナーは行けなかったし、そのおこぼれを目指す翌日も行けなかったわけですが、まぁ何時行っても美味しいものは食べられるんだからいいじゃないかと慰めておきます。

ぼんやりと暖かく、寒さも一段落した午後、お店に入るとシュワさんもティッサさんもいらっしゃいます。月曜日はどちらかだけのことが多かった気がしますが、やっぱり休みは適当なんでしょうか。
暑いねーと、長袖とはいえ薄着のシュワさんです。厨房にいるとそんなもんなのでしょうか。寒さが一段落したとはいえ、そんなテンションじゃないだろうと思いつつ、スタートはスープです。

チキンスープ。
鶏出汁がめっちゃリッチ、鶏肉ゴロゴロ野菜もゴロゴロ。塩加減が調度良く、最近のシュワさんの加減はすごく好みです。キリッとしてても塩辛くない。



チキンカレー。
初めてのスタイルです。揚げてある鶏肉とカシューナッツの組み合わせ。あらびきのチリが目立つのも珍しい。結構中華テイストな見た目ですが、味はそれなりにスリランカ風味なのが面白い。
何時ものカレーよりもレストランっぽい味というと語弊もありますが、スリランカの街の味とか家の味とかではなくて、ホテルのビュッフェで供されてるのがよく似合う、そんな雰囲気でした。
まぁビュッフェの什器が置いてあるからそう思っただけかもしれませんけど。



じゃがいも。
チキンとは変わって何時ものランディワの味、スリランカの味。普段よりもややココナッツミルクが強めでしょうか。クリーミーさが増してて優しさ増量。辛めの他のカレーに対してホッとする味わいです。



マッシュルーム。
こちらも初めてのタイプ。天ぷら状態に揚げたキノコ(具体的に何のキノコなのかは結局判りませんでしたが、風味は舞茸に近かった気がします)を玉ねぎやパプリカと炒め合わせた一品。
見た目以上に辛くて、スナック感がたっぷりな味は、ランディワで初めてビールが飲みたくなりました。旨い。

ちなみにティッサさんが持ってきてくれた時に、「マスね」って言ったように聞こえて、フライドフィッシュ系、あぁ干してあるタイプの揚げ物かなんて思ってましたが、後でシュワさんと話してたらマッシュルームであることが判明。お前ら判らずに食べてたのかと笑われてしまいました。
言われて食べるとキノコの味がするんですけどね、言われるまでは裂きイカ系の旨みと思い込んでたわけでして、まぁ我々の舌もあてにならないことこの上ない次第でございます。



チャツネ的なもの。
シュワさんに名前を聞いても、はっきりとした名称はよく判りませんでしたが、まぁチャツネだねと。ベースはマンゴーチャツネ、そこにかなり色々なスパイスを足して作るんだそうです。少しずつ食べるといいね、いっぱいはだめねと。結構強めの甘酸っぱさですから、迂闊に摂り過ぎると全ての味を消し去ります。でも美味しいんだよなぁ。
具材はパイナップルとかパプリカとかなんですが、目立つのはゴロンと入ったホームデン。甘酸っぱさを吸ってピクルスのような風情になってますが、ピクルスにしてないよと。面白いなぁ。
ホームデン自体かなりキツ目の玉ねぎプラスアルファ風味ですから、一個一気に食べるのはダメねーと。美味しいから食べちゃうんですが、多分翌日まで臭いそうな気がします。



ポルサンボル。
今日のは辛かった。旨かったけど辛かった。



デザートはゼリーとバニラアイス。ラブリーな見た目で普通に美味しい。



店内には飾り付けの跡が色々と。そして壁にはネズミの国から刺客がきそうなものが。多分だれかお子さんの誕生日会とかだったんでしょうね。何時もと違う風情のメニューだったのもその名残なのかもしれません。

あ、もしかしてひな祭り?



ランディワ
茨城県常総市向石下899-3
0297-42-1222