2014年12月13日土曜日

半魚人 - お魚いっぱい。

鹿児島には美味しいお店がたくさんあると聞きますが、毎回行かなきゃいけないと自分の中の誰かに言われちゃってるお店もありまして、新店開拓がなかなか捗りません。となれば、信頼できる方からのおすすめを優先するわけでして、こちらも某蔵の蔵元に教えていただきました。半魚人さんです。

平日だし開店直後に行けば入れるだろうくらいに思ってましたが、ふと気になって予約の電話を。

えぇ、何かをよぎらせてくれた何か、ありがとうございます。カウンターに時間制限付きで辛うじて席を確保。入店してから見てますと、敗北して戸を閉める方がぞろぞろでございます。あっぶねー。

あとで知ったのですが、ホント予約の取れないお店だったんですね。何人かの鹿児島の方に、よく予約取れましたねってお褒めの言葉を頂いた次第なのです。


アラ煮。
名物だそうで、100円でちょっとだけの量。お通しがないお店ですので、待ってる間のおしのぎに。
いや、そんな言い方は失礼でして、骨際の美味い所がふんわりと煮付けられてて超うまい。大きな器で食べたい一品です。



本題のお刺身。2人前で1500円。カウンターの目の前の席でしたので、お刺身を引く所を眺めてましたが、いやーもうその時点からわくわくが止まりません。

そして盛られたお皿は写真の通り美しい6種。

当日の仕入れ次第なのでなにが入るかはお楽しみなのですが、この日一番嬉しかったのはタカエビ。甘エビほど甘くなく、でもプリっとした食感とエビ味の濃さは、前回鹿児島に来て虜になった味でして、お久しぶりーなのです。



肉料理は(多分)一切なくて、魚か野菜。野菜も美味しそうで、シンプルに。マヨネーズ要らずの美味しさ。



カキフライ。
王道ですな。牡蠣も美味しかったんですけど、タルタルソースも美味しかったんですよ。



白子とあん肝。
なんですかこの盛りの良さ。どんだけ飲ませる気ですかって内容でして、これだけは日本酒が飲みたくなりました。



あさり汁。相方が締めに食べてた。超美味しかったから、自分の分も頼めば良かったと後悔する逸品。



お酒は、鹿児島らしく芋焼酎がそれなりに並んでますが、特筆すべきは鹿児島市内なのに黒糖焼酎押しなこと。芋焼酎も大好きですが、もっと好きなのが黒糖焼酎なので、それだけで贔屓目になるわけなんですが、そんなの要らんくらい美味しかったのです。

3杯ずつ飲んで、お腹が満たされるくらい魚を食べて、それでも一人4000円強。破格だな、と思うですよ、このクオリティ。

またこれで再訪必死のお店が一軒増えたわけでして、ほんと次回からどうしたらよいものか…。
じゃあ新店開拓とかすんなって話なのですが、美味しい出会いはいくつあってもいいじゃないですか。問題なのは美味しい再会には時間の限りがあることなんですよね。えぇ。


半魚人
鹿児島県鹿児島市中央町24-18
099-258-7667
日曜定休

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