2013年9月29日日曜日

ランディワ - ランチカレーセット(レンズ豆・マトン・オクラ・ムクヌワンナのマッルン・揚げ塩唐辛子)

先日のスリランカフェスティバル2013では、ランディワはすごい行列でした。スタッフの皆さんはさぞお疲れだろうなぁと思いつつ、まぁでも盛り上がってよかったですよね。

そんなフェスティバルの翌日の月曜日は後始末とかで休業なんですが、火曜日からは営業するよとのお話でしたので、早速ランディワにお邪魔して来ました。


レンズ豆。
今日のレンズ豆は珍しく色々入ってます。唐辛子とか、写真では見えませんけど、結構姿が残る玉ねぎとか。ちょっとキツメでキリリとした味付けが、まったりとしたレンズ豆からコクを引き出して充実の味です。やっぱり美味いなぁ、シュワさんのカレーは。



マトン。
いつものカルダモンマトンよりもちょっと穏やかで酸味の味。今日の面子の中では、唯一のコッテリ味なので、混ぜるときのベースとして大活躍でございます。



オクラ。
ほんのりのとろみが見た目以上にあっさりしたスープをまとめて、マイルドな旨みでございます。マスタードシードの香りが中心の爽やかというか、まぁそんな印象。
ご飯と共に食べるとマイルドなんだけど、これだけスープとして食べるにはガツンとくる味付けで、なんだかその差にビックリしてしまいます。



ムクヌワンナのマッルン。
クミンが香る激旨マッルン。最初この野菜がなんなのか判らなくて、そして教えてもらっても正確な発音がわからず、お店にいたスリランカの人々総出で検索してもらいました。
ようやくカタカナ表記でムクヌワンナというのかと判り、いやはや皆さんご飯の最中にどうもありがとうございます。
ちなみに奥さんはクミンが効いてて美味しいと言ってたのですが、僕はココナッツが効いてて美味しいだったんですよね。クミン好きにしては見解の相違が。

このムクヌワンナという野菜はスリランカではポピュラーなんだそうで、とても健康に良く、特に目に良いんだとか。スリランカのお客さんはみんなメガネかけてないでしょって、メガネデブ二匹に言わんでもよろしいでしょw



揚げ塩唐辛子。
いやまぁ料理名があるのかないのかわかりませんが、塩した唐辛子を揚げたもの。見るからに辛そうで、スーシェフもお客さんも、ちょっとずつ食べてねって言いますが、シュワさんは大して辛くないから大丈夫ねーって。

そんならと、ガリッと噛んでみました。

辛いね…

嘘つきね…

ご飯と一緒ならダイジョブねーって、それは先に言ってもらいたいものです。

まぁ結構な辛さなんですが、キツイ塩気と香ばしさがもう病みつきでして、結局残り数本になるまでガシガシ食べてしまいました。
実際のところ、主要な辛味は油に抜けてるせいもあり、辛さ自体はそんなに持続せず風味と香ばしさに変化します。なのでしばらく食べてると慣れちゃうんですね。慣れって怖いw



盛ってみた。
パパダンと目玉焼きもありました。ランディワの目玉焼きは久しぶりです。



結局、数本の唐辛子を残して完食。スイカジュース?紅茶?って聞いてもらったので、紅茶をお願いと。久しぶりのランディワ紅茶はやはり美味しく。

スリランカフェスティバル自体は面白かったんですが、ご飯のクオリティは屋台クオリティという点を差し引いてもちょっと物足りなかったんですよね。そのせいで、今日のランディワはようやく満たされたという気分でして、幸せ度がいつもの数倍でございます。


そうそう、お店にいた皆さんを巻き込んでムクヌワンナの話をしてたんですが、その流れでパッションフルーツの葉っぱも食べるらしいというのを奥さんが発見。

そうなの?って聞いたらめっちゃ食いつく皆さん。スリランカではめっちゃ人気あるよと。

へー知りませんでした。我が家にはグリーンカーテンになりそこねたパッションフルーツがわさわさしていますから、今度家でマッルンを作ってみようとか言ってたら、持ってきて作らせればいいんだとかみんな勝手なこと言っています。

