2014年4月29日火曜日

パキスタン・日本 フレンドシップ バザール2014

天気も良いので、ふらふらと上野まで。パキスタン・日本 フレンドシップ バザールでございます。

完全にお昼ごはんのつもりで向かってますので、舞台を横目に屋台へ。


ナワブ。



手前がハルヤリティッカ、奥がサモサ。

ハルヤリティッカって初めて食べます。ほうれん草ペーストなんですね。
しっかり辛くてよく染みてます。そして柔らか。結構雑に焼いてるように見えるのですが、意外と繊細な焼き加減。さすがですなー。



サモサは豆が特徴的。優しい味で、ややパンチに欠けたものの、それなりに美味しい。



マトンティッカ。
マトンでもやるんですね、知りませんでした。これがまた濃厚なスパイスと羊味。柔らかくても弾力があるお肉は、食べごたえがあります。非常に美味しかった。



アリババ。



タカタク丼。
タカタクって初めて食べました。パキスタン風キーマカレー鶏肉いっぱいって感じですかね。
めっちゃ辛くて熱くて、いやまぁ美味しかった。

作ってるところも見物。大きな丸い鉄板に、鶏肉どさー、野菜どさー、スパイスばさーってやって、ひたすらコテで小さく刻みつつ炒めると。見るからに美味しそう。屋台では映える料理ですね。



シディーク。



ダヒプーリ。
存在を知りません。なんですかこれ?って感じのものですが、なんとも説明しにくい料理です。揚げた皮の中にじゃがいもとヨーグルト。そしてスパイス。
さっぱりしつつ意外とスパイスが効いていて濃厚な印象もあり、おやつなのかおかずなのか。癖になる味です。



スルタン。
すまぬ、お腹いっぱいでここでは食べられなかった。



屋台が4店舗と少なかったのがちと残念でしたが、食べた3軒はいずれも美味しかったです。まぁカレーを食べてませんから、真の実力はわかりませんけど。

暑くて暑くて、日差しに照らされるステージ前には行く気力が湧かず。でも聞こえてくる音楽はとてもかっこよかった。ちゃんと聞きたかったなぁ。

それにしても、こんな日差しの日に帽子を忘れるあたり残念なのですが、日差しはともかくシンディーキャップを被っていくべきだろうという話でして、なんとも詰めが甘かったのでした。

2014年4月27日日曜日

ゼリーの家 守谷店 - みつ豆ヨーグルトゼリー

3/29に再開されて、昨年の幸せが帰ってまいりました。ゼリーの家さん、守谷店です。

昨年からの定番商品はもちろんのこと、新作もありました。みつ豆ヨーグルトゼリー。

みつ豆は、初期には完全なみつ豆ゼリーと杏仁豆腐の上にみつ豆というバージョンがありましたが、終盤はめったにお目にかかることがありませんでした。
ところが再開に合わせて復活。底はヨーグルトバージョンです。

ヨーグルトゼリーはブラッドオレンジイチジクの下で登場していますが、結構久しぶりの味です。いやまぁそもそもお店が久しぶりですが。

みつ豆のシロップは丼一杯飲めるくらい、甘くてもサラリとしつこくなく、私的にはこれまで食べたみつ豆系のシロップの中では好みの極地です。それでも甘いのは事実でして、その甘さと交じるヨーグルトの酸味は、甘辛交互に食べたらエンドレスってのと同じなのです。




やっぱり美味しいなぁ。相変わらず小名浜店のゼリーはネットショップは瞬殺の人気です。土日だけとは言え、守谷ではここでしか買えないゼリーが楽しめるというのは、きっとゼリーの家ファンには垂涎ものなのであります。


ゼリーの家 守谷店
茨城県守谷市松が丘5-36-5
0297-44-7642

2014年4月25日金曜日

ランディワ - ランチカレーセット(マトン・カシューナッツ・かぼちゃ・じゃがいも・ムクヌワンナのマッルン・魚のチリペースト)

