2014年2月6日木曜日

かけろまきび酢

男子は酸っぱいものが苦手って人が多いと聞きますが、はいそうです、僕も苦手でした。お酒を飲むようになって、ツマミになる酢の物なら美味しいねって程度にはなりましたけど、飲むとかムリムリ、ハードル高すぎです。

だったんですが、今やがぶ飲み出来ますから人間の嗜好の変化はすごいものです。とはいえある日起きたらお酢を好きになってたなんてこともなく、きっかけは当然あったわけです。

それがこの「かけろまきび酢」。黒糖焼酎を愛する夫婦ですからもちろん奄美も大好きでして、そんなことから入手したのが始まりなのです。
舐めてみて、これならイケるとか思ったのは序の口で、いつの間にやらこの味の虜です。

普段の適当な米酢とかに比べて、お酢のむわってくる感じは少なく、色を見ても理解る通り、風味が濃い。風味って言葉は便利ですねぇ、どんな味って書けない時に重宝します。えぇ、唯一無二の味でして、どうにも説明が出来ないんですよね。

そんな味の濃さのため、お酢を使いたいときに全量これにするときび酢味ばっかりになってしまいますが、普段のお酢に少し混ぜて使えば、酸味の単調さが消えて深い味わいに変化します。

またこの味の濃さはこれだけで十分な味付けになりますから、サラダにはきび酢をかけるだけってこともよくあります。特にカブや大根などのサラダや、リンゴや柿などの果物が入るときには定番ですな。今では、我が家は殆どドレッシングを買わなくなってしまいました。

まぁいつもきび酢だけってことはなくて、ちょいちょい奥さんがドレッシングを作ってくれるのですが、きび酢ベースが結構な比率だと思ってます。夫婦して毒されすぎ。

あとは、〆鯖のお酢。普通の米酢だけでしめた〆鯖に比べて、格段に鯖の味も充実します。浅くしめてもきび酢の味がよく乗るために美味しく、深くしめてもツンと来るようなお酢の強さが減っているのでしめ過ぎて美味しくないってことがまずないのです。素敵。

あ、南蛮漬けのタレの酸味にも欠かせない味ですな、我が家では。


そんなきび酢は、そのまま飲んでも美味しい。というか、箱に書いてあるお召し上がり方は、料理に使うよりもそのまま飲めと。実は箱を開けると、小さい軽量カップが付いてるんですね。そういえば使ったことありませんでした。

僕は、適当にグラスに注いで水や炭酸で割って飲むのがお気に入りです。毎朝のようにやってたらあっという間に一本消費してしまい、奥さんに怒られたのは…。えぇ、かけろまきび酢唯一の欠点はお値段がややお高め。この700mlのボトルで2,000円代後半。四合瓶で3000円近いお酒って、そりゃまぁ良いランクでございます。まぁかけろまきび酢に値段の価値がないかと言われると、はまっちゃった人にとっては十分その価値があるものだからしょうがない。
むしろ、せっせと飲んで島の産業に貢献したいという気持ちにすらなるのです。

でもなー、瓶とか箱とかもっと簡素でいいから、1.5リットルペットボトルバージョンとかも売ってくれないかなぁ。










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