えぇ、食べたいんですね、わかってますよ。次回の訪問時には、パッションフルーツの葉っぱを持参することにします。


ランディワ
茨城県常総市向石下899-3
0297-42-1222

2013年9月27日金曜日

絹屋 - チャーシューメン・ラーメン・餃子

佐野ラーメン詣、今回は絹屋さんにお邪魔しました。
佐野ラーメンの歴史には疎いのですが、創業が1980年というは結構古いお店なんでしょうか。今は2代目が味を守ってらっしゃるそうです。

とても清潔な店内で、女性客が多かったのが印象的。我々の隣はお一人の女性客でしたし。


チャーシューメン。
キリッとキツメの塩気を感じるスープ。奥さんはちょっと塩辛いと言ってましたが、僕は気にならなかったです。少しの酸味を感じる醤油はキツイわけじゃなくて、でも味が濃いというか、攻めのスープという印象は受けましたけど。
バランスも良く、個人的には胡椒を軽く一振りで完成した気がします。

麺はしっかりした食感、太さ。表面がツルツルしない、しないとまで言うのはあれですが、まぁ佐野ラーメンでは今までちょっと無かった印象です。あ、木挽亭さんもまた別物でしたけど。なんでしょうか、ツルッとすするよりも、ずずっとすするうどんに近い感覚でしょうか。その感触にふさわしく、粉香る充実の麺でございます。もっちりした噛みごたえがあり、なかなかパワフルで面白い。
太いというより、厚いと言う方がしっくりくるのかもしれません。

チャーシューはしっかり食感の好みのタイプ。ブリっとした肉、プリっとした脂、食べごたえがあり、でもクドくなり過ぎない厚さが素晴らしい、非常に好みのものでございました。
とは言え、枚数をケチってないから最後はちょっとしんどくなる量。おっさんにはちと贅沢過ぎましたが、でも次回来てもチャーシューメンって言いたくなるなぁ。半チャーシューメンとか作ってくれないかなぁ。

あとメンマの盛りがよく、またシャキシャキで美味しかったです。



ラーメン。
チャーシューメンと食べ比べても、肉の量による味の違いはほぼない。こういうタイプのチャーシューは、さほどスープに影響を与えないんですね。
見た目でも、シンプルでも骨太な印象でございます。



奥さんは、美味しかったけど塩気がなぁとぼやいておりましたが、確かに今これを書きながら反芻すると、なかなかキリリとした味だったのは最初に蘇ります。これをどう評価するかは、もう好みの世界なんでしょうね。僕は好きでしたよと。


絹屋
栃木県佐野市大橋町3245-14
0283-21-6644

2013年9月25日水曜日

カラチの空 - ハリーム・マトンコルマ・マトンビリヤニ

八潮にある有名なパキスタンレストラン、カラチの空さんにお邪魔して来ました。
東京近郊のパキスタン料理の話になると、よく話題に上がる有名店でございます。

お目当てはハリームでして、我が家の近場のパキスタンレストランでは見ない一品。
というのを奥さんが言ってまして、へーそーなんだーと思いつつ行ったわけなんです。

結構広い店内。整然とテーブルが並び、ホワイトボードには本日のメニューがウルドゥー語で並んでます。

本当はハリームとカラヒをお願いしようと思ってたら、カラヒは時間が掛かるんですね。Handiレストランさんと同じく、要予約な感じです。ということで、大人しくコルマをオーダー。相棒はロティです。


ハリーム。
いやー、初めて食べましたがビックリの体験です。なんですかこの謎の粘り気。元が肉と豆とは思えない謎食感。そしてスパイスと混じって謎の味。美味いんですよ、すっごく。でもなんとも形容し難いものです。



付け合せに、青唐辛子、フライドオニオン、生姜、レモンなんかが付いてきてまして、適宜まぜまぜ。青唐辛子の辛さはかなり危険でして、ちょっと入れ過ぎると汗と涙なくして食べられませんでしたが、もともとの味はそれほど辛くなく。

とにかく、ねっとりねばーの食感とコクがやみつきで、そしてスープじゃないからかなりお腹にたまります。でも完食。当然完食の美味しさ。



マトンコルマ。
こちらもかなりパンチの効いた味。でも結構シンプル。まぁハリームと比べるとって話ですが。マトンがホロホロでジューシー。そして骨からの出汁がよく効いた、これまたかなり迫力のある味です。



