2014年12月15日月曜日

長崎庵 - ちゃんぽん・皿うどん・角すし・茶碗蒸し

鹿児島の麺と言えば鹿児島ラーメンなわけですが、いまいち特徴が判らず放置しております。

実は以前に一回行ったんですけどね。別にまずくはないけど格別でもなくて、つうか何を以って鹿児島ラーメンと言うのか判らないまま終了しておりまして、市来で食べたまぐろラーメンの方がよっぽど印象深かったなぁとか思っておる次第なのです。

なんですが、麺喰にとってずーと麺を食べないのもまたしょんぼりなわけでして、そうなると、長崎ちゃんぽんの美味しいお店があると聞けばそっちを優先するのであります。

その名もそのまま、長崎庵さん。車で行ったので距離感がよくわかってませんけど、多分電停から歩くにはちとしんどい、住宅街の中に古くからあるお店です。

ランチセット的なメニューがありまして、角すしと茶碗蒸しがセットになってるちゃんぽんと皿うどんをそれぞれオーダー。


ちゃんぽん。
量が少なく見えますよね、えぇ、ちがうんですよ。器がめっちゃでかいんですよ。中身、少ないどころか大盛りに等しい量。食べる前からまぢですかという状況。

でも量が売りじゃないんですよ。めちゃくちゃ美味い。

たっぷりの野菜はややクタッとするくらいまで煮こまれていて、もしかすると好みが分かれるところかもしれませんが、個人的には激ウマです。だって、スープがめちゃくちゃ美味いんですよ。ちょっと旨味の印象が独特で、一瞬???って感じになって、そしてその後は完全に虜になります。ちょっと浮いている油がまた香りよくて、飽きるということがありません。しっかりした味付けですが、くどくなく、塩分が気になることもなく、最後まで安定して美味いんですよ。完飲、余裕の完飲。後悔はないw



皿うどん。
こちらのベースもちゃんぽんと同じ系統の味付け、同じ位のボリューム。激旨です。

毎度のことですが、長崎の皿うどんを食べて不思議なのは、素の状態でもめっちゃ美味いのに、ソースをかけると更に進化することなんですよね。今となっては自分でもそんなん常識やろって思いますけど、その事実を知らなかった頃は、これにソースって意味がわからんと思ってましたよ。郷に入ればなんとやらじゃないですけど、おすすめには素直に従った方がよろしいわけです。

ちなみにお酢をかけるのも定番ですが、酸っぱいもの苦手男子としては、いくら最近お酢が大好きになったとはいっても、ここではソース+辛子が好みなのです。

唯一リクエストしたいことは麺の太さ。細麺だったことなんですよ。
いや、一般的に皿うどんの麺は細くてパリパリなんですが、長崎では結構なお店で太麺も選択できるんですよね。それがまた違う料理やんってくらい印象が変わりまして、同じお店で太麺細麺の両方を試した結果、太麺サイコーって記憶が染み付いておるのです。もっと全国的に広がらないかなー、太麺の皿うどん。つうか、リンガーハットさんやってよって話なんですが。



角すし。
どういう謂れのものなのかよくわかりませんが、鹿児島版なのか長崎版蒸し寿司でしょうか。前に、鹿児島の名物ということで酒寿司なるものを食べたことがありまして、九州って結構蒸し寿司な文化なのかなとか思ったりしております。詳しい方教えてください。
でもこういうのって、冷える地方の料理じゃないのかなぁとかも思ったりしますが、どうなんでしょうかね。

優しくて美味しかったのですが、セットで食べるには麺が多すぎて、最初にこれを味わっておくべきだったなという反省点です。お腹いっぱいで食べると、どうしてもちゃんと味わえない…。



長崎といえば茶碗蒸しも有名ですが、こちらのお店も茶碗蒸しは名代のひとつのようです。セットについてくるのは小サイズ。といっても、普通にお寿司屋さんで食べるサイズと大差ありません。美しい出汁で、ガツンとした味わいの麺を食べてるとより一層繊細で美味しかったのです。



ネットの記事を見ると高級ちゃんぽん的な書き方が散見されますが、単品で1000円なんですよね。まぁ一般的なラーメンとかと比べると高めの印象を受けるのかもしれませんが、長崎でもこれくらいの値段はよく目にしましたから、ちゃんぽん自体こういう価格帯だろうなーと思っておりますし、なにより食べて思うのは、全く高くないという感想なのです。また行きたいお店リストが増えてしまったですよ。


長崎庵
鹿児島県鹿児島市城山1-34-8
099-223-0200
第2・第4月曜日定休
※月曜は不定なので要確認

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