4/13のスリランカの新年祭には行けませんでした。というかまぁ、調布は遠いですし。

でもランディワのFacebookページで盛況が伝えられると、にわかに里心?がつくわけです。そんなイベント後のランチでございます。

開口一番、シュワさんにお叱りです。なんで来なかったのー。えぇ毎度のことですが、行けるものなら言ってますよと。

それにしてもテンションが高い。聞けばイベントは大盛況で、売り切れとなって予定よりも早く店を閉めたんだとか。無事に成功裏に終わってホッとしてるんでしょう。

そんな本日はリッチすぎる内容。


マトン。
ポーク?マトン?と聞いてもらって久しぶりにマトンを選択。毎度のダークでリッチなスパイスが他のカレーと混ぜる中心となってくれます。この味はポークの油よりもマトンの肉の匂いとの方が相性がいい気がします。マトン臭もスパイスの一つといった感じでしょうか。



カシューナッツ。
久しぶりのカシューナッツは濃厚な甘味。スリランカではカシューナッツのカレーはお祝いに欠かせないものと聞いたことがあります。新年のスペシャルディナーではこのカレーが供されるのですが、昨年も今年も食べれませんでした。思いがけずの本日、嬉しい限りです。
豊かな甘みがたっぷりで、当たり前ですが豆のカレーとは濃厚さが違います。ヘルシー感は皆無ですが、やめられない美味しさなのです。



かぼちゃ。
炭水化物おかず第一弾。優しい甘みはカシューナッツと双璧を成しますが、やはりこちらは穏やかでヘルシー。味の系統も似てるようで似てなくて、こっちは野菜のカレーだなぁと感じます。
しかしお腹が膨れる。



じゃがいも。
炭水化物おかず第二弾。一転してガツンと辛く、じゃがいもの味がどうにか辛さを抑えてるカレーというか炒めものというか。ご飯と食べて美味しいんですが、炭水化物でご飯なんですよねー。瞬殺でお腹膨れます。かぼちゃよりも凶悪。でも止められないから困った困った。



マッルン。
久しぶりのマッルンは、これまた久しぶりのムクヌワンナ。お茶とほうれん草を足したような豊かな香ばしさ。独特の風味です。たっぷり大量に出してもらってますが、なんぼあっても足りない、全てのカレーと調和するアクセント。これだけでご飯おかわりできますが、これをカレーにかけると本当に違った味わいになるから、スリランカ料理の混ぜるスタイルは面白い。



魚のチリペースト。
何度もシュワさんに魚の名前を教えてもらっても覚えられない。とにかく辛くて魚出汁が濃厚なペースト。基本的にかなり辛くて濃いのですが、強烈に辛さが抽出されたポイントもあってなかなか気の抜けないトラップ状態。でも美味しくて食べてしまうから、舌も唇もビリビリが続きます。シュワさん、ちょっとずつだよーって言いますけど、ちょっとでもどうかと思うくらい辛い部分があるんですけど、えぇ。



さくさくパパダン。
今日は塩気が強かったから、おつまみ成分が高めです。



全景。色味を考えシュワさんが並び替えを。美しい。



紅茶も頂き満腹です。満腹になるまで食べましたけど、この大量のカレーを完食できるわけがなく、たっぷりと持ち帰らせてもらいました。毎度のことですが、これで980円は安すぎるんですよね。


ランディワ
茨城県常総市向石下899-3
0297-42-1222

2014年4月23日水曜日

すし食堂おはん - 新サーモンとマグロ丼

予想通りそれほど間を開けずに再訪してきました。すし食堂おはんさんです。

初回訪問の記事:
すし食堂おはん - 海鮮サービス丼

奥さんがネットで調べた所、元々は土浦公設市場にあったお店なんだそうですね。ブランチ市場食堂という名前で25年間、市場の人気店だったとのこと。

洋食と海鮮の組み合わせ、納得です。

魚を扱う人たちの食堂って、もちろん市場だからこその魚メニューが多いのですが、一方で肉系のメニューも評判になってること多いんですよね。察するに、まぁ仕事で魚触ってるからご飯ぐらい肉がいいってパターンに対応する結果なのでしょうか。

とは言え、僕はまだまだ海鮮に飽きてませんから、本日も海のものなのです。
改めてメニューを見て思うのは、前回食べた海鮮サービス丼の充実っぷりがすごいということ。でもせっかくだから違うものをと、新サーモンとマグロ丼を選択なのです。