ロティ。
粉っぽさが強く、また焼きがしっかりしている印象。普通に美味しかったけど、冷めると妙に硬くなったのはなんでだろうか。



ナン。
少し甘く少しオイル。割りと好みでした。というか、ロティよりナンの方が粉がよく香り、今日のカレーのどちらにも相性が良かったのかもしれません。



どちらも派手できらびやかな味。なので、本場のレストランの味なんでしょうね。パンチが効いて、判りやすい美味しさでしたが、終盤その派手さに飽きるという側面もありつつ。っていうか塩が効きすぎやねん。

それでも、ガッツリスパイスの味に、ボリュームも文句のつけようがない量。満足度は非常に高かったです。

持ち帰りでマトンビリヤニをお願いしておきました。ちゃんとライタがついてくるのが嬉しい。マーフレストランのビリヤニは大好きなんですが、ライタがついてこないのだけがちょっと不満なんですよね。

ということで、夕食はビリヤニ。写真撮るの忘れた。
美味しい。とても美味しいけどやっぱり塩がキツメに感じる。ライタをかけるとちょうどいいからまぁ間違ってはないんだろうけど、ライタ有り無しの2種類の味を楽しみたい人にとってはちともったいないと言いますか。


さすが名店の名高いお店でございましたが、マーフレストランの家庭っぷりに慣れてきた身には、ちょっと派手すぎる味でした。
逆に言えば、パキスタン料理の魅力を誰かに伝える際には、こちらのお店に連れて行きたいなぁと思う完成度の高い美味しさなわけでございます。
こう思うと、Handiレストランはその中間で派手よりといった感じでしょうか。CHASKAも同じく中間で家庭よりかな。

まぁともかく、初めてのハリームにガッツリしてやられたのも事実でございまして、これはまたどこかで食べたいものです。えぇ、カラチの空さん、一番の問題は遠いことでございまして。


カラチの空
埼玉県八潮市中央1-7-11
048-933-9888

2013年9月24日火曜日

スリランカフェスティバル2013

所用のため行けるかどうか微妙だったスリランカフェスティバル2013なんですが、どうにかこうにか行くことが出来ました。

毎年行ってるかのような雰囲気で書いてますが、えぇ、スリランカフェスティバル自体初めてなんです。なんでか毎回予定と被るんよなぁ。今回もガッツリ予定があったんですが、どうにか16時近くに到着です。

どのお店もなかなかの列。取り敢えず食べたことないお店をチェックしようと適当に並ぶ。

国立のジャヤピヤサさん。



コットゥロティ。
味は美味しいけど、スリランカ感がなくて妙にインドぽいスパイス。チリが効きすぎてて一辺倒。うーん。



ミートゴーダンバ。
サモサよりもマッシュした中身という感じでしょうか。なかなか美味しい。けどケチャップは全てをケチャップ味にするからなぁ。



久喜のライオンロッジさん。名前は聞いたことあります。



インディアッパコトゥ。
穏やかな味だけどとても美味しかった。パンチには欠けるけど、というかシュワさんの味付けは迫力があるというのがよくわかるですよ。



野菜のサモサとフィッシュロール。
サモサも優しい味付け。美味しいけどちょっと肩透かしを喰らうかなぁ。
フィッシュロールはもっちり感と充実の旨みで非常に好み。



石下のランディワ。尋常じゃない列でした。愛するお店が人気あるのは嬉しい。



ドーサを焼くシュワさん。お疲れ気味でテンションがちょっと変。いや、写真は狙って撮ったわけじゃないですけど。
ジメジメと暑い中のコックコートとハットは、彼の矜持ですね。

スリランカに帰国していたスーシェフも手伝ってて、このフェスティバルに間に合うように呼び戻されたんじゃなかろうか。



食べたことなかったグリルチキン。スイートチリソース系の味は、わざわざランディワで食べなくてもよかったんじゃないかと奥さんに叱られますが、まぁその通りです。でも美味しかった。



