2015年4月20日月曜日

ホヤを食す、2015春

いつもお世話になってる魚屋さんにおじゃましたところ、おまけで頂きました。ホヤ。

海のパイナップル、ホヤ。

大好きなんですよねー、我が家は。とは言え、実は今まで自宅で捌くのには手を出せずにいました。

スーパーとかでたまに売ってますけど、あんまり新鮮に見えなくて、というかホヤって自身の持つ水分をガンガン出すんですよね。それがちょっと濁ってて、それに浸かった状態でぐずってるのを見るとなんとなく…

ですが、今回のは違いますよ。今朝揚がったばかりの超新鮮なやつらです。初めてのホヤ捌きにはまたとない素材なのですよ。


見ての通り、でかい。そしてパンパンに張ってます。



捌き方を調べると、口の片方、プラスを切って水を出せと。


…プラス?

おぉ!確かにプラスだ。

プラスを切って、中の水分を抜いてから捌くんだとか。この水分はホヤ内部に貯められてたホヤ出汁たっぷりな水でして、取っておいて料理に使うといいんだそうです。

まぁ今回は流しちゃいましたけど。



で、もう一方の口?はマイナス?

おぉ!めっちゃマイナス。

なんでも、こっちを切ると、うんことか内蔵とかがでろーんてなっちゃってえらいことになるんだとか。



水を抜いた後は、おしりというか付け根というかを適当に切って開くわけです。するとこんな感じに。

ちなみに付け根側についてる身はプリっと感が最高でして、ホヤの中でも一番美味しいんじゃないかと思う味でした。捌くものの特権ですなー。



後は適当に指を突っ込んで引っ張りだして、開いて内蔵とかうんこをこそげ落とせば下処理完成。

酢の物にしようか天ぷらにしようか、色々悩みましたが、酒飲みならこれを作っとけってことで、塩辛。このわたが入ればばくらいになるんですけど、入らなくてもばくらいって呼んでいいのかはちょっと不明。

まぁとにかく、水気を切って細切りにして、塩をして数日。





うん、めっちゃ美味しい。美味しいけど塩がキツイ…。

まぁ塩辛ですからそんなもんと思えばそうなんですが。

実は、作り方を調べた時に、最初に出てくる水を使うレシピと使わないレシピがありまして、今回は使わないレシピにしたんですね。なので塩ダイレクト。

食べて思うのは、確実に旨水を使ってマイルド塩で汁しるしく浸けた方が美味しかっただろうなと。まぁなんとなく初めてだったから、水分たっぷりで作るのが怖かったんですよ。


ということで、大変美味しい肴となりましたが、次回は更に美味しく出来るな、と思った次第でして、新鮮なホヤ募集中なのであります。

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