マグロってそれほど興味ないんですけど、前回食べてこちらのは美味しかったなと。そして洋食メニューにも心惹かれてて、ちょっとコッテリいきたくもありと。そんな欲求にピッタリなチョイスなのです。

これで900円を切ってくるんだからすごいなぁ。マグロもサーモンもたっぷりです。見えませんけど大葉の裏には卵焼きも。こんな感じのを1000円以上で売ってるのを所々方々で見た気がします。



地道にメニューを制覇していこう。次こそ洋食か、いやその前に酢飯のばらちらしシリーズか。悩むなぁ。


すし食堂おはん
茨城県つくば市今泉119-5

2014年4月21日月曜日

水海道千姫まつり、2014

水海道って結構かっちょいい地名だと思ってますが、合併して常総市になっちゃったんですよね。でもお祭りの名前には残ってます。そんな水海道のローカル祭り、水海道千姫まつりです。

正直な所、千姫はどうでもいい。目的はカレー。マーフレストランさんが出店されているのです。



まぁそうなるだろうなって思ってましたが…メニュー…まぁそれもまたマーフレストランなのであります。

そしてレストランで食べるのと大差がない値段。相変わらず安いなぁ。



写真を撮り忘れましたが、最初はシシケバブ。結構ちゃんと辛くて、肉の美味さも柔らかさもうまーなのですが、更に特筆すべきは野菜の美味しさ。玉ねぎとパプリカなのですが、これがまぁ美味しい。

惜しいのが、串に刺して焼いてるわけですけど、お客さんに出す時は当然串から外すわけですよ。お祭りの時って、串のままガッツキたい人多いですよね。この形状のものって。でもまぁ難しいのかなぁ。

食べ足りないのでビリヤニと豆サラダも。

毎度ビリヤニの盛りの良さはなんでしょうか。これで600円って、あぁ普段と同じってだけですけど。ビリヤニもほぼ普段の味。ちょっとだけスパイスが軽めかな。
シェフと話してたら、日本人向けに少しだけスパイスを控えたよと。ちゃんと普段の味で、でもスパイスが立ちすぎない程度にしたんでしょう。石下のお祭りの時から進化してます。

一方、豆サラダは前回よりも深い味。結構ゴリッとスパイス効いてます。僕は大好物な味でしたけど、食べ慣れてない人にはちょっと漢方みたいな感じにもなっちゃうかもしれません。まぁお祭りですから色々な味を楽しむには良いアイテムです。



ちなみに全メニューは以下のとおり。
  • バターチキンカレーとナン、600円
  • フライドフィッシュとフライドポテトとナン、600円
  • シシケバブとナン、600円
  • ビリヤニ、600円
  • 豆サラダ、300円

カレーがなー、せっかくなんだからバターチキンなんて他でも食べられるの出さなくてもなーって思うのは、単に普段からカレーに毒されてる人間の感想なんでしょうね。
なんだかんだでバターチキンカレーはインドカレー屋さんで日本人に一番人気だって聞いたことありますから。

ナンはその場で練って焼いてたので、ほんとできたてふわふわもちもち。あれももっと見えるところでやったら、それに食いつくお客さんいるとおもうんだけどなー。

ちょっと場所もよくなかったし、我が家が行った時はそれほど混んでないというか、まぁえぇ、あんまり人がいなかったんです。ちゃんと売れたのかなぁ。売れてたらいいなぁ。

2014年4月19日土曜日

燻製日記:燻製醤油を試す、2014春

今年最初の燻製はベーコンでスタートしたのですが、空きスペースで何をやろうかなーと考えた結果、最近美味いとちょくちょく耳にする燻製醤油を試してみることにしました。

まぁ試すと言ってもやることは簡単でして、お椀に醤油を注ぎ、煙の中に置く。ただそれだけ。本気で液体を燻製するひとは、チューブで煙を送り泡にして出すみたいなことをやってるようですが、そこまで本気でやる気もないお手軽燻製です。