ビーフンとチキンキーマ。
ビーフンもキーマも普段のランディワではあまり見かけないのでオーダー。やっぱり美味いなぁ。



バナナリーフ。結構列ができててよかったよかった。



294。こちらもなかなかの人気。



最後にディヤダハラでカレーを買って持ち帰り。
つくば店が閉まってて行けないし、他の店舗は遠いし、こういう機会に味見です。

うーん、時間が経ったことを差し引いても、ちょっと普通過ぎて残念。



ということで、結局はランディワが美味いなぁってことを確認した次第でして。

もちろんこういうフェスティバルの味が全てじゃないでしょうから、お店の味をちゃんと味わってこいという話ではありますけどね。

まぁ確かにシュワさんの料理って、味付けが攻め過ぎててキツメなんですよね。でもその分スパイスの奥深さもコクもたっぷりで、その味に慣れてると他店のスパイスが弱く感じちゃうんです。味の濃さとか塩気じゃなくて、あくまでスパイスの濃さ。

えぇ、ジャンキーですよ。わかってます。

2013年9月23日月曜日

マーフレストラン - カレーパコラ

とある日の昼下がり、携帯電話を見たら着信が残ってまして、誰かと思ったらマーフレストランのジャンさんじゃないですか。数分前のことでしたので、何の用事かなーと折り返しかけてみます。

今日はカレーパコラ作ったから来るか?

行く行くーと即答して、ちょっと遅目の昼ごはんに向かったわけなんです。

パコラ。先日の雨に日に食べたあのパキスタン天ぷら。その時に、パコラはカレーにもするよと。そのうち作ったら連絡するなって言われてました、そういえば。
ありがたや、ちゃんと覚えててくれたんですねー。

ということで、本日はカレーパコラのみ。チャパティじゃなくてナンで食えと。

カレー自体はマーフレストランにしてはかなりしっかりとした辛さ。じわっとくるタイプじゃなくて、ピリピリと短く舌を刺激する感じ。パコラ自体が揚げてあるものなのでその油があるものの、カレー自体はミルキーでオイル感のないスープ。妙に懐かしい味でもありますし、さらさらの舌触りのわりにシチューのような風情すら漂います。

なんとかマサラのパウダーを持ってきてくれて、ちょっとかけて調節しろと。味見するとガラムマサラよりも軽い雰囲気のミックススパイスです。適宜ふりかけると香りがドーピング状態。一気にブワッと匂い立ちます。そしてミルク感に足されるコク。もとの味も美味しかったですが、確かに好みになるまで調整する楽しみと美味しさがあります。

パコラ自体は先日食べたものよりも、もっと衣がしっかりの団子状態。カレーを吸って、その部分は油とのコクで別の味があります。ちょっと重たいと言えばそうですが、いやいやなんだかんだで飽きることなく完食なんですから、まぁ美味しかったということなんです。



しかしこの日の前日も当日も天気は良くて、パコラを作る雨の日ではありません。なんでなんだろうなーと思いつつ、結局聞くのを忘れてました。
まぁ奥さん的には、先日パコラを作るのに封を切った粉が湿気るから使いきろうかって話なんじゃないかと、主婦なのかシェフなのかよくわかんない予想なんです。

またなんか珍しいもの作ったら連絡するよと行って言ってくれましたので、ぜひぜひ訪問できるタイミングであることを祈っている次第でございます。

マーフレストラン
茨城県常総市馬場441-8

2013年9月22日日曜日

龍宮で梅酒を作る、2013初夏 1回目の味見

龍宮で梅酒を仕込んで早3ヶ月。どんな塩梅かなぁと見てみると、結構色づいてきたじゃありませんか。

以前の記事:
龍宮で梅酒を作る、2013初夏 漬け込み


もちろんまだまだ熟成が必要なのは百も承知。でもまぁちょっと味見したくなるものです。
濁らないように静かに混ぜて、底の砂糖分を撹拌。



利き猪口に注ぐと、ほんのりの色づき。
香りは思ったよりキツメの梅の香り。龍宮の雰囲気はないなぁ。
味見すると、甘さは控えめながらなかなか美味しいじゃないですか。梅の酸味がキツく立ち、それが渋みとなる。これはまだまだ寝かせが足りないなぁと、至極当たり前のことを思ったり。



本当は、もっとおぉぉーーーってなるのを期待してたのですが、まぁまだ若いとこんなもんということでしょう。
大人しく、また暫しの眠りについていただくことにします。
しかし、梅を引き上げるかどうかが悩みどころ。もしかしたらもう出過ぎちゃったかなぁ。

