2014年6月10日火曜日

かるかんの奥深さを学ぶ、2014新緑

鹿児島銘菓と言えば、かるかん。有名すぎて最初は食指が伸びないもんですが、昨年の初鹿児島の時に食べたら、これがもうなんとも僕好みの素敵なお菓子だったのです。

街中、至る所にかるかんが売られてまして、千差万別、好みが別れるとか。
そんなわけで、今回は色々なお店のかるかんを食して、本当の好みを探すのであります。


食べ比べの前に、かるかんの歴史について。というのも、元祖とかって謳ってるのをどうしても信用出来ない子でして、実際の所どうなんだってことなのです。

あるんですね、こういうことをそれなりに真面目に調べたのが。
かるかんの起源について」という論文です(PDF)。明石屋さんが起源だって言うのは、一応まちがいじゃない様子。でもまぁ諸説ありってことですので、詳しく知りたい方は読んでみるといいんじゃないかと。


ということで、まずは本家、明石屋さんのです。

昨年初めて食べたかるかんもこちらのもの。いやー美味いですねー。もっちりしてもベタつかず、サクッという食感のような軽さもあり。甘さはしっかりしてるのに尾を引かず、冗談抜きにいくらでも食べられます。おやつに、芋焼酎のお供に、万能選手なんですねー。




他のお店のをということで、「BE A GOOD NEIGHBOR 続・ぼくの鹿児島案内」で紹介されてた松和堂菓子本舗さんのかるかん饅頭を。
実はかるかんに関しては饅頭よりも餡なしのものが好きなので、お店に着いてから饅頭しかないことを知りちょっと落胆。まぁ代わりにレモンケーキにドハマりしたからいいですけど。

肝心のかるかん。こちらのお店も非常に美味しい。ねっとり感は明石屋さんよりも幾分あり、甘さの立ち方がストレート。餡のせいで公平な比較ではないですが、しっかりとしたおやつ感が強くあります。




こちらは鹿児島の有名スポット、永田シロアリビルの向かいにある青柳さん。本店じゃないですけど。

若干ぽそっとする食感、甘さも強く感じます。同時にかった蓬かるかんがすごくポソポソだったので、もしかしたらその印象に引きづられてる気もしますけど。




指宿に行ったときに買った小田屋さんのかるかん。本店は南さつま市のお店なんですね。
写真は…撮り忘れております。

ふむ、甘さが先に立ちます。ねっとり感含めて固めの食感は、これが好みって人もいるだろうなっていうちょっと印象的な感じでした。


国分とらやさんの極上はじまりかるかん。
買おうかなと思ったらバラ売りしてなくて、さすがに箱はなぁと思ってたら、試食がありまして。いささか反則な食べ比べですので、当然写真はありません。

明石屋さんの起源よりも古い記録を元に作ってるんだとか。出ました起源争いって思いつつ、まぁこれもオリジナリティのひとつなんでしょう。

見た目からして他のかるかんとは違って白くない。自然薯を使ってるからなんだそうです。味は、うーん、甘い。1/4程度の大きさでしたが、甘さが強くてうーん。買ってもないのにすまんですが。


薩摩蒸氣屋さん。
実は今回は食べてないのですが、昨年明石屋さん以外に食べた唯一のかるかん。柔らかく、ややべったりする印象で、好みじゃないなぁと思ったり。なので今回はパスしております。


他にも探さなくてもそこらじゅうで売ってますが、今のところ明石屋さん大好きです、という特に面白くもない結論なんですが、いつかかるかんを制覇する日を夢みたい、そんな銘菓なのです。

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