しかも温度を変えたくないから極力スモーカーを開けたくない。先達のレシピでは皆さん結構な頻度でかき混ぜてますけど、途中1回しかかき混ぜませんでした。
その分長くすればいいのかどうなのかって話ですが、1時間とか結構短時間で済ませてるレシピを横目に2時間、完成です。



出来上がった状態で、嗅ぐと醤油分に混じってほんのりと煙の香りが。舐めると煙味よりも香ばしい旨みが増えている印象です。最後にふわっと香ばしさが残る感じでしょうか。

世間で売られてる燻製醤油の味を知りませんからこれがどの程度成功なのか。えぇまぁ自分で食べて美味しければ良しとしましょう。

それにしてもこれは、お手軽なのに用途が多そうでいいですなぁ。

まずは桜納豆。
美味い。確実に普段よりも濃厚に感じられます。卵と混じった時のコクの深さが普段の醤油とは比べ物になりません。そう言えば燻製醤油のレシピを探してても、皆さん一様にTKGをおすすめしています。生卵との相性がいいんですね。納得。

このあと、写真を撮るのを忘れましたが、TKGもやってしまいました。多分10年以上振り。まったく興味ないんですよね、TKG。でも今回のこの醤油でやれば美味しかった。すげーよこいつ。



焼きおにぎり。
奥さんが衝動的に作ってました。フライパンで焼いてるのですが、まるで炭火焼きをしたかのような香り。お手軽に美味しさ増量です。



焼き鳥のタレ代わり。
塗って焼くだけ。途中で塗り直しもしたけど。

ぼんじり。脂が絡むと益々香り立ちます。これが一番の相性だったかな。



ササミ。
もう一声、なんか工夫があったですな。でもまぁ、煙のコクが足されて美味しい。



せせり。
もう少し塗り足して焼けばよかったかも。普段は塩で食べてますが、タレほどクドくなく、塩ほどあっさりし過ぎないのがいいですなぁ。



今回は小ぶりの丼1杯分ですから、せいぜい200ccも無いくらいだけ作ってみました。いやはや、これは常備したい調味料ですな。このためにスモーカーを持ち出すのもめんどくさいですが、何かを燻製するときには必ず作ることになりそうな、素敵な調味料なのでした。

2014年4月17日木曜日

燻製日記:ベーコン一年分、2014春

久しぶりの燻製日記です。書かないだけで結構色々と作ってました。

って言いたいところですが、忙しさとめんどくささと、冬の間にやろうと思ってたけどよくわからない雪に悩まされたりで、結局この季節まで色々やりたい燻製を放置していました。

ようやく燻製を再開しますと言っても色々優先順位がありまして、我が家的にはまずはベーコンなのです。

昨年のベーコン:
燻製日記:本気のベーコンを本気で、2013夏


昨年、夏場にも関わらずベーコンをガッツリ作りまして、これがまぁいい出来でした。自家製ってことで採点が甘くなってる点は否めませんが、それを差し引いても周囲の皆さんには好評。我が家も冷凍保存して、半年以上ちみちみと食べ続けてきました。それも先日底をつき、これは今後のベーコンリッチのために作らなければということなのです。

晴れが続きそうな4月初旬、いつものピックル液に漬け込み、塩を抜き、乾燥させ、燻製して、干す。まぁ特段変わったことはやってません。昨年と基本は同じ。

ちょっと違うのは、昨年は500g程度に切り分けて作りましたが、今回は1kgの塊。それを4つで計4kg。1年分になるといいなって感じなのです。


来年のために時系列。

4/2 10:00 塩漬け開始
4/9 23:00 塩抜き開始
4/10 19:00 乾燥開始、保鮮シート
4/10 23:00 乾燥開始、屋外
4/12 10:00 燻製開始、この時点で約40℃、初期投入の炭は大小一つずつ
4/12 10:30 50℃、炭大を1つ追加
4/12 11:00 65℃、炭小を1つ追加
4/12 11:30 うずらの卵を追加
4/12 13:00 75℃まで上がったので炭大小一つずつ取りだし
4/12 14:00 うずらの卵終了、醤油開始
4/12 15:00 65℃まで下がってきたので取り出していた炭を戻す
4/12 16:00 終了