2013年9月21日土曜日

お茶の木村園 - かき氷栗

Facebookで新作が始まりますと読んだからには、それは試さないといけないわけでして、久しぶりにお茶の木村園さんにお邪魔して来ました。

お茶の木村園さんでは1年を通して天然氷のかき氷を提供されるとのことでして、秋には秋の味が追加になったということなのです。

栗。

栗、へぇ、かき氷のシロップにねぇ、なんて思いつつ、秋のかき氷というのは今まで考えもしませんでしたが、どんな感じになるのでしょうか。

実は我々が初めての栗の客とのことでして、お話を伺うとまだどういう形で提供するのが一番いいか試行錯誤の最中なんだとか。
栗のシロップだけでもいいですし、他のかき氷のトッピングでも出来ますよとのことで、まずは奥さんが栗をそのまま頂くことにしました。

乗せる量も調整中で、今回は特盛りですとのこと。まぁ初回だけの特権です。

甘露煮の栗は十分な甘さがあってもどこかホクホク感があり、砂糖べっとりの感じはない絶妙な加減。

栗本体を食べずシロップだけで氷を食べると、ほんのりと栗が香る、かき氷では普通味わえない奥行きのある味が楽しめます。

一方で、粘度が高いシロップは氷に染み込みにくく、というかほとんど染み込まず、どうしてもシロップの有無がはっきりしてしまうという欠点もあるんですね。

ちなみに栗は器の底にも敷いてあって、全体では十分な量があるんです。いや贅沢。



ちなみに僕は抹茶。



栗を貰って乗せてみる。

いやぁ、これすっごく合う。小豆とはまたひと味違った香ばしさと甘みで、個人的には小豆よりもお茶の香りとのコラボレーションが楽しい。まぁ新しい味だから今のところそう思うのかもしれませんが、相性がいいのは確かな話でございます。



食後にお店の方と話してて、もっとピューレ状にして氷との層にした方がいいだの、大きい栗はリッチだけど食べにくいだの勝手なことをお伝えしておきましたが、この先どんな感じにアレンジされていくのか楽しみでございます。


夏休みも終わり、ついでに台風の後は涼しくなったこともあり、店内はお客さんも少なくゆっくりと頂くことができました。
そのおかげでしょうか、氷を掻くのも急かされることなく出来たからなのか、今日の氷のクオリティはめちゃくちゃ高かったです。

トロっととろける食感で、さすがに終盤の溶けた氷水は冷たく感じるものの、序盤から中盤にかけての氷を頬張っても口の中が冷たくならない様は、いやはや今年一番美味しいかき氷でございました。

まだまだ、生果実のシロップにも、桃・アールスメロン・キウイ・いちじくが追加の予定とのことですから、これなら残暑が厳しくても楽しみが増えるなぁなんて、デブにもあるまじきことを思ってしまったりなんです。


茶の木村園
茨城県つくば市春日4-7-9
029-852-7575

2013年9月20日金曜日

ランディワ - ランチカレーセット(マトン・インゲン・小松菜・レンズ豆・玉ねぎサラダ)

この日はスリランカフェスティバルが数日後に迫った昼下がり。
でも我が家はスリランカフェスティバルに行けるか行けないか微妙な状況なので、その前に行っておこうという算段でランディワに向かったわけなんです。

が、CLOSEの札が…そうですか、もう準備が忙しいですか…と思いつつ覗くと、キッチンに電気が。
挨拶だけして帰ろうかと思ったら、準備で閉めてるけどカレーはあるから大丈夫よーと入れてくれました。えぇ、毎度申し訳ありません。

そろそろ来るかなと思ってたからカレー作っといたよって言われてしまうと、定期的に食べたくなる我が家の周期を完全に見抜かれているわけなんです。

そんなこんなで待つこともなくカレー登場。


マトン。
カルダモンが軽く香るジューシーな一品。いつもの肉のカレーよりも大人しめの味わい。
とは言え、肉由来のジューシーさはもちろんあって、手食で混ぜるベースの味になる。



インゲン。
深いコクの美味い奴。味付け自体はマトンよりも濃厚で、見た目以上にワイルド。
インゲンと玉ねぎの甘さが辛味を抑えてコクになるから、スパイスの味と重なって非常に奥深い味。マトンと混ぜてもこの味が主張するから、実は本日の主役だったというわけです。

