2013年3月23日土曜日

菜々かまど - 魚料理いろいろ

鹿児島に行って来ました第1弾。鹿児島に来て初日。いろいろ調べた中で、まずはここが一番美味しそうだなーと菜々かまどさんにお邪魔しました。




いやー、僕の嗅覚も捨てたもんじゃないというか、鍛えられたというか。ほんと大当たりでございまして。近所に欲しいなぁ。


お通しの酢豚。ちょっと食べちゃったんですけどね、写真を撮った時は。これがまた美味しくて。冷えててなおアテとしてすごく美味しい。いやー、ここからもうこのお店は当たりだと気づきましたですよ。



お刺身を盛り合わせでお願いしました。絶妙。新鮮さのコリコリやプリプリはありながらも、熟した旨味が出るぎりぎりの状態。すっごく美味しい。今までの人生でほんと5本の指に入る激旨お刺身。
ちなみに鯖は首折れ鯖。盛り合わせですがこれだけは入れてとお願いしました。いやー、お初な味でございますよ。



トビウオのさつま揚げ。



割るとこんな感じ。
お願いしてから結構時間がかかって、オーダーが通ってるのか心配になっちゃいましたが、時間がかかるのもうなずけるサイズです。ぶりぶりでふわふわ。
骨まで練られたこく旨の一品。鹿児島のさつま揚げはしっかり甘いのが一般的って言いますけど、これは甘くなくて魚の旨味で終始します。
添えられてる大根おろしから想像するに、お好みで醤油をつけるんでしょうけど、全くそんな必要はない充実の味です。



鹿児島に来たら食べなきゃいけないきびなご。



食べ始めてしばらくしたら、大将がサービスと言って出してくださいました。開いてない版のきびなご。

きびなごのお刺身は開いてある形が一般的で、それはもちろん美味しい。爽やかな魚の香りとツルッとした食感で、なかなかこの感じを味わえる魚は他にはないよねーって思った次第なんですが、いやまぁこの開かない骨あり版がまたすごい。

ぐびぐびお酒を飲んでたからなのか、こっちのほうがいいかなって頂いたんですが、もうね、骨の旨味がすごい。骨自体は気になるほどの強さじゃないんですけど、噛み締めると旨味がジュワジュワ。上品だけじゃない濃い旨味がございます。

ちなみに一般的にはきびなごのお刺身は酢味噌が供されるのですが、お好みで生姜醤油でもって薦めて頂きました。きびなご自体の香りと味を楽しむなら生姜醤油をほんの少しがいいなーって結論です。
大将と話してても、新鮮なのなら生姜醤油、匂いが気になるなら酢味噌だとか。だからうちのは生姜醤油のほうが楽しめるよと。もうほんと仰る通りでございますよ。



カツオの腹皮。
皮目のパリパリと、しっかりと余分な脂を落とした身の旨味がたまらんです。もう心の底から酒の肴バンザイでして。



そろそろお暇しようかなって思ってた時に、おとなりの常連さんが頼んだ真ツブ貝。ここのは鹿児島で一番だと。百個食えと言われたら百個食うよと。いやーそんなん聞いたら食べなあかんですよ。

一般的に出されるつぶ貝よりもしっかりとした味付け。でも磯の香りが強く残ったまま、そのくどい部分が濃い目の味付けでキレイに消されているといった塩梅で。確かに百個食えるわ。ほんと。あっという間に食べてしまったですよ。

ちなみに奥の菜の花もサービスで頂きました。ほろ苦い緑の味とほんのりの出汁、ゴマ。これもまた大変美味しかったです。



焼酎は三岳と八幡だけ。それぞれお湯割りで頂きました。どちらも馴染み深い銘柄ですけど、こんなに食べ物と合うのは初めてですな。個人的には八幡のほうが合ってた気がします。優しさよりも軽く一癖合ったほうが魚のコクに合うといいますか。

鹿児島に来て知ったのは、お酒、焼酎の話をすると大部分の方がお湯割りって言うんですよね。僕は普段はロックかストレートでしか飲まないんで、今回はお湯割りにこだわってみようと思ったんですよ。それがまた正解でして。まぁお湯割りの奥深い話はまた別途ありますけど。



後日っていうか数日後、その間他の居酒屋さんも何軒か回っていずれも美味しかったのですが、ここの味が忘れられず再訪しました。
やっぱり、こうなんて言いますかしっくり来る。雰囲気とかそういう面ももちろんあるんですけど、味の定まり具合がとても好みなんでしょうね。あぁ三回目も行きたかった。


菜々かまど
鹿児島市山之口町10-18
099-225-7588

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