取り出した直後の可愛い子ちゃんたち。



反省点は、以下の通り。
  • 毎度のことですが、肉の量が多すぎて塩抜きの水が足りてない。一晩では足りず、結局ほぼ1日。流水をケチらずに流せばちゃんと抜けるのかどうなのか。まぁそもそも塩漬けし過ぎてるのかどうなのか。まだ煙も塩も落ち着いてない段階の味見では、思ったよりも塩辛く無かった、とうか去年よりはマシだったという程度で、やっぱり塩がキツイ。
  • 途中でおつまみ用のうずらの卵の燻製を作ったのですが、まぁ恒例なのですが、今回は30分余分でした。周囲が硬くなりすぎました。
    ちなみにうずらの卵の漬け汁は、醤油みりん酒を同量混ぜて煮切ったもの。魚の漬けにも良いらしいというお手軽配合でしたが、これが思ったよりも良かった。
ってなところでしょうか。しっかりと日陰で風に晒したことで、表面がきっちり乾燥してる状態。明らかに、出来立ての時点で酸っぱい感じがないのはこの乾燥のおかげのようです。まぁ基本に忠実にって話ですな。

上の時系列で醤油の文字があります。これはまた別のポストで。

2014年4月15日火曜日

田原製菓 - 黒糖かりんとう

田原製菓さんの黒糖かりんとう、奥さんの奄美大島土産なのです。

この手合のお菓子に特段の興味があるわけではないので、これがどれくらい人気の品なのかは知りませんでした。ですが奥さん曰く、現地のお店でも品切れになるほど人気なんだとか。
ネットでちょっと調べても、人気だ品薄だと。

そういう前振りをされて食べると、美味しくてもまぁそこまでのものですかいのぉとか天邪鬼なことを言いたくなる性分なのですが、これには素直にカブトを脱ぎますよ、ほんと。

めっちゃ美味い。

一般的なかりんとうと違って、しっとり粉っぽい。粉物好きにはより美味しいのですが、またその甘さと濃さが絶妙です。べったりせず、噛みしめるほどに黒糖の香りが湧き、一方で粉味も強くなり甘さを抑えるのです。なので食べても食べても甘さに飽きないから困ったもんです。

奥さん的には、明治製菓のガルボの黒糖版を作ったらこんな感じと言えばいいと。なるほど納得。

奄美黒糖焼酎の語り部としては、奄美大島とかその周辺の黒糖で黒糖焼酎を作って欲しいなぁと思うのですが、実は地元の黒糖は黒糖焼酎にはそれほど多くは使われてないらしいのです。
何故かといえば、こういうお菓子とか。黒糖の質がいいから、焼酎用よりも高値で取引される製菓用としての需要が高いんだそうです。和歌山の那智黒の原料も徳之島の黒糖だったはず。

まぁそれにしても、黒糖のいいところを抽出したかのような穏やかで品のあるこの味は、お茶うけだけではもったいない。当然、黒糖焼酎とも合わせて行きます。

昨年鹿児島市内で、とある焼酎バーで教えてもらった飲み方が、いも焼酎をいもけんぴをつまみながら飲むという飲み方。なるほどなと。

じつはそれよりも前に、黒糖を舐めながら黒糖焼酎を飲むというのを龍宮の富田さんに教えてもらったことがあります。同じような考え方ですが、むぎ焼酎や米焼酎ではあまりやりそうにないことかもしれません。

原料と酒、同じ原料のモノ。合わないわけがないのですが、それが美味しく組み合わせられるには、双方のクオリティとか味の方向なんかも影響するんだと思うのです。

その点では、このかりんとうは黒糖を主張しすぎず、でもその味は清楚で品がある。黒糖焼酎を染みさせるには、最適の一品なのでした。




さて、あっという間に一袋空けてしまったのですが、これからどうやって入手しようか。


黒糖かりんとう
田原製菓店

2014年4月13日日曜日

自家製麺 名無し - 味噌チャーシュー麺・塩ラーメン水餃子入り・焼餃子

結構長いこと行けなかった名無しさん、久しぶりにおじゃましてきました。
時間が空くと色々と変わってるもんですね。

以前の記事:
自家製麺 名無し - チャーシュー麺・塩ラーメン・餃子


メニューに水餃子が加わっています。正確には、以前から水餃子はあったのですが夜メニューだったんですね。それがランチにも登場。そしてトッピングにも追加されています。美味しいらしいと聞いてましたから、それは食べねばなのですが、焼き餃子も捨てがたいというか美味しいことを知っている。悩むなぁ。