野菜のカレーがこれだけ味わい深くなるんなら、ホント菜食主義者になっても生きていけますなぁ。
あ、シュワさんは肉類食べないから、これはきっと肉を食べない人でも満足する濃厚な味付けなんだろうなぁ。



小松菜。
桜海老の香りがプンプン香る、先日のスペシャルディナーの時と同じ味わいの一品。
最近この桜海老の出汁のものがよく出るんですが、これはスリランカでも食べる味なんでしょうか。なんせスリランカの魚介出汁と言えばモルディブフィッシュ一択だと思ってたんですよね。地元味なのかどうか、そういえば聞かなかったなぁ。次回覚えてたら聞こう。



レンズ豆。
基本の一品は、今日は汁気が多いタイプ。結構久しぶりです。
塩気がいつもより穏やかに感じるのはスープ状だからでしょうか。いずれにしても、全てのカレーをつなぐ重要な位置を占めることには変わりない、安心と信頼の一品でございます。



玉ねぎサラダ。
さっぱり酸味の効いたドレッシングが美味しいんですが、生玉ねぎが結構キツイのでそのまま食べるよりカレーと一緒に食べた方が美味しい一品。
というか、手食してるとサラダだけ別に食べるのがめんどくさいというか本来どうするべきかよくわかってないので、結局これもカレーに乗せて食べてしまうわけです。そして結果的にそれがまためちゃ美味いと。まぁサンボルの代わりと言えばそんな雰囲気にもなりつつってとこでしょうか。



チリペースト?
ペースト?正確にはなんていうのか知りませんが、味付け唐辛子とでも言いましょうか。
おとなりのスパイスランカでも売っている、ランディワスペシャルの唐辛子ふりかけ。
サンボルの代わりに頂いたんですが、これ、久しぶり食べたけどめっちゃ美味いんですよね。
一見すると辛味中心のものに見えますが、というか唐辛子ですからそりゃそうなんですが、これがまたカレーに一コク加える絶妙スパイスなんですよね。
当然辛さもそれなりなんですが、使わずにはいられない魔性のスパイス。

これとサンボルがあれば、カレーがなくてもご飯が食えるなぁと思ってしまいます。



盛ってみた。
そう、今日のお米は長いやつ。どっちもあるからどうする?って聞かれたので、迷わず長い方でとお願いしました。
チャーハン出してたからあるんだよって話でしたが、やっぱりチャーハンには長粒米ですよねー。
というか、そのチャーハンが食べたいんですが、頼むタイミングがわからないんですよね。

まぁチャーハンもカレーも食べたいってのが本音ですから、あのデブどんだけ食うねんって言われちゃうこと必死でございます。



締めには冷たい紅茶を頂いて、食べきれなかったカレーはテイクアウト。

仕込みで忙しいのにどうもすいませんという感じです。

スリランカフェスティバルには行けるかどうか微妙なんですが、お昼から夜の終わりまでいるよーとのことですから、どうにか都合をつけたいなぁと。

そうそう、スリランカフェスティバルのために、スリランカからシェフが1人いらっしゃるそうです。スーシェフのことじゃなさそうなんですが、お祭りに行けたらお会いできるんでしょう。
そう思うと益々行きたくなるんですが、はてさてどうなるのでしょうか。


ランディワ
茨城県常総市向石下899-3
0297-42-1222

2013年9月19日木曜日

ランディワ - ランチカレーセット(オクラ・空芯菜・ナスのモージュ・レンズ豆・チキン)

このところパキスタンカレーにもハマってしまったせいで、ランディワに行く回数が減ってる気がします。

その反動なのか、行けそうな時にはついランディワに行こうかということになってまして、結果的に以前より通ってるんじゃないか、という日々なんですが、カレー好きの方々でしたらその気持はわかって頂けるんじゃないかと思っております。
えぇ、何の意味もない書き出しですが、要するに、またランディワに行ってしまいましたというお話でして。


オクラ。
家でもオクラを育ててますが、ちょっと目を離すと筋っぽくなって食べられないサイズまで成長しちゃうんですよね。で、今回のカレーのオクラも大丈夫なんかいって思っちゃうサイズなんですが、これがまぁ柔らかくてトロトロ。これって筋を取り除いて使ってるのかなぁなんて思いつつ、とにかくまぁ、大きなオクラはカレースープを吸って美味きことこの上なしでございます。