ということで、塩ラーメン水餃子入り。

おぉ、麺が変わっている。以前よりもエッジが立ったコシの強い麺。中華麺に印象が近くなってます。これはこれで美味しいけど、塩ラーメンには以前のほうが好み。

スープもやや強めに。胡麻の量が多くなったから余計にそう思うのかもしれませんが、麺もスープも儚げな印象が無くなっています。美味しいけど以前のほうが個性的だったなぁ。

水餃子はプリっとつるつるの皮にぎっしりつめ込まれた具材。焼き餃子よりも肉が強く感じて、スープを吸って肉汁と混ざるとたまらんです。チャーシューが苦手な人でも、このトッピングはありだなぁと。



こちらは味噌チャーシュー。
醤油や塩よりもコッテリ感の強い見た目です。油の量も心なしか多めに見えますし、チャーシューだけじゃなくてひき肉も入るからよりガツンと。

スープは見た目の印象から白味噌系を想像してて、それ自体は間違いじゃないけど味噌感が強くない。代わりに全体としてのコッテリしたコクが強くて、味噌とんこつを食べてるかのよう。実際には多分とんこつじゃないから、そこまでコッテリではなくて、コッテリ系の味はあれど実際には重たくないというかなりイイトコ取りに成功してる印象です。

麺は塩ラーメンと同じなんですが、味噌というかこのコッテリ感には以前の麺より今回の方が相性が良い。大盛りにすると食べても食べても減らないくらい大量の麺なのですが、美味しいからちゃんと食べ終えてしまう、麺別腹マジックが発動できる味なのです。

相変わらずチャーシュー旨い。すっごく好み。惚れる。



餃子。今日も美味しかった。心なしか以前よりも野菜と胡椒が立ってる味で、あっさりというかさらっとした感じです。ラーメン自体をやや強めにして、餃子は優しくしたのかなぁ。



久しぶりに行くと色々変わってることは多々あるのですが、裏切られないことはそんなにない。まぁ思い出は美化されますし、成功体験は捨てられないものですからしょうがない面もあるのです。

でも、そんなことを一蹴してくれる進化に出会えると幸せさは倍増。以前も美味しかったし、今も美味しいって言えるのは、食いしん坊には素敵なことなのです。


自家製麺 名無し
茨城県つくば市北条4093
029-867-5152

2014年4月9日水曜日

海産鮎の稚魚

春も本番、そろそろ春しらすのシーズンかなと、いつもお世話になっている魚屋さんに行ってきました。お目当ての釜揚げしらすを入手できて幸せなのですが、もう一つ幸せなことがありまして。

鮎。

自分、岐阜県岐阜市出身でして、子供の頃から鮎は食べ慣れております。河口堰が出来た昨今、随分漁獲量も減ったと聞きますが、名物がない岐阜市には大事な観光資源なのです。鵜飼いとか。


昨年鵜飼い見物した記事:
外飲みメモ:喜久醉・太平海・鳳凰美田・薄墨桜、長良川鵜飼いと天然鮎の塩焼き弁当@川原町泉屋


そんな鮎ですが、意外と知られてないのが海に出て川に帰ってくる魚ということ。とは言え岐阜県には海はございません。拙者、食べたことある鮎は川に登ってきた鮎だけなのです。

ところがこの季節、シラス漁に海にいる鮎が紛れ込むんですね。そんな季節のものを頂いてきました。海産鮎の稚鮎です。

釜揚げしらすと一緒に茹でたものを選別したものですので、すでに火は入っています。ポン酢がオススメとのことでしたので、素直にポン酢と唐辛子で和えてみました。

余談ですが、ポン酢は奥さん特製。鹿児島醤油(甘い醤油)にレモンとたんかん。醤油の強さが前に出ず、レモンだけだとキツくなる酸味もたんかんの甘味で穏やかなのです。複雑で繊細な味の鮎とは大変相性がよろしいものでございました。