このサイズということは、間違いなく裏の畑産。シュワさんの育てる野菜は、味が濃くて美味しいんですよね。名シェフは野菜を育てるのも上手でございます。



空芯菜。
これも裏の畑かな。先日のスペシャルディナーの時と似てはいるものの汁気が少なく、甘みと香りたっぷりです。



なすのモージュ。
いやぁ、もうこれは反則級の美味しさです。ダークな、エロエロな魅惑の味わい。ご飯が進みます。止まりません。シュワさんは、ちょっとずつ取って食べてねーって言ってましたが、多分日本人は白米にこれでエンドレスお代わり可能な味です。

モージュも色々な種類があってねーと言ってましたが、このダークな一品は間違いなくシュワさんのスペシャリテと言いたい味でございます。



レンズ豆。
安心と信頼の一品。スタンダードな味で、今日も普通に美味しかった。やっぱり肉との相性が最強ですな。



チキン。
これも激旨。若干インドカレー的チキンの風情があるものの、さらりとしてコクがあるスープはやっぱり別物。
全てのカレーと混ぜるベースに最適な味でございます。



写真を撮るのを忘れましたが、シーニサンボルと揚げたてのパパダンも登場。
シーニサンボルはモージュと役割が被るかと思いきや、甘さ成分のおかげでモージュ自体との相性も良いという謎の状況。お皿の上があまりに様々な味わいにあふれて、これこそスリランカカレーの真骨頂という感じです。

締めにはスイカジュースが登場。
スイカも育てるの?って聞いたら、隣の畑の人が育てて、要らんっていうから貰ったねと。そうですか、ご近所さんの畑でしたか。
今日のカレーはなかなか濃密なスパイスを堪能しましたから、舌をリセットするにはよいさっぱり感でございました。

相変わらずランチタイムの日本人客は少ないというかめったに見ないんですが、今日もスリランカのお客さんたちばかり。
そんな中で、後から入ってきたおにーさんたちには、カレーじゃなくてなんかチャーハン的なものが。
まぁ満腹だからおよそ食べられないんですけど、ちょっといいなぁと思いつつお店を後にするのでした。


ランディワ
茨城県常総市向石下899-3
0297-42-1222

マーフレストラン - チャナマサラ・チキンカラヒ・パコラ・キール

雨の日のマーフレストラン。いやまぁ雨だからという理由で行ったわけじゃないんですが、ジメッとする時はピリッとしたくなるのが世の常でございます。

本日のスペシャルの豆カレー。
サービスだとちょっと頂きました。待ってる間のおしのぎと言った感じだったわけです。そう、今日は2組の先客がいらっしゃいまして、厨房はなかなか立て込んでいるようです。

ピリリとチリが効いた、かなりスパイシーな一品。レンズ豆に染み込んだコクが超美味しい。しまったなぁ、普通にスペシャルを頼めばよかった、というかあるなら言って欲しかった…



チャナマサラ。
いやー、なんですかこの奥深い味。油分が少ないというかほぼ無いため、スパイス味がダイレクトに痺れます。辛さはそこそこなんですが、それ以上にクミン主体のスパイスが一体となってガツンと来ます。
めっちゃ美味しかった。いやー、美味しかった。

ところで、マサラと最後に付くカレーは、どういう定義なんでしょうか。未だによくわかってません、というか調べていません。そのうち聞こう。



チキンカラヒ。
初回に食べて美味しかった一品を再び。今日のカラヒはトマトが多くて酸味がビシっときます。その酸味と鶏のコクが組み合い、そして生姜が引き締めるという布陣。CHASKAのカラヒはエロい味でしたが、マーフレストランの味は辛くても刺激的でも、どこかほっとする味です。


パコラ。
パコラあるよーって言われて、食い気味にオーダー。聞けば、パキスタンでは雨の日はパコラを作るのが一般的なんだとか。なんで?って聞いても、トラディショナルなスタイルだと。韓国の雨の日はチヂミみたいなもんでしょうか。まぁ奥さんの受け売りなんでよく知りませんが。

そしてこのパコラがまためちゃくた美味しい。豆粉の衣に含まれるスパイスが油と出会って香ることこの上ありません。パコラはメニューにないんですが、雨の日なら作ってそうな一品です。これは狙って食べたい一品でした。