いやー、それにしても新しい感覚。鮎の香りはするけど、苔の香りはしない。香魚という言葉には相応しいのですが、海の香りがするんですね。食べ慣れた味なんですけどどこか違う、新鮮。

多分市場に出回ることはあまりない味なんだろうなぁ。まだまだ季節を味わうことができる日本に感謝なのであります。



2014年4月7日月曜日

ランディワ - ランチカレーセット(チキン・レンズ豆・なす・アンブルティヤル)

新年のスペシャルディナーは所用で行けず、そうなれば翌日の昼は何としてでもランディワへって話でして、まぁ毎月の話なのです。本当はディナーに行きたいんですけどねぇ。

思い起こせば、去年は天候が悪くて行くのを断念してて、やっぱり翌日に行ってるんですね。進歩がないなぁと苦笑であります。

去年の記事:
ランディワ - ランチカレーセット(スリランカスープ・ポロス・ターキー・ドラムスティック・アンブルティヤル・スリランカピクルス・ビリヤーニ)


そんなわけで日曜日のお昼時にランディワに向かうと、なんと亀仙人街の入り口にランディワカーが!なにこれカワイイ。



後で話を聞こうと思いつつお店に向かうと、OPENの札が無い…まーぢーでー。

と思って中を覗くと電気も付いててお客さんもいる。ドアも開いてて入ると、シュワさんもティッサさんもいるじゃないですか。今日開いてるの?と聞くと、もちろんって、札が出てないからビビったじゃないですか、もうっ。

開口一番、なんで昨日のバイキングは来なかったの?ってシュワさんからお叱りです。
えぇ、最近スペシャルディナーの翌日近辺にランチに行くと、必ずお叱りを受けるんです。判ってますよ、行けたら行きたいんですよ、我々も(苦笑)


待つほどなくたっぷりのカレー登場。

あ、サラダもありました。写真撮るの忘れてた。

チキン。
普段よりたっぷりスープ上のカレーはサラサラでも旨みたっぷり。結構赤くオイルが漂いますけど、意外と辛くなくて風味程度となっております。スパイスからは294のポークカレーと同じような風情もありつつ、ランディワでは珍しいなぁと。
サラサラタイプのカレーは手食に向いてないというか手食が下手な僕には難しいので、味が美味しくてもそれだけが難点なのでございます。



レンズ豆。
細切りの玉ねぎが結構入ってて、ちょっと普段よりも甘みが強い印象。甘みが強くなると単体で食べても満足度が高くなりますなと。普段のパリップが単体では物足りないってわけじゃないですけど、どちらかというと他のカレーと混ぜるときのベースのような立ち位置ですから。まぁ今回も混ぜまくりますが、えぇ。



ナスのモージュ。
大好き。本当にこの味はたまらんですよ。この焦げ付いたような香ばしさが本当にもうたまらん食欲をそそります。丼一杯食べられるなぁと。



鰤のアンブルティヤル。
これは昨晩の名残ですな。去年よりもややフレッシュでしょうか。十分発酵しててキリリと酸味が心地良いのですが、去年ほどのパンチはなく。いやむしろ今年くらいのほうが食べやすいっちゃそうですね。しかしまぁアンブルティヤルはこんなに食えない。当然のお持ち帰りです。ほぐしてチャーハンとかにすると美味しいかなぁ。



そして山盛りのポルサンボル。
奥さん、ティッサさんに「これ大好きだよねー」って言われてます。バレとりますな。いやまぁそりゃこんだけ通ってれば覚えてもらえますな。



あ、写真撮ってないですけど、パパダンもあります。フルコースでした。
思ったより昨晩の名残がなくてちょっと残念。聞けば昨日はとてもお客さんが来たんだとか。それはよかったですねーと思ってた所にデザート登場。


コキス。
新年に食べる花の形のお菓子。思ったよりも固く、パリっと食べるとほんのり甘く、でもほんのり塩気も。これは癖になります。ついつい手が伸びるおやつですな。

このまま食べるの?って聞くと、そうだよと。ふむ。まぁ粉物好きはこの状態が大好きですが、なんかちょっと付けて食べるのでも美味しいそうです。ちなみに何の粉か聞いたところ、米粉がベースとのこと。