写真撮るの忘れましたが、デザートにキールをオーダー。前回よりも米は控えめながら2種類のナッツがたっぷりで、香ばしさと甘さのハーモニーってやつでございます。
牛乳飲めない子にとってギリギリ上限一杯のミルク感なんですが、くせになってしかたありません。

しかし、お客さんが立て込んでる時に色々注文するのは、多分とても面倒な客だったなぁと反省。まずは今日のスペシャルを聞くのが必須でございますなと、早くも次回の予定を立てるわけでございます。


マーフレストラン
茨城県常総市馬場441-8

2013年9月18日水曜日

ランディワ - ランチカレーセット(鰤・冬瓜・豚・空芯菜・茄子のピックル・レンズ豆)

こうも暑いと食欲が湧かない、なんてことはデブにはありませんが、それでもスパイスが食べたくなるのは致し方ありません。

ということでランディワです。

12時も30分を過ぎた頃に行ったら、お店が閉まってる。鍵も掛かってる。OPENの札もない。
臨時休業なのかとしょんぼりしてたら、中から人が。
開けてくれたら奥にはシェフが。大丈夫よー、ごめんねーと。

聞けば、昨晩というか朝方までお酒を飲むお客さんが来ていて、それに付き合ってたから色々としんどくて開けてなかったんだよと。休みじゃないよって。
いや、OPENの札が出てませんし、鍵がかかってますから、それは一般的には休んでると思いますよ。

何時も来てて思いますが、スリランカの人々は結構遅めの昼食が多いようなんですね。なのでその時間までは開けないでおこうとしたんでしょう。そんな休息の時間を邪魔するデブ、どうもすいません。

まぁ休みじゃないという言葉の通り、待つほどもなく大量の料理が到着です。

鰤。
悪い味だ。本当に癖になるこの魚出汁の濃厚さ。ガツンと来るんですよね。結構塩気もキツくて、後で喉乾くんだろうなぁと思いつつ、やめられません。



冬瓜。
こちらは一転非常に優しい味。冬瓜のみずみずしい風情はそのままに、ほんのりスパイスが香ります。薄味じゃないけど優しくさっぱりしているので、ちゃんとカレーだけどスープとも言えなくもない。まぁスープにしてはちと濃いんでしょうけど。でもまぁ癒されます。ランディワで冬瓜は初めてでしたな、そういえば。



豚。
安心と信頼のカルダモンポーク。今日はそれほどカルダモンが香らないんですが、その分ダークなお味です。ほんのり苦味に通じるような、層の厚い味。



空芯菜。
最近ちょくちょくでますな、空芯菜。スリランカでは一般的な家庭料理らしいんですが、日本では空芯菜って別に安い野菜じゃないしなぁ。
しかしまぁ、空芯菜独特の香味とチリの相性はやはり最高でございます。



茄子のピックル。
ピックルとカタカナ表記して正しいのかどうかイマイチわかってませんが、料理名を聞いたらそう言ってました。たっぷりのマスタードシード、というかマスタードで、予想外の辛さが待ってました。
そして茄子のグズグズから発せられる謎の旨み。たまらない味です。個人的には、ランディワで食べた味の中で一番不思議な食べ物かもしれません。マスタード以外、味の構造がわからないなぁ。



レンズ豆、おふくろの味。



全景。6品ってランチの域を出てますってば。
あ、今日のパパダンは軽くてサックサクの激ウマでした。久しぶりのサラダも復活です。
写ってませんが、食後にマンゴージュースも頂きました。



手食用に盛りつけたところ。多すぎて手食ビギナーはどこから箸を手をつけていいか判らなくなります。



今日は、完食したけどおかわりしませんでしたよ。教訓を忘れてません。

ですが、最初からご飯の盛りが尋常じゃなかったようでして、今までの人生で最も胃が拡張した昼下がりです。食べてる瞬間は平気なんですけどね。帰りの車でしんどくなり、家に帰り着いたらもう座っていられない。午後、ほぼ使い物になりませんでした。

でも後悔はしない、というか、こうやってちょっとずつディフォルトの量が多くなっていって、いつの間にか完食出来るようになってるんですね。まるでフォアグラの子達でございます。おえっぷ。

ランディワ
茨城県常総市向石下899-3
0297-42-1222