紅茶も頂き、本日も堪能させて頂きました。
ちなみに紅茶には砂糖が2つも付いてましたが、なんとなく入れる前に味を見てみると、尋常じゃない甘さがすでに付いてます。これにいつもどおり砂糖入れてたら、ちょっと歯が浮く甘さになってただろうなぁ。これまで砂糖入りの紅茶が出てきたことは無かったと思いますが、なんの勘が働いたのか事前に確かめたのは正解だったのです。俺すげーw



さて、外に出てテクテクと車のところへ。
このケータリングカー、このたび新たにランディワに加わった装備とのこと。



これは食事前に撮ったまだ準備中の状態。それにしても赤と白のカラーリングがカワイイ。



こんな感じで、日曜日はホッパーを売るんだとか。12時位にはオープンするかなーと、ゆるーくお兄ちゃんに教えてもらいました。



カレーを食べてる最中に、シュワさんは車に行ってくるねーと出て行きました。なので僕らの食後には営業中になってるのです。めっちゃテンション高いw



中も見せてもらいましたが、写真のコンロの他に、通常の料理をするためのコンロもこの下に完備。



鉄板も、奥にはフライヤーもあります。反対側には冷蔵庫と200L入る水のタンク。なんでも作れるよーと。



お腹はいっぱいですけど、プレーンとエッグを一つずつ購入。

現物の写真を撮ることもなく食べちゃいましたが、上に乗っかるのはカッタサンボルとシーニサンボル。もちろんプレーンのも美味しいのですが、個人的にはこの両者を玉子の黄身がつなぐ味は格別です。日曜日はこれを目指して行きたくなります。

それにしても新兵器登場で、シュワさんめっちゃ楽しそうでした。これでお祭とかにも車で出店できるねと。

来月はバイキング来るのよと、最後までお叱りを受けつつ。GW中かぁ、まぁちょっと微妙やなぁとか思ったり思わなかったり。



ランディワ
茨城県常総市向石下899-3
0297-42-1222

2014年4月5日土曜日

すし食堂おはん - 海鮮サービス丼

無性に海鮮丼が食べたくなって、でも銚子の浜めしさんまで行くのはさすが厳しい雨の日。いやまぁ晴れてても距離的にどうかしてるわけでして、近場にないかなーと奥さんが検索して見つけたのがこちら、すし食堂おはんさんです。


つくばは谷田部辺り、常磐道脇の細い道沿いにあるお店は、あたりは民家というか畑というか田んぼというか、偶然見つけてお邪魔するなんてこととは無縁の立地です。

洋食と海鮮モノというちょっとよくわからないラインナップが売りの食堂。土曜日だけ夜も営業されてるようですが、基本はランチのお店。ちょうどお昼時におじゃましたのですが、奥様ランチ比率の高いこと。

冒頭のとおり本日のお目当ては海鮮丼でして、1000円ちょっとのばらちらしとか、もう少し豪華なのとかありますけど、安くて旨いがあるならそれ一択。サービスの海鮮丼です。魅惑の720円。すげー。

とは言えこの価格ですから値段なりを想像していましたが、いやいや完全に裏切ってくれます。
やや小ぶりに切られたお魚たちは、海鮮丼とばらちらしの中間のようですが、実にたっぷり乗ってます。種類も豊富で、中トロ、赤身、小肌等々、7種類くらい。いずれも十分な美味しさです。

酢飯じゃなくて白飯のいわゆる海鮮丼が好きなので、この価格でこの内容は文句ありません。
個人的には1500円を超える海鮮丼は、どんな内容でも満足しないという基準があるのですが、その半額で1000円しても文句ない内容となれば、これはもう再訪必死なのです。



どれくらいの頻度でメニューが変わるのかなぁ。今日のサービスの海鮮丼はいつもあるのかどうなのか。まぁ他にも食べてみたいメニューが色々とありますから、それほど遠くない日に再訪しようかなということなのです。


すし食堂おはん
茨城県つくば市